| レーシャ：LP４０００ 幻獣神－蒼龍：ATK２５００ チュンリー：LP４０００ 究極魔王－スカル・デーモン：ATK２５００ ORU２ Side：ヴィヴィオ 唐突に始まったデュエルだけど、此れは1ターン目から、互いに全力だね？ チュンリーはランク６の悪魔族エクシーズを呼び出したけど、返しのターンで、レーシャもレベル８のドラゴン族シンクロモンスターを……試練の先で手に 入れた蒼龍を呼び出して来たからね。 攻撃力は互角だけど、ここで銀河眼の閃光龍じゃなく、蒼龍を呼び出して来たって言う事は、蒼龍には攻撃力を超えた効果があるって見て良いよね。 「さてと……手加減をする心算は毛頭ないから、持てる力の全てを持ってかかってきなさいチュンリー！！ 貴女の力の全てを受け止めた上で、私は其れを粉砕するわ！！――さぁ、貴女のデュエリスト魂を見せてみなさい！！」 「望むところです！！」 兎に角、このデュエルは見ごたえありそう！――一瞬たりとも目が離せないかもしれないわ……其れだけ凄いデュエルになりそうだからね！！ このデュエルは、果たしてどんな決着を見るのか……其れを考えるだけでも、楽しいけれどね 遊戯王5D's×リリカルなのはViVid 絆紡ぎし夜天の風 Rainbow81 『飛翔せよ、幻獣神－蒼龍！』 Side：レーシャ さてと、突然デュエルを申し込まれたんだけど、挑まれたデュエルは買うのが礼儀って事で、受けて立ったけど、１ターン目からランク６のエクシーズを 呼び出すとか、コイツのデュエリストレベルは決して低くないわ。 デュエリストとしての鍛錬を続ければ、何れ私のライバルになるかもだよ。――今は未だ、私の方が上だとしてもね。 だけど、チュンリーが呼び出したスカル・デーモンの効果は厄介だね～～オーバーレイユニットが有る限りは、破壊されない上に攻撃対象にもならない って言う、限りなく無敵に近いモンスターな訳だし。 つまり、スカル・デーモンが１体のみ存在してる状況だと、私は攻撃すると言う事その物を封じられてる事になる訳だからね。 とは言っても、やりようはあるけどさ。――見せてあげるわ、幻獣神の力を！ 「幻獣神－蒼龍のモンスター効果発動！ １ターンに１度、手札のモンスターカード１枚を墓地に捨て、捨てたモンスターの攻撃力よりも低い攻撃力の、相手フィールド上の表側表示モンスター を全て墓地に送る！ 私は、手札の『銀河眼の光子竜』を墓地に捨て、攻撃力３０００未満の貴女のモンスターを全て墓地に送る！『古龍の咆哮』！！」 「な！？だ、だけど、オーバーレイユニットを持ったスカル・デーモンは破壊されない！凄い効果だけど、その効果も無意味ですよ！」 「何か勘違いしてないかしら？ 確かに、オーバーレイユニットを持ったスカル・デーモンは破壊されないけど、蒼龍の効果は破壊を介さない『墓地送り』の効果！ つまり『破壊』って言う一工程をすっ飛ばして、直接墓地に送るから破壊耐性でも躱す事は出来ないわよ？Did you understand？（理解できた？）」 「似て非なる効果と言う事ですか……でも、そうはさせません！ リバースカードオープン、トラップカード『エフェクト・ヴェール』！このターンのエンドフェイズまで、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスタ ーの効果を無効にします！ 此れにより、蒼龍の効果は無効にさせて貰いますよ！！」 除外やバウンスの効果は想定して入れてたカードって所かな？……まぁ、簡単に倒す事が出来たら、其れは其れで興醒めだから良いんだけどね。 私はカードを２枚セットしてターンエンド！ 「僕のターン！」 究極魔王－スカル・デーモン：ORU２→１ 「僕は手札から装備魔法『デーモンの斧』を発動し、究極魔王－スカル・デーモンに装備！此れにより、攻撃力は１０００ポイントアップします！！」 究極魔王－スカル・デーモン：ATK２５００→３５００（デーモンの斧装備） 此れはまたレトロな装備魔法だけど、攻撃力１０００アップは大きいし、何よりも名称的にピッタリだからね？悪魔族デッキみたいだから、案外拘って入 れたのかもしれないわ……だとしたら、その拘りはとっても評価できる！！ 「此れで攻撃力は僕のモンスターの方が上になりましたけど、マダマダです！ 手札から魔法カード『死者蘇生』を発動し、墓地の『デーモンの召喚』を蘇生させます！！」 『ゴォォォォォォォォォォォ！！！』 デーモンの召喚：ATK２５００ 「更に『パワード・デーモン』を召喚！」 パワード・デーモン：ATK１５００ 「パワード・デーモンの効果で、僕のフィールド上の悪魔族モンスターの攻撃力は３００ポイントアップします！」 究極魔王－スカル・デーモン：ATK３５００→３８００（パワード・デーモン効果） デーモンの召喚：ATK２５００→２８００（パワード・デーモン効果） パワード・デーモン：ATK１５００→１８００（パワード・デーモン効果） ……たった１ターンで、此処までのモンスターを揃えるとはやってくれるじゃない！！ 最上級クラスの攻撃力が２体に、下級最高レベルクラスの攻撃力が１体……其れに対して、私の場には蒼龍が１体のみだから、普通に考えればこの ターンで終わりって言う所でしょうね。 「行きます！究極魔王－スカル・デーモンで、幻獣神－蒼龍に攻撃！『魔光雷滅撃』！！」 「そうは問屋が卸さないわよチュンリー！リバースカードオープン、速攻魔法『ギャラクシー・リザレクション』！ この効果で、墓地の『ギャラクシーアイズ』モンスター１体を特殊召喚する！蘇れ『銀河眼の光子竜』！！」 『グオォォォォォォォォォォォォォォォォ！！』 銀河眼の光子竜：ATK３０００ 私のフィールドのモンスターの数が変わった事で、攻撃が巻き戻る訳なんだけど、さて如何する？ 「攻撃力３０００の銀河眼の光子竜は厄介だから、先ずは其れから排除します！！ スカル・デーモンの攻撃対象を銀河眼の光子竜に変更して攻撃を続行！！『魔光雷滅撃』！！」 「臆さずに攻撃してきたか……その行為は評価してあげるわチュンリー。 だけど、私のデュエルを見た事が有るって言うのなら、光子竜の効果を忘れちゃダメだよ？ 銀河眼の光子竜の効果発動！このカードと戦闘を行うモンスターとこのカードをバトルフェイズ終了までゲームから除外する！」 ――シュゥゥゥン…… 「その効果が有った……忘れていました。 でも僕のモンスターはまだ攻撃出来る！！デーモンの召喚で蒼龍に攻撃！『魔降雷』！！」 「その攻撃も通さないわ！蒼龍のモンスター効果発動！ 蒼龍と戦闘を行うモンスターは、ドラゴン族の場合を除いて攻撃力が５００ポイントダウンする！龍は龍でしか倒せないって言う事ね！！」 デーモンの召喚：ATK２８００→２３００（幻獣神－蒼龍効果） 此れで攻撃力は蒼龍の方が上回った！！――喰らえ、反撃の……『粛清のバースト・ブレス』！！！ ――ドガァァァアァァァァァァン！ チュンリー：LP４０００→３８００ 「そんな効果が……完全にやられました。 此れで僕のモンスターで貴女のモンスターを倒す事は出来ないので、バトルフェイズは終了せざるを得ません。」 「なら、バトルフェイズが終了した事で、除外した銀河眼の光子竜とスカル・デーモンが帰還する。 そして、帰還した銀河眼の光子竜は、共に除外したエクシーズモンスターのオーバーレイユニットを吸収し、吸収したオーバーレイユニット１つに付き 攻撃力が５００ポイントアップするわ！！」 『グオォォッォォォォォォォォォォォ！！』 銀河眼の光子竜：ATK３０００→３５００（オーバーレイユニット１個吸収） 究極魔王－スカル・デーモン：ATK２８００ ORU１→０ 「流石に手強い……カードを２枚セットしてターンエンドです。」 「私のターン！！」 手札のモンスターカードを捨てて蒼龍のもう１つの効果発動！ 私の墓地から、チューナーとチューナー以外のモンスターを１体ずつ特殊召喚！頼むわ『ジャンク・シンクロン』！『チューニング・サポーター』！！ ジャンク・シンクロン：ATK１３００ チューニング・サポーター：DEF３００ 更に『ギャラクシー・ドラグーン』を召喚！ ギャラクシー・ドラグーン：ATK２０００ 「行くわよチュンリー？ 私はレベル１のチューニング・サポーターとレベル４のギャラクシー・ドラグーンに、レベル３のジャンク・シンクロンをチューニング！！ 銀河に散らばりし力の欠片が集う時、一筋の閃光が闇を切り裂く！未来へ続く道となれ、シンクロ召喚！空を駆け抜けろ『 『ガァァァァァァァァァァァァァッァァァァァアッァァァァァァ！！』 銀河眼の閃光龍：ATK３０００ 「来ましたね、銀河眼の閃光龍――貴女のデッキの最強のシンクロモンスターが！！」 出し惜しみは趣味じゃないからね。でもって、チューサポの効果で１枚ドロー。 さぁて、マダマダ行くよ？私のフィールド上に、銀河眼の光子竜が存在する時、手札の『銀河眼の稜鏡竜』は特殊召喚出来るわ！！ 銀河眼の稜鏡竜：ATK２５００ 「レベル８のモンスターが複数体……まさか！！」 「その予想通りよチュンリー！ 私は銀河眼の光子竜と銀河眼の稜鏡竜、２体のレベル８モンスターをオーバーレイ！！ 集いし光の片鱗が、銀河を翔ける翼となる！未来へ続く道となれ！エクシーズ召喚、現れよ『No.６２ 銀河眼の光子竜皇』！！」 『ゴォォォアァァァァァァァァァァァァァ！！』 No.６２ 銀河眼の光子竜皇：ATK４０００ ORU２ 「此処で攻撃力４０００！！……此れがレーシャさんの本気――！！」 まぁ、そう言う事になるかな？――でもまぁ、このターンで終わらせるわよチュンリー！！ 銀河眼の光子皇龍で、究極魔王－スカル・デーモンに攻撃！！そしてこの瞬間に効果発動！！オーバーレイユニットを１つ取り除き、このカードの攻 撃力は、フィールド上のモンスターのランク合計×２００ポイントアップする！ フィールド上に存在するランクは、光子皇龍のランク８と、スカル・デーモンのランク６の合計であるランク１４！！よって攻撃力は２８００ポイントアップ！ No.６２ 銀眼の光子皇竜：ATK４０００→６８００ ORU２→１ 「喰らえ『エターニティ・フォトン・ストリーム』！！」 「そうはさせません！トラップ発動『聖なるバリア－ミラーフォース－』！このカードの効果で、レーシャさんの攻撃表示モンスターは全滅です！！」 うわおぉ……最強の攻撃反応トラップを伏せていたってか！！ ……だけど残念だったね？その効果は通さない！！手札から速攻魔法『コズミック・イラ』を発動！ 私のフィールド上に『ギャラクシーアイズ』モンスターが存在する時、相手が発動したカードの効果を無効にする！この効果でミラーフォースは無効とな り、光子皇竜の攻撃は続行されるわ！！ ――ドガァァァァァァァァァン！！！ チュンリー：LP３８００→８００ あれ？ライフが残った？ 「スカル・デーモンが撃破される瞬間に、このカードを発動しました……トラップカード『デーモンの治癒術』！！ このカードの効果で、僕のライフは、僕のフィールド上の『デーモン』１体に付き５００ポイント回復する！！此れによって即死を、免れました……！ そして、スカル・デーモンの効果で、墓地のデーモンの召喚を守備表示で特殊召喚します！！」 デーモンの召喚：DEF１２００ 「やるじゃない……だけど、其れも此処まで！！ 幻獣神－蒼龍で、デーモンの召喚を攻撃！『粛清のバースト・ブレス』！！！」 『ゴガァァァァァァァァッァアッァァァァァ！！！』 ――ドガァァァァァァアッァアッァアァァァァァン！！！ 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」 これで終わりよチュンリー！！ 銀河眼の閃光龍で、パワード・デーモンに攻撃！！そしてこの瞬間に、手札から『オネスト』の効果を発動！！ この効果で、銀河眼の閃光龍に、パワード・デーモンの攻撃力を上乗せする――よって、閃光龍の攻撃力は１８００ポイントアップする！！ 『グオォォォォォォォォォォォォッォォォォォォ！！』 銀河眼の閃光龍：ATK３０００→４８００（オネスト効果） 喰らえ……『滅びのシャイニング・ストリーム』！！！！ ――ドッガァァァッァアァァァァァッァァアァァァァァァァアァァアァァァアァァッァァァァァッァアァッァアッァァァン！！！ 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ！！」 チュンリー：LP１５００→０ 此れにて決着ね！！ ククククク……ふははははははは！！！ これぞ、強靭！無敵！！最強！！！粉砕！玉砕！！大喝采！！！私の勝ちねチュンリー！ 「く……完敗です。 まさか此処まで差があるとは思いませんでしたが、良い経験でした！！機会が有れば何れまた、僕とデュエルしてください！」 「モチのロン！寧ろ望むところよ！」 強い相手とのデュエルって言うのは燃えて来るからね！！ 完全に予想外だったけど、ルーフェンで此れだけのデュエリストに出会えたって言うのは、良い経験になりそうだわ。 ―――――― Side：ヴィヴィオ デュエルは、レーシャが底力の差を見せつけて勝利したね……まぁ、そうなるとは思っていたけどね。 其れは其れとしていいんだけど、如何やら今度は私のターンみたいなんだよね？……総師範から直々に呼び出されたって言う事みたいだからね。 一体、何が待ってるんだろう……？  Ｔｏ Ｂｅ Ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ…  ＊登場カード補足 パワード・デーモン レベル４ 炎属性 悪魔族・効果 このカードが表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する悪魔族モンスターの攻撃力は３００ポイントアップする。 ATK１５００ DEF１０００ ギャラクシー・リザレクション 速攻魔法 自分の墓地から「ギャラクシーアイズ」モンスター１体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。 コズミック・イラ 速攻魔法 自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ」モンスターが表側表示で存在する場合に発動できる。 相手が発動したカードの効果を無効にする。 エフェクト・ヴェール 通常罠 このカードは相手ターンでのみ発動できる。 エンドフェイズまで、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターの効果を無効にする。 デーモンの治癒術 通常罠 自分フィールド上に表側表示で存在する「デーモン」モンスター１体に付き、ライフを５００ポイント回復する。 |