Side:京
ん……朝か。つっても時間はもう7:00……そろそろ起きても良い時間だな。つっても、何時もの朝とは全然違うけどな。
傍らには、俺の右腕を腕枕にして寝てるシグナム……其れも一糸纏わぬ姿でだ。
昨日の夜、『一心同体だ』と言われた挙げ句に、キスされちまって、其のままなんだか盛り上がって身体を重ねる事になっちまったんだが、
其れが逆に、俺とシグナムを本当の意味で結んだのかもな。
自惚れかも知れないが、俺はシグナムを好きなんだってことを実感できたし、シグナムもきっと同じ事を実感してくれただろうからな。
さてと、シグナムを起こさないとな。
――ギュ
「ん……」
「おはようさん、朝だぜシグナム。」
「!?~~~~///」
「ど、如何した?」
「す、スマン京……は、恥ずかしくて顔を合わせる事が出来ん……少し、向こうを向いていてくれ///」
……あ、あぁ分かった。
つーか、俺も何恥ずかしい事しちまったんだよ……一糸纏わぬ姿の彼女を背後から抱きしめるって、普通に色々アレじゃねぇか……色んな
意味でやっちまったな此れは。
……取り敢えず、はやてと八神にだけはバレねぇようにしねぇとな。
リリカルなのは×THE KING OF FIGHTERS~紅蓮の炎~ Round34
『いざ最終決戦!~ESAKA!!~』
さてと、起きて朝飯食ったら、その直後に隊長様から招集が掛かりやがった。……ま、この状況じゃ、何時何が起きるか分からねぇから、イ
キナリの招集ってのも分からないじゃないけどな。
だが、こう言っちゃなんだが、何が起きても大丈夫だろ多分。
ギンガとヴィヴィオが攫われたのは痛いが、逆に言うならギンガとヴィヴィオを取り戻して、スカリエッティのクソっ垂れをブッ飛ばしてやれば
其れでゲームクリアだぜ!!
スバルもノーヴェも十拳のせいで付いた傷は完全に治ってるし、スバルに至っては朝から丼飯10杯完食したしな。(おかずは、納豆と焼き
魚5人前ずつな。)
ロックとテリーも、ギースが生きてた事が衝撃だったみたいだが、生きてたなら生きてたでもう一度ぶっ倒せば良いって感じだし、レオナも
完全回復してるから大丈夫だろ……ジェノサイドカッターで付いた腹の傷跡は残っちまったみたいだが……
「此れ位は何ともない……軍人は傷を負う物だから――サングラスで隠していたけど、中尉も顔に傷があるから。」
「は?クラークのグラサンて傷隠しの為だったのか?……初耳だぜ。」
レオナ自身は気にしてねぇみたいだからこれ以上言うのは無粋か。
……んで、お前が一番大丈夫かシグナム?顔が赤いままだぞお前……
「し、仕方ないだろう!未経験とは言わないが、好きになった相手とは初めてだったんだぞ!私から誘ったとは言えだ!!
道具として強要された事はあるが、本当の意味で愛されたのは初めてなんだ……そ、其れ位は察してくれ!!」
「……わりぃ。」
そう言えば、シグナム達ははやての持つ『夜天の魔導書』の守護騎士で、普通の人間じゃなく、プログラム生命体だったんだっけ?……今
更そんな事は如何でも良いけどよ。
だが、夜天の魔導書の歴史を考えると、確かにシグナムの事を『騎士』とは別に、『そう言う事目的』に使う奴も居たんだろうな……時間を
移動できる能力を持ってたら、そいつをブッ飛ばしてぇ気分だ。
でもまぁ、頭を切り替えて行こうぜシグナム?
此れから始まるのは、クソっ垂れとの最終決戦だからな……何が何でも、ヴィヴィオとギンガを取り戻さなくちゃならねぇからな。
「……あぁ、そうだな。必ず取り戻して、そして敵を討たねばだ。」
「だろ?派手に燃やして行こうぜ!!」
つー訳で、司令室到着!
来たぜはやて、何が有った?……と言うよりも、その2人には何が有った?
「ふふふふ……上等なのスカリエッティ。
そんな物を持ち出して来たって言うのなら、私だってやってやるの……次元世界全てから魔力をかき集めたSLBで一撃粉滅なの。」
「クズが……格の違いを教えてやる。
京のクローンを投入すると言うのならば、幾らでもするが良い!俺が纏めて葬ってくれる!」
「……気にせんといて。戦闘狂にいちいち真面な対応しとったら精神持たへんから。」
「……部隊長様ってのも、大変なんだな……」
取り敢えず、なのはと八神は放っておくとして、マジで何が有ったはやて?アンタが、招集かける程の何かがあったんだろ?
「あったで、トンでもないモンがな。
招集かける1分ほど前に、ミッドの上空に転移魔法でトンでもないモンが現れよったんや……戦乱期のベルカで使われた最強最悪の決
戦兵器『ゆりかご』がな。」
「んな、其れは真ですか、主はやて!!」
ゆりかごって、マジかオイ!?
シグナムから教えて貰ったが、ゆりかごってのは聖王とやらが鍵となる事で起動し、聖王の命が尽きるまで攻撃を続ける狂気の決戦兵器
だろ!?其れが現れたって、トンでもないぜマジで!
しかも、それ以上に最悪なのは、ゆりかごの起動キーになってるのがヴィヴィオの可能性が高いって事だ。
ヴィヴィオは、ゼーゲブレヒトって言う王族の血筋に――聖王の血統にのみ現れる虹彩異常を備えてた訳だからな……スカリエッティの野
郎が、拉致したヴィヴィオをゆりかごの起動に使っても不思議はないぜ。
だが、そうなったら、ヴィヴィオが無事じゃ済まねぇ……何処までもふざけた事をしてくれるじゃねぇかクソ野郎が!!
「ホンマに腸煮えくりかえる思いや……ヴィヴィオは六課にとっても可愛い存在やったからね。
そんでもって、此れだけでも業腹モンやのに……極めつけは此れや。――スカリエッティは、本気で私等を怒らせたいみたいやで!!」
「此れは……マジかよ…!!」
ハイウェイを走るスカリエッティの戦闘機人達。
其れだけなら何ら問題はなかったが、その先頭を行くのは、ギンガじゃねぇか!……生きてた事には安心したが、生きている事を代償にし
て、スカリエッティの駒として改造されたって事か?
ヴィヴィオだけならず、人の妹を勝手にテメェの手駒にしやがって……人の神経を逆撫でする手腕は一流みてぇだなスカリエッティ!!
上等だぜ、態々宣戦布告してくれた上に、追加でこんだけの事してくれやがったんだ。――上等だ、ケリを付けてやろうじゃねぇか!!
お前もその心算なんだろはやて!!てか、その筈だよな!?
「無論や。やられっぱなしってのは性に合わへんからね。
何よりも、やられたら倍返しが関西人……と言うよりも大阪人の性やからなぁ?スカリエッティのクソっ垂れには3倍返しでやったるわ!
六課の全戦力を投入して、ゆりかごを落とし、市街地に現れた敵を掃討してスカリエッティを討つ!勿論ギンガとヴィヴィオの奪還もや!」
「了解です主はやて!!」
「アイゼンでぶっ叩いてやる!!」
「其れが任務なら、私は其れを遂行するだけ……」
「仕掛けて来たんならやってやるぜ。」
「地獄から蘇ったってんなら、もう一度地獄に叩き落してやるだけだ!」
「ミッドの未来、私達で守りましょう!」
「ギン姉もヴィヴィオも、助けないとだしね!」
「この間は負けたけど、今度はそうは行かねぇ!」
「フリードとヴォルテールもやる気満々です!!」
「僕達の手で、スカリエッティ達を倒しましょう!!」
「全力全壊、ゆりかごもガジェットも粉々に吹き飛ばしてやるの……」
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す……殺してやるぞ京!(のクローン)」
おし、やる気は充分だな!……つーか八神、其れだと俺の事を殺すって言ってるように聞こえるから、クローンて言えよなちゃんと。
そんではやて、部隊は如何分けるんだ?最低でも2つ……ゆりかご攻略組と、市街地戦担当組に分けないとならねぇだろ?双方の戦力比
重間違ったら、其処でゲームオーバーなんて事にも成りかねないしさ。
「其れはちゃんと考えとるで。
先ずゆりかご突入組は、シグナムとヴィータ、其れと京さんとテリーさんや。シグナムと京さんはヴィヴィオの奪還、ヴィータとテリーさんは、
ゆりかごの動力を停止させる事が仕事やな。」
「ゆりかごには少数精鋭って事か?OK!了解したぜCaptain!」
「ぶっ壊すのは得意だから、任せとけ!!」
「でもって、俺達はヴィヴィオの奪還か……上等だ!必ず取り戻してやる!!」
「私と京ならば、必ずやその任務を遂行できます。お任せ下さい、主はやて。」
「うん、頼むで?
続いて、先日の宣戦布告を逆探知して割り出したスカリエッティのアジト……そっちはフェイトちゃんとレオナちゃんにお願いするで。」
「了解。任せてはやて!」
「任務了解。レオナ・ハイデルン、必ず任務を完了する。」
スカリエッティのアジトも割り出してたのかよ?ったく流石だぜ。
「そんでもって残りは全部ミッド市街地での戦闘に回って貰うんやが、スバルとノーヴェの2人はギンガの奪還に当たって貰えるやろうか?
実の姉と戦うのは心苦しいと思うんやけど、2人やったらギンガの戦い方を熟知しとるやろうから、この場に居る誰よりもギンガを奪還する
事が出来ると思うんや……えぇかな?」
「はい!勿論です!!」
「てか、はやて司令に言われなかったら、自分で志願してたくらいですよ!」
でもって、残りは市街地に。更にスバルとノーヴェには、ギンガの奪還を命じるとはな……『姉は自分の手で取り戻せ』か。
ま、スバルとノーヴェなら大丈夫だな。タイマンだったらギンガには僅差で及ばないかも知れないが、二対一ならコンビネーションで押し切
れるだろうしよ。
其れよりもなのは、敵をぶっ壊すのは問題ねぇが、間違ってもゆりかごを撃ち落とすなよ?少なくとも、俺達がヴィヴィオと一緒にゆりかご
から出て来るまで、絶対に攻撃すんな。
テメェの極悪直射砲がぶっ放されたら、ゆりかごだって一撃で吹っ飛ぶだろうからな?そんな事になったら、ヴィヴィオを助ける事だって出
来なくなっちまうからよ。
「逆に考えるんだよ京さん。私のバスターでゆりかごを撃ち抜けば、ヴィヴィオも楽に助けられるんだって。」
「……お前が撃ち抜いた場所にヴィヴィオが居たら、奪還以前な大問題になる可能性について。」
「非殺傷だから大丈夫だよ♪」
「……主はやて、高町がゆりかごに向けて発砲した場合、給与の9割をカットしてやって下さい。」
「そやな。
更にヴィヴィオ奪還前に、ゆりかごを破壊した場合は、減俸の他に降格、ボーナスなし、休暇無しで始末書3000枚書いて貰おかな?」
「さてと、其れじゃあガジェットと京さんのクローンと戦闘機人を全力全壊で倒そうかなぁ♪」
GJはやて。此れならなのはがゆりかごを攻撃する事は絶対にないから安心だぜ。
何時直射砲が飛んでくるか分からねぇんじゃ、突入する方としても戦々恐々だからよ?――時にアギトっつったか?お前もシグナムと一緒
に来るんだろ?
「当然だろ?旦那は、シグナムがアタシのロードに相応しいからアタシをシグナムに託したんだ。
だったらアタシは、新たな、そして真なる主の融合騎として、その役目を果たすだけだからな。――アタシも、微力ながら力を貸すさ。」
「うむ、頼りにしているぞアギト。」
「ちっこいが、中々良い炎を使いそうだなお前も。」
スカリエッティの野郎が仕掛けて来てくれたが、こっちもこっちで準備は出来たぜ。
デバイスやら、戦闘用ヘリやらの最終チェックが有るから、出撃は1時間後……だが、其の1時間が、テメェ等が好き勝手出来る最後の時
間だぜスカリエッティ!
――――――
No Side
出撃まで1時間。
六課の面々は、其の1時間を思い思いに過ごしている。だらけている訳ではなく、此れからの戦いに気を引き締めつつ、雑談なんかをして
居ると言った所だ。
「京兄、ゆりかごの突入、気をつけてね?」
「敵の切り札的な兵器だから、中で何が待ってるか分からねぇからさ……」
スバルとノーヴェは、兄である京がゆりかごに突入する部隊の一員になった事が、少しばかり不安だったようだ。
……其れはそうだろう。ミッドチルダの市街地戦以上に、ゆりかごに突入すると言うのは危険が伴うのだ――古代ベルカに於いて、『最強
にして最悪の決戦兵器』と謳われた戦闘艦の内部など、何が待っているか分からないのだから。
「大丈夫だ、安心しな……必ずヴィヴィオを取り戻して帰って来るさ。
俺1人なら結構ハードモードだが、シグナムとテリーとヴィヴィオ、其れにアギトも一緒に来てくれるんだ。こんだけの戦力なら、ゆりかごの
内部で何が待っていようとも、オロチ級の敵でも現れねぇ限りは何とかなるさ。
其れに、俺はお前等の兄貴だぜ?そう簡単にくたばる筈がねぇだろ……違うか?」
「……違わない。」
「うん、アニキならきっと大丈夫だよな!」
だが、京はそんな2人を安心させるように頭を撫で、絶対大丈夫だと言い切る。
自信満々な物言いは、ともすれば不遜で尊大とも思うだろうが、今は其れが却ってスバルとノーヴェを安心させる要素になっていた。スバ
ルもノーヴェも、京の強さは良く知っている故に、京がこう言いきるのならば大丈夫だと思ったのだ。
更には、総合能力では六課最強と言われているシグナムと、一撃の破壊力ならば他の追随を許さないヴィータ、生きながらにして『伝説の
狼』の異名を持つテリー、そしてシグナムと相性抜群の融合騎であるアギトが一緒ならば、逆に不安要素を探す方が難しいのだ。
「ゆりかごは私達に任せて、お前達はお前達のすべき事をすればいい。
ギンガ・ナカジマの奪還、必ず果たせよ?」
「了解です。シグ姉!!」
「任せとけ姉貴!!」
「誰が姉か!!」
更にシグナムが、ギンガの奪還を厳命するが、スバルとノーヴェの謎のノリで何とも締まらない状態になっていた。どうにもこの2人の間で
シグナムが自分達の姉になる=京と結婚するのは確定事項であるらしい。
その一方で――
「ロック、市街地にギースが現れる可能性もあるんだけど……その、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ。問題ないよティアナ……ナイトメアの力は凄まじかったが、多分テリーならアレが相手でも何とかしてた。
其れを考えると、ナイトメアになってもギースの本質が変わる訳じゃねぇから、今度は勝つ事が出来る筈だ――つっても、俺はまだまだテ
リーには及ばないから、お前のサポートが必要になるけどな。」
「其れは任せてくれて良いわ。――私達の手で、ミッドの未来を守るわよロック!」
「OK、限界まで飛ばすぜ!!」
ロックとティアナは、市街地戦での彼是の打ち合わせ。
ティアナは市街地にギースが出て来た場合を心配していたが、ロックは力強く『今度は勝つ』と言い切り、ティアナにサポートを頼むと言う。
単体では勝てなくとも、仲間と力を合わせればどんな相手にでも勝つ事が出来る――此の2人もまた、最高のコンディションのようだ。
「何か、不安な事でもあるのフェイト?出撃を前に、少し迷いが見えるわ。」
「レオナ……うん、少しだけね。
六課結成前から私はスカリエッティを追ってたんだけど、スカリエッティを調べてるうちにトンでもない事が分かってね……スカリエッティは
失われた地『アルハザード』の科学者の複製だったんだ。」
「……それが如何かしたの?」
「アルハザードって言うのは、10年前に、私のお母さん……プレシア・テスタロッサが、己の目的を果たす為に目指していた場所だった。
其れを考えると、スカリエッティは、全てを知ってる可能性がある――私の事も、お母さんの事も全て……それが、少し怖い。」
スカリエッティのアジト突入組のフェイトとレオナだが、出撃を前に、フェイトは少しばかり迷いと恐れがあったようだ。
嘗て己の母が目指した失われし地の科学者の複製であるスカリエッティを相手にすると言うのは、色々と思う所があるのだろう――六課の
誰よりも、幼少期に重い物を背負っているのはフェイトなのだから。
「ならば、私を頼れば良い。
貴女が何を恐れているのかは分からないけれど、貴女は1人ではないわ……共に戦う仲間が居るのだから、其れを頼れば良い。
そうすれば、恐れも迷いも半減するのだから……少なくとも、私は大佐からそう教わったわ。」
「レオナ……うん、そうだね。」
それでも、レオナの言を受けたフェイトは、瞳に力強い光を宿し、士気を高める。――期せずして、レオナの言った事は、フェイトの中の迷い
を幾らか断ち切る事が出来たらしい。
そして、六課最大の問題児2名は……
「全力全壊!悪即斬!敵滅殺!滅殺!抹殺!!瞬獄殺なの!!!」
「泣け!叫べ!!そして死ねぇぇぇぇ!!クククク……ハハハハハ……ハァ~ッハッハッハッハッハ!!!」
……取り敢えず問題はなさそうだった。
そして時が経ち、遂に六課出撃の時がやって来た!――そして、この瞬間に最終決戦の火蓋は切って落とされたのである!!
――――――
Side:シグナム
遂に来たな、最終決戦の時が。
テスタロッサとレオナは、ヘリでスカリエッティのアジトに向かい、高町達はミッドチルダ全域で陣を組んでスカリエッティ一味と真っ向からや
り合う姿勢だな。
そして、私達ゆりかご突入組は、ヴァイスのヘリでゆりかごに近付けるギリギリの範囲まで近寄って、其処からゆりかごに突入する手筈だ。
首尾は如何だヴァイス?
「く……これ以上はガジェットの攻撃が激しくて近付く事は出来ねぇぜ姐さん!
てか、これ以上近付いたらこっちがヤバい……下手したら、ヘリごと落とされちまう……悪いが、此処から行ってくれるか!?」
「これ以上近付く事が出来ないのならば仕方ないな……行けるかお前達!」
「誰にモノ言ってんだシグナム?行けるに決まってんだろ――何よりも、俺達はゆりかごを止める為に来てるんだから他の選択肢なんてモ
ンは端っから存在してないぜ!!
だから、思い切り行こうぜシグナム!!俺達なら、やれるだろ此れ位!!」
ふ、其の通りだったな京。
ならば、ヘリを降りて、ゆりかごを目指して驀進するのみだ!!――では、行くとしようか?ヴィヴィオを取り戻し、そしてゆりかごを落とす為
の戦いにな!!
「OK!Get Serious!」
「ブッ飛ばしてやらぁ!!」
「炎が……お前を呼んでるぜ。――派手にブチかましてやるぜ!!」
ふぅ……烈火の将シグナム、いざ参る!!
待っていろヴィヴィオ、必ずお前を助け出してやるからな!!
To Be Continued… 
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