Side:ルナ


 年も明けて早10日。
 三が日はゆったりまったり過ごして4日からは平常運転だったな。
 まさか、新年からアレだけの客が来るとは驚いた……改めて翠屋は稀代の人気店だと思ったよ。

 まぁ、それだけ桃子の作るお菓子と、士郎の淹れるコーヒーは絶品と言う事だな、うん。

 さて、今日は日曜日な訳だが休みを貰ってなのは達と一緒にバス停でバスを待っている最中。
 何処に行くかって?

 大晦日にクジで当てた『海鳴健康ランド』に。
 なのはと美由希によると『色んなお風呂がある総合施設』とのことだがどんな物だろう?


 「さぁ?まぁ、実際行ってのお楽しみと言う所では無いでしょうか?」

 「確かにそうかもしれないな。」

 健康ランド――どんなものか、楽しみだ♪










 魔法少女リリカルなのは〜白夜と月の祝福〜 祝福59
 『健康ランドでまったり』










 「ところでルナ。」

 「ん?何だ美由希。」

 「なはと、如何するの?連れて来ちゃったけど、流石に公共交通機関だと目立つよね?」


 あぁ、その事か。
 大丈夫だ、ちゃんと考えてある。


 「?」

 「百聞は一見にしかずだ……なはと『ぬいぐるみ』!」

 「!!(シャキーン)」(ピタッ)

 「「「「「動きが止まった!」」」」」


 此れがなはとを公共機関でも連れ歩く事が出来るように編み出した秘儀『ぬいぐるみ』だ。
 一切の動きを止めてぬいぐるみに成り切る擬態術……なはとだからこそ習得できた取得難易度SS級の大技だ。

 「見事なものだろう?」

 「すごい…完全に成りきってるの…」

 「これならバスでも大丈夫だね♪」


 なはとは私と離れたくないらしいからな、此れ位は覚えさせるさ。

 さて、バスが来た、それじゃあ行こうか。


 「うん♪それじゃあ『海鳴健康ランド』に向けてしゅっぱ〜〜つ!!」

 「「「「「お〜〜〜〜♪」」」」」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・



 で、バスに揺られる事10分。
 到着『海鳴健康ランド』!

 結構大きな施設だな――此処に十数種類のお風呂が有るのか…


 「他にもサウナとかマッサージとか。」

 「『えすて』って言うのも有るんだって。」

 「ふむ、パンフレットによると食事の出来る宴会場も有る様だの。」


 盛り沢山なんだな。
 この施設だけでも1日潰せそうだな?


 「かもね。兎に角お風呂の種類が豊富だし、一風呂浴びて、ご飯食べてもう一度お風呂…ってのも出来るからね。」

 「なるほど、ゆったりまったり日頃の疲れを癒してと言った所か。」

 「だね。ま、折角来たんだから楽しもう?」


 そうだな。
 楽しまなきゃ損だな。




 さてと…中に入った訳だが、フロントでの手続きは美由希となのは任せ。
 まぁ、私達がやっても時間が掛かるだけだし此れはしょうがないな。

 と、済んだか?


 「OKなの。」

 「あの福引太っ腹だね〜。優待券で今日一日フリーパスな上にご飯まであのチケットでOKだって。」

 「其れはなんとも破格だな。」

 なら、心行くまで楽しもうじゃないか♪
 早速お風呂の方に行くとしよう。


 「るなに賛成〜〜!僕お風呂大好きだもん♪」

 「にゃはは…そうだね♪」


 日常の疲れを癒すとしようか。
 なはとは…ぬいぐるみを維持してくれ、洗面器のお風呂はちゃんと用意するから。


 「♪」


 よしよし、良い子だ。








 ――――――








 Side:なのは


 と言う訳で脱衣所なの。
 自分の服はちゃんと畳んで籠に入れるんだよ?


 「うむ分っておる。」

 「これで良い?」


 うんOK♪
 ルナとお姉ちゃんは当然問題ないの。

 問題ないけど…


 「え〜と…」

 「如何したのなのは?」


 …2人とも相変わらず見事なプロポーションなの!
 此れは一種の芸術品なのかな?かな?


 「否定は出来ませんね、2人とも抜群のプロポーションながら戦うための筋肉を備えています。
  それで居ながら女性的な曲線は微塵も失う事無く、その魅力を引き出している……見事なものです。」

 「だよね。」

 2人とも出るとこ出てて、引っ込む所は引っ込んでるの。
 腹筋なんて薄っすらとだけど割れてるのに決して太くないし……正に『理想的』!
 世の中の女の人が羨むの!!


 「まぁ、鍛えているから締まった身体にはなっているだろうが…お前達だって同年代の子と比べたら相当に、なぁ?」

 「そうだよ?なのは達はまだ子供なんだから。
  それに、皆凄く可愛いんだから、将来もきっと魅力的な美人さんになるよ?プロポーションその他も含めてね。

 「あぁ、間違いないな。」

 「本当に?」

 「「うん。」」


 お姉ちゃんとルナがそう言うなら、きっとそうなんだね♪


 「うぅむ…まぁナノハは兎も角としてだ、『マテリアル』と言う存在の我等は成長するのか?守護騎士共は成長せんぞ?」

 「え?それじゃあ僕達小さいまま?む〜〜…其れは何か嫌だなぁ〜。」


 ――成長するのが公式設定だから安心しろ。


 「「「「「「!?」」」」」」


 …今なんか聞こえた?ッて言うか聞こえたよね!?聞こえたよね!?


 「う、うむ…聞こえた様だが…他の客には聞こえていない様だぞ!?皆平然としておる。」

 「わ、私達だけに聞こえたって言う事!?」

 「その様ですね……取り合えず聞かなかった事にしましょう。無かった事にしましょう、其れが一番です。」


 …うん、そうだね。そうしよう、私達は何も聞いてないの!……よし、大丈夫!


 じゃあ、気を取り直して…



 ――ガラガラガラ…



 「「「「「「おぉ〜〜〜〜…」」」」」」


 此れはパンフレットで見るよりもずっと広い印象。
 バブルバスにハーブ湯、アレは打たせ湯かな?

 端っこにある部屋はきっとサウナなの。

 「それじゃあ先ずは身体を洗ってからなの。」

 「ふむ…では2人1組に成って背中の流し合いでもするか?」


 冥沙ナイスアイディア♪
 6つ開いてる所は無いから丁度いいかも。

 組み合わせはどうしようか?


 「私は美由希とだな。」

 「だね。」


 うん、ルナとお姉ちゃんは何時もの組み合わせだからいいんだけど、私達どうしようか?
 何時も4人で一緒に入ってるから…


 「我とナノハだろう。昨日は星奈がナノハの髪を洗って居ったし、一昨日は雷華がナノハに洗って貰っていたからな。」

 「そっか、順番的に王様とナノハだね。」

 「では私と雷華で。」


 にゃはは、あっさり決まったね。
 じゃあ、宜しくね冥沙♪


 「うむ、任せておけ。その代わり我の髪も頼むぞ…姉上。」

 「にゃ〜〜〜ん♪任せてなの〜〜〜♪」


 「…デレた。」
 「デレたね♪」
 「デレましたね。」
 「デレデレだ〜〜♪」


 何でも良いも〜ん。
 お姉ちゃんに任せてね〜♪


 「う、うむ頼む。…少しばかり効果が強すぎたか…








 ――――――








 Side:美由希


 「よし、お終いだ。大丈夫か?」

 「平気だよ。…うん、良い感じ。」

 ルナも髪洗うの上手くなったよね。
 すっかり手付きが馴れた感じだよ。


 「半年以上経つんだ、そりゃあ上達もする。何より、良いお手本が居るからな。」

 「其れは私のこと?」

 「他に居るか?」


 なら、ありがたくその賞賛を頂戴しておきましょう♪
 さてと…身体は洗ったけど何処に行こうか?
 なのは達はジャグジーで楽しんでるけど……私達はサウナでも行く?


 「良いな、どんなものか興味があったんだ。如何言う物なんだ?」

 「ん〜〜とね、熱い蒸気で部屋を満たした蒸し風呂かな。蒸気は大体80〜100℃位だったと思うよ?」

 「そんなに暑いのか!…ならなはとはなのは達のほうに預けた方が良さそうだな?」


 あ、うん。其れがいいと思う。
 流石のなはとも『グデ〜〜〜』っとしちゃうと思うし。


 「だそうだから、お前はなのは達のところで待っていてくれな?」

 「(コクリ)」


 本当に良い子だねなはと。

 なのは〜、私とルナはサウナ行くからなはとの事お願いね〜。


 「あ、は〜〜い!………じゃあルナとお姉ちゃんが戻ってくるまで一緒だよなはと♪」

 「♪」


 これで良しと。
 それじゃあサウナに……


 「!!此れは…予想以上に凄い熱気だな……」

 「この熱気が良いんだよ?」

 血行が良くなって身体の老廃物が汗と一緒に外に出るし――何より新陳代謝が促進されてお肌スベスベ♪


 「其れは良いな。」

 「でしょ?取り合えず20分行ってみよう。」

 「分った。」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・



 ――15分経過


 結構、効くなぁ〜…身体の中の疲労物質が外に出てく感じがする〜。
 けどそれ以上に…


 「ん……はぁ…はぁ…///


 ルナがヤバイ。
 顔が熱で上気して色気が3割増しになって、魅力が増しています。///

 「お、お前も似たようなものだと思うが?」


 へ?何で考えてることが分ったの?


 「思いっきり口に出ていたぞ…」

 「おっと…失態。」

 けどしょうがないでしょ?今のルナって何時も以上に艶があるんだから。
 あ〜〜〜…同性なのに惚れそう……って大分思考がアレに成ってきたね…20分経ったし、出ようか?


 「そうしよう。これ以上は茹で上がって、効能が無くなりそうだ。」


 ――ギィ…


 「「く…はぁぁぁ!」」


 は〜〜〜暑かった〜〜。
 沢山汗掻いたね〜〜…ルナ、初体験のサウナは如何だった?


 「暑かったが、気持ちよかったよ。…この後は如何するんだ?」

 「水風呂に行き成り入るのは温度差ありすぎて良くないから、温めの『薬湯』でじっくりね。」

 ゆっくりクールダウンして他のお風呂を楽しむとしよう?


 「そうするか。どの風呂に行くかはお任せする。」

 「うん、任されましょう♪」



 ――ゴン!



 ん?何今の音?


 「ちょ、雷華大丈夫!?」

 「らいりょ〜ぶ…らいりょ〜ぶ…」


 雷華?
 大きなお風呂で泳いでぶつかっちゃったのかな?


 「そうかもしれないが…一体何処にぶつかったんだ?」

 「え?」

 「良く見ろ、雷華は浴槽の『ど真ん中』に居るんだぞ?…あんな場所で何にぶつかったんだ?」


 そう言えば…他に誰か居る様子もないし…何にぶつかったんだろうね?
 う〜〜ん、謎だなぁ…








 ――――――








 Side:ルナ


 「「「「「「かんぱ〜い♪」」」」」」


 風呂の後は宴会場でお食事タイムだ。
 福引の優待券で一番安い値段のモノとは言え宴会セット料理が楽しめるんだから破格だな。

 鍋に天婦羅にお刺身か…うん、悪くない。
 桃子の料理には劣るけれど、味も中々良い。

 何より、風呂でサッパリした後の食事というのは、又何時もとは違った美味しさもあるしな。


 「そうだね〜。まぁ、シチュエーション的なものかもしれないけど。」

 「場の空気なの♪」

 「成程な。」

 場の空気か、確かにそうかもしれないな。
 と、少し落ち着いて食べろ雷華、天婦羅の衣がこぼれてるぞ?


 「も?」(ハムスターほっぺ)

 「いや…何でもない。」

 美味しそうに食べているから良いか。
 折角美味しそうに食べているのに何か言うのは野暮だ。

 ほら、油揚げ。美味しいか、なはと?


 「♪」(にっこり)

 「其れは良かった。」





 「〜〜♪〜〜〜♪」


 ん?…あぁ、『カラオケ』か。
 宴会場のステージは何の為にあるのかと思ったが、カラオケの為だったのか。


 「誰でも自由に使えるようですね。……ルナも一曲歌ってみては?」

 「まさか…ガラじゃないよ。」

 「だが、そうも言ってられぬようだぞ?」


 ?どう言う事だ?


 「其処の銀髪のお姉ちゃん、一曲披露してくれないかい?」
 「お、良いねぇ!」
 「頼むよ姐さん!」


 えぇ!?
 わ、私なのか!?


 「銀髪のお姉さんてルナ以外にはいないの。」

 「行ってくれば?此処で断るのは無粋だよ?」


 そうなのか?


 …分った、一曲だけな。

 「ではマイクを貸してくれ。」

 「おぉ、良いノリだな!一つ頼むよ。」


 一曲だけだからな。
 さて…何を歌ったものか………これにするか。

 「では、ご指名に預かりましたので一曲だけ。
  不調法者では有りますが、せめて心を籠めて歌いますので聞いて下さい…『夕陽と月』。」


 ♪〜〜♪〜〜


 柔らかいイントロが流れて…さて、と…



 君は 寂しさを 隠す様に
 心 突き放し 背を向ける…
 こんなに遠く 言葉も無く 君の 事を 護って居たい…

 どんな 夢を見て 眠るのか?
 せめて その夢を 護りたい…
 壊れそうで 触れる事も 出来ず 居るよ
 月が 夜の街 照らす…

 眠れずに 震えながら 一人闇に迷う時…
 そう 思えば良い 夜空に揺れてる 月を…


 空を 染めてゆく 茜色
 何故か 優しさを 感じてる…
 誰もが皆 大事な人 胸に 灯す
 まるで 夕陽の 様に…

 夜が来て 深い闇が 街や人を包んでも
 そう 消せやしない 心の温もり だけは…


 眠れずに 震えながら 一人闇に迷う時…
 そう 思い出して 夜空に揺れてる 月を…

 夜が来て 深い闇が 街や人を包もうと…
 そう 消えはしない 心の温もり だけは…






 ………ふぅ、上手く歌えたかな?


 「「「「「おぉぉぉぉ!!!」」」」」
 ――パチパチパチ!!


 「お?」

 大拍手…此れは成功したのか?


 「すっごい!ルナ凄く上手かったの!」

 「うむ、プロの歌手と見紛うレベルであったぞ!」

 「優しい歌声…心に染みました。」

 「綺麗な歌声…感動したなぁ♪」

 「♪」

 「すっもふ、りょうりゅふぁッふぁふぉルナ。」


 お褒めに預かり光栄だ。
 …だが、取り合えず口の中のものが無くなってから喋らないとダメだぞ雷華?(汗)


 「(ゴックン)スッゴく上手だった、凄かったぞるな〜。ぱちぱちぱち〜♪」


 マッタク…まぁ、素直にその賞賛は受け取っておくよ。








 ――――――








 Side:なのは


 お食事の後、一休みして今度は第2部なの。
 第2部は私とルナが一緒で、お姉ちゃんが星奈達と一緒。

 普段は一緒にお風呂タイムじゃないから新鮮なの。

 で、私とルナは露天風呂を満喫中〜〜。
 表の札を『使用中』にしてあるから私達以外には居ないの。


 「ふぅ……露天は温泉か…気持ちがいいな。」

 「うん…温泉は極楽なの。」

 因みに、今はルナに抱っこしてもらってるの。
 後ろから抱きかかえるような感じで。

 普段は一緒のお風呂は無いから、折角の機会だから甘えちゃうの♪


 「はは、別にいいさ。なのはが甘えたいというなら、そうしてくれた方が私も嬉しい。」

 「ほえ?そうなの?」

 「ふふ、我は魔導書、その主たるお前の幸せが一番だ……勿論自分の幸せを蔑にはしないがな。
  だが、お前が嬉しい事は、純粋に私も嬉しいし、反対にお前が悲しいと私も悲しい。
  お前が私に甘える事で幸を感じる事ができるなら、遠慮せずにそうしてくれ……まぁ、私も甘えられるのは嫌じゃないしな?」


 うにゅ〜〜…ルナってば本当にナチュラルにこういう事言うんだから…
 でも、ありがと。

 甘えたい時は思いっきり甘えさせてもらうね♪


 「あぁ、何時でもどうぞ。」


 うん♪


 ふぅ…それにしても…

 「温かいなぁ…」

 「ん?あぁ、確かにいい湯だ、丁度いい温かさだ。」

 「あぁ、そうじゃなくて…ルナが。」

 「私が?」


 うん。
 何て言うのかな?こうやって抱っこされてると凄く安心できるし、ルナの温かさを感じるの。
 お母さんとは又違った安心感と温かさがあるの…何でかな?


 「何故だろうな?……だが、こうしていると私もなのはの温かさを感じる……私達の絆の深さかもしれない。」

 「そうかもね。」


 ずっと、ずっとこうして居たいなぁ…


 「ずっとは無理かもしれないが、お前が望めば何時でもこれくらいは…」

 「うん。ありがとうルナ♪」


 ゆったりまったり、穏やかな露天風呂だったの。




 で、露天風呂を満喫したあとは『エステ』を初体験。
 エステティシャンの女の人がルナの肌の綺麗さに驚いてたの!

 『どうしたらこんな綺麗な肌になるんですか?』『こんな理想の身体はどうやって作ってるんですか!?』って其れをお客さんに聞くかなぁ?

 ルナを見たら仕方ないかもだけど。

 私をやってくれたお姉さんも私を褒めてくれたのは少し嬉しかったな♪




 と、健康ランドを満喫したんだけど……この茹蛸は何なの?


 「雷華です。」

 「この虚けめ、サウナに1時間も入っておったのだ…」

 「結果見事に茹で雷華の出来上がり〜。ワサビと醤油添えても良い位の、見事な茹で上がり。」

 「おぉ〜〜う…星奈んと王様が一杯居る〜〜〜♪」


 雷華…此れは復活に少し掛かりそう。
 サウナなんて普通のお風呂の倍の温度があるんだから気をつけなきゃダメだよ?


 「うん〜〜♪でも気持ちよかったぞ〜〜♪」


 まぁ、気持ち良かったならそれで良いかな。


 取り合えずとっても楽しい1日だったの♪








 因みに、ルナが売店で買ってきた、冷たいアクエリ○ス飲ませたら即復活したの。

 う〜〜ん…雷華の回復力は実に見事なの。


 「まぁ、究極の脳筋は回復力も並外れているという事でしょうね。」

 「其れで良いのかな?」

 でもちょっぴり納得なの♪














  To Be Continued…