コロニーメンデル内の遺伝子研究所にて其の出生が明らかになったイチカとキラだったが、イチカは前世の記憶があった事で其れを受け入れ、キラもフレイとラクスがキラの存在を肯定した事で特に問題にはならなかったのだが、その遺伝子研究所からクルーゼとマドカを撤退させ、三隻同盟は補給を行う事が出来ていたのだが、補給が終わったタイミングで再びドミニオンが攻めて来ていた。
予想だにしなかった攻撃だったのだが、其れでもアークエンジェルは怯まなかった。
「モビルスーツの発進を急いで!」
艦長のマリューは状況を確認すると、イチカ達モビルスーツ部隊に発進を急がせ、其れを聞いたマードック達整備班も全力でサポートして各機体をカタパルトへと移動させ発進準備を整える。
特にムウのストライクと、ストライクの系譜であるビャクシキとグラディエーターは出撃前にストライカーパックを搭載する必要があるので、作業はよりスピーディーにだ。
「フラガ少佐、イチカ、カタナ嬢ちゃん、今回はどのストライカーパックで出るんだい?」
「エールにマルチプルアサルトストライカー使ってソードを付けてくれ。色々試してみたんだが、多分その組み合わせが一番俺に合ってると思うからな。」
「俺は今回もウンリュウで。無線誘導兵器ってのは、やっぱり強力だからな。」
「私はライトニングでお願いするわマードックの小父様♪グラディエーターは近接型だから、射撃型のバックパックを搭載する事でオールラウンダーな機体になるから♪」
「了解だ!」
イチカはドラグーンの有効性を考えてウンリュウを選択し、カタナとムウは此れまでの経験から自分に最も適したストライカーパックを見極め、カタナはライトニング、ムウはエールにマルチプルアサルトストライカーシステムを使ってソードを搭載しての出撃となった。
「イチカ・オリムラ。ビャクシキ、行くぜ!」
「カタナ・サラシキ。グラディエーター、出るわよ!」
「キラ・ヤマト。フリーダム、行きます!」
「アスラン・ザラ。ジャスティス、発進する!」
「ムウ・ラ・フラガ。ストライク、出るぞ!」
「ディアッカ・エルスマン。バスター、行くぜ!」
そしてアークエンジェルからは六機のモビルスーツが出撃し、続いてクサナギからも多数のM1アストレイが出撃してドミニオンに応戦する――当然、ドミニオンからはフォビドゥン、レイダー、カラミティの三機と多数のダガーが出撃していたので両軍の戦力が真っ向からぶつかる形になったのだ。
機動戦士ガンダムSEED INFINITY PHASE45
『魂の場所~Where the soul exists~』
保有モビルスーツの絶対数では三隻同盟を遥かに上回る地球連合軍だが、三隻同盟相手に数の暴力は通じなかった。
「先ずは相手の数を減らす……やるぞキラ!」
『あぁ、やろうイチカ!』
ウンリュウパックに搭載されているドラグーンを射出したビャクシキと、搭載されている火器を全て展開したフリーダムがマルチロックオンからのフルバーストでダガー部隊を沈黙させた――フリーダムに攻撃された機体はコックピットは撃ち抜かれていないのでパイロットは無事だろうが。
「マルチロックオンで、しかも相手は動いてるのにコックピットは攻撃しないって、マジでどうなってんだお前の操縦技術?相手が如何動くか、其処まで読み切ってんのかお前は?
OSの改造だけじゃ済まねぇぞ此れ?」
『えっと……此れはフリーダムがストライクよりも遥かに高性能だから出来てるんだと思う……ストライクは良い機体だったけど、僕の反応速度と機体の動きに少しだけタイムラグがあったから。
だけどフリーダムには其れがない……僕の思うように動いてくれるんだ。』
「機体がパイロットの反応速度に追い付いてなかったって、流石は最高のコーディネーター……相手を殺す事に関しては最強のコーディネーターである俺の方が上だと思うが、其れ以外はお前の方が上かもなキラ。
だけどまぁ、最高と最強が手を組んだら、其れは限りなく無敵なんだけどよ!」
『其れは、確かにそうかもしれないね。』
更にイチカとキラのコンビネーションも見事だった。
キラとアスランの『幼馴染コンビ』も数年間のブランクを感じさせないレベルの見事な連携を行っていたのだが、イチカとキラの連携は実際の戦場でぶっつけ本番で行われ、戦場も其の都度異なっていたのであらゆる状況に対応出来るようになっていたのだ。
とは言え、数では圧倒的に連合の方が勝るので、新たに次々とダガーシリーズが出撃して来た。
更に新型三機もパイロットをメンテナンスする際に強化を施したらしく、其の操縦技術は格段に向上しており、M1アストレイを次々と撃破していたのだった。
「滅殺!!」
「っと、俺にか!凶悪な鉄球だが……カッキーン!ホームランだな!!」
そんな中、レイダーがストライクに向けてミョルニルを放ったのだが、ストライクはレーザーブレード対艦刀『シュベルトゲベール』でその鉄球をレイダーに向けて打ち返す。
空気抵抗のない宇宙空間でかっ飛ばされた鉄球は減速する事なくレイダーに向かって行ったが、其処は流石に直撃を喰らうような間抜けな真似はせず、ミョルニルに接続されているチェーンを使って軌道修正してコントロールを取り戻す。
「バルトフェルド隊長、宜しいですか?」
「何時でも行けるぜラクス……と言うか、エターナルの艦長はお前さんだ、出撃命令を下してくれ。」
「分かりました……エターナル、発進して下さい。」
更に、此処で三隻同盟における最新鋭艦のエターナルが遂に出撃した。
ブリッジの艦長席に座するのは陣羽織を着たラクスで、副官のバルトフェルドは部下達に次々と指示を出して行く――エターナルのクルーには、バルトフェルドの部下であったダコスタの姿もあったので、エターナルは嘗てのバルトフェルド隊が其のまま移ったと言えるのかも知れない。
其れだけでなくオペレーターとしてラクスとは色違いの陣羽織に着替えたフレイもエターナルに搭乗していた……エターナルは本来フリーダムとジャスティスの母艦であり、エターナル出撃後に二機は此方に帰還する事になっているのでラクスがフレイも此方に呼んだのだ――尤も、アスランとカガリの関係はまだ知らないのでカガリは相変わらずアークエンジェルに居るのだが。
エターナルの武装は単装ビーム砲が一門、連装レールガンが二門、バルカンであるCIWSとミサイルが多数、そして着脱可能なMS埋め込み式戦術強襲機『ミーティア』が二機搭載されており、アークエンジェルやクサナギにも引けを取らない戦闘力を有している。
このザフトの最新鋭艦が出撃して来たとなると戦局は一気に三隻同盟有利に傾くかと思われた矢先、此処でクルーゼが横槍を入れて来た。
エターナルの出撃に合わせて自身の部隊の戦艦の一つであるヴェサリウスを当該宙域に出撃させてエターナルを攻撃して来たのだ。
アークエンジェルやクサナギにも攻撃はしているが、メインターゲットはあくまでもエターナルであるのか攻撃を集中させる――が、此れは傍から見ればなにもおかしい事ではない。
エターナルは元々ザフトの最新鋭艦であり、現在は『離反した反逆者に強奪された』と言う状況なのだプラントからすれば――であれば、奪還或いは破壊する為に攻撃したとて不思議ではなく、むしろ当然と言えるだろう。
「地球連合、そしてコーディネーターとナチュラルの名もなき同盟軍、両軍に通達する。
此れより戦闘に割って入った我が軍のヴェサリウスより、ザフトが捕虜としていた連合の少女兵を返還する。是非とも手厚く保護してやってくれたまえ。」
加えてクルーゼは此処でアラスカ基地で捕虜として捕らえた連合の少女兵『ロランツィーネ・ローランディフィルネィ(以下『ロラン』と表記)』を返還すると言う通告を両軍に一方的に入れるとヴェサリウスからロランを乗せたポッドを射出する。
『捕虜の返還』と言う通達に、両軍とも一時戦闘停止状態となるが両軍ともクルーゼの意図がつかめず状況は混乱していた――マリューやラクス、ナタルは言うまでもなく、アズラエルまでもが沈黙したくらいなのだから。
「此れは、あまり良くない状況かな……さて、何方に助けを求めるか?
アラスカ基地にやって来たアークエンジェルか、それとも其れに酷似した黒い戦艦か……助けを求めるのならば大天使の方が良いだろうね――此方は地球連合の大西洋連邦所属のロランツィーネ・ローランディフィルネィ伍長。
アラスカ基地にてザフトに囚われて捕虜となっていたが此度返還される事になった。ついてはアークエンジェルに身柄の保護をお願いしたい。
また、ザフト軍のラウ・ル・クルーゼ隊長より『私は鍵を持っている』と伝えろと、其れが返還条件だと言われたので其れを伝えておく。」
此の状況でロランはポッドを操作しながら通信を行ったのだが、此の時ロランは戦場に丸腰で放り出された焦りから通信操作を誤り、アークエンジェルに向けての単一通信ではなく、全ての艦船やモビルスーツに対して通信を行う広域通信を行ってしまっていたのだ。
そうなればその場に居た全員が此の通信を聞いたわけだが――
「ロラン?……前世の世界にも居たアイツか!なら、助けない訳にはいかないよな!」
真っ先に動いたのはイチカだった。
ロランはイチカとカタナの前世にも存在していた少女であり、最後まで味方でいてくれた数少ない存在だった――だからこそイチカは救助の為に動き、カタナも其れをサポートする為に動いたのだが、次いで動いたのがアズラエルだった。
ロランの『私は鍵を持っている』と言う言葉に何かを感じたのか、ナタルにポットを回収しに向かった二機を攻撃するように命じ、更にブーステッドマン三人にポッドの回収を命じる。
ナタルは其れに従ってビャクシキとグラディエーターに向けてビーム砲『ゴッドフリート』を放ち、ビャクシキとグラディエーターは其れを回避する。
ビャクシキとグラディエーターはシールドを装備していないのでビームは回避する以外の選択肢がないのだが、ビーム砲を回避した事でポッドの回収が遅れてしまい、其の間にカラミティがポッドを回収しようとしていた。
「ちぃ、させるかよ!」
「ロランは渡さないわ!」
ビャクシキはウンリュウからドラグーンを射出してビームを放ち、グラディエーターもライトニングストライカーの火器を全開にしてカラミティを攻撃したのだが、其処にフォビドゥンが割って入り、ビーム湾曲シールド『パンツァーガイスト』でドラグーンとライトニングのビームを明後日の方向に逸らせてしまった。
此処でフリーダム、ジャスティス、ストライク、バスターも動いたのだが、初動が遅れた事で対応が後手になってしまい、結果としてロランが乗ったポッドはカラミティが回収してドミニオンに持ち帰る事になってしまったのだった。
「ロラン……クソ!」
ポッドを回収出来なかった事を悔しがるイチカだったが、捕虜が回収されたとなれば戦闘を停止する必要は無くなり、再び激しい戦闘が行われ、エターナルとクサナギはザフトの艦隊に包囲されてしまった。
「クソ、コイツはきついが……ヴェサリウスに攻撃を集中しろ!包囲されちまったってんなら一点突破だ!アークエンジェルは連合との戦闘でこっちに手を回す事は出来ないだろうからな!」
「了解!」
アークエンジェルはドミニオンとの戦闘で手が回せないので、エターナルとクサナギはヴェサリウスに攻撃を集中して突破をはかろうとしていた。
包囲されて多勢に無勢なのならば全部を相手にせずに、一点突破を行うのは常套手段ではあるのだが、エターナルとクサナギは艦に搭載されている火器を全て全開にしてヴェサリウスに放ったのだ。
ヴェサリウスも武装艦ではあるのだが、エターナルとクサナギの二艦からの集中攻撃を相殺するのは不可能な上に完全回避も不可能だったので回避し切れなかった攻撃がクリーンヒットして機関部が大破して航行不能となり撃沈したのだった。
「ふむ、ここらが潮時だな。」
「バジル―ル艦長、此処で一時撤退する。」
其れを合図にしたかのように連合とザフトは撤退し、三隻同盟もモビルスーツを各艦に帰還させるのだった。
――――――――
エターナルに帰還したキラは、陣羽織姿で出迎えたフレイとラクスに少し戸惑っていたが、取り敢えずとても似合っていたので『すごく良いと思う』と率直な感想を述べており、アスランは『カガリはアークエンジェルか』と、少し不満そうだった。
一方アークエンジェルに帰還したイチカは……
「あんのクソが邪魔しやがってぇ!!堕天使風情が大天使に歯向かってんじゃねぇぞ!!
要らんところで良い動きしやがったのもマジでムカつくぜ……ポンコツは最後までポンコツで居ろってんだマッタクよぉ……マジでムカつくぜクソがぁ!!」
荒れに荒れて、アークエンジェル内のトレーニングルームでサンドバックをオープンフィンガーグローブを装備して殴りまくっていた。
「おいオッサン、アレなんとかしろよ。」
「そりゃ無茶振りってモンだぜ赤服の坊主……今のイチカに話しかけたらカウンターでブッ飛ばされる未来しか見えねぇんだわ――俺は無駄に殴られるのはゴメン被るぜ。
殴られたいと思う奴なんぞそうそう居ないと思うがな。」
「だよな。」
そのあまりの鬼気迫る様子にディアッカとムウも声を掛けられずにいた。
ムウの言うように、今のイチカに下手に声を掛けたら返事の代わりに拳が飛んで来そうな勢いなのだ……逆に言えばロランの乗ったポッドを回収出来なかった事が相当に堪えていると言う事だろう。
「イチカ、悔しい気持ちは分かるけど少し落ち着きましょう?
連合に彼女の身柄を奪われてしまったのは私も悔しいけれど、私達のやる事は変わらない……其処に新たにロランの奪還が追加されただけよ。違う?」
「カタナ……確かにそうなんだ、分かってはいるんだ……だけど、大人しくしてる事も出来なくてさ……如何してアラスカ基地で気付く事が出来なかったのかって考えると、俺は……」
「分かるとは言わないわ。
だけどだったらその激情は別の方向に向けてみたら如何かしら?サンドバックを叩いても貴方の戦闘力は上昇するでしょうけど、其れよりも其の遣る瀬無い思いをプラス方向に転換して料理してみない?
次の戦闘までには連合もモビルスーツの整備があるから時間があると思うの。だから、其の間に食事を済ませた方が良いと思うのよね。」
「おうふ、そう来たか……だけどまぁ、確かにそっちの方が生産的だな?……よっしゃ、腕によりをかけてやりますか!」
其処にカタナが声を掛けると、ムウの予想とは別にイチカは意外と冷静に対応していた……ムウほどの歴戦の兵士すら読み違えるほどにサンドバックを殴るイチカの迫力は凄まじかったとも言える訳だが。
ともあれカタナの提案でイチカはトレーニングルームから厨房に向かって料理をする事にし、次の戦闘までの束の間の平穏な時間に食事が提供される事になり、クサナギとエターナルもアークエンジェルとドッキングしてクルー全員が食事を楽しんだのだった。
因みに本日のメニューは『簡単に食べられるように』との事で、サンドイッチ四種(スモークサーモン&クリームチーズ、エビカツ&タルタルソース、ローストビーフ&パプリカのピクルス、パンチェッタ&ザワークラフト)となっており、整備班も整備しながら食事を摂る事が出来ていた。
「イチカ、此れ具材でバター変えてる?」
「オウよ。
スモークサーモンにはワサビバター、エビカツにはマスタードバター、ローストビーフにはホースラディッシュバター、パンチェッタにはペッパーバターだな。」
「拘ってるわねぇ。」
「俺は料理には妥協はしねぇ……知ってるだろ?」
「えぇ、勿論♪」
暫しの平穏な時だが、次なる戦闘が待っているのは確実であり、其の時に備えて整備班はモビルスーツの整備を行い、アークエンジェル、エターナル、クサナギの艦長は次の戦闘の際に夫々が如何動くかを打ち合わせていた。
――――――
同じ頃、ドミニオンに回収されたロランはブリッジにて艦長のナタルと邂逅していた――ポッドはカラミティが回収してドミニオンに持ち帰ったのだが、ブーステッドマン三人はドミニオンに帰還したところで限界が訪れて別クルーに回収された事でロランは別の兵の案内でブリッジにやって来ていたのだ。
「ローランディフィルネィ伍長、アラスカ基地で見つけていたらこうはならなかった事を考えるとドレだけ謝罪しても足りないかもしれないが、無事に生きていてくれた事を嬉しく思う。」
「アラスカ基地で、私は地下に居たから見つけろと言うのがそもそも無理難題だと言うモノだろう、バジル―ル艦長……そもそもにして、ザフトの捕虜となった時点で私は死を覚悟していたさ。
其れがこうして生き延びる事が出来た……此れは神に感謝してもし切れない幸運ではないかな?」
「……此の世に神が居るかどうかは分からんがな……否、もしも神が本当に存在するのであれば、愚かしい戦争を行っている人間に対して戒めとして神の鉄槌を下しているだろう。
この世に、神は存在しないのかもしれん。」
「神は居ないか……だが、こんな戦乱の世だからこそ、人々は神に祈るのかも知れない……神の存在を否定するのは簡単だが、弱き人々の心の拠り所としての存在意義はあるのではないかな?」
「……其れが、神の存在意義か。」
其処でナタルは、アラスカ基地で見捨てる形になってしまったロランを優しく抱きしめ、ロランも其れに応じていた。
「ザフトの軍服姿だが、生憎とドミニオンにはスペアの軍服がないので其れで過ごして貰う事になる……少しの間だが我慢してくれ。」
「スペアがないのでは仕方ないだろう?
其れに、ザフトの軍服のデザインは連合の軍服よりもクールで素晴らしいから私は此れでも全然構わないさ……一つだけ我儘を言うのであれば、エリート兵士しか着用出来ないと言う『赤服』を着てみたかったけどね。」
「そう言うモノなのか?私には良く分からないが……」
そしてナタルとの邂逅を終えたロランはクルーゼから渡されたUSBメモリをアズラエルに渡した――其の際に『クルーゼ隊長から、誰にも見られない場所で見てくれと言われている』と言う事も伝えていた。
其れを聞いたアズラエルはドミニオンの一室でタブレットにロランから受け取ったUSBメモリを差し込み、其処に保存されていたデータを明らかにする。
「此れは……アハハハハ、此れは最高の手土産だ!此れがあれば戦争は終わる!戦争を終わらせて忌まわしきコーディネーターを根絶やしに出来るじゃないか!
ザフトの隊長が何を思って此のデータを送って来たのか、其の意図は分からないが、此のデータは有効に活用させて貰おうじゃないか……青き清浄なる世界の為に!」
そのデータを見たアズラエルは、歓喜して狂気の笑みを浮かべていた。
ロランから渡されたUSBメモリーには、『核の力を無効化するニュートロンジャマー』の力を無効にして核の力を使用可能にする『ニュートロンジャマーキャンセラー』のデータが納められていたのだった……!
To Be Continued 
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