KOF個人戦の準々決勝の最終戦であるエレナvsレーシャの試合に会場は湧いていた。
個人戦参加者最年少のレーシャと、ノーヴェとさくらと並んで二番目に若い参加者となるエレナの試合は大注目なのだ――レーシャは魔王であるルガールに其の力を示し、エレナは最強と名高い相撲レスラーを翻弄した上にKOして見せたので其の実力は計り知れないだろう。


「ふふ、貴女とも友達になれる気がする。」

「サイですか……てか、改めて対峙してみるとすっごい格好してるよねエレナって。」


そのエレナの格好はレーシャの言うように可成り凄いモノだった。
両手首に五つ、両足首、両上腕部、両膝下に夫々二つずつ、首に七つの金属製の輪を装着しているのだが、其れ以外で身に付けているのは胸と股を必要最低限覆っている白い布のみと言う可成り露出度の高い格好をしているのだ。
其れでも決して卑猥に見えないのは偏に彼女が女性としてのしなやかさと武闘家としての力強さを兼ね備えた均整の取れたフィジカル故だろう。


「貴女はとっても速い。二回戦で戦った人は凄い突進力で、頑丈で力が強かった、まるでサイみたいだったけど、貴女はまるでチーター。」

「あ~~……其れは割と合ってる気がする。チーターってスピードは最強クラスだけど攻撃力はネコ科の大型肉食獣では最弱クラスだからねぇ?多分大会参加者の中で攻撃力は一番低い私にはピッタリかも。」

「でも、貴女のスピードは其のまま攻撃力に換算されてるから、だから貴女はチーターよりも少し厄介?」

「何で疑問形なのか……まぁ、其れは兎も角、全力で戦おう!」

「貴女と戦える事に感謝を。」


試合前の軽い遣り取りを行うと、レーシャは右拳を腰に当て、左腕は肘を曲げて手の平の力を抜いた状態にして構え、エレナは大きく前傾姿勢になってダンスを踊っているかのようなステップを刻む。
なんとも特徴的な構えのエレナだが、彼女が使うカポエイラは遥か昔に奴隷として使われていた人々が手枷をされた状態でも戦えるように編み出したモノで、格闘技を練習している事を悟られないようにダンスの様な動きで技を磨いていたと言う歴史があるので、この構えもまたカポエイラ独特のモノであると言えるだろう。


『さぁ、準々決勝ラストマッチ!
 魔王ルガールが其の力を認めた最年少参加者の不動レーシャと、異種格闘技戦に参加したら間違いなく最強と名高い相撲レスラーを退けたエレナが準々決勝で激突だ~~~!!
 果たして準決勝に駒を進めるのは大会最年少にして最速のスピードを誇る不動レーシャか?其れとも最強の呼び声も高い相撲レスラーを倒したエレナか?
 大注目の此の試合!!其れじゃあ行くぞ~~~!!Leading Let's Much!!バトル、アクセラレーショ~~~~ン!!!』



MCさんの試合開始宣言と共に両者は地を蹴って互いに間合いを詰めて先ずは近距離戦での勝負が展開されるようだ。











黒き星と白き翼 Chapter51
『開眼した奥義!風の拳、其れは何かを生み出す』










近距離戦となると、体格で劣るレーシャの方が圧倒的に不利になるのは間違いないのだが、其れでもレーシャが近距離戦を選んだのは自分の力が最も発揮出来るのは近距離戦である事を分かっているからだ。
距離が詰まった所でエレナは右手を地に着き、其れを支点にして鞭の様な下段の回し蹴りを放って来たが、レーシャは其れをジャンプで躱すと身体を大きく一回転させてからの遠心力を加えたジャンプミドルキックを放つ。
流石に其れは振りが大きかった事でガードされてしまったが、レーシャは其処から更に身体を反転させて飛び後回し蹴りを繰り出し、続けて空中で前方回転をするとこれまた遠心力を加えた踵落としを振り下ろす!
其れに対し、エレナも大きく開脚するような蹴り上げを放って対処する。
楯回転の遠心力を加えたレーシャの踵落としと、エレナの蹴り上げの威力は略互角だったのだが、体格差で勝るエレナが押し切ってレーシャは大きく空中に弾かれてしまった――が、レーシャは空中で姿勢を整えると魔力で空中に足場を作って其れを思い切り蹴って全身でエレナに突撃!
『人間ミサイル』とも言える其の攻撃はエレナにとっては完全に予想外でありガードも間に合わなかったが、エレナは自ら後ろに飛ぶ事でダメージを軽減すると同時に勢いを利用してレーシャを投げる。


「マダマダぁ!!」


投げられたレーシャはまたしても空中で姿勢を整えると、アリーナの壁を蹴って再び弾丸の如き勢いでエレナに向かって行き、今度はカウンターの投げを全身をぶつけるのではなく身体を小さく丸めた上で鋭いエルボーを繰り出した。
身体で最も鋭く硬い部分である肘の攻撃が決まれば、其れは大ダメージ間違いないが、エレナは其の攻撃をこれまた最も鋭く硬い部分である膝でガードする。
最も鋭く硬い部分がかち合ったとなれば互いに大ダメージ必至なのだが、ガードしたエレナは点をずらしていたのでダメージエミュレートも発生せず、レーシャが着地すると同時にエレナは低い姿勢で回転しながら後回し蹴りを放つ。


「取った!喰らえぇ!!」

「!!」


だが、レーシャはその蹴り足を取るとカウンターのドラゴンスクリュー一閃!
膝破壊と投げをワン動作で行う高等技術のドラゴンスクリューは蹴り技に対して有効なカウンターとなるのだが、其れだけにタイミングを誤ると自分が大ダメージを負いかねない――にも拘らず、其れを見事に決めたレーシャの格闘センスは只ならぬモノがあると言っても良いだろう。

しかし、其れを喰らったエレナにダメージエミュレートは発生していなかった……体格差があり過ぎる事で、レーシャのドラゴンスクリューは僅かに膝の芯を外れてしまっていたのだ。其れでもエレナの足に多少のダメージは与える事が出来たが、だからと言って足技が使えなくなるレベルのダメージは与えられなったようだ。


「あ~~……浅かったか~~。
 完璧に決まってたら、其処から足四の字極めて終わりだったんだけどな~~……貴女よりも圧倒的に足の短い私の足四の字は極まったら絶対逃げられないから。」

「レーシャ、身体の半分が足だけど?」

「だとしてもエレナと比べたら圧倒的に短いでしょ?
 足四の字は足が短い方が極めた方が効くのよ……足が短い方が隙間なくガッチリ極まるからね。短足の足四の字は極まったら脱出不可能よマジで。」


其処からの足四の字の足殺しのフルコースを狙っていたレーシャだったが、ドラゴンスクリューが若干甘かったせいで其れは出来なくなってしまった――そして、エレナも二度とドラゴンスクリューは極めさせないだろう。
レーシャとしては攻め手を略失った状態であるとも言えるのだが……


「やっぱり貴女は強い、そしてマダマダ強くなる。
 だけど貴女は自分の強さの本質を分かってない……其れが分かれば貴女はその潜在能力を解放出来る――もっと自然の声に耳を傾けて。」

「自然の声……自然の……」


此処でエレナがまさかのアドバイスをして来た。
敵に塩を送るが如き行為であるが、エレナの顔には笑みが浮かんでおり、其れはレーシャが更に成長する事を真に願って行った事であると言うのを物語っていたと同時に、そう言われたレーシャもまた息を整えると目を瞑って精神を統一して自然の声を聞かんとする。
精神を集中すればするほどグランアリーナの歓声は聞こえなくなり、逆に風がそよぐ音や、ヴァレリア湖の水面が僅かに波打つ音が際立って来る感覚をレーシャは覚えていた。
同時にレーシャの闘気は高まり、周囲には飽和状態となった闘気が火花放電を起こしている。



――風の声を聞け



レーシャの耳にそんな声が聞こえてきた刹那、レーシャは目を開き、そしてスタンスを大きく開いて右拳を腰に添えた独特の構えを取る。


「おいリュウ、あの構えは!」

「風の拳……あの幼さで其の境地に至ったと言うのか?……マッタク、とんでもない子だな彼女は?……機会があればぜひ戦ってみたいものだ。」

「お前さん、結局は其れなんだな。」


其れを見たベルカチームのケンは、親友でライバルでもあるリュウが長年真の格闘家を目指して修業した末に辿り着いた必殺の拳と同じである事を見抜き、リュウは僅か十歳でその境地に辿り着いたレーシャの才能に舌を巻いて何時か戦ってみたいと思っていた……ジンは、そんなリュウに少しばかり呆れていたが。


「自然の声が聞こえた?」

「聞こえた……そして悟った――拳とは風のようなモノだと。」

「風……でも風は目に見えない。なら、どうやってその存在を見せる?大木を薙ぎ倒す?其れとも家を吹き飛ばす?」

「ううん、そんな事は必要ない……風の存在を知らしめるには木の葉一枚を軽く揺らしてやれば良い――其れだけで充分に風は其の存在を示す事が出来るから。」

「ふふ、如何やら貴女は真に至ったみたい……なら、次の攻撃が最後になる。」


それに対し、エレナは軽くステップを踏むと一足飛びで距離を詰め、其処から片手倒立をしながら変則的な後回し蹴りを繰り出す。
体格差は勿論、腕と足ではそもそもリーチに圧倒的な差があるので、エレナの足技はレーシャには届くがレーシャの拳打はエレナに届かない――故にレーシャが狙ったのはエレナの蹴り足だ。
拳を頭や胴体に届かせる事が出来ないのならば、相手が繰り出して来た拳や足に己の拳をぶつけてやれば良い――そうして繰り出された拳はエレナの蹴り足とぶつかり、凄まじいエネルギーが其処から放出される。
そのエネルギーはレーシャが着用してるグローブが裂け、エレナの足の金属製の輪っかが砕け、アリーナ全体が震える位だ。


「く……りゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「……!!」


この鬩ぎ合いを制したのはレーシャだった。
全力で拳を振り抜いてエレナの蹴り足を弾いただけでなく、エレナ自身も吹き飛ばしてしまったのだ……エレナは何とか両手を地に着いてアリーナの壁に叩き付けられるのは回避したモノの、今の一撃で右足に捻挫と腓骨骨折のダメージエミュレートが発生し、足技オンリーのカポエイラを使う彼女にとって此れは致命的だろう。
だがレーシャの方も無事と言う訳ではない。
右手のグローブはボロボロに壊れ、シャツも右の袖が肩口まで吹き飛んで右肩が顕わになり、振り抜いた右腕には多数の裂傷のダメージエミュレートが発生している。
エレナの蹴りではなく、自身が放った拳の反動を受けた、そのような感じだ――逆に言えば其れほど今の一撃が凄まじい破壊力だったと言う事なのだが。


「この足じゃもう戦えない……レーシャ、貴女の勝ち。」

「ゴメン……未熟な拳で。此れほどの威力は必要なかったわ。木の葉を一枚揺らせば良いとか言っておきながら、実際には暴風になっちゃった。」

「其れは此れから制御出来るようになればいい。私が以前に戦った男の人も、私と戦ったあとで風の声を聞いたって話を耳にした……きっと辿り着いたのは同じ拳だと思う。」

「そんな人が居たんだ……」

「この会場にも来てる。ほらあそこ、向こうの客席の赤い鉢巻きした黒髪の人。」

「え?いや、分からないんだけど……てか見えるの?エレナって視力幾つ?」

「5.0。」

「いや、どんな視力よ其れ!?」


エレナは足のダメージエミュレートで此れ以上戦う事は出来ないと判断し、此処で降参。
空に続き、レーシャも己の潜在能力の解放に至った訳だが、其れだけに準決勝での空とレーシャの試合は期待大と言うモノだろう。


『けっちゃーく!!
 不動レーシャの凄まじいパンチがエレナの足を粉砕した~~~~!!こんな凄い技の誕生に立ち会う事が出来た俺は幸せ者だ~~!!感動したぞ~~~!!』



MCさんのアナウンスと同時にオーロラヴィジョンには『Wiener!』としてレーシャが映し出されて試合終了となり、その瞬間にダメージエミュレートも解除され、レーシャの裂傷とエレナの捻挫と骨折も即時に治る――ダメージエミュレートは『出血』も再現するのだが、エミュレートが解除された瞬間に出血も止まると言うのが一体どの様なカラクリであるのか若干不明であるが。


「とても良い試合だった。これで貴女も私の友達。」

「本気で拳を交えた格闘家同士は友となるって?……なら、確かに私と貴女はもう友達だね♪」

「うん、友達!」


試合終了後、レーシャとエレナは互いの健闘を称えて握手をした後に、エレナが両手を地面に着くと両足でレーシャを持ち上げ、其処から器用にレーシャを自身の肩に移動して肩車の状態にしてから立ち上がる。
決して長いとは言えない試合時間だったが、其れでも濃密な試合内容を見せてくれたレーシャとエレナに対しアリーナは満場の拍手と歓声を送り、レーシャとエレナも笑顔で手を振って其れに応えていた。


「レーシャは新たな友を得たみたいだな。」

「これを機に少しブラコンが落ち着いてくれると良いんだけどねぇ……てか、いい加減はやてに敵意向けんの止めなさいっての。八神家はある意味でウチのお得意さんなんだからさ……兄さんをはやてと会わせる為に庵が家電ぶっ壊してるとは言ってもね。」

「何故庵が俺とはやてを会わせようとするんだ?」

「ウワォ、そしてこの兄気付いてねーし……こりゃはやても苦労しそうだわ。」


そして、客席では不動兄妹がこんな会話をしていたとか。


「今のは本当に純粋な格闘戦なの?だとしたらハンパない事この上ねーの。最近のお子様は恐ろしい事この上ねーの。」

「なのはさん、口調が崩壊してますよ?」

「アインハルト、シグナム、決勝戦後に俺大会に乱入しちゃダメか?」

「ダメに決まっているでしょう?」

「ダメですよ陛下。」


貴賓席では試合の凄まじさになのはの口調が崩壊し、クラウスのバトルジャンキー魂がバーニングソウルしていた……リベールの女王とベルカの王が此処までぶっ飛ぶ試合をしたレーシャとエレナは大したモノであると言えるだろう。
此れにて準々決勝の試合は全て終了し、準決勝の組み合わせは高幡志緒vsザンギエフ、郁島空vs不動レーシャとなり、試合順がシャッフルされ、準決勝第一試合が高幡志緒vsザンギエフ、第二試合が郁島空vs不動レーシャとなった。








――――――








十五分のインターバルを於いて始まったKOF個人戦の準決勝。
その第一試合である志緒vsザンギエフは、タフさとパワーの真っ向からのぶつかり合いとなった。
はがねの肉体を持つザンギエフに志緒の打撃は大したダメージにはならないが、ザンギエフの投げ技も志緒は的確に受け身を取ってダメージを最小限に止めて決定打を与えなかったのだが、試合開始から十五分が経ったところで試合が動いた。


「おぉぉらぁぁぁぁぁぁ!!」

「ぐぬ!?」


何度目か分からない志緒の蹴りを喰らったザンギエフが膝を折ったのだ――実は志緒の打撃は全て、鍛えても鍛えようのない喉を狙って放たれていたのだ。
普通は弱点となる関節にも可動性を落とさないレベルで筋肉を纏わせていたザンギエフだが、喉だけは筋肉で覆ってしまうと食道と気道を圧迫してしまうので、其処だけは筋肉で武装する事が出来なかったのだ。
其れでも首の筋肉は鍛えていたので多少の攻撃ならば耐えられたのだが、集中して喉を狙われた事で、遂に限界が来たのだ。


「コイツで終わりだぁ!!」


膝立ちになったザンギエフに対し、志緒はトドメにその剛腕を喉に叩き付けて完全にダウンさせる――見事なウェスタンラリアットであったと言えるだろう。
此の一撃でザンギエフには、窒息、ムチ打ちのダメージエミュレートが発生し、ドクターストップの判定が下されて志緒の勝利となった。


「うぅむ、実に良い一撃だった……ハラショー!君とはまた戦いたいものだな!」

「あぁ、機会があればまたやろうぜ。」


此れで決勝戦の椅子の一つは志緒が得た訳だが――


「空とレーシャちゃん、勝った方が志緒先輩と戦う事になるのか……」

「いや、俺は此れで棄権するぞ時坂。」

「え!?何でだよ志緒先輩?」

「相手がどうしようもない極悪人だってんなら女だろうと子供だろうとぶっ飛ばせるんだが、そうじゃなけりゃ女子供相手に拳を揮う事は出来ねぇ……元々、女子供と当たったその時は棄権する心算だったからな。
 本気で来る相手に本気を出す事が出来ねぇってのは、相手に対してあまりにも失礼極まりねぇからな。決勝戦は郁島と不動の末っ子でやりゃ良いだろ。」

「志緒先輩っぽいね、その考え方。でも、其処に感じる『漢』の気概!」

「璃音……まぁ、言わんとしてる事は分かるけどな。」


だが、此処で志緒は決勝戦を棄権すると言って来た。
『極悪人じゃない女子供に対しては本気の拳を揮えない』とは何とも、志緒らしい理由であり、全力を出してくる相手に全力を出す事が出来ないのは礼を失すると言うのも志緒が礼と義を重んじているからこそそう考えたのだろう。


『準決勝第二試合は……っと、ちょっと待ってくれ~~!
 え~と、準決勝第一試合の勝者である高幡志緒が決勝戦を棄権しただと~~!?と言う事は、大会規定により準決勝第二試合の郁島空vs不動レーシャを決勝戦とするぞ~~~~!!』



そしてMCさんが志緒の棄権をアナウンスし、同時に準決勝の第二試合だった空vsレーシャが決勝戦になった事を告げると、会場からはブーイングの一つも起こらずに大歓声が沸き上がる。
空もレーシャも準々決勝で形は異なるが、夫々の奥義を見出しただけに、其の二人が決勝戦を戦うとなったら其れだけで盛り上がる事この上ないのだ。


「郁島空と不動レーシャの奥義がぶつかったら、果たしてグランアリーナは耐える事が出来るのだろうか?」

「遊星さんと遊里さんが作ったシールドならば大丈夫だとは思いますが……其れでも耐えられなくったその時は、遊星さんに『スターダスト・ドラゴン』を召喚して貰いましょう。」

「其れが良いかも知れないな……スターダスト・ドラゴンのヴィクティムサンクチュアリは、私のスターライトブレイカーすら防ぎ切るだろうからね。」


そしてその試合はKOFの決勝戦に相応しいモノになるのは間違いないだろう。
レーシャと空、天才タイプとも言える若き武道家がKOFの個人戦の決勝戦で激突すると言うのは、若しかしたら必然の事であったのかもしれないな――そして、KOF個人戦の決勝戦が凄まじい戦いになるのは、此れは確定事項と言えるだろう。








 To Be Continued 







補足説明