Side:シグナム
シンラゴウを倒し、『鬼』の大群を退ける事が出来た……マホロバの里を守る事が出来た訳だが、その場に似つかわしくない者が現れたか?貴
様、捕縛されていた筈なのに如何して此処にいる識!お呼びではないぞ!
「滅殺……うおりゃぁぁぁぁ!!」
って、何をしてるんだアインス!?
「顔を見たらイラっと来たから、殺意の波動の初歩にして極意の滅殺剛波動をぶちかましただけだ……辛くも避けたみたいだがな?滅殺剛波動
は高性能な真空波動拳の威力高い版だから強いしな。ストⅢの豪鬼のスーパーアーツは滅殺剛波動一択だと思ってる。」
「うん、意味が分からん。」
アインスが識を滅殺しようとしたのは良いとしよう。私もコイツが障害となるのならば斬り捨てる心算だったからな……問題は此の場に識が居る
のかと言う事だ。
貴様は厳重に捕縛されていた筈だが、どうやって牢から出たのだ?
「あんなモノは何時でも破れた。此のカラクリ石を持ってすればな!」
「……その石は!」
「ほう……此れが何か分かるか?矢張り侮れんな……尤も、最早問題ではないが。」
「問題ではない、だと?如何言う事だ!!」
「此のカラクリ石こそ、古代の文明の力の結晶。幾億と言う人の魂を封じた『鬼』をも操る願望機だ――しかし、残念だなカラクリ使い。
貴様が死ねば、その身に宿したミタマを石に封じて使ってやろうと待って居たが……まさか、あの群れを退けるとは――驚嘆に値する働きだ。
廃棄したのは、些か性急だったかな?」
カラクリ石は願望機か……そして、私を廃棄したのは性急だったと来たか……ふ、ならば私はお前に廃棄された事に感謝せねばならんな?
お前が廃棄してくれたからこそ私は九葉と出会ってモノノフとなり、時を越えて今こうしてマホロバのモノノフとして存在出来ているのだから……
記憶こそ失ってしまったが、其れ以上に得たモノは大きい。
「とは言え、今お前は自ら今回の事は自分がやったと自白してくれた……そのカラクリ石の力でシンラゴウを操ったのだろう?――フン、アインス
がお前を滅殺しようとしたのは間違いではなかった訳か。」
「アレは貴方が……!」
「下衆が……!!」
さて、自ら暴露した事で此の場の全員の怒りに火が点いてしまったぞ識?此れだけの戦力を、まさか相手に出来るとは思って居ないだろう?
「フ……そういきり立つな。もうすぐこの時間も終わる。
私は此れから過去に戻り、この誤った時間を『鬼』諸共破壊する。」
「「「「「「「「「!!!!」」」」」」」」」」
「どんな痛みも悲しみも、怒りも憎しみも消え去る……さぁ、革命だ諸君!この時間、この歴史!私が破壊してやろう!!」
――ヒィィィン……
此れは……この光は、私と同じ!!まさか、識はカラクリ石を使い、己の意思で空間転移が出来ると言うのか……!!
博士が『過去をどれだけ変えても無駄だ』と言って止めようとしたが、識は『少しだけ待ってやっても良いぞ?此の世界が滅びる迄の余興にな』
と言って消えてしまった……さて、如何するか……?
討鬼伝×リリカルなのは~鬼討つ夜天~ 任務191
『明かされた驚愕にして最悪の目的』
識が消えた事で、博士は其れこそがトキワノオロチの力だと推測し、当然ながら識を追う事に……アインスの瞬間移動を使えば簡単だと思った
のだが、『識の気配がハッキリしない。出たり消えたり不安定で気配を掴めない』との事で無理だった。
なので、奴が持っていたカラクリ石の反応を追う事になった……『鬼』の痕跡だけでなく、カラクリ石の反応も追えるのか鬼の手は……鬼の手に
もまたカラクリ石が使われているのだから、反応を追う事位は出来るのかも知れんがな。
まぁ、どんな方法でも奴を追えるのならば問題はない……絶対に過去に行かせてはいけないからな――識の目的は『鬼』ごと、数万年と言う時
間を消滅させる心算のようだからな。
その方法で、確かに『鬼』は消えるかも知れないが、同時に私達も消滅するかも知れん……だろう、博士?
「其の通りだ。……お前には守りたい過去があるか?無かった事にしたくない記憶が……この里で仲間達と一緒に過ごした日々、其れを奪わせ
るな。」
「あぁ、勿論だ。そんな事は絶対にさせん。」
「行こうぜシグナム!勝手に過去を弄られるなんざごめんだ。」
「貴女とマホロバで生きた日々、其れを失いたくありません。」
「時間が如何とかピンと来ねぇけどよ、喧嘩は勝たねぇとな。」
「……父さんは死んだ。その痛みをなかった事になんて出来ないわ。
其れに、貴女達にかじりついてやって来たのは私の誇りなんだから。」
「お前のおかげでアイツの笑顔を見られた。何処までも付いて行くさシグナム。」
「今までの全てに感謝している……だから、其れを守りに行きたい。」
「……良い仲間と出会えたようだな将。戦え、この地に生きる全ての命の為に。なに、私と桜花達も力を貸すから安心しろ。」
言われずともその心算だ……アレだけ堂々と宣戦布告をされたのだ、其れを無視すると言うのは些か礼儀に反するからな。……何より、奴の事
は私が止めねばなるまい。
父親の暴走は、娘が止めてやるべきだろうからな……行くぞ!
「待てカラクリ使い……我々を忘れている訳じゃないだろうな?」
「……八雲?其れに刀也と真鶴……百鬼隊まで?」
「俺達も行こう。貴様には山ほど借りがあるからな、カラクリ使い。」
「此処で行かねば、鬼の副長の名が廃る。」
「オメェ等には迷惑を掛けちまったからな……償いをさせて貰うぜ。」
「天下分け目の戦いだ。英雄が必要だろう?」
「世界を救うのは此れで三度目かしら?名もなき英雄が力を貸してあげるわ。」
「そう言う訳だ。私達も連れて行け、カラクリ使い!」
お前達……分かった、力を貸してくれ。戦力は多いに越した事は無いからな。
「私は一緒に行けぬが、信じて待っている。お主等が勝って戻ってくるのを。
帰って来たら話を聞かせてくれ。お主等の英雄譚を本にするのだ!必ず生きて戻って来いシグナム!」
「……私の言った事を覚えているな?何があっても己を信じろ。良いな?」
あぁ、分かっているよ九葉。
そして主かぐや、必ずや生きて貴女の許に戻ってくると誓いましょう……貴女は私達を信じ、そして私達の勝利を願っていて下さい。約束しましょ
う、必ずや識を止め、そして貴女に最高の話を聞かせると。
「うむ、約束だぞシグナム!」
「えぇ、約束です。」
「ふ……良い感じで士気が上がって来たみたいだから、此処等でもう少し士気を上げてるとしようじゃないか。お前もそう思うだろ、なぁ相馬?」
「アインス……確かに良いかも知れんな?」
アインス?そして相馬、何をする気だ?
「なに、百鬼隊の参番隊は出撃前に隊則を復唱するのさ……二年振りだが、行くぞアインス!」
「あぁ、景気付けにな!!」
「「参番隊・隊則!復唱!!一、『鬼』はぶっ殺せ!」」
「よもや、またこれを唱える事になるとはな……だが、悪くない。『鬼』はぶっ殺せ!――如何した、君達も復唱しろ!!」
伝説の百鬼隊参番隊の隊則を復唱するか……悪くないな。
「「一、ミタマは使い倒せ!」」
「「「「「「「「「「ミタマは使い倒せ!」」」」」」」」」」
「「一、仲間は守れ!」」
「「「「「「「「「「仲間は、守れ。」」」」」」」」」」
「「一、誰も死ぬな!」」
「「「「「「「「「誰も、死ぬな!」」」」」」」」」」
「「一、死んでも生きて帰れ!」」
「「「「「「「「「「死んでも、生きて帰れ!」」」」」」」」」
傍から聞いていると少しばかりアホで無茶な隊則に聞こえるが、実際に声に出してみると何とも言えない力が湧いて来るモノだ……高い実力を
持つアインスと相馬が号令を掛けていると言うのも大きいかも知れないが。
だが、此れで士気は充分に高まった……行くぞ、トキワノオロチの封印を破らせる事だけは絶対に阻止せねばだからな!
「カラクリ石の反応を追った結果、奴が居るのは『古』の領域だ。『乱』の拠点から突入するぞ!」
「了解だ。」
跳界石から『乱』の拠点に跳び、其処から『古』の領域に向かう……前にアインスが先の戦いで消耗した私達の体力を回復してくれた。
『シャマルの回復魔法に比べれば大分劣るけどな』と言っていたが十分過ぎるほどに回復出来た……だけでなく、シンラゴウの一撃で破損した
私の防具まで直すとかドレだけだ?鍛冶屋が見たら泣くぞ此れ。
「私は何でもありだからな。
其れと鍛冶屋で思い出したが、ソフィーから此れを預かって来た……人数分二倍の量の新型フラムを。」
「つまり一人頭二発分のフラムがあると言う訳か。」
一発でも強力なフラムが一人頭二発あると言うのは心強い――特に私の場合、十束の力を最大に引き出せる物でもあるからなフラムは。十束
にとってフラムは、最高のエサであるのかも知れん。
『乱』の拠点から『古』の領域を目指して進軍して行ったのだが、此れはマッタク持って問題なかった――道中で中型のカバネヒキや、大型のハ
クメンソウズと出くわしたが、其れはアインスとアーナスと桜花と相馬で略完封してしまったからな。
アインスとアーナスの強さが規格外なのは知っていたが、桜花と相馬も相当な手練れだ……そして其れ以上に驚かされたのはアインスの鬼千
切りだ。一撃で複数の部位を破壊する鬼千切りなど見た事がないからな。
その鬼千切りは『鬼千切り・極』……仲間との絆を極限まで高める事でのみ放てる特別な鬼千切りか。桜花が言うには、ウタカタの里でもこれは
アインスにしか使えないとの事……其れがお前の奥義と言う訳か。
そんな訳で、巨大な扉の前にやって来た……この扉の先が『古』の領域と言う訳だな。この扉、簡単に開きそうにはないが……
「簡単に開きそうにないのならば壊すだけの事だ……必殺・元祖ケンカキック!!」
『グァッデェェエム!!』
と思ったらアインスが強烈な前蹴りで……扉を粉々にしたか。……扉とは壊すモノではなかったと思うのだがな?其れと、蹴りを放ったアインス
の背後に黒眼鏡を掛けた髭の男が見えた気がしたが、多分気のせいだろうな。
ともあれ、此れで『古』の領域に入った訳だが……此れは、此れまでの領域とは比べ物にならない凄まじい瘴気だな?……此れでは行動限界
までの時間も余りなさそうだ――識を追う前に、瘴気の穴を塞ぐべきかもしれんな。
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其れから領域内を探し回ったが識を見つける事は出来ていない……瘴気も濃い上に道も入り組んでいて、まるで命がけの迷路に挑んでいる気
分だ。……此のままでは全滅しかねんぞ?
「つっても、まだ限界は来てねぇ――なら、何時も通り突っ込めばいいじゃねぇか?先を急ぐんだろ?」
「奥はもっと瘴気が深そうだわ。闇雲に進むのは危険よ。」
「だが、識を追わないと……」
「ならば悩む事は無い、此処は将の力を借りる――例の瘴気の穴を塞げばいい。そうすれば瘴気は薄くなる。急がば回れと言う奴だ。」
アインス……お前も其れを考えていたか。
瘴気の穴は新たなミタマを手に入れなければ分からないが、逆に言うのならば此処でミタマを手に入れる事が出来れば瘴気の穴を見付ける事
が出来るからな――鬼の手を使えば『鬼』の痕跡を追う事が出来るから、『鬼』を探し出してミタマを手に入れるとするか。如何思う博士?
「そうだな、やってみるか。」
「ならば善は急げだ。」
早速鬼の目を発動すると、鬼の手の効果で鬼の痕跡が見えるな……通常の鬼の目では見えないものまで見えるようにしてしまうとは、カラクリ
石の力が凄いのか、それとも博士の技術力が凄いのか――恐らく両方だろう。
その痕跡を追って領域内を進んで行く――道中の『鬼』は現れた先からアインスとアーナスによって撃滅されたので、私達はタマフリを温存出来
た訳だが。
さて、その痕跡を追って辿り着いた場所……痕跡は此処で途絶えているので、目的の『鬼』は此処に居るのだろうな。
――ゴゴゴゴゴゴゴゴ
『ギョワァァァァァァァァァ!!』
早速お出ましか!
コイツは、前に『雅』の領域で戦ったウシヲキナ……いや似ているが違うな?コイツはウシヲキナの亜種のアケハワニか!ウシヲキナと違い毒で
はなく炎で攻撃してくる『鬼』だったか?
「折角出て来た所、非常に申し訳ないんだがお前とゆっくり遊んでる暇はないんだ。」
普通に戦えば可成りの難敵なのだが……矢張りアインスに掛かれば赤子同然のようだな?
未だ地面から現れ切ってないアケハワニのヒゲを掴むと、其れを引っ張って無理矢理引き摺り出して地面に叩きつけると、今度は尻尾を持って
振り回し、序に周囲に居た小型の『鬼』を一掃……大型の『鬼』もアインスの手に掛かれば只の武器か。
「アーナス、最終決戦に向けてヨルドにタップリと血を吸わせてやれ。」
「そうさせて貰うよアインスさん……ヨルドは邪妖や『鬼』と言った邪悪な存在の血を特に好むからね。」
更にアーナスが剣を突き立ててアケハワニの生命力を削る……いや、吸い取っているのか?……相手の生命力を吸い取るとは、まるで妖刀其
の物だな。
勿論私達も見ているだけでなく、夫々がアケハワニに攻撃してその生命力を削って行き、追い詰められたアケハワニは遂にタマハミ状態になっ
たか……上等だ!
タマハミ状態になったのと同時に、十束に炎を宿して切れ味を倍増させる……炎のアケハワニに炎では相性が良いとは言えないが、貴様の炎
が猛火ならば、私の炎を其れを上回る轟炎!貴様の炎など呑み込んでくれる!!
「飛竜一閃!!」
飛竜一閃で尾を切り飛ばせば、続いて紅月が全体重を乗せた黄昏を叩き込んで腕を吹き飛ばし、其れに負けじと神無が足を切り飛ばす!!
この猛攻にアケハワニは反撃しようとするが、其処は桜花が斬心解放で怯ませて反撃の芽を摘む。
更にアインスとアーナスの猛攻を喰らい瀕死状態と言った所か……では、此れで終わりにしよう!!
――グン!!
鬼の手を発動し、其れを巨大な剣に変形させてアケハワニを一閃!!
此の一撃はアケハワニの尾を完全破壊するだけでなく、内部生命力をも完全に奪い去り、アケハワニは沈黙したか……如何に大型の『鬼』と言
えども、此れだけの戦力を前にしては倒されるしかなかった様だな。
――カッ!!
『まほろばの国、守って見せる!』
――ミタマ『ヤマトタケル』を獲得
そして予定通りミタマを手に入れた……ヤマトタケルとは、また大物だな?神話の時代にその名を遺す英雄のミタマを手に入れられるとは最終
決戦を前に幸先が良い。
そして、ミタマを手に入れたとなれば……
――ヒィィィン……
矢張り空間転移か。此れにもすっかり慣れてしまったな。
――――――
『……大和は国のまほろば。
たたなづく 青垣山籠れる 大和し麗し――貴女が僕を解き放ってくれたモノノフか?
僕はヤマトタケル。熊襲を討ち、東国を征伐した者。……もっとも勇ましい話ばかりではない。僕はその遠征で妻を亡くしてしまった。
人の世は哀しみに満ちている。其れでも貴女が前に進もうと言うのなら、僕は何時でも貴女の力になろう。
『鬼』討つ者よ、貴女に見せよう。遠くに見ゆる、望郷の風景を。』
――――――
ヤマトタケルのミタマに導かれてやってきた此の場所が、『古』の領域の瘴気の穴がある場所か。……此れは、此れまでの瘴気の穴とは比べモ
ノにならない位の禍々しさだな。
「此れがこの領域の瘴気の穴か……中々に禍々しいモノだ。」
「……お前、何故此処に居るんだアインス?」
「お前の気配を追って瞬間移動しただけだ――其れに、一度見てしまえば此処に瞬間移動するのは簡単だからな。此処まで歩いて来るよりも
瞬間移動した方が効率も良いし、最終決戦に向けて体力も温存できるからな。」
「其れは、確かに其の通りだな。」
――ヒィィィン……
そして場所が分かれば再び空間転移で……ただいま。
「んな!?」
「は、話には聞いていたが、実際に目にすると面妖なモノだな……」
「行き成り人が目の前で消えて、そしてまた現れたら其れは驚くなと言うのが無理な話だけれどな。――転移前にはちゃんと言っておきましょう
って所だな。」
「アインス、自由自在に瞬間移動が出来る君が其れを言うか?」
「アインスって本当に何でもありよね……其れよりも、風景が見えたのねシグナム?」
「あぁ、バッチリとな。」
「よし、なら行こう。」
「派手にかまそうぜ!」
だな。
アインス、スマナイが頼んで良いか?
「無論だ……瘴気の穴がある場所まで瞬間移動するから、何処でも良いから私に触れてくれ。全員纏めて運ぶ!……って焔、お前は一体何処
に触れようとしている?
私の見間違いでなければ胸に触れようとしていたようだが?」
「あぁん?別にいいだろ、掴みやすそうだしよ。一番安定しそうな所を掴むのは普通だろ?」
「掴むのは別に構わんが、掴んだその瞬間、お前は明日の朝日を拝めなくなるが、其れでも構わんな?」
「っと、冗談は此処までにして……肩なら構わねぇだろ?」
「最初からそうしろ……だからお前は『馬鹿』だと言われるんだよ。」
マッタク持ってその通りだな。
最終決戦を前に、先ずは異界の浄化だな……異界を浄化すれば、或は識の目論見を少しは妨害する事が出来るかも知れないからな。
識の目論見を妨害出来ずとも、異界を浄化すればそれだけ私達の活動限界も伸びるから良い事しかないからね――そして、異界を浄化した其
の後はお前の番だ識!!
お前が何を考えて過去の破壊を思い立ったのかは知らんが、過去を破壊して今この時を生きる人の世界を破壊すると言うのならな、貴様が過
去を破壊する前に私が貴様を破壊してやる!
異界を浄化したら、今度は貴様だ……精々首を洗って待って居るが良い――貴様の首、この烈火の将が貰い受けるぞ!!
To Be Continued… 
おまけ:本日の禊場
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