一夏との試合後、担架で医務室に運び込まれたセシリアだったが、気を失っているだけで目立った外傷も確認されなかったので、特に大きな問題は無いと判断されてベッドに寝かされていた。
「ん……此処は……医務室、ですの?」
「目が覚めたかオルコット?」
「織斑先生……」
簡単な検診の後にセシリアは目を覚ましたのだが、ベッドの横には椅子に座った千冬の姿があった――一年一組の担任である千冬は、セシリアが目を覚ますまで付き添っていたのだ。
千冬個人としては日本を侮辱するような発言をブチかましてくれたセシリアを弟である一夏がパーフェクト勝利で叩きのめした事にスカッとしたのだが、教師としては生徒の身を案じたと言う所だろう――千冬は公私の感情を切り分けられるのだ。
「オルコット、身体に異常はないか?」
「慣れない近接戦闘を行ったので少しばかり腕がだるい感じはしますが其れ以外は特に……私は、負けたのですね……」
「あぁ、お前は負けた。
しかもただ負けただけでなく、結局お前は織斑兄のシールドエネルギーを1ポイントも削る事が出来なかったパーフェクト負けだ……普通ならばアレだけの事を言った上でのパーフェクト負けなど恥辱であり、其れこそ人前に出る事など出来ないだろうが、お前は存外にスッキリしているのではないかオルコットよ?」
「えぇ、その通りですわ。
敗北の悔しさ、そしてアレだけの事を言ったにも拘らず完封負けを喰らった恥ずかしさはありますが……其れ以上に全力を出した満足感の方が上回っていますわ。
ですが、だからこそあの発言の謝罪をしなくてはなりません……許されなくとも最低限の礼儀として発言を撤回し謝罪する必要はありますから。」
「織斑兄と戦って何かが変わったようだなオルコット……今のお前は試合前よりもよっぽどいい顔をしている。
だが、残念な事に謝罪の機会はないぞ?……お前の発言は動画と音声がイギリスに送られていてな……今回のクラス代表決定戦でお前が負けたらイギリスへの強制送還が決まっていたらしい。」
「イギリスへの強制送還ってマジですの!?」
「本気と書いてマジだ。
流石に手続きやら何やらが色々あるので今日直ぐにと言う事はないが、其れでも三日以内には日本国内から退去する事になるかなら……荷造りは怠るなよ?」
「……其れが本国の決定であるのでしたら従わなければですわね……」
千冬との会話の中で、セシリアは今回のクラス代表決定戦で敗北した事によってイギリスへ強制送還される事が決定したと言う話が出て、セシリアはドレだけ長くとも三日後には日本から去る事が決定したのだった。
「私の行いを顧みれば此の決定も当然ですわね……謝罪出来ずにイギリスに帰るのは心残りですが、これもまた身から出た錆……受け入れるのが英国淑女としての立ち振る舞いですわね。」
だがセシリアは己の非を認め、其れだけに謝罪の機会が永遠になくなってしまった事に関しては悔やんでいるようだった……
夏と銀河と無限の成層圏 Episode5
『過ぎ行く日常~Have a Good Day~』
クラス代表決定戦の翌日――
「と言う訳で一年一組のクラス代表は織斑一夏君に決定しました!――一年一組のクラス代表が一夏君……一繋がりでなんか縁起がよさそうですね♪」
「数字が揃って大当たり~~!
更に確変で111がAAAに変わってコインがガッポガッポ!交換所で10万儲けました~~!!」
「そして二度目のドジョウを狙って其の10万を全て全部溶かした挙句にマイナスになって借金背負うまでがセットです……って、何の話ですか此れは!?」
「ギャンブル中の末路です山田先生。」
「ギャンブルはのめり込むと危険ですね……って違います!織斑君がクラス代表に就任した事の方が重要なんです!
既に織斑君は『世界初のIS男性操縦者』として知られていますが、ブリュンヒルデである織斑先生の弟である事も知られています……そんな織斑君がクラス代表に就任したとなれば学園の話題になるのは間違いありませんから、クラス代表としても注目されるでしょう。
織斑君、一組のクラス代表として恥じない行動を心がけて下さいね?」
「其れは勿論ですよ山田先生。
俺はラビットカンパニーの社長でもあるから、俺がやらかしちまったら会社に大きな打撃を与える事になりますからね……トリプル1の縁起のいいクラス代表として結果を残して見せますよ。」
一夏と真耶による漫才が展開されたと思ったら、最後は綺麗に着地した――もしかしたら一夏と真耶は漫才コンビを組んだら爆発的人気でメジャーデビューしていたかもしれないだろう。
「兄さんがクラス代表になったのは当然としてだ……あのクソライミーの姿が見えないがどうしたんだ山田教諭?
兄さんに負けたショックで寝込んでしまったのか?」
此処で円夏がセシリアの姿が教室内にない事について言及して来た。
セシリアの姿が教室内にない事に関しての円夏なりの解釈が極端だが、円夏的にはセシリアが一夏に負けた場合は厚顔無恥で普通に登校してくる、或いはショックで寝込んで登校してこないの二択であり、円夏的には後者の可能性が高かったのでそう聞いたのだ。
「その何方でもないぞ織斑妹。」
「姉さん……」
「此処では織斑先生だ!」
だが円夏の説は教室に入って来た千冬が円夏の襟を掴んで持ち上げた事によって否定された――そして円夏が小柄とは言え、襟を掴んで片腕で持ち上げる事が出来る千冬のパワーは正に世界最強と言うに相応しいだろう。
「そのどっちでもないってのは如何言う事だ織斑先生?そして何故私を持ち上げる?」
「何故だろうな?お前を見ると偶に無性にこうして持ち上げたくなる事があってな……此れはアレだ、子猫を掴んで持ち上げたくなる感覚に近いな。」
「子猫と比べたら私は相当に重いと思うが?」
「お前位ならば片手で三人は持ち上げられるぞ私は……とそんな事よりもオルコットはイギリスに帰国する事になり、IS学園からも退学扱いとなったのだ。
現在は日本のイギリス大使館に移り、手続きが済み次第日本国内から退去する事になっている……鍛えれば其れなりのモノになっていたかもしれないと思っていただけに少し残念だがイギリスが決定したのならば致し方あるまい。」
「……そうっすか。
だけどオルコットがイギリスに帰国する事になったってんなら、一組の副代表を決めないとですよね?俺とオルコットの試合の勝者がクラス代表って事だったけど、負けた方は副代表になってたとも言えるんで、オルコットが居なくなっちまったら副代表を新たに選出しないとでしょ?」
「その通りだ。そして副代表を指名する権利は代表となった者、お前にある。お前が副代表を推薦しろ。」
「りょ~かいでっす。」
セシリアがイギリスに帰国する事になりIS学園からも退学となったと言うのは衝撃的な事ではあるが、一夏とのクラス代表決定戦前のセシリアの言動を顧みれば此れも当然の事と言えるだろう。
セシリアの言動は一夏個人を攻撃しただけでなく、日本に対しても攻撃的な言動を行ったと取れるモノであり、最悪の場合は日英間の外交問題に発展していたのは間違いないだろう。
だが、セシリアが日本国外退去になったのとは別に、クラス代表である一夏に何かあった時の代役としての副代表を決める必要があり、千冬は副代表の決定権を一夏に委ねた……教師として生徒に一任するのはNGと思うかもしれないが、一夏が副クラス代表に相応しい人物を選べるかどうかのテストと考えれば全然ありだろう――尤も千冬は一夏が誰を選ぶかは大体予想出来て入るのだが。
「そんじゃ一年一組のクラス副代表は……ヴィシュヌ、お前に任せるぜ!」
「私ですか?」
「私じゃないのか兄さん!!」
一夏が副代表に選んだのはヴィシュヌだった。
一年一組に於いて現時点で専用機を持っているのは一夏とヴィシュヌと円夏の三人であり、実力的にはヴィシュヌが適任だと思って選出したのだが、此れに不満だったのが円夏だった。
一夏とヴィシュヌのラブラブっぷりは超絶ブラコンの円夏も認めている事であり、其れについてとやかく言う心算はサラサラないが、クラスの副代表に自分が選ばれなかったと言うのは話は別。
確かに現在に至るまで円夏は一度もヴィシュヌに勝った事はなく、実力的には間違いなくヴィシュヌの方が上なので一夏の判断は当然と言えば当然であるが、悩みもせずにヴィシュヌに即決したのは納得出来ないと言ったところだろう。
「ヴィシュヌが居なかったらお前を選んでたよ円夏。
お前は日本の国家代表候補生で実力も申し分ないんだが……放課後の訓練ではこれまで一度もヴィシュヌに勝ってないからなぁ?俺の記憶が正しけりゃ現在五連敗中で、其の五戦で削ったヴィシュヌのシールドエネルギーは合計で12%だったか?
相性が悪いとは言え、この成績を考えると、な。」
「それを言われると何も言えないんだが……うぅむ……クラスの事を思えば此処は大人しく身を退くのが吉か。
まぁ、ヴィー義姉さんが副代表ならば仮に兄さんが不在時に学園でのイベントがあったとしても問題なく副代表として代役を勤め上げるだろうしな……だが、理解して納得しても何故か悔しい気持ちがなくならない!!」
「ブラコン拗らせてんなぁ相変わらず……ブラコンで中二病とか大分ヤベェよな普通に考えると。
そんで、副代表任せていいかヴィシュヌ?」
「断る理由がありません。
副代表、謹んで拝領させて頂きます。」
だが一夏に明確にヴィシュヌに勝てない理由を言われてしまえば円夏は其れ以上何も言う事は出来ず、ヴィシュヌも副代表を務める事に異を唱えなかったので、一年一組の副代表はヴィシュヌに決まり、クラスメイトからは拍手が送られていた。
「そう言えば織斑先生、オルコットが帰国の途に就くのって何時なんです?」
「其れは学園側も把握していない……とは言え、諸々の手続きを考えるとドレだけ早くても明日の夕方とは思うがな。」
「詳しい事は不明って事ですね……(まぁ、束さんに調べて貰えばいいか。)」
こうして一年一組の副代表はヴィシュヌに決まり、其の後の授業は極めて普通に進み、座学では織斑兄妹とヴィシュヌが山田先生の質問に的確にして最強の答えをして見せ、実技では基礎となるフィジカルトレーニングで一夏とヴィシュヌが規定量の10倍となるスクワット1000回、腕立て伏せ500回をあっと言う間に熟してクラスメイトの度肝を抜くのだった。
――――――
そして放課後。
「織斑一夏君、クラス代表就任おめでと~~~!」
「ありがと~~!!」
一年一組の教室内では一夏のクラス代表就任を祝う小パーティが開催されていた。
無論千冬の許可を取っての開催であり、担任の千冬と副担任の真耶も参加しているので学園公認と言う事も出来るから問題はないだろう。
机を繋げて作られたテーブルの上には売店で買って来たと思われるピザにポテトにフライドチキンと言ったパーティメニューの定番の他に、たこ焼き、焼きそば、フランクフルトと言った屋台メニュー、更には某空前絶後な芸人の動画チャンネルから持って来たであろう『ファイナルファイトの原始肉』、『モンスターハンターのこんがり肉』、『ラピュタのドーラ肉』、『トリコのジュエルミート』、『ドラゴンボールの恐竜の尾のステーキ』等も並んでいたのだが……
「いや~、一度食べてみたかったんだよね原始肉♪」
「相変わらず豪快な食べっぷりっすねグリ姐……てか何でいるんすかアンタは?」
「肉が私を呼んでいた♪」
「意味分からんて……」
何故かグリフィンがパーティに参戦して再現原始肉の再現骨部分を持って豪快にかぶりついていた。
業務スーパーで売っている円柱形のハムに大量の豚バラのスライスを巻き付けて作り上げた再現原始肉の重さは約1.5㎏あり、普通は切り分けて大勢で食べるモノなのだが、グリフィンにとっては此の程度は一人前に過ぎないのだろう。
其れを一人で食べるとか普通ならば非難ごうごうモノだが、グリフィンの豪快な食べっぷりに一組の生徒達は何も言えない状況となっていた――とは言っても原始肉以外のメニューは無事なのでパーティは楽しく進んでいた。
「はいはいどうも~~!新聞部で~す!!織斑一夏君のインタビューに来ました~~!!」
そんな中、突如教室に突撃して来たのは新聞部だった。
其の目的は明白で、世界初の男性IS操縦者であり、更にはイギリスの国家代表候補生だったセシリアに対してパーフェクト勝利を収めた一夏への独占取材に他ならない――孤島に存在しているIS学園では娯楽要素も本土と比べると些か限られているので、新聞部が発行する学園新聞は生徒の娯楽の一つとなっており、其れ故に新聞部の取材には力が入っているのだ。
「俺へのインタビューっすか……まぁ、断る理由もないんで別にいいっすけど。だけど、名前くらいは教えてくださいよ?」
「ほんと?ありがとね~~♪私は黛薫子。新聞部の部長だよ~ん♪
其れじゃ最初の質問だけど、セシリアちゃんとの試合、君がパーフェクト勝ちした訳なんだけど、セシリアちゃんとの試合如何だった?」
「IFの話になりますけど、オルコットが偏向射撃やBT兵装と本体の同時操作が出来ていたら俺もヤバかったと思います。
女尊男卑思考のクソッタレだと思ってましたけど、彼女は国家代表候補生に相応しい実力を持っていて、女尊男卑的な思考になっちまったのも相応の理由があった……機会があれば、成長したオルコットと戦ってみたいですね。」
「ほうほう、これは意外なコメントをありがとう。」
セシリアとの試合についてのインタビューを皮切りに次々と質問が飛んで来たのだが、一夏は其れを全て的確に捌き切っていた……『織斑先生のプライベートを教えて』との質問に対しては、教室の後ろでビールを飲んでいた千冬が瞬間移動が如くに薫子の後ろに移動してその頭を鷲掴みにし、ドスの利きまくった低音ボイスで『それを知ってどうする心算だ黛?』と睨みを利かせた事でこの質問はなしになったのだが。
「それじゃ最後に、クラス代表としての抱負をお願いできるかな?」
「取り敢えず学園イベントでは全勝を目指す……魂燃やすぜ!!」
「最高のコメントをありがと~~~!
其れじゃ最後に記念撮影ね。みんな集まって~~!1光年を㎞に直すと~~?」
「9兆8500億㎞!」
最後にクラスの集合写真となったのだが薫子の掛け声が謎だった……『1光年が何㎞か』を即座に解答できる一夏も中々にぶっ飛んでいると言えなくもないが、取り敢えず一夏のクラス代表就任を祝うパーティは大盛り上がりとなり、後半にはカラオケマシーンも導入されてカラオケ大会が開催され、一夏とヴィシュヌがデュエットした『奇跡の地球』には割れんばかりの拍手が送られるのだった。
――――――
一夏のクラス代表就任パーティの翌日の午後、セシリアの姿は羽田空港にあった。
イギリスへの強制送還が決まり、帰国後は国家代表候補生の資格が剥奪される事は確定しており、最悪の場合はオルコット家の爵位の剥奪も有り得ないとは言い切れず、帰国前のセシリアの気分は晴れないモノだった。
何よりも一夏や一組の生徒達に謝罪する事が出来なかったのが一番の心残りであるのだ。
だが――
「何も言わずにイギリスに帰っちまうってのは少しばかり寂しいじゃねぇかオルコット?」
「織斑さん!?」
イギリス行きの便の搭乗ロビー前には一夏が居た――一夏は束にセシリアが帰国する便を調べて貰い、その便が運よく放課後の時間だったので外出届を出して羽田空港までやって来たのだ……とは言え、モノレールで移動していたら間に合わないので蒼龍皇を展開して最速で羽田空港までブッ飛ばしたのだが。
「何故此処に……?」
「せめて見送り位はと思ってな……思い切り戦った相手が何も言わずに帰国しちまうってのも俺は好きじゃないんでね。」
「そうですか……ですが、驚きましたが来て下さった事には感謝いたします。
改めてあの時の発言を謝罪しますわ織斑さん……不快な思いをさせた事、心よりお詫び申し上げますわ……クラスの皆さんにもお伝えください。」
「OK、伝えとくよ。」
「ありがとうございます……心残りが此れで少し晴れました。
では織斑さん、これでサヨウナラですわ。きっともう会う事もないでしょう。」
「そんな寂しい事言うなよ……生きてればまたどっか出会う事があるかもしれないだろ?
だからサヨウナラじゃなくて、またなセシリア。」
セシリアとしては一夏が見送りに来てくれた事は嬉しかったが、帰国後に自分に下されるであろう処遇を考えればもう会う事は無いと思っていたのだが一夏は其れを否定し、別れの言葉ではなく再会を望む言葉を言い、更に名前で呼んで来た……そして其れを聞いたセシリアは目に涙を浮かべて一夏が差し出して来た右手を両手で包んでいた。
「そう、ですわね……生きていればいつかまた会う事があるかもしれませんわね……その日を信じて、何時の日かまたですわ一夏さん……!」
「仮にお互い生きてるうちに再会出来なかったその時は、死後に地獄で会おうぜ。」
「天国ではなく地獄ですの!?」
「蓮の花の上に座って平穏無事な極楽浄土なんぞ性に合わん。
天国行きって判断されても俺は地獄行きを望むね。地獄の鬼達と毎日ガチンコでケンカした挙句に、その力を閻魔に認められて地獄の獄卒になるのが死後の目標!」
「突っ込みどころが満載ですが、確かに一夏さんと織斑先生と円夏さんは天国よりも地獄でデーモンと喧嘩してる方が似合いますわ……特に織斑先生は地獄のデーモンの金棒奪ってホームランするだけでなくアルゼンチンバックブリーカーでデーモンを真っ二つにしてそうですわ。
ふふ……日本を離れる前に貴方に会えてよかったですわ一夏さん。日本で過ごす最後の時を最高の気分で終える事が出来ました。
では、そろそろ時間なので……貴方と出会い、貴方と戦った事はきっと私の一生の宝になりますわ。」
「そうなったら俺としても嬉しいな。」
最後にもう一度握手をするとセシリアはキャリーケースを引き摺ってイギリス行きの便の搭乗口へと向かい、それから10分後に羽田空港からはセシリアを乗せたイギリス行きのジャンボジェット機(遊戯王コラボのブルーアイズジェットラッピング)が飛び立つのだった。
「またな、セシリア。」
其れを見届けた一夏は蒼龍皇を展開すると、一路学園島へと戻って行ったのだった。
尚、学園に帰還後の一夏はヴィシュヌとのスパーリングを10ラウンド熟した後に、柔道部と空手部の部長と夫々10本の乱取りを行い、シャワーを浴びた後に食堂で『味噌カルビ丼特盛』、『鯖の味噌煮』、『ナス味噌炒め』、『鶏のから揚げ』、『ポテトサラダ』を頼んで周囲を驚かせていた。
そんなこんなで日々は過ぎ、IS学園におけるゴールデンウィーク前の最大イベントである『一年生クラス対抗戦』が近付いていたのだった。
To Be Continued 
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