Side:なのは


志緒さん達は、暫く家に居候する事が決定したのは、まぁある意味で予想通りだったかな?
4年前のあの時の事が有ってから、お母さんは随分と志緒さんの事を気に入ってたみたいだし、『またいつ来ても良い様に』って自宅の部屋まで増設してたから、なん
て言うか、彼是言うのが馬鹿らしいからね。

でも、またこうして志緒さんと会えた上に、また一緒に暮らす事が出来るんだから、私にとっては嬉しい事なの♪



「満面の笑みを浮かべて、如何したんだなのは?」

「えへへ、何でもないですよ志緒さん♪
 ただ、こうして志緒さんともう一度会う事が出来たのが嬉しくて、どうしても顔が緩んじゃうと言いますか……兎に角、今私は物凄く嬉しいんです!その現れです!」

「成程な……まぁ、嬉しい気分てのは良いもんだからな。
 其れに、俺としてももう一度お前と会えたってのは喜ばしいこったぜ?――ちゃんとお別れを言う事も出来ないままに、あの時は終わっちまったからな。」



……それは、確かにそうですね。
あの時は、余りにも行き成りで、何も出来ず仕舞いでしたから……って、折角の再会なんだから、しんみりしたのは無しなの!!えっと、何か話題は………

そうだ!!

「あの、そう言えば志緒さん、此の方達とは如何言う関係なんですか?
 最初は、前に言ってたBLAZEのメンバーかなって思ったんですけど、違いますよね?なんだか学年もバラバラみたいですし、少し気になっちゃいます。」

「時坂達との関係か?――ま、一番分かり易く言うなら、同じ部活の仲間って所だな。
 尤も、只の部活如何じゃねぇって事は、お前には直ぐに分かっちまうだろうが、何れにしても、コイツ等が俺にとって掛け替えのねぇ仲間だって言う事は確かだぜ。」



仲間……其れも含めて、この4年間に何が有ったのか、教えて下さい志緒さん♪













リリカルなのは×東亰ザナドゥ  不屈の心と魂の焔 BLAZE4
『憩いの時間~Break Time~』











Side:志緒


さてと、桃子さんの所に厄介になる事が決定して、今は翠屋の店内で寛がせて貰ってるんだが、まさかなのはからこの4年間に何が有ったかを聞かれるとは、少しば
かり予想外だったかも知れねぇな?……まぁ、別に隠す程の事が有った訳でもねぇから良いんだがな。



尤も、流石に一馬の『死』については、余りにも重い内容だから話す心算はねぇが、それ以外なら可能な限りは教えてやらねぇといけねぇだろうなヤッパリ。
どうやって、もう一度こっちに来たのかを説明するには、異界の事に触れない訳には行かねぇし、何よりも子供に嘘を吐くって言うのはあんまり良い気分じゃねぇしな。

そう言う訳で、秘匿事項なのは分かっちゃいるが、なのはには話しちまっても構わねぇか柊?



「本来ならば、隠しておきたい所ですが、私達が此方にどうやって来たのかを説明するには、下手に捏造するよりも素直に異界の事を話す方が却って良いでしょう。
 其れに私も、なのはちゃんに隠し事と言うのは、少しばかり気が引けますので、秘匿事項ではありますが、異界の事を彼女に伝えると言う事には、賛成します。
 其れに、なのはちゃんだったらきっと受け入れると思いますから。」

「なら、包み隠さずに言っちまっても構わねぇな。」

「ほえ?志緒さん?」



あぁ、ちょっとな。
さてと、俺達についてだが、俺達は『X.R.C』――『Zanadu Research Club』訳すと『不思議探索部』って部活のメンバーで、杜宮で起きてる不思議な事を調べるのが主
な活動内容って訳だ――学園に届け出てある『表向きの活動内容』はな。



「表向きっていうと、実は違うんですか?」

「まぁそう言う事だな。X.R.Cの実態は、異界や異界化って呼ばれる怪現象によって引き起こされる事件を解決する為に集まった連中だ。
 学年や立場は夫々違うが、同じ目的を持った仲間――同志って言うやつだ。この面子で、其れなりの数の異界絡みの事件を解決して来たからな。」

「異界と、異界化、ですか?其れによって引き起こされる事件を解決して来たって、なんか秘密組織みたいでカッコいいですね!」


「秘密組織…ね?」

「秘密組織だってさ?」

「秘密組織だよね?」

「秘密組織……でしたよねそう言えば。」

「……時坂君、璃音さん、四宮君に空ちゃん、其処で一斉に私の方を見ないで貰えるかしら?」



まぁ、お前は元々『ネメシス』って『秘密組織』のエージェントだった訳だから、時坂達がこう言う反応すんのモ仕方ねぇだろ?ま、確かに少々悪乗り感は否めねぇが。



「でも、異界とか異界化って何なんですか?
 それと、其れによって引き起こされる事件て……何だか、とっても危険な感じを受けるんですけど……」

「異界と異界化と、其れが原因で引き起こされる事件てのは……悪いが柊、任せても構わねぇか?俺よりも『プロ』のお前の方が、色々と分かり易く説明できんだろ?
 俺が説明したら、如何にもちぐはぐな説明になっちまいそうなんでな。」

「餅は餅屋ですか?……分かりました。
 異界と言うのは、この世界の裏側に存在しているもう一つの世界の事で、その世界は普段は私達の生きている世界とは交わらないモノなのだけれど、何らかの理
 由で異界が活性化すると、異界は私達の住む現実世界への浸食を始めてしまうの。
 その異界の現実世界への浸食の事を、私達は異界化――『イクリプス』と呼んでいるわ。
 イクリプスを起こす程にまで活性化した異界は、イクリプスを起こす際に近くの人や物を異界に引きずり込む事もあって、そのまま異界に閉じこめてしまうのよ。」

「そんな事が……ってアレ?それじゃあ、神隠しとか、今まであったはずの物が突然無くなって、何処を探しても出て来ないなんて言うのは……」

「何らかの形でイクリプスに巻き込まれたか、或は一瞬だけ活性化した異界に運悪く取り込まれてしまったか……何れにしても多くの場合は、異界が原因だわ。
 そして、何よりも恐ろしいのが、異界内部に現れる異形の存在――『怪異(グリード)』と、呼ばれる怪物でしょうね。
 異界の迷宮を彷徨い、そして人を見ると攻撃して来るとても危険な存在なのだけど、彼等には、現実世界で使われている武器は一切通用しないのよ。
 対抗できるのは『ソウルデヴァイス』と呼ばれる武器を持った『適格者』か、霊子兵器のみで、私達X.R.Cのメンバーは、全員がその『適格者』だと言う訳。」

「それで、その適格者の力で事件を解決して来たって言う事ですか……す、凄いです!!
 4年前に、志緒さんが平行世界からやってきた人だったって言うのにも驚いたけど、まさかそんな事が有るだなんて、本当に世界はマダマダ不思議が一杯なの!」


「おぉ、なのはちゃんはアッサリ受け入れた!」

「アノ人を見たらある意味納得じゃない?あの親にして、此の子ありってね。」



まぁ、なのはは桃子さんの血を継いでる訳だしな。

因みにだなのは、俺達がこうやって海鳴に来れたのにも『異界』が関わってるんだぜ?
俺達は、異界を通ってこっちにやって来たんだからな。



「ほえ?そ、其れじゃあそのグリードと一戦交えて来たって言う事なんですか!?」

「いや、そうじゃねぇ。
 こっちに来る為に通って来た異界は、迷宮化してねぇ上に化物共は1匹たりとも存在してねぇ『迷宮じゃない異界』だったんだよ。異界の側面…ザナドゥつったか?」

全長4000mって言う、長い道のりだったが、1000m毎に春夏秋冬の絶景が切り替わって、本気でこの世のものとは思えない光景だったぜアレは。
其れに、その絶景回廊の先でお前と再会できた訳だから、化け物がうろついてねぇ迷宮じゃない異界ってのはそんなに悪い物でもないのかもしれねぇな。



「えへへ……そう言われるとそうかも知れませんね♪」

「だがまぁ、其れは其れとして、誘拐されて絶体絶命の状況だって言うのに、よく泣かなかったななのは?
 普通なら、余りの事に気が動転して、泣いちまってもオカシクねぇ所だが、泣く所か逆に誘拐犯を睨みつけるとは中々に肚が据わってるじゃねぇか?大したモンだ。」

「4年前に志緒さんが『理不尽な暴力には屈するな、自分が違うと思ったら声を上げてその意を示せ、己の信念は絶対に曲げるな』って教えてくれたおかげですよ?
 其れを教わってから、ずっとそれを実践して来ましたから、あの時も其れを貫いただけです。――何よりも、其れを貫くのが、私のBLAZE魂ですから♪」



覚えてたのか……?
しかも、其れを貫き通すのが己のBLAZE魂とは、随分と嬉しい事言ってくれるじゃねぇかなのは?お前はお前なりに、立派にBLAZEの魂を受け継いでるみてぇだな。



「そう言って貰えると嬉しいです♪
 アリサちゃんとすずかちゃんとお友達に成れたのも、其れを貫き通した結果の事ですから。」

「そいつは結構なこった。
 どんな経緯が有ってダチになったかなんて野暮な事は聞かねぇが、良いダチに恵まれたみてぇじゃねかなのは?」

「はい♪」



なら、そのダチは大事にしろよ?
俺の予想ではあるが、すずかとバニングスは、お前にとって一生涯のダチになるだろうからな。



「勿論です!――そう言えば、異界以外にはどんな事が――」





「あらあら、なのはったらまだ制服のままだったの?
 志緒君達とお話ししたい気持ちは分かるけど、先ずは着替えて来なさいな?――何よりも、志緒君が居るって言うのに『アレ』を披露しなくていいのかしら?」

「お母さん!」



桃子さん……そう言えば、なのはは制服のままだったな?
4年ぶりって事も有ってついつい話し込んじまったが、確かに先ずは着替えた方が良かったかも知れねぇな?



「えっと、少し失礼します!直ぐに戻ってきますから!!!」

「焦らなくていーよなのはちゃん。アタシ達は此処から居なくならないから。」

「はい!了解です璃音さん!!」



んで、弾丸の如くカッ飛んでちまったか。………何となくだが、なのはと玖我山は気が合いそうな気がするぜ。
それにしても、アレってのは一体何なんだ桃子さん?なのはの様子からして、何やら特別なモノなんだって言う事は分かるんだが………



「あら、其れは見てのお楽しみよ志緒君?私の口から言っちゃったら意味は無いもの♪
 其れはなのはが戻って来てのお楽しみとして、取り敢えず思い切り寛いでね志緒君達も。」



見てのお楽しみか……なら仕方ねぇな。
なのはが戻ってくるまで、先ずは桃子さんの特製シュークリームと翠屋のコーヒーを満喫するとしようぜ?

此処のコーヒーを飲むのは初めてだが、桃子さんのシュークリームは、実に4年ぶりだからな……コイツを再び食す事が出来るとは、流石に思ってもみなかったぜ。



「大げさだなぁ志緒先輩?
 所詮はシュークリームとコーヒーでしょ?こんなの何処の喫茶店で食べたって大差ないじゃん?」

「甘いぜ四宮……お前の事だから、どうせ今まではコンビニやデパ地下の出来合いのシュークリームしか食った事がねぇんだろ?
 だがな、一度桃子さんのシュークリームを食したら、二度と同じセリフは吐けねぇぞ?――桃子さんのシュークリームは『神の美味さ』だからな。」

兎に角、先ずは食ってみろ。
そうすりゃ、桃子さんがドレだけの菓子職人であるのかって言うのが分かるだろうからな。



「「「「「「いただきます。」」」」」」



――パクリ



「!!こ、此れは…!!」

「嘘でしょ…?何よ此れ、杜宮で一番て言われてるスウィーツ店なんて足元にも及ばないじゃない!美味しいなんて言葉じゃ片付けられないわよ!?」

「さっくりと焼き上がったパイ生地と二層のシュー皮に包まれるのは、濃厚なコクと旨みを有したカスタードと、甘みを控えた生クリーム。
 それらが一体となって、何とも言えない深い味わいを表現しているわ……」

「これぞ正に『旨さの宇宙創造(ビッグ・バン)』……これ程とは予想外ですね……」

「あふぅ……お口の中が幸せですぅ……」



如何やら女子共は全員陥落らしいな?
まぁ、時坂と四宮も……



「う、美味ぇ!!こんなシュークリーム、喰った事ねぇよマジで!!
 物の例えなんかじゃなくで、このシュークリームだったら、俺は100個喰い尽くす事だって出来るぜ!!本気で美味い!!美味すぎだろ此れは!!」

「……まぁ、認識を改める必要はあるかな?
 大量生産品と、職人が作る物との間には、超えられない壁が存在するんだて言う事を、認識させて貰ったよ。」



このシュークリームの美味さには負けたみてぇだな?
尤も四宮は、相変わらず素直じゃねえがな―――だが、此の味にはホッとするぜ。桃子さんのシュークリームは、もう一度食ってみたいって、ずっと思ってたからな。


……ったく、矢張り美味いなコイツは。



「お気に召して貰えて何よりだわ♪」

「流石は、15歳で本場のフランスに留学しただけの事はあるぜ桃子さん。このシュークリームを食さずして、翠屋を語る事は出来ねぇんじゃねぇか?」

「あ、其れって海鳴の人達の共通認識みたいよ?」


「マジで?」

「色々凄すぎでしょそれ……」



ヤッパリ共通認識か。まぁ、此れだけの逸品な訳だから、そうなるのも必然と言えば必然だけどよ。


時に、其れは其れとして、此れから世話になる以上は、店の手伝いなんかはさせて貰うぜ?
こんだけ繁盛してる店なら、人手はあった方が良いだろうし、世話になるって言うのにその義理を果たさねぇって言うのは良くねぇからな?……構わねぇか桃子さん?



「寧ろ大歓迎よ志緒君。
 まぁ、店のノウハウを覚えて貰うのと、皆の仕事着を用意しないとならないから、どんなに早くても店に出て貰うのは3日後になるけれど、其れは助かるわ♪」



俺は住み込みで蕎麦屋で働いてるし、時坂は色んなバイトしてるみてぇだから、仕事のノウハウについては大丈夫だろう。
まぁ、何にしてもやるとなった以上は半端な事はしちゃいけねぇから、翠屋のスタッフとして恥じない働きをしねぇとな――まぁ、頼りにしてくれや桃子さん。



「そうさせて貰うわ♪
 さて、なのはも戻って来たみたいだし、どうぞゆっくりくつろいでね?」

「あざっす。そうさせて貰うッス。」




「お待たせしました。」



っと、なのはが着替えて戻って来たのか?――って、オイそいつは!その上着は……!!



「お母さんに頼んで作って貰ったんです♪……えへへ、似合ってますか志緒さん?」

「……上出来だぜなのは。」

まさか、そんなモンを持ってたとはな。
桃子さんの手作りって言うのには驚いたが、お前さんが其れを持ってるとは思いもしなかったぜなのは?…俺の思っていた以上に、縁ってのは繋がってたのかもな。








――――――








Side:なのは


お母さんに言われて、制服から私服に着替えたんだけど、志緒さんが居るなら、やっぱりこれは外せないよ!
其れこそ、我儘を言ってお母さんに作って貰った『BLAZE』のエンブレムが入った黒いジージャンは、私の一番のお気に入りだからね!!

黒いデニムのミニスカートに、桜色のシャツを合わせて、此のジージャンを羽織って、白のオーバーニーソックスの組み合わせは悪くない筈だけど、志緒さんは……



「上出来だぜなのは。」



そう言って頭を撫でてくれた。

4年ぶりだけど、志緒さんの大きくてゴツイ手は、何て言うかお父さんの手とは違う安心感があるかな?――お父さんの手とは違う力強さみたいな物を感じるからね。
志緒さんの手……えへへ、なんか心地良いの♪



「BLAZEのエンブレムの入ったジージャンとは、流石に予想してなかったぜ。
 だが、お前にはよく似合ってるぜなのは?……女の、しかも子供が、BLAZEの象徴であるコスチュームを此処まで完璧に着こなすとは、流石に予想外だったがな。」

「これで、私もBLAZEの一員になれましたか?」

「ったく、お前は立派にBLAZEの一員だぜなのは。
 今は2代目のリーダーにチームは譲ったが、元BLAZEの初代リーダーとして、お前を歓迎するぜなのは?同時に、お前はX.R.Cの仲間だ……良いだろ、時坂?」

「異論はねぇっスよ志緒先輩。
 って言うか、ある意味でこの展開は予想出来てたんで、拒む理由がないっつーか、拒むだけ無駄で徒労っつーか……まぁ、そんな感じっすかね?
 ともあれ、俺達は君を歓迎するぜなのはちゃん?何時までかは分からねぇが、宜しく頼むぜ?」

「うんうん、洸君の言うように、何時までこっちに居るかは分からないけど、こっちにいる間は宜しくねなのはちゃん♪」



はい、宜しくお願いします!!



ん?そう言えば、前の時もそうだったけど、志緒さんはこっちにいる間は翠屋の手伝いをするんだよねぇ?多分洸さん達もだろうけど。

こ、此れは若しかしなくてもお母さんが『翠屋のコスチューム』と称して、色んな衣装を購入するのは間違いないの!!って言うか絶対する筈!しないのが嘘なの!

私用に、子供サイズの『メイド服』を用意した位だから、一体どんな物を用意するのやら……ある意味で楽しみであり、ある意味で恐ろしくも有る事だね此れは……


と、兎に角、お店の方でも宜しくお願いしますね?



「ハッ、任せときな!!」

「任せろ!」



にゃはは、此れは若しかしなくても、翠屋の人気が更に上がっちゃうかもしれないね♪








――――――








Side:???


よし、此れで21個全てが揃った……あとは、此れを管理局にまで届ければ其れでお終いだ……ヤレヤレ、随分と長い遺跡調査だったよ――遣り甲斐はあったけど。
尤も、発掘調査で21個ものロストロギア――ジュエルシードを発見できたから良しとしておくか。

それだけに、輸送には細心の注意を払わないとだね……視界が悪い中で、何かされたら堪った物じゃないからね。
さてと、そろそろ……



――キィィィン……



休もうかと思った矢先に、此れは……21個のジュエルシードが輝いている!?――まさか、ジュエルシード同士が共鳴しているとでも言うのか!?



「●●●、船のコントロールが効かない!!――此のままでは!!」



その影響を受けた僕達の船が不時着…!!
だけど、もしも墜落したら、人の命が奪われてたのかも知れない――其れに今のでジュエルシードは色んな所に吹き飛んだみたいだからね。精々頑張るとするか。


僕達のミスで、他者に迷惑がかかるって言うのは有って張らない事だから、僕も全力で対抗するよ!!




21個のジュエルシードは、全て僕が回収する――いや、しなくてはならない事だからね……絶対にやり遂げて見せるさ!!スクライアの名に懸けて必ずね!!















 To Be Continued…