Side:フェイト
何かまてりあるが復活したっぽいから、あるふと、其れからいちじてきに生き返ったおかーさんと一緒に、まてりあるをさがしてたんだけど、見
つけたぞ、まてりある!!
さぁ、大人しく僕にこーふくしろーーー!!
「オリジナル……悪いけど、降伏は出来ないよ……私達には、私達の目的があるからね……」
「なんだとー?まてりあるのくせに生意気だーーー!!」
君達のもくてきなんて、僕にとってはぶっちゃけどうでもいい。だけど、このせかいがなくなっちゃうのはぜったいにいやだ!このせかいが、な
くなっちゃったら、桃子のぜっぴんしゅーくりーむだって食べられなくなっちゃうからな!
って、どうしたのおかーさん?
「アリシア?……アリシアなの貴女は?」
ありしあって、僕のおねーちゃんだよね?
あ~~……確かにマテリアルの見た目は、おねーちゃんにそっくりだから、おかーさんがおねーちゃんとまちがうのもむりないか?……僕は
何がどうなるかは、ぜんぜんわからないけど、なにかおきるのはまちがいなさそう。
なんだかちょっぴりたのしくなってきたぞーーー♪
リリカルなのは×東亰ザナドゥ 不屈の心と魂の焔 BLAZE104
『A's portable~U-Dを止める策~』
おかーさんが、まてりあるのことをありしあとかん違いしちゃったみたいだけど、まてりあるの方はあたまの上にはてなマークを浮かべてるみ
たいだなぁ?……ま、とーぜんっちゃとーぜんか。
いくら僕をコピーしたとはいえ、僕のきおくまではコピーしてないだろうから、僕のきおくをもってないまてりあるには、おかーさんの事がわから
ないのはとーぜんのことだもんな~~~?
でもねー、おかーさん、コイツはありしあじゃなくてまてりあるだよ?僕の姿をコピーした、やみのしょのこーせーそたいなんだってさ。
「え?……そんなまさか……髪の色も目の色も、アリシア其の物よ此の子は!?
ハッキリ言わせて貰うなら、あのグリードがアリシアの複製として生み出した貴女よりも、貴女のコピーであるマテリアルの方がアリシアと瓜
二つって、色々おかしくないかしら?」
「だよねぇ?やっぱりお前はおかしいってさ、まてりある。」
「いや、本人を前にしてそれを言いきっちゃうのは如何なんだいフェイト……?」
え~?だっておかしーもんはおかしーじゃん!
だいたいにして、なんで復活してるんだよお前!U-Dにザクーってさされて、さようならしたはずだろ!僕にたおされて復活して、U-Dにやら
れても復活して、2かいも復活するなんてひきょーだぞ!
「え?そっちに話が飛んじゃうんだ……でも、戦うって言うのなら受けて立つよ。
私達の目的の為には、絶対にU-Dを手に入れる必要がある……王様の覇道の妨げになるモノならば、何であろうと斬り捨てるだけ…!」
「……そんな事を言うなんて、貴女は本当にアリシアではないのね……でも、貴女1人で私達3人に勝てると思ってるのかしら?」
「貴女は特殊な存在みたいだけど、所詮は闇の欠片……マテリアルに比べたら、その存在は不安定で脆弱だから、取るに足らない存在だ。
悪いけど、押し通らせて貰う!」
あ~~~……なんて言うか、あいつやっぱり僕のコピーだな~?
僕も、わりと相手がだれでもつっこんでっちゃうタイプだけど、おかーさん相手に其れをやるのはむぼーっていうか、むちゃっていうか、みのほ
どしらずっていうか……どーなってもしーらない。
「そう……なら、仕方ないわね!」
「――!バインド、いつの間に!!」
お~~……とっしんして来たまてりあるを、おかーさんがバインドでじゃすときゃっち!
おかーさんの魔力はものすごいものがあるから、あのバインドは僕でもやぶることはできないだろーな……ぶっちゃけ、なのはのれすとりくと
ろっくよりも更にかたそうだから、僕にはやぶれないよ。……シオだったら『うざってぇ!』って言ってこわしそうだけど。
でも、これでまてりあるは動けないぞ~~!やっちゃえ、おかーさん!!
「うふふ……悪い子には少しお仕置きが必要ね?」
「ひっ!!」
って、有れってむち?……なんだろう、すごくいやなよかんがする……てか、アイツにやられた事がよみがえってきそうなんだけど……
「ふん!」
――パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
パンパンパンパンパンパンパンパパパパパパァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
うわ~~!やっぱりムチうちだーーーー!!
これを喰らっちゃうとは、どーじょーするぞまてりある!僕がうけたムチうちとはちがって、ひさっしょーだから怪我はないと思うけど、此れは痛
いんだよなぁ……おーい、生きてるかまてりある?
「す、すごく痛いです……」
「……何故かしら、本来なら良心が咎める筈なのに、プレシア・テスタロッサとしては物凄く正しい事をした気がしてならないわ……」
あ、生きてた。それと、それは触れちゃいけない事だぞおかーさん。
「その様ね……で、まだやるかしらマテリアル?貴女では私に勝つ事は出来ない……其れは充分身に染みたと思うのだけれどね……?」
「大人しく降伏しとくのが上策じゃない?……闇の欠片のプレシアにすら勝てなかったんだ、アンタがアタシ等に勝つのは難しいってモンさ。」
ま、そーゆ―事だね。
だから大人しくこーふくしろ。って言うか、お前はいまここでまけたから僕達のいうことにしたがわないとならない!僕がいまきめた、いろんは
いっさいみとめない!
わかったら、おとなしく僕と来いまてりある!!
「そんな事は絶対に断る……ん、シュテル?……え?……分かった、そう言うことなら……うん、分かってる。
私個人としては、君達と協力体制を取りたくはないけど、シュテルは貴女達と手を組むのが私達の目的を果たす為の最上の策だって考えた
みたい……だから、今は貴女達と一緒に行ってあげる。」
「よっしゃー!よく言ったシュテルン!それでこそなのはのコピーだな!」
これでまてりあるを一体かくほすることができた!
コイツから、U-Dをどうにか出来るほーほーを何としてでもきき出さないとだ……U-Dを此のままにしておいたら、まちがいなくせかいはふっと
んじゃうだろうからね。
そーさせないためにも、お前等の力をかしてもらうからな、まてりある。
――――――
Side:志雄
フェイトの奴が、マテリアルの1体を連れて帰って来た訳だが、そのマテリアル――レヴィから齎された情報ってのは、決して無駄情報じゃな
かったぜ。
レヴィは、シュテルの考えだって言ってたが、対U-D用の戦闘停止プログラムとやらを打ち込めばU-Dの暴走は止まるって事だったからな。
とは言え、其れだけの物を全員分用意するのは容易じゃねぇし、数を揃えてる時間だってねぇ……如何するよクロノ?
「対U-D用のプログラムは、カートリッジシステムで作る。
故に、そのプログラムを扱うことが出来るのは、カートリッジシステムを搭載したデバイスを持っている、なのはとフェイトとシグナムとヴィータ
に限られる……U-Dの力を考えると、可成り分の悪い賭けだが、其れでもやるしかない。」
そいつは、確かに可成りの博打になりそうだぜ……尤も、有効打が4個もある事を考えれば、決して分の悪い賭けじゃねぇし、その有効打を
ブチかますのだって、一流の使い手だからな?
其れを踏まえると、作戦が失敗する事が想像出来ないぜ。割とマジでな。
だが、俺じゃあ有効打を与えられねぇってのは、少し歯がゆいぜ……出来る事なら、俺の手でU-Dの事を救ってやりたかったからよ。
「其れなんだが……志緒、君にはなのは達と共に前線に出て貰いたい。
君のソウルデヴァイスでは、カートリッジは使えないが、ヴォーパルウェポンには、あらゆる不浄を焼き尽くす力が宿っている様でね……其
れならば、U-Dに対しても決定打を与えられるはずだ……だから、頼む!!」
そう思ってたら、俺も前線にか……上等だぜ!後方で待ってるのは性に合わねぇからな!
ヴォーパルウェポンに、そんな力があった事は驚きだが、其の力があれば、確かにU-Dとやらをどうにかする事が出来るかも知れないぜ!
なら、先ずはプログラム入手組が模擬戦を行って、そのカートリッジの力を確かめないとだ。
なのはの相手は俺がするから、時坂はフェイトの、郁島はヴィータの、そんでもって柊はシグナムの相手を頼むぜ?……この模擬戦の結果
が、この事件を解決できるか否かに直結する訳だからな。
そういう訳だから、手加減なしで行かせて貰うぜなのは?
「望む所です!と言うよりも、私はこの時を待っていたんです……何の邪魔が入る事もなく、志雄さんと純粋な力比べが出来る機会は、そう
そうないと思いますから。」
「確かに其の通りだな……」
なら俺も全力で行かせて貰うぜなのは?――だが、逆に見せてくれよ……お前達が、破滅を喰い止めると言う、その瞬間をな!!!
元BLAZEの頭として、今回の件に対しては、見届ける義務があるからな!!!
――――――
Side:キリエ
アミタは……まだ寝てるみたいだし、あの剛腕のお兄さんも、U-Dに対抗できるプログラムの試験を行ってるから、逆に好都合だわ……これ
なら、誰にも見つからずに移動出来る訳だしね……
「ゴメンねアミタ……痛かったよね。」
「………」
ベッドに横たわるアミタは何も言わないけど、きっと此れだけの事をした私の事を怒ってるに違いないわ……でも、残念だけど、その怒りを受
け止める事も出来ないみたいだわ私は。
タイムリミットが近いからね。
でも、これはアタシの馬鹿な彼是が、引き起こした事なんだから、その落とし前は付けないとね……せめてそれくらいはしないと、パパに顔向
け出来ないからね……全力で行かせて貰うわ!!
アタシの命に代えても、貴女を止めて見せるわよU-D!!
To Be Continued… 
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