Side:志緒
オークションは金持ちの道楽って事を聞いた事があるが、実際にオークションに参加してみると、其れが真実だったってのを実感させられち
まうなマジで……
「其れでは此方のパブレ・ピッカーソの自画像!」
「10万!」
「35万!」
「120万!」
俺的には落書きにしか見えねぇ絵画に、目玉が飛び出す様な値が付けられてるからな……まぁ、高名な画家の作品て事だから当然なのか
も知れねぇが、お前だったらあの絵に大枚はたく気になるかなのは?
「なりませんね普通に。
確かに価値があるのかも知れませんけど、関心が無い人からしたら、どんなお宝でもゴミでしかありませんからね?」
「至言だなオイ。」
まぁ、其れを言っちまったらオークションの全てを否定する事になるから、突っ込まないでいるがな。
だが、連中がレリックやらロストロギアを持ち出して来た時には警戒が必要だな――まぁ、俺達が居れば、余程の事が無い限りは、如何に
か出来るだろうからな。
リリカルなのは×東亰ザナドゥ 不屈の心と魂の焔 BLAZE126
『オークション転じて戦場となる!』
そんな訳でオークションに参加してたんだが、何か注目されてないか俺達?
「そりゃーちゅうもくされるにきまってるだろ?
ワイルド系のイケメンと、超美人のなのはがいっしょにいてちゅーもくされないはずがない!って言うか、ちゅーもくのまとだから!!」
「部妙に納得しちまった自分に呆れるなマジで。
まぁ、玖我山と時坂も何だかんだで注目されてるしな。」
一応組み合わせとしては、俺となのは、時坂と玖我山、郁島と四宮、フェイトとザフィーラ、柊と男装三月、北都と男装シグナム何だが、夫々
が其れなりに注目されてるのは間違いねぇ――まぁ、女共に華があるからな。
其れは其れとして、オークションに参加しておきながら、何も競り落とさねぇってのは不審がられるから、適当に競り落としてるんだが、フェイ
ト、テメェが競り落とした其れは一体何だ?
「よーとーむらまさっていう刀ーーー!
魔力ともちがうよーりょくって言うちからをひめた、ろすとろぎあ級のいっぴんなんだって!僕はこの刀とばるでぃっしゅのにとーりゅーでせ
かいをとる!!」
「……妖刀・村正って、絶対ニセモンだよな?」
「だと思います。って言うか偽物です。
本物の村正は、4年前にお兄ちゃんが暴走した村正に取り付かれた人を成敗した時に回収して叩き折って封印してますから。」
「……恭也さんは何してんだオイ?」
「お兄ちゃんは色々人間辞めてたけど、忍さんと結婚して、其れに拍車がかかったみたいで……」
マジか?……となると、今の恭也さんに勝つのは難しいかも知れねぇな。
って、恭也さんと忍が結婚したって事は、お前とすずかは義姉妹になったって事か?
「そうなりますね?
一応私の方が生まれが早いので姉と言う事になってますが……正直言って、親友だった子から『なのは姉さん』って呼ばれるのが、あそ
こまで破壊力があるとは思いませんでした。」
「……お前も大変なんだな、色々と。」
さてとオークションには次なる品が出て来たが……ん?アレは、スゲェ逸品じゃねぇかオイ!
『次なる品は、伝説の料理人が使用していた包丁7本セット!
特殊な技法で作られた刃は、ドレだけ使っても刃毀れせず、切れ味は永久的!そして、施された装飾は芸術品としての価値も高い逸品。
先ずは10万から!』
見た目にも美しく、切れ味も良い包丁……コイツは見逃せねぇ!
15万だの、20万だの細かい値段勝負をしてやがるが、生憎とそんなせせこましい駆け引きは苦手なんでな……150万だ!
『ひ、150万!?……他にいらっしゃいませんか?
……いらっしゃらない様なので、150万での落札となります!』
「競り落としちゃった……そんなにあの包丁が欲しかったんですか志雄さん?」
おうよ。
この包丁は間違い無くスゲェ業物だ――オヤッさんが使ってる包丁も、名うての鍛冶屋に作って貰った特注品らしいが、コイツはそれ以上
だぜ?
此れだけの業物を150万で手に出来たんなら安い位だぜ――まぁ、スカリエッティの奴がミッドチルダの中央銀行にハッキングして、脱税と
かしまくってる資産家の貯金を不正に引き出して資金を作ってくれたから出来る事だがな。
まぁ、テメェの私腹を肥やす事にしか興味のねぇ奴等の財産がどうなった所で如何でも良いが、其れを平然とやってのけるあたり、スカリエッ
ティの野郎は、ヤッパリマッドだな――尤も、正義のマッドだろうがな。
『次の品は、プラチナのチェーンにダイヤモンドの飾りをあしらったペンダント……』
「そいつは貰うぜ!1000万だ!!」
『続いては、金の本体に、珊瑚玉の装飾が施された髪留め……』
「其れは僕が貰うよ!出し惜しみしないで2000万で!!」
んで、時坂と四宮も飛ばしてんなぁ?
法外な金額で競り落とした品を、テメェの彼女にプレゼントするってのは中々だと思うがな……だが、そのお陰で俺はなのはから無言のプレ
ッシャーを喰らってるんだが、さて如何したもんだろうな……
いや、考えるまでもなく俺からなのはに何かをプレゼントしてやらなきゃなんだろうな……だが、そうなると生半可なモンじゃ駄目だ。
最高の逸品を手に入れねぇと意味はねぇからな!!
『次の品は、今回の最大の目玉の逸品でございます!
次なる品は、古代ベルカの聖王『オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』が覇王『クラウスGSインクヴァルド』から送られたとされる、純金のバングル!
世が戦乱でなければ永遠の愛を誓い合ったであろう悲劇の王達の逸品でございます!!』
と思ってたら良いモンが出て来たじゃねぇか?
フェイトが競り落とした村正並みに、設定が盛られてるが、アレは恐らく本物だ――アレからは、相当の力を感じるからな?
なら、これを競り落とさねぇ手はねぇだろ?――悪いが手加減なしで行かせて貰うぜセレブさん達よぉ!!3000万で如何だこの野郎!!
――滅びの、バーストストリィィィィィィム!!By津田ボイス
『3000万円で落札です!!』
良し、ゲットだぜ!……何か妙な声が聞こえた気がしたが、其れは気にしたら負けだな。
んで、此の純金のバングルはお前にやるよなのは――その為に落札したんだからな。
「あ、ありがとうございます///」
……何だ、この可愛い生き物は?
頬を赤らめて、伏し目がちに競り落とした品を受け取るなのは……此れは可成りヤバいなオイ?
なのはの事は妹みてぇなモンだと思ってたが、大人になったなのはの色香と魅力はハッキリ言って半端なモンじゃねぇ……冗談抜きで、惚
れちまいそうだ――ってか普通に惚れた。
だからな……
「なのは、俺の嫁になれ。」
「はい、喜んで♪」
こんな事を言っちまった俺は絶対悪くねぇ。
その場の勢いもあるだろうが、決してその場限りのノリじゃねぇしな……まぁ、こっちの彼是が片付いたら、桃子さんと士郎さんに話をしなけ
りゃならないだろうがな。
にしても、仕掛けて来ねぇな最高評議会は?
ロストロギアやレリックが出てきてねぇから息を潜めてるのかも知れねぇが、出てきた瞬間に撃滅してやるから覚悟しろやオイ!
テメェ等の腐った欲望なんざ、俺の焔となのはの砲撃で吹き飛ばしてやんぜ!!
――――――
Side:ノーヴェ
くあぁぁ~~~……倉庫の警護を任されたけど、幾ら何でも此れは退屈過ぎんだろ?
オークションが始まって今まで、此処に来たのはオークションのスタッフである黒服の連中だけ……本当に、最高評議会の連中が現れるの
かよチンク姉?
「断定は出来んが、可能性としては高いだろうな。
レティ提督が得た情報によれば、このオークションには可成りギリギリのグレーゾーンであるロストロギアや、レリックを搭載したものも出品
されているからな……倉庫の警護は厳重な位で丁度いいのだ。」
「其れは分かってるけど、こうも暇だと如何してもさ。」
こんな事なら、スバルと一緒に会場組になっておくんだったな……ドレスが恥ずかしいからこっちを選んだが、コイツは飛んだ貧乏くじだった
みたいだ――
――バガァァァァァァァン!!
な。って、オイ!テメェ、どっから湧きやがった!!
蜘蛛型の無人戦闘機械……陸戦ガジェットの『ランチャースパイダー』!!
「如何やら、倉庫警護の任は、徒労ではなかった様だな?……全機破壊するぞノーヴェ。」
「オウよ、言われるまでもないぜチンク姉!!」
レティ提督の読み通り、最高評議会が仕掛けて来たみたいだが、其れで如何にかなるアタシ等じゃねぇ……ナカジマ6姉妹を舐めるなぁ!
覚悟しやがれガジェット共!!テメェ等は、速攻でスクラップにして最高評議会に送り返してやるからな!!
アタシの拳が光って唸る!テメェを壊せと轟き叫ぶ!!――地獄への片道切符をくれてやるから有難く思いな!!
取り敢えず、テメェ等は滅殺だ!其れは変わらないぜ!!
――――――
Side:志緒
突然の警報には驚いたが……此れは間違い無く最高評議会が仕掛けて来やがったな?
蜘蛛型のロボットが見えるから、其れは間違い無いだろうが……テメェ等は喧嘩を売る相手を間違えたなオイ?其れと喧嘩の売り方もな!
だから、精々後悔するんだな――テメェが誰に喧嘩を売っちまったのかをな!!
行けるかなのは?
「はい、大丈夫です!!」
「其れを聞いて安心したぜ……此れで、本気が出せるからな!!」
だから先ずはオークションに迷い込んだ無粋な輩を掃討すんぞ!!
テメェ等が何を考えてるかは知らねぇし興味もねぇが……なのはを撃墜した事だけは絶対に許さねぇ――テメェ等には、死んだ方が良かった
と思える位の苦しみを与えてやる……精々、覚悟しておくんだな!!
テメェ等は、一匹残らずに駆逐してやんぜ!!さぁ、害虫退治と行こうじゃねぇか!!
To Be Continued… 
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