Side:四菜


いぃぃやっほ~~~~!!
流石はなのはお姉さま!!猪口才な脳味噌など、居場所が分かれば敵にもなら無かったみたいですわね~~……手加減不要の直射砲、本気で痺れますわ~~!

これで残る脳味噌はあと1個!!……其れも撃滅して差し上げますわ!!



「だが、其れよりも優先すべきは、ゆりかごの聖王を止める事だ。
 幾ら最高評議会の連中を処理したところで、聖王を止める事が出来なければ、ゆりかごを止める事は出来ないのだからね。」

「其れは勿論分かってるわよパパ!!」

其れに、其れに付いても既にリサーチを完了しているから、後は此れをお姉さま達に伝えれば、少なくとも、ゆりかごの聖王を止める事が出来る筈ですもの~~!!

さぁ、やっちゃて下さいなのはお姉さま、シグナムお姉さま!!
お姉さま方の、素晴らしい勇姿を、この私の目に焼きつけて下さいですわーーーーー!!!



「……もはや末期ですね、四菜は……」

「まぁ、仕事はしているから良いだろう……それに、此れもまた一つの道を極めた姿とも言えるだろうからね。」

「……こんな道は、大凡極めたくはありませんよ……」



末期だろうとなんだろうと、私は前に進むのみですのよーーーー!!全ては、なのはお姉さまと、シグナムお姉さまの為にもね!!!













魔法少女リリカルなのは~夜天のなのは~  夜天131
『Pray~君だけの盾となる~』











Side:なのは


はぁ…はぁ……流石に、ブラスター3でのバスターは、消耗が大きいね――だけど、裏でヴィヴィオを操っていた存在も無くなった訳だから、ヴィヴィオだって正気を
取り戻したと見て間違いないでしょうね。



「え?……あ、アレ?なのはママと、シグナムママ?」

「あぁ、私達だ……迎えに来たぞ、ヴィヴィオ。」



予想通りに、ヴィヴィオの洗脳は解けたみたいで、身体は大人のままだけど、何時ものヴィヴィオの話し方が戻って来たね……これで漸くだよ……。
これ以上、此処に居る意味は無いから、一緒に帰ろうヴィヴィオ?



「其れは……出来ないよ……!」

「……出来ない?何故だ?」

「……『ゆりかごの聖王』は、ゆりかごの玉座に座したその時から、ゆりかごと一体となるから。
 ……此の場所から『聖王』の反応が消えたら、ゆりかごは聖王が敵に討たれたと認識して、全ての機能を停止し、全ての出入り口を遮蔽して、敵諸共自らを破壊す
 る……聖王が生きてい居る内は破壊を続け、内部で聖王が敵に討たれたら敵も巻き込んで自己消滅する、最悪の決戦兵器、それがゆりかご。
 もしも私が此処から離れたら、ゆりかごのシステムが発動して、ママ達を閉じ込めちゃう!
 幾らなのはママとシグナムママが強くても、ゆりかごの隔壁を破るのは無理だから………だから、一緒には帰れないよ――!!」

「え~~~と……そのくらいのシステムだったら、外部からグランツ博士や、スカリエッティさん達にクラッキングして貰えば、多分如何にかなるんじゃないかなぁ?」

「間違いなくなりますよなのは。
 今この場からヴィヴィオを連れ出して、そのシステムが起動したとしても、プロフェッサーとドクターならば、全ての隔壁が閉じた瞬間に、また開けてしまうでしょう。」



だよねぇ?……つまり、不安要素は何も何もないから大丈夫。だから……ね、一緒に帰ろう?



「……そうだとしても…出来ないよ……!
 だって……だって……操られてたって言っても、私、ママ達の事殺そうとしたんだよ!?しかも、ママ達の力を自分に流し込むなんて言う事までして!!!
 ママ達が、とっても頑丈だったから大丈夫だったけど、そうじゃなかったら、さっきので間違いなくママ達の事を、私は殺しちゃってた!!!ううん、殺さなかっただけ
 で、ママ達もうボロボロ……そんな酷い事したのに、今更一緒になんて……居られないよぉ!!!」



……ゆりかごの詳細を知ってるからまさかと思ったけど、操られていた時の記憶も、確りとヴィヴィオにはあるみたいだね……最悪過ぎるの。
最高評議会は、操るだけじゃなくて、ヴィヴィオの心をも傷付けた……本当に、何処まで根性が腐り切れば、これ程の腐れ外道的な事が出来るのか知りたいよ…!

でも………


「「そんな事、全然気にしていないよ(ぞ)、私は?」」

「……え?」

「お前の言う事もまぁ、分からんではないし、私やなのはを殴った時の感触が、まだ拳に残っているのだろうが……私達を殺そうとしたから、攻撃したからなんだ?
 戦乱期のベルカに於いて、今回のように、助け出そうとした者が敵の手駒となり果てていたなどと言う事は別分珍しい事ではないし、そうなってしまった時は、もう
 倒して呪縛から解き放ってやる以外の方法は無かった。
 だが、今回はお前を救う事が出来た!討つべき敵だけを討ち、助けるべき者を助け出す事が出来た!!その結果の前では、お前に殺されそうになった等と言う事
 実は、私にも、なのはにとっても大した事ではない!――お前を魔の手から救い、そして私達は生きているのだから!!」

「でも――!!!」

「……其れに、その理論で言うなら、私だって今の仲間達とは一緒に居られない事になるんだよ、ヴィヴィオ?」

「え?」



9年前になるかな?
当時、私の持ってる夜天の魔導書を狙う輩が居て、何度も戦いを行っていたんだけど、クリスマスの日に遂に大掛かりな攻撃を仕掛けて来てね?
………其処で私は、途轍もない絶望と、怒りと、悲しみに飲み込まれて、そのせいで夜天の魔導書が暴走し、この星を破壊し尽くすかもしれない事態になったんだ。

最終的には何とかなったんだけど、私の負の感情が爆発したせいで世界は崩壊の危機を迎え、其れを止めようとしたシグナムには姉妹での戦いをさせる事になった
だけじゃなく、今回以上の怪我を負わせる結果になっちゃったの。



「なのはの言う通り、暴走したズィルバ姉さんと戦った時と比べれば、今回の怪我など掠り傷に過ぎん。」

「……それは、流石に無理があると思うよシグナム?」

「月並みなセリフと言うやつです。」



にゃはははは……んん!!
アリサなんかは、『アレはあの馬鹿がやった事で、なのはは何も悪くない!って言うか、そんだけのモノを目の前で見せられて、負の感情が湧かない方がオカシイ』っ
て言ってくれたんだけど、やっぱり、もしもあの時私が絶望しなければ……って思う事はあったんだ。

それでも、皆は私が一緒に居る事に対して何も言わなかった。それが当たり前なんだって、『なのはは此処に居て良いんだ』って、私の存在を許してくれた。
そうやって、私は此処まで生きて来たのに、そんな私が貴女の事を、高々殺されそうになっただけの事で斬り捨てる事なんて出来ないよ……貴女は、私達と一緒に
居て良いんだよヴィヴィオ?



「ママ……?」

「其れに……娘が出来るかもって言う話をしたら、お母さん『念願の初孫ね!?50前に孫の顔を見たいって言う願いが叶ったわ~~~』って喜んでたから、会わせ
 ない訳には行かないしね♪」

貴女を取り戻したいのは、私とシグナムだけじゃない――なたねも、はやても、アリサも、すずかも、アミタさんとキリエさんも、守護騎士の皆も、私の家族も、貴女を取
り戻したいって、そう思ってるの!

確かに貴女の思ってる事は良く分かったよ?だけど、そんなのは抜きにして、貴女は本当は如何したいの?
ゆりかごの機能だとか、貴女がしてしまった事とか、そんなのは如何でも良いから、貴女の本心を、偽らざる気持ちを教えて!!貴女は、如何したいのヴィヴィオ!!



「私は……私は……出来るならママ達と一緒に居たい!一緒に帰りたい!!
 だけど、出来ないの……私がこの姿で居る限り、私が聖王で居る限り、其れは出来ないの……でも一緒に居たい……お願い……助けて、ママ――!!」

「言われるまでもない!!」

「助けるよ!何時だって、何度だって!!」

洗脳が解けた状態でありながら、聖王の姿で居るって言う事は、あの脳味噌が起動したのは、事前にヴィヴィオに埋め込まれた何かで、其れがヴィヴィオを聖王に
しているって言う事で、其れを破壊しないとなんだけど……さて、如何したモノだろうね?



『なのはお姉さま、シグナムお姉さま、聞こえますでしょうかーーーー!?』

「のわ!?……四菜か……何事だ?」

『フッフッフ、新たな解析結果が出たのお知らせいたしますわ~~!
 ヴィヴィオちゃんを聖王にしているのは、あの腐れ脳味噌が埋め込んだ魔力結晶『レリック』の力によるものですわ!!
 此れはジュエルシード並に強力な魔力結晶で、一度埋め込まれたら最後、シャマルさんの旅の鏡で摘出する事も無理と言う代物なんですけれど、『外部からの許
 容を超えた魔力ダメージ』を与える事で、摘出せずに破壊する事が可能ですわ~~!
 無論、非殺傷で放つとは言っても、ヴィヴィオちゃんに頑張って貰う事にはなりますけど、なのはお姉さまとシグナムお姉さまなら、絶対出来ると思いますわ~!』




此れはまた、タイムリーな情報を持って来てくれたね?
さっきのエリアサーチと言い、今の事と言い、本当に良いタイミングで此方のやって欲しい事をしてくれるものだね……バックスとして、最高の働きだよ四菜さん。



『はぐぁ!!なのはお姉さまにお褒め頂けるとは……四菜改め、クアットロ・スカリッティ……我が人生に一片の悔いなし!!』

「ほえ?四菜さん!?」

『……歓喜メーターが振りきれて、鼻血出して気絶しただけなので気にしないで下さい、どうせ1分もあれば復活しますから。
 其れとは別に、ゆりかごのシステムは此方で何とか無効化してみますので、なのはさんとシグナムさんは、気にせず思い切りやって、彼女の事を救って下さい。』




一架さん……勿論、その心算です!!

さて、シグナム、聞いたよね?



「えぇ、バッチリと――ならばやるしかないでしょう!!持てる力の全てを出して!!!」



うん、そうだね!!

貴女を助けるよヴィヴィオ……だけど、その為には貴女の中のレリックを破壊しないといけなくて、貴女を魔法で攻撃しないとダメなんだ。
だから、少しだけ痛いの、我慢できる?



「……うん……頑張る。」

「そう……強い子だね、ヴィヴィオは――だったら、レイジングハート!!」

『Restrict Lock.さらにブラスタービットを展開。ちょっとだけ?いえ、ちょっとだけでも全力全壊です。』



……こんな時でも、本当にぶれないねレイジングハート?……ある意味で、物凄く頼りになる相棒だと言えなくもないんだけど、まぁ、此れ位しないと、ヴィヴィオの中
にあるレリックを砕く事は出来ないだろうからね!!



「レヴァンティン!」

『Ja.Bogenform.(了解。ボーゲンフォルム。)』



そしてシグナムもレヴァンティンをボーゲンフォルムにして準備は完了!



――キィィィィィィィィン……



「此れが私の全力全壊!響け終焉の笛!!」

『Ragnarok nova Breaker.』

「駆け抜けろ竜神!」

『SturmDrache.』


ラグナロクノヴァ……ブレイカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

貫けぇぇえぇぇぇぇ!!!!



――ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!



シグナムが放った矢……と言うよりも、槍に近い其れは、炎の竜となって、私の集束砲撃と共にヴィヴィオに直撃し、その身の中に有るレリックに強烈なダメージを与
えて行く……行って居る筈。


――ビシィ!!!


無論、アレだけのダメージを受けた状態で、此れだけの一撃を放ったんだから、私とシグナムだって只では済まない……腕の皮膚が裂け、派手に出血したからね。
だけど、ヴィヴィオを助ける為なら、此れ位の事は掠り傷程度にも感じないの!!


「「行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」

「あ…あ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


――ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

――ピシ…メキ……バリィィィィィィィィィィィィィィン!!!




そして、この攻撃を受けたヴィヴィオの中からレリックが姿を現し、許容を超えた魔法攻撃を受けてバラバラに砕け散った……これで、ヴィヴィオもやっと解放された。

「はぁ、はぁ……や、やったかな?」

「恐らくは……これでどうにもならないのであればお手上げですが……」



私とシグナムの攻撃で出来たクレーター……其処にヴィヴィオがいる筈なんだけど――



「うぅ……」



居た!!ヴィヴィオ!!



「来ないでママ……大丈夫だよ、自分で立てるから……頑張るから……!!」



ヴィヴィオ……元の姿に戻れたんだね……それに、自分で立てるって……本当に、強い子だよ貴女は。



「転んでも、自分で立つ事も出来なきゃ、ママ達の子にはなれないから……だから、頑張ったよ、なのはママ、シグナムママ……」

「ヴィヴィオ!!」

「あぁ、よく頑張ったな。」



本当に、よく頑張ったよヴィヴィオ。
私の集束砲撃と、シグナムの究極の直射砲撃を受けて、良く立ち上がったよ……貴女は、私の自慢の娘だよ!!



「えへへ……良かった。」



うん、頑張ったねヴィヴィオ!!


さてと、ヴィヴィオの聖王化が解けたにも拘らず、隔壁が下りてないって言う事は、スカリエッティさん達が巧くやってくれたって事だろうね?……だとしたら、こんな所
に長居は無用だから、脱出するよシグナム!!



「御意に!」



うん、思った通り、スカリエッティさん達が、巧いことクラッキングしてくれたみたいで、何処も隔壁が下りてなくて、すんなりと出口まで到着……したんだけど、此処だけ
は、隔壁が下りちゃったんだ……まぁ、内部は兎も角、外部からの侵入は防ぎたいだろうから、外壁の隔壁のプロテクトは相当に堅かったんだろうね。



――ドガァァァァァァァアッァァァァァアァァァン!!!



でも、その隔壁が、行き成り打っ飛んだ!?え、如何言う事!?



「なのはさん、シグナムさん~~~!無事ですか~~~!!!」



アレはスバル!だけじゃなくて、ナカジマ六姉妹にティアナ、其れに……マウス!?
まさかとは思うけど、スバルとノーヴェとギンガで空中に道を作って、其処をマウスが走って来て、主砲でゆりかごの障壁をぶち抜いたって言うの!?



「そのまさかだぜなのはさん!ゆりかごがドンだけ強いかしらねぇが、マウスの主砲128mmを耐えられる装甲なんざ存在しねぇからな!!」

「にゃはは……其れはまた何とも……だけど助かったよ。
 私もシグナムも可成り消耗してたから、此れを抜くのは一筋縄ではいかないと思っていたから、外壁を破壊してくれたのは、本当にありがたい事だよ。」

「本当に助かった、礼を言う。」



ともあれ、これでゆりかごからの脱出も出来た――一先ず、何とかなったね。



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「風よ、癒しの恵みを運んで……」



――キュゥゥゥゥゥゥン……



で、ゆりかごから脱出した私とシグナムは、絶賛シャマルの治癒魔法で治療中――とは言っても、シャマルの治癒魔法のレベルは物凄いから、傷も、バリアジャケット
の破損も、一瞬で治っちゃうんだけどね。

だけど、この見事な治癒魔法には、惚れ惚れしちゃうの♪



「そんな……照れちゃいますよなのはちゃん♪」

「と言いつつも顔がデレデレ……説得力の欠片もねぇなオイ……
 だけど、ヴィヴィオを取り戻した以上、ゆりかごは只のガラクタに過ぎねぇから、後はあれをぶっ壊せば万事解決って事だよな?」



ヴィータ……確かにその通りなんだけど、多分そう簡単には行かないと思う――最高評議会最高幹部である脳味噌は、あと1つ残っているんだからね!!



――ギギ……ギギギ……ガシャァァァァァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァッァアァン!!



「マジか!?……って、なんじゃありゃぁぁぁぁぁあぁ!!」



ゆりかごの外壁が剥がれ落ちて、そしてそこから現れたのは、闇の書の闇を彷彿させる異形の怪物。
神話の怪物であるベヒーモスに似た巨躯に、その首の部分からは人の上半身が生え、強靭な四肢の他に、体中から不気味な触手が生えている……其れが、貴方
の望んだ姿なの、最高評議会?



「ククク………此れこそが神だ!最強の姿だ!!
 他の2体は、貴様等に屈したが、私は貴様等には屈さず、この力を持って世界の全てをこの手に収める!!その為ならば、今更姿形など如何でも良いわ!!!」

「人である事を捨てたか……最早、情けは有り得んな。」



だね……完全に人の心を無くした、化け物に掛ける情けは無い――其れ以前に、最高評議会最後の1人である、貴方を生かしておく意味は何処にもない!!
だから、消えて貰うよ!!



「勝てると思うのか、こうなった私に!!」

「確かに、私もシグナムも、怪我は治ったとは言え、可成り消耗したから、ヤバいかもだけど……其れが貴方の切り札だと言うのなら、私も切り札を切るだけの事!」

「なに?」



見せてあげるよ、私の切り札を!私の心象風景を!!

「Das Herz wird mit Stahl getan.(心は鋼で出来ている。)」

「此れは……本気で全力やな姉やん!!」



本気だよはやて……其れに、最終決戦なら、これ以上に相応しい舞台は存在しないからね!!

「Bezuglich des Gedankens ist die Absicht Eisen mit dem Glas.(思いは硝子で、意思は鉄。)
 Es ist indomitability uber viele Schlachtfelder.(幾多の戦場を超えて不撓。)
 Ohne einen Misserfolg gibt es nicht nur eine Versohnung auch.(ただ一度の挫折もなく、一度の諦めもない。)
 Deshalb hort die Person es nicht auf.(だからこそ、その者は止まらない。)
 Ich bete nur um die Zukunft mit einem Freund im Himmel des nachtlichen Himmels.(ただ夜天の空で仲間と共に未来を願う。)
 Deshalb hat das Leben den Misserfolg nicht……(故に、その人生で諦める事はなく……)
 ――Der Korper wurde sicher von unnachgiebigen Herzen gemacht!――身体はきっと、不屈の心で出来ていた!)」


「な、何だ此れは!!」



疑似固有結界『夜天の剣製』。
ようこそ、私の世界に。此処は、夜天の主と守護騎士の絶対領域であり、此処に入り込んだ敵には撃滅の未来以外には有り得ない……覚悟は出来ているよね?

終わりにする、これで全てを!!


最高評議会の最後の1体……精々、自分がドレだけ愚かな事をしようとしていたのか、其れを魂に刻み込んだ上で、地獄に落ちやがれなの!慈悲は、ないからね!












 To Be Continued…