未来へと消えた互いのモンスターも帰還しデュエルはますます加速する。
遊星:LP2600 SC8
スターダスト・ドラゴン:ATK2500
レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター:ATK3500
雪花:LP2800 SC1
掃滅龍−ジェノサイド:ATK3000
掃滅鬼−グレンデル:ATK3000
守護の龍と破壊の龍を従えた遊星。
破壊と殺戮の邪龍と魔獣人を従えた雪花。
ライフポイントは略互角。
従えたモンスターも互いに超強力な上級モンスター。
優劣付けられぬ状況なのは間違いない。
遊戯王デュエルモンスターズ New Generation Duel86
『尽きぬ破壊衝動』
「チューナーモンスター『マッハ・シンクロン』を召喚!」
マッハ・シンクロン:ATK0
「俺のフィールドにチューナーが存在する時、手札の『ブースト・ウォリアー』を特殊召喚出来る!」
ブースト・ウォリアー:ATK300→600
再び遊星から仕掛ける。
呼び出したのはレベル2シンクロの素材モンスター達。
一気に行くつもりのようだ。
――グレンデルの効果は1ターンに1度のみ…行ける!
「ブースト・ウォリアーにマッハ・シンクロンをチューニング!
集いし絆が、新たな速度の地平へ誘う。光射す道となれ!シンクロ召喚、希望の力『フォーミュラ・シンクロン』!」
フォーミュラ・シンクロン:DEF1500
当然この布陣から呼び出すのはシンクロチューナー。
同時にデュエルフィールドに遊星のデュエルオーラが満ちて行く。
凄まじいまでに濃いデュエルオーラが!
「フォーミュラ・シンクロンの効果で俺はカードを1枚ドローする!
更に、マッハ・シンクロンの効果でこのカード以外のシンクロ素材を手札に戻す!」
「シンクロチューナー…来たわね…」
其れは最早留まる所を知らぬほどに強くなる。
そして…
「クリアマインド!」
揺るがぬ境地が発動!
独特のフィールドは進化の通り道だ。
「レベル8、シンクロモンスタースターダスト・ドラゴンに、レベル2、シンクロチューナーフォーミュラ・シンクロンをチューニング!
集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く。光射す道となれ、アァクセルシンクロォォォォォォォ!!!」
――ゴォォォォォォ…シュン!!
「招来せよ、『シューティング・スター・ドラゴン』!!」
『クィァァァァァァ!!』
シューティング・スター・ドラゴン:ATK3300
銀色の風と共に、進化の証である白き龍が降臨。
紅蓮の悪魔龍に並ぶ姿は進化の先の姿に恥じない威厳がある。
「シューティング・スター…1ターンに1度だけ破壊効果を無効に出来るドラゴン…
そのドラゴンでジェノサイドを戦闘破壊し、その後のジェノサイドの無差別破壊を防ぐ心算?
確かにそれならジェノサイドは倒せるけれど、グレンデルは健在!
更にレッド・デーモンズ/バスターで攻撃しても、その後の効果でシューティング・スターもお陀仏よ!」
遊星の戦術を予測し、雪花は言うがそんな事は言われずとも遊星とて解っている。
シューティング・スターは破壊無効の為だけに呼び出したわけではないのだ。
「確かに普通ならそうなるだろう――だが、シューティング・スター・ドラゴンはデッキの上からカード5枚を確認しその中のチューナーの数まで攻撃できる!」
そう、この連続攻撃!
運任せではあるものの、最大で5回の攻撃を可能にする効果だ。
「連続攻撃…!
確かにその効果で3枚のチューナーを呼び込めば私のモンスターのみが全滅する…だが、引けるかしらね?」
「信じればデッキは応えてくれる!……ドロー!!」
5枚のカードをデッキの上から抜き出し確認する。
その5枚は…『エフェクト・ヴェーラー』『マジック・ヴェーラー』『トラップ・ヴェーラー』『シールド・ウィング』『Sp−ファイナル・アタック』。
見事に3枚のチューナーを呼び込んだ――素晴らしいまでの勝負強さだろう。
「俺が引いたチューナーは3体!よってこのターンは3回の攻撃が可能になる!『スターダスト・ミラージュ』!」
シューティング・スターから赤と蒼の2体の分身が現れ突撃姿勢をとる。
本体も力を溜めているようだ。
「行くぞ簪!バトル!シューティング・スター・ドラゴンで掃滅鬼−グレンデルを攻撃!」
「グレンデルの効果!手札を1枚捨てることで1度だけ戦闘での破壊を無効にする!」
簪:LP2800→2500
先ずは赤い分身が突撃。
其れはグレンデル自身の効果で堪える…ライフは削られるが。
「だが、此れでもうグレンデルの効果はこのターンは発動できない!2度目の攻撃!!」
続いて蒼の分身が突撃し、今度はグレンデルを爆砕!
舞い上がる粉塵は、とても300ポイント程度のライフダメージには見えない。
「ぐ…うぅ…!」
簪:LP2500→2200
「3回目の攻撃!シューティング・スター・ドラゴンで、掃滅龍−ジェノサイドに攻撃!『シューティング・スター・ソニック』!」
『クェアァァァァァァ!』
咆哮と共に強烈な衝撃音波が発射され掃滅龍を撃ち貫く。
声にならない断末魔と共に、掃滅龍が爆散し、変わりにどす黒い炎が現れる。
「掃滅龍−ジェノサイドが戦闘で破壊されたとき、フィールド上のモンスターを全て破壊する!『ヘル・デストロイ』!」
その炎が弾け、遊星のモンスターを襲う。
だが、無駄だ。
「シューティング・スターの効果はその上を行く!破壊を包み込め『スターダスト・サンクチュアリ』!」
不可視の防御膜がその炎を完全シャットアウト。
遊星のモンスターは無事だ。
「此れで終わらせるぞ簪!レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスターでダイレクトアタック!『エクストリーム・クリムゾン・フォース』!」
トドメとなる魔龍の一撃。
雪花を守るモンスターはもう居ない。
「ふ…ふふふふふ…」
だが、絶望的状況にも拘らず雪花は不気味に笑い始めた。
「ふふふふ…あはははははははは!!!此れで終わり?笑わせるな不動遊星!
終わりはお前の方よ!まさか此処まで巧く行くとは思わなかったわ!」
「何!?」
豹変した雪花に遊星も、そして観戦している遊哉達も驚く。
それに、この状況下で『巧く行く』とは如何いう事だろうか?
「お前なら今の戦術を取る事は予想していた…3体以上のチューナーを呼び込むであろう事もね。
けど其れこそが私の望んだ状況!2体のモンスターを失いダイレクトアタックを受けるこの状況こそが!」
「如何いう事だ!」
「とくと拝みなさい!トラップカード『インビジブル・ガードナー』!
1回のバトルフェイズ中に、私のモンスターが2体以上戦闘で破壊され、尚且つダイレクトアタックを受ける時に発動できる。
私のフィールドに攻守0の『インビジブル・トークン』を特殊召喚する!そう…『可能な限り』ね。」
「可能な限りだと!?」
「今の遊星の攻撃で雪花の場はがら空き…つー事はだ…」
インビジブル・トークン(星1・闇・悪魔):ATK&DEF0(×5)
「一気に5体のモンスターが…」
「フィールドに現れたですって!?」
レッド・デーモンズの攻撃から雪花を守るように5体のトークンが出現。
その全ては守備表示であり此れではダメージが通らない。
「更に良い事を教えてあげるわ、このトークンはフィールドに現れたターンのみ戦闘でもカード効果でも破壊されない!」
「何だと!?」
追加のトンでも効果。
此れではシューティング・スターを犠牲にしての無差別破壊すら出来ない。
条件が厳しいだけあってその効果は強烈極まりない。
――此れが真の狙い…攻撃しても俺がモンスターを失うだけか…
「…バトルを中断。カードを2枚伏せて、ターンエンド。」
「ふふふふ…私の、ターン!」
遊星:SC8→9
簪:SC1→2
「ふふふ、この5体のトークンの出現がお前を敗北へと導く案内人になる!
私は3体のインビジブル・トークンをリリース!」
――ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
3体のモンスターをリリースすると同時に不気味な地鳴りが…
「此れは…」
「恐れ戦くといいわ!
さぁ、冥獄よりこの地に顕現しなさい!破壊と殺戮の権化、『葬滅神−アンラ=マンユ』!」
『wGyryyyyyyyyyyaaaaaaa!!』
葬滅神−アンラ=マンユ:ATK4000
大地を割って現れたのは巨大で強大な存在。
下半身は蛇、上半身は人の女性、2本の腕の他に6本の蟲の腕が生え、4枚の翼を持ち、両肩からは龍の首が生えている異形の姿だ。
「また、不気味なモンスターを召喚したものだな…」
「そう?この禍々しい美しさは素晴らしいものだと思うけれど…まぁ、いいわ。
アンラ=マンユの召喚は無効にされず、召喚成立時に効果が発動する!
アンラ=マンユは召喚に成功したとき、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する!
そして、この効果に対して相手はカード効果を発動する事は出来ない!!」
「な!シューティング・スターの効果が発動できないって言うのか!?」
「It's so.さぁ、消し飛びなさい2体の龍よ!『獄炎葬送』!!」
――ゴォォォォォ!!
チェーン不可能の抹殺効果で2体の龍を文字通り『焼殺』!
遊星のフィールドは空に…はならない。
「く…だが、レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスターが破壊されたとき、墓地から『レッド・デーモンズ・ドラゴン』が蘇る!」
『バオォォォォォ!!』
レッド・デーモンズ・ドラゴン:DEF2000
/バスターの効果でフィールドを何とか維持する。
矢張り遊星の『堅さ』は半端ではないと思わせる形だ。
「場の維持は見事なもの…けれどアンラ=マンユには更なる効果がある!
召喚時の効果で破壊した相手モンスターの攻撃力の合計値を自身の攻撃力に加える!
破壊した2体の龍の攻撃力の合計は6800!よってアンラ=マンユの攻撃力は…10800!!」
『KhwyaGyyyyyyyyy!!』
葬滅神−アンラ=マンユ:ATK4000→10800
ゾッとする効果だ。
遊星には/バスターが居たから場のモンスターが途切れずに済んだ。
だが、そうでなかったら無効に出来ない破壊効果を受け、強化された一撃で終っていただろう。
「ちょっど待てゴルアァァ!!反則効果も大概にしろやボゲェェ!!」(音割れ)
「流石に満足できねぇぜ!!」
余りの効果に観戦組からも非難轟々。
特に遊哉は(何処から取り出したか分らないが)拡声器まで使用している。
尤もデュエルは続くが…
「さて、此れで終わりにしましょうか?
アンラ=マンユには更に貫通効果もある…レッド・デーモンズが守備表示でも関係なくダメージを与える!
バトル!葬滅神−アンラ=マンユでレッド・デーモンズ・ドラゴンに攻撃!『天破滅殺獄葬撃』!!」
貫通効果まで有ってはモンスターが守備表示とて意味が無い。
この攻撃が通れば遊星のライフは0になってしまう。
「決着には早いぞ簪!永続トラップ『エンジェル・リフト』!
墓地からレベル2以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する!来てくれ『フォーミュラ・シンクロン』!」
フォーミュラ・シンクロン:ATK500
「又そのシンクロチューナー?」
「言っただろ、決着には早いと!クリアマインド!」
だが、トラップでシンクロチューナーを呼び出し、再びクリアマインド!
今度はレッド・デーモンズが進化する番だ。
「レベル8シンクロモンスター、レッド・デーモンズ・ドラゴンに、レベル2シンクロチューナー、フォーミュラ・シンクロンをチューニング!
集いし焔を纏いし炎魔が、進化の道を翔け上がる!光射す道となれ!アクセルシンクロォォォォ!!」
――ゴォォォォォ…!
「轟来せよ『クリムゾン・ノヴァ・ドラゴン』!!」
『グバァァァァァァァ!!!』
クリムゾン・ノヴァ・ドラゴン:ATK3500
相手ターンでもシンクロが可能なアクセルシンクロ。
その力を活用して進化した悪魔龍をフィールドに呼び出す。
「クリムゾン・ノヴァの攻撃力は全ての墓地のチューナーの数×300ポイントアップする。
俺とお前の墓地のチューナーは合計8体!よって攻撃力は2400ポイントアップ!」
『ボァァァァァァ!!』
クリムゾン・ノヴァ・ドラゴン:ATK3500→5900
更に攻撃力も増強。
しかし、それでも雪花の葬滅神には及ばないのが現実だ。
「攻撃力5900…だが、攻撃力10800のアンラ=マンユの敵ではない!
撃ち滅ぼせアンラ=マンユ!クリムゾン・ノヴァ・ドラゴンを粉砕しなさい!」
再びアンラ=マンユの攻撃が迫る。
この攻撃でも通ればゲームエンドだが遊星は慌てない。
「クリムゾン・ノヴァの効果発動!相手ターンに1度ゲームから除外できる!
そしてこの効果を使用した場合、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効に出来る!」
クリムゾン・ノヴァが闇色の炎を残して消え、その炎がアンラ=マンユの攻撃をシャットアウト。
遊星のライフは削れない。
「矢張りその効果を使うか…だが、アンラ=マンユはバトルフェイズ中に2回攻撃できる!
2度目の攻撃は防げないだろう?此れで終わりだ…『天破滅殺獄葬撃』!!」
もう、何処に如何突っ込んで良いか分らないほどの反則効果の重ね掛け。
観戦組から『ブチッ』っという音が聞こえたのは多分聞き間違いではない筈だ。
だがこの攻撃も…
「連続攻撃か…だが、その攻撃も通さない!手札から『速攻のかかし』の効果発動!
ダイレクトアタックを受けるとき、このカードを手札から捨ててバトルを終了させる。」
どうやっても通らない。
幾ら攻撃力が高かろうとも攻撃が通らなければ意味は無いのだ。
「此処までの堅さか…私は此れでターンエンド。
そしてエンドフェイズにアンラ=マンユの効果発動!私のエンドフェイズ毎にライフを800ポイント回復する。」
簪:LP1900→2700
「この瞬間にクリムゾン・ノヴァは俺のフィールドに舞い戻る。」
クリムゾン・ノヴァ・ドラゴン:ATK5900
簪はライフを回復し、遊星のフィールドには異次元から魔龍が舞い戻る。
今度は遊星の番だが、状況は余りにも不利なのは変わりない。
――簪のフィールドには守備表示のトークンが2体…よし、行ける。
「俺のターン!」
遊星:SC9→10
簪:SC2→3
「チューナーモンスター『ジャンク・シンクロン』を召喚!」
ジャンク・シンクロン:ATK1300
「ジャンク・シンクロンの召喚に成功したとき、墓地のレベル2以下のモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚出来る!
俺はこの効果で、墓地の『チューニング・サポーター』を特殊召喚!」
チューニング・サポーター:DEF300
「俺のフィールドに『ジャンク』と名の付くモンスターが存在する時、手札の『ジャンク・サーバント』を特殊召喚出来る!」
ジャンク・サーバント:ATK1500
だが、それでも恐れずシンクロの素材を揃える。
退く事は有り得ないのだ。
「レベル1のチューニング・サポーターと、レベル4のジャンク・サーバントに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!
集いし祈りが疾風の戦士を呼び覚ます。光射す道となれ!シンクロ召喚、駆けろ『ジャンク・ライダー』!!」
『ハァァァァァ!!』
ジャンク・ライダー:ATK2800
「チューニング・サポーターの効果でカードを1枚ドローする!
更に、墓地のチューナーが増えた事でクリムゾン・ノヴァの攻撃力もアップする!」
『バオォォォォ!』
クリムゾン・ノヴァ・ドラゴン:ATK5900→6200
新たなシンクロモンスターを呼び出し、更にクリムゾン・ノヴァも強化。
おまけにドローまでして隙がない。
そして遊星の狙いは此処からだ。
「インビジブル・トークンの無敵能力はもう無い。
バトル!クリムゾン・ノヴァ・ドラゴンで、インビジブル・トークンに攻撃!『クラッシュ・オブ・バーニングフォース』!」
その先駆けとなる一発は、容易くトークンを粉砕。
無敵効果さえ消えれば単なる矮小なトークンに過ぎないのだ。
「クリムゾン・ノヴァが攻撃を行ったダメージ計算終了後、俺はデッキトップのカード1枚を墓地に送る。
そのカードがモンスターなら相手モンスター全てを、魔法か罠なら相手の魔法・罠カードを全てを破壊する!」
真の狙いはこの効果。
この効果でモンスターを墓地送りに出来れば、雪花のフィールドを一掃できる。
そしてジャンク・ライダーのダイレクトで決着だ。
尤も此れは多分に『運』に任せた戦術。
もしもモンスターを送れなかったら反対にピンチを招く事になりかねないのだ。
「運任せな…其れで巧く行くと思っているの?」
「俺はデッキを信じてる。信じていればデッキは必ず応える!
デッキトップのカードを墓地に!……俺が墓地に送ったのはチューナーモンスター『マジック・ヴェーラー』!
モンスターを墓地に送った事でお前のモンスターを全て破壊する!
そして、墓地のチューナーが増えた事でクリムゾン・ノヴァの攻撃力もアップする!」
クリムゾン・ノヴァ・ドラゴン:ATK5900→6200
先程のシューティング・スターの時と同様の勝負強さが光る。
モンスターを、それもチューナーを墓地送りにしてのモンスター破壊効果の発動。
クリムゾン・ノヴァも強化された一手だ。
力を増した魔龍の獄炎は、雪花のモンスターを容赦なく焼く。
先ずトークンが消し飛び、残る葬滅神も炎に包まれる。
これで雪花のフィールドはがら空きだ!
いや、がら空きになるはずだったのだ。
「その力は本当に驚くわ不動遊星…でも残念だったわね!」
葬滅神−アンラ=マンユ:ATK10800
アンラ=マンユは消し飛んでいなかった。
まるで無傷で存在しているのだ。
「此れは…如何言う事だ!?」
「ふふふ…アンラ=マンユの効果。
アンラ=マンユはカード効果ではフィールドを離れない!此れによりクリムゾン・ノヴァの効果でも破壊されなかった!」
あれだけの効果を有しているのみならず此処までの効果を身につけているとは驚き通り越して呆れるほどだろう。
此れでは殆ど除去不能のモンスターだ。
「く…まさかそんな効果が…」
逆転の一手を無効にされ、遊星も思わず歯噛みする。
なんにせよ、このターンはアンラ=マンユを倒す事はできないのだ。
「…カードを2枚伏せてターンエンド。」
冥獄より現れた葬滅の神。
其れはまるで行く手を遮る『巨大で強大な城門』の様だった…
To Be Continued… 
*登場カード補足
インビジブル・ガードナー
通常罠
自分フィールド上のモンスターが1回のバトルフェイズ中に2体以上戦闘で破壊され、更に自分が直接攻撃受ける時に発動できる。
自分フィールド上に「インビジブル・トークン」(星1・闇・悪魔・攻守0)を可能な限り特殊召喚する。
インビジブル・トークンは特殊召喚されたターンのみ戦闘及びカード効果では破壊されない。