空の優勝で幕を閉じたKOFの個人戦の翌日に開催されたKOFのチーム戦だが、チーム戦は最大で大将同士のエクストララウンドを含めると六ラウンドの長丁場になると言う事で、チーム戦にはギリギリの土壇場で新たなルールが追加される事になった。
グランアリーナのフィールドには四本のコーナーポストとロープで作られた簡易のリングが二つ設置させれ、チーム戦は二試合を同時進行させ、そして個人戦には無かった『リングアウト負け』も追加されていた――リングの外の吹っ飛ばされたら問答無用で負けと言うのは、中々にスリルある試合にもなるだろう。
そんな中で行われた一回戦の第一試合。
第一リングには、スポーツマンチームが登場したのだが、第二リングの方には行き成り優勝候補である草薙京率いる『ロレントチーム』が登場して、其れだけでもグランアリーナは歓声の渦に巻き込まれる事に……其れだけ京の三連覇への期待が高いと言う事なのだろうが。


「いやはや、凄い人気だね彼?
 『草薙流古武術』と言う古流格闘技の存在は知っていたけれど、その継承者がリベールに居て、そしてこんな人気者だとは……覇王流の正統後継者として、是非とも手合わせしてみたいモノだ。」

「アイン、お前の兄の『戦闘脳』は如何にかならないモノなのか?」

「如何にかなるのであればとっくに私かシグナムが如何にかしています……兄さんは王としては優秀で王としての自覚もあるのですが、其れ以上に武闘家として高みを目指している所もありまして、武闘家の血が騒ぐのを抑える事が出来ないみたいです。
 まぁ、流石に乱入しようとしたその時は私とシグナムが全力で止めますのでご安心下さい――其れは其れとして、本当に凄い人気ですね彼等は?」

「京さん、アインスさん、エステルさんの三人は叔父様によって出来レースと化していた旧武術大会で、出来レースを壊して二連覇したチームですからね?
 皆さん揃って容姿も良いですから其処も人気の要因であるのかもしれません。」


貴賓席ではこんな会話がされていた――王としては充分優秀であるが武闘家としての血が騒ぐのを抑える事が出来ないと言うのは、中々にクラウスは困った王であると言えるだろう。
そんな中、なのははロレントチームではなく、第一リングに登場したスポーツマンチームの事が気になっていた。
全員が身長2mを超える大男で構成されたチームであり、その迫力からロレントチームとは別の意味で注目されているチームなのだが、なのはが気になったのは其処ではない……身体が大きい事以外は、リーダー格の『ヘヴィ・D!』が特徴的なモヒカンヘアーである事を除いて普通の人間であるのだが、なのはは此の三人から僅かではあるが普通の人間では宿す事のない『魔の闇の気配』を感じ取っていた。
『闇属性』の力を宿す人間は存在しているが、其れはあくまでも『人間としての闇属性』であり、魔族や悪魔特有の『魔に属する闇属性』を宿す人間など、血筋の何処かで魔族か悪魔が混ざっていなければ有り得ない事であり、更にその場合はもっと強く其の力を感じ取る事が出来るのだ。
だがスポーツマンチームの三人から発せられている『魔の闇の気配』は、魔族の血を引いているなのはだからこそ感じ取る事が出来た位に僅かなモノであり、彼等が魔族や悪魔の混血でない事を示していた――故に、なのはは気になったのだ。


「なのはさん、どうかしましたか?」

「いや、何でもない。ロレントチームと同じフィールドで試合をする事になってしまったスポーツマンチームが少々気の毒だと思っただけだ……ロレントチームの試合にだけ注目が集まって、自分達の試合が空気になると言うのは中々にキツイモノがあるだろうからな?
 巨漢三人組と言う事で注目を集めていると言え、いざ試合が始まったらロレントチームの試合の方に視線は集中するだろうからね。」

「其れは……なんと言うか否定出来ません。」


気にはなったモノの、だからと言って何か危険があるかと言われたら其れは現状では否なので、なのはは取り敢えず試合を見守る事にした――確証の無い事を言って不安を煽る事もないとも考えたのだろう。


『其れじゃあ行くぞ~~!
 KOFチーム戦!一回戦第一試合!第一リング、ヘヴィ・D!vsチェ・リム!!第二リング、草薙京vsチョイ・ボンゲ!Round1!Ready……GO!!』



そしてMCによって試合開始が宣言され、KOFチーム戦の一回戦第一試合となる二つの戦いが始まったのだった。











黒き星と白き翼 Chapter53
『KOFチーム戦開幕!激闘の一回戦!!』










第二リングで試合を行っているロレントチームは、大将格である京がまさかの一番手で登場し、『まさか京が一番手で登場するとは!』と会場を驚かせていた。
京の最初の相手であるチョイは、小柄ではあるが其の身の軽さを活かし、手に装備した鉤爪を使ってトリッキーな攻撃をしてくる中々に厄介な相手であるのだが――


「おぉりゃぁ!!」

「うき!?」


京にはその攻撃はマッタク持って通じていなかった。
身の軽さを活かした空中からの攻撃を得意としているチョイだが、空中からの攻撃は全て百式・鬼焼きで迎撃されるか、バックステップからのR.E.D.KicKで叩きとされてしまい、得意の攻撃を封殺されてしまったのだ。
そうなると地上戦で戦う事になるのだが、地上戦となると今度はリーチの差でチョイが圧倒的に不利となるのだ――鉤爪をプラスしたとしても、京とチョイでは身長差が30cmもあるのでマッタク持ってリーチも勝負にならないのだ。


「アンタじゃ燃えねぇな?弱い奴に用はないぜ……燃えろぉぉぉ!!」

「愛が欲しいでやんす~~~!!」


最後は京が外式・轟斧 陽から弐百拾弐式・琴月 陽に繋いでチョイを派手に燃やしてKOしてのパーフェクト勝ちを収めた。
続いて登場したのは身長が2mを超え、体重も300kgを突破している超巨漢の『チャン・コーハン』だ……鎖の先に巨大な鉄球――の様にカラーリングされた木球をくっ付けた武器を振り回して戦うパワーファイターだ。
本来は鉄球を振り回すので、その腕力は物凄いモノがあるだろう。


「おいおい、何処に向かって攻撃してんだ?俺はこっちだぜ?」

「むがぁ!ちょこまかとぉ!!」


だが、身体が大きく体重も重いとなれば、当然その動きは重くなり、フットワークが軽い京を捉える事は出来ない――チャンの攻撃は当たれば一撃必殺の威力ではあるのだが、ドレだけ強大な力であっても相手に当たらなければ何の意味もないのである。


「如何した、来いよ木偶の坊――いや、アンタの場合はウドの大木か?」

「誰がウドの大木だ!!」


更に京はチャンを挑発しまくって無駄に動き回らせてスタミナをゴリゴリと削って行く……体重が300㎏を超えているチャンは、少し動くだけでも大量のエネルギーを消費してしまうので動き回ればあっと言う間にスタミナ切れを起こすのは道理だろう。
京の挑発に乗って動き回らされたチャンはあっと言う間にスタミナ切れを起こし、その結果としてDSAAルールで定められたライフもレッドゾーンに突入してしまっていた。


「大男総身に知恵が回りかねってのは、アンタみたいなのを言うのかもな?修業して出直して……以前にダイエットして出直して来な!」


其処に京が百壱式・朧車を叩き込んでまたもパーフェクト勝利で二人抜き。
三人目の相手はチャン並みの巨漢である『ザナドゥ』と言う、ちょっとサイコな相手だったのだが、此れも京にとっては大した相手では無かった――ザナドゥは巨漢ながらトリッキーな動きをして来たが、格闘に関してはマッタクの素人で、巨体と怪力だけのタイプだったので其れでは京には通じる筈もなかった。


「素人丸出しのパンチが俺に当たるかよ……舐めんな!」


ザナドゥのパンチを九百拾式・鵺摘みで捌いた京はカウンターの外式・竜射りを叩き込み、其処から七拾五式・改→百拾四式・荒咬み→百弐拾八式・八錆→外式・砌穿ちのコンボを叩き込み……


「受けろ、此のブロウ!コイツで、決まりだぁ!!」


トドメに百八拾弐式をブチかましてザナドゥをこれまたパーフェクトKOしての三人抜きを達成して見せてくれた。


「マッタクこの程度の実力で参加して来るなよな?折角見に来てくれてるオーディエンスにも失礼だぜ。」

「アタシ達、マッタク出番なかったんですけど……」

「私達にあんなキワモノの相手をさせたくなかったのかもしれないけれどね。」


この見事な京の三人抜きに会場は大いに沸いたが、その直後に会場は騒めきに包まれる事になった――理由は第一リングで行われていたスポーツマンチームの試合が原因だ。
スポーツマンチームも一番手のヘヴィ・D!が三人抜きを達成していたのだが、其の三人はダメージエミュレートで『肋骨骨折+内臓損傷』、『頭蓋骨折』、『顎関節粉砕骨折』、『頸椎損傷』と言うシャレにならないダメージが発生し、更には一部のダメージがエミュレートを貫通してリアルダメージとなり、三人とも其の場から緊急搬送される事になってしまったのだ。
エミュレートである程度軽減されているから命に別状はないのだろうが、其れでも会場が騒めいたのは其れだけのダメージを相手に負わせたヘヴィ・D!の表情には『やり過ぎちまった!』、『ヤベェ……』と言ったモノは一切見て取れず、只口元に不気味な笑みを浮かべ、血塗られた拳を固めたままの状態だったからだ。


「……如何やら俺達の二回戦の相手はヤバい連中みたいだな?」

「明らかにやり過ぎじゃない……なのに嗤ってるって、絶対サイコパスよアイツ等!」

「いや、サイコパスで済めば御の字と言った輩かもしれないな……」


二回戦でスポーツマンチームと激突する事が決まったロレントチームの面々は異口同音に『ヤバそうな奴等』と口にしているが、心の底では『コイツ等の事は次の試合で絶対に倒す』と心に誓っていたりする――武闘家として、明らかなオーバーキルを、其れもレーシャと空の時の様に結果としてダメージエミュレートを貫通したのではなく、明らかに『ダメージエミュレートを貫通する事は分かっている』上での攻撃を行ったとしか思えないその態度は到底許せるものではなかったのだろう。


「ま、アイツ等は二回戦でぶっ潰してやるさ!……んで、今更かも知れないが右腕怪我でもしたのかアインス?開会式の時は包帯してなかったよな?」

「いや、怪我をした訳ではないよ京。
 大会に向けて新たな技の修得を行っていて、今朝方ギリギリで修得出来たのだが少しばかり制御し切れないから私の魔力を練り込んだ特殊な包帯で無理矢理抑え込んで居るんだ。」

「アインス、一体どんな技を覚えたのよ……」

「其れは次の試合のお楽しみだ。」


そしてアインスは大会に向けて新たな技を修得したらしかったが、制御出来ないとの理由で右腕に自身の魔力を練り込んだ包帯を巻いていた……若干厨二臭が否定出来ないが、ロレントでも五本の指に入る実力者であるアインスが言うのだから相当な技を覚えたのだろう。


「なのはさん、あのチームは……」

「危険だが、二回戦の相手は京とアインスとエステルだから心配は要らんだろうさ……もしも本当に危なくなったその時は、稼津斗に乱入して貰えば其れで済む事だと思うしな。」

「出来れば『鬼』が出張る事態が来ない事を願いますね……」

「何なら俺が……」

「だからダメです。」


一方で、クローゼもスポーツマンチームの異様さを感じ取るに至ったが、なのはが『次の相手はロレントチームだから心配はいらない』と言った事と、『最悪の場合には稼津斗に乱入して貰う』と言うのを聞いて一応は納得したようだ――五百年を生きた末に封印された『鬼』は、オロチの力も得ており、其の力を全開にすれば最早勝てる者は居ない存在となっているのだから此れもまた当然かも知れないが。

ともあれ、KOFチーム戦の第一試合はスカッとする三人抜きと後味の悪い三人抜きとなったのだが、第二試合では第一リングに『リベールギャルズ』、第二リングに『女性格闘家チーム』が登場すると言う何とも華のある試合が始まり、スポーツマンチームの後味の悪い三人抜きを上書きする見事な試合を見せてくれた。
リベールギャルズはグリフィンが一番手として参上し、試合開始と同時に相手に鋭いタックルを喰らわせてダウンを奪うと、其処から強引に持ち上げて投げ飛ばす『グリフィンリフト』を喰らわせると、起き上がりに変則的な前方宙返りからの踵落とし『龍閃脚』を繰り出してガードを強引に下げると、昇龍拳を叩き込み、吹き飛んだところに追撃の『ナパームストレッチ』を喰らわせ、更なる追撃としてフラッシュエルボーを叩き込んで相手のライフをゼロにしてKO!
しかしグリフィンは其のまま第二ラウンドとは行かずに二番手のヴィシュヌにバトンタッチした――チーム戦は基本勝ち抜きルールだが、勝者が『次の試合の権利を放棄する代わりに控えメンバーとの交代』が認められているので、グリフィンは二番手のヴィシュヌに次の試合を任せた訳だが、其れも信頼があっての事だろう。
『ヴィシュヌならば勝てる』と確信していなけば交代は出来ないのだから。

バトンを渡されたヴィシュヌは、長い手足を活かした相手の間合いの外からの拳打や蹴りを繰り出しながら、距離が離れれば波動拳や灼熱波動拳、タイガーキャノンと言った多種多様な気弾や気功波を放ち、其れを飛び越えて来た場合には昇龍拳を独自にアレンジした『タイガーブロウ』で完璧に迎撃していた。


「此れで決めます!タイガァァ……レェェェイド!!」


肘打ちをスウェーバックで躱されたヴィシュヌは、間髪入れずにロ―キックを放って相手の体制を崩すと、其処から二連続のハイキックから鋭い低空の飛び蹴りに繋ぐ連続技、『タイガーレイド』を決めて見事なKO勝ちだ。


「其れでは、最後は頼みましたよ刀奈。」

「任されたわ♪」


そしてヴィシュヌも大将である刀奈と交代し、ファイナルラウンド。
刀奈は先ずは氷結波動拳を放って牽制し、其れを前転で躱して来た相手を捕まえると巴投げで投げ飛ばし、其処に水属性の『激流波動拳』を喰らわせていきなり大ダメージを与えると、間髪入れずにスライディングキックから流れるような後回し蹴りを叩き込んで吹き飛ばすと、稼津斗直伝の『百鬼剛斬』を喰らわせる。


「ぐぬ……だがマダマダぁ!!」

「呆れたタフさだけど……ねぇ、少し蒸し暑いとは思わない?」

「蒸し暑い……だと?」

「はい、大爆発♪」


そしてトドメはまさかの大爆発!
水属性の波動拳を放った事で空気中に散らばった水素分子を刀奈が高めた気で一気に過熱して水蒸気爆発を起こさせたのだ――此れは刀奈自身も巻き込まれかねない攻撃だったのだが、刀奈はバッチリと自分の事は水の気のヴェールで守っていたので無事だった。
が、この水蒸気爆発を真面に喰らった相手はライフがゼロとなり、此れにて試合終了だ。


「あら、此の程度なの?もう少し楽しめると思ったのだけれどね?」


扇子で口元を隠して、しかし妖艶な笑みを浮かべている刀奈は完全に悪役だったのだが、其れが実に絵になっていた。
で、第二リングの方では女性格闘家チームの一番手として登場した不知火舞が『不知火流忍術』を駆使したトリッキーな戦い方で相手を手玉に取って見事な三人抜きを披露してくれていた。


「よ、世界一ぃ!」


決めゼリフも鮮やかに決まった勝利ポーズだが、観客席の男性諸君の視線が舞の胸に集まってしまったのは致し方あるまい――其れほどまでに凶悪な程の『乳揺れ』を披露してくれたのだから。そもそもにして『半乳全ケツ』と言っても過言ではない舞の衣装は可成りヤバめのモノであるのだ。

で、その後も試合は次々と進み、名のあるチームは余裕で一回戦を突破して二回戦へとコマを進めていた。
驚くべきは、寄せ集めのチームと思われていた『SSSチーム』だ――一番手として登場した真吾がライフを半分失いながらも勝利し、相手チームの二番手とはダブルKOの壮絶な幕切れとなり、第三ラウンドには柴舟が登場して、老獪な戦い方で相手を翻弄し、相手のガードを抉じ開けたところに裏百八式・大蛇薙を叩き込んで試合を決めて二回戦にコマを進めていた。

カルバートチームもリュウが三人抜き、ベルカチームもミカヤが三人抜きを達成して二回戦へと駒を進め、一回戦の最終試合に登場したのは『八神チーム』だ。
その八神チームは、大将格である庵が一番手として登場したのだが、此れは明らかにロレントチームで京が一番手として登場した事を意識しているだろう――『京が三人抜きをしたのならば俺もまた三人抜きをしてやる』と言う庵の対抗意識が露わになった事でもあるのだが。

だが、試合が始まると庵は其の実力を遺憾なく発揮してくれた。
一人目を試合開始と同時に飛び蹴りで強襲すると、着地と同時に抉り込むような斬り裂きアッパーを叩き込み、間髪入れずに百弐拾八式・葵花を喰らわせてKOし、二人目は参百拾壱式・爪櫛をガードさせると、そのガードを屑風で強引に崩した後に百弐拾八式・葵花を二段目迄喰らわせた後に弐百拾弐式・琴月 陰をブチかましてKOし、三人目は試合開始と同時に百八式・闇払いを放つと同時に相手に向かって突進し、そして相手を跳び越す形でジャンプすると、『外式・百合折り』で攻撃すると、其処からローキックを喰らわせ、其処から『外式・夢引き』に繋ぎ……


「遊びは終わりだ!」


禁千弐百拾壱式・八稚女を発動!


「泣け!叫べ!!そして……死ねぇぇぇぇ!!」


此れを喰らった相手は完全にKOされた――それでもダメージエミュレートは貫通していないので、庵は武闘家としての彼是は守っているのかもしれない。


「クククク……ハハハハ……ハ~ッハッハッハ!!!!」


見事な三段笑いと共に壱回戦の全試合が終了し、二回戦の試合順がシャッフルされる。
その結果は――


・二回戦第一試合、第一リング『餓狼伝説チーム』vs『サイコソルジャーチーム』。第二リング『極限流チーム』vs『ベルカガールズ』
・第二試合、第一リング『女性格闘家チーム』vs『リベールギャルズ』。第二リング『クローンチーム』vs『レスラーチーム』
・第三試合、第一リング『八神チーム』vs『餓狼MOWチーム』。第二リングが『リベリオンチーム』vs『カルバートファイターズ』。
・第四試合、第一リングが『SSSチーム』vs『空手マンチーム』、第二リングが『ロレントチーム』vs『スポーツマンチーム』



と、この様に決まったのだった。
二回戦の最終戦に見どころ満載のカードが持って来れれたのだが、此れは二回戦も大いに盛り上がるのは間違いないだろう――そして十五分のインターバルを挟んでKOFチーム戦の第二回戦が始まるのだった。










 To Be Continued 







補足説明