遊里:LP4000 SC3
輝天龍 シルバー・ウィンド:ATK2500
プリンセス・ヴァルキリア:ATK2500
ジャンLP6000 SC3
ポイズン・ユニコーン:DEF1000(×3)
アサシン・バイコーンATK1000
Side:遊里
まずは、シルバー・ウィンドとプリンセスを呼び出した訳だけど、この圧倒的に、不利な状況を覆せない……って、思っている人ほど、見て欲しいわね此れ。
兎に角勝つのは、アタシ達チーム5D'sだ!……小賢しい小細工に嵌ってやる心算は無いしね!!!
私の全力を、その身で味わって貰いましょうか、チームユニコーン!!
貴方達がどんな戦術を考えたところで、アタシ達は其れを超えるわ!
サテライトの無敵女帝の全力全開のデュエル、括目して見ると良いわ!!!
異聞・遊戯王5D's Turn128
『現れろ、神姫の龍騎士よ!!』
「行き成りエース2体の登場か……だが、其の2体ではこのロックを抜けることは出来ないぞ?」
「慌てないで、よーく見てなさい?シルバー・ウィンドとプリンセスを呼んだのは、下準備に過ぎないから。」
さてと、其れじゃあ本命行くわよ!!手札から、スピードスペル『Sp-オーバー・ブースト』!
エンドフェイズに、アタシのスピードカウンターを1にする代わりに、アタシのスピードカウンターを4つ増やすわ!!!
遊里:SC3→7
「続いて、シルバー・ウィンドの効果をシルバー・ウィンド自身に対して発動!
このターン、シルバー・ウィンドは破壊されず、攻撃力が500ポイントアップするわ。」
『さて、これで残る準備はあと2つだな。』
輝天龍 シルバー・ウィンド:ATK2500→3000(破壊耐性)
そう言う事!更に、スピードスペル『Sp-オーラル・トレード』を発動!
私のスピードカウンターが5個以上ある時、私のフィールド上のモンスターと相手フィールド上のモンスターのコントロールを入れ替える!!よって、この効
果で、シルバー・ウィンドと、プリンセスはアンタのフィールドに移り、逆に3体のポイズン・ユニコーンと、ダイレクトアタッカーのアサシン・バイコーンを私の
フィールドに移すわよ?
これで準備が整ったわ!!
墓地のワタゲ・クリボーの効果発動!墓地のこのカードをゲームから除外する事で、このターン、アタシが受ける全てのダメージは0になる!!
だからこそ、このコンボが成立すると言う訳よ!!
「まさか…!!」
「そのまさかよジャン!
3体の、ポイズン・ユニコーンでプリンセス・ヴァルキリアに攻撃!!!」
『『『コアァァアァァァァァァァァアァァ!!!』』』
『纏めて返り討ちにします!』
――ズバァ!ズバァ!!ズバァァァ!!
ポイズン・ユニコーンのロック効果は厄介だけど、其れはあくまでも攻撃される時限定の効果だから、自分から攻撃する場合にはその限りじゃないでしょ?
其れを利用させて貰ったわ!!
ワタゲ・クリボーの効果で、私が受けるダメージは0だけど、これで貴方のロックバーンは完全壊滅したわ!
勿論これだけじゃなく、アサシン・バイコーンで、シルバー・ウィンドに攻撃!!
『キェェェェェェェェェェェェ!!』
『無駄だ…吹き飛べ!!』
――ドゴォォォォン!!
これでジャンから奪ったモンスターは全滅ね。カードを1枚セットして、ターンエンド!!
遊里:SC7→1
輝天龍 シルバー・ウィンド:ATK3000→2500
「このロックが、こうも簡単に外されるとは……流石だ遊里。だが俺達とて負けはしない!俺のターン!!」
遊里:SC1→2
ジャン:SC3→4
「俺は此処で、プリンセス・ヴァルキリアの効果を――」
「発動はさせないわ!トラップカード『敵地からの帰還』!
このカードの効果で、全てのモンスターのコントロールは、元々のコントローラーに戻る!シルバー・ウィンドとプリンセスは返して貰うわ!!」
『只今戻りました。』
『矢張り、此方の方が落ち着くな。』
「此処でコントロールの強制リセットだとぉ!?」
それ程驚く事でもないでしょう?って言うか、ロックコンボを破る為だけに、自分の仲間を相手に渡す筈がないじゃない。
兎に角これで、シルバー・ウィンドとプリンセスはアタシの許に戻って来た訳だから、フィールドアドバンテージは逆転したわよ?さぁ、如何するジャン!!
「く……こうも簡単にロックバーンを崩すだけでなく、ボードアドバンテージまで得るとは、見事な腕前だ。流石は『無敵女帝』と言った所だな。
だが、勝利する事が俺の仕事だ。今のロックバーンを崩されたのは痛いが、まだ手はあるからな。
俺は、お前のフィールド上のシルバー・ウィンドとプリンセス・ヴァルキリアの2体をリリースし、『アシッド・アイベックス』を攻撃表示で特殊召喚する。」
『グボアァァァァァァァァ!』
アシッド・アイベックス:ATK3000
「な!?」
シルバー・ウィンドとプリンセスが消え、代わりにアタシのフィールド上に、なんか奇妙なモンスターが現れた!?
相手モンスターをリリースして、相手フィールド上に特殊召喚されるレベル8モンスター……攻撃力3000は凄いけれど、攻撃力以上のデメリットが、コント
ローラーには発生するって考えた方が良いわね。
「アシッド・アイベックスは攻撃力3000を誇るモンスターだが、少々厄介者でな?
そいつをコントロールしているプレイヤーは、自ターンのエンドフェイズ毎に1000ポイントのダメージを受け、更にモンスターを通常召喚した場合、300ポ
イントのダメージを受ける。」
「此処で、新たなバーンカード………徹底して、直接火力で焼く心算な訳ね?」
「確実に勝利する為だ。カードを1枚セットして、ターンエンド。」
「勝つ為ね……果たして、こんな戦術でアタシに勝てるかしら?アタシのターン!!」
遊里:SC2→3
ジャン:SC4→5
よし、良いカードを引いたわ!アタシは手札から『魔法学校の見習い魔女』を墓地に捨てて効果を発動!
デッキからカードを1枚ドローし、其れが魔法カードだった場合、発動条件を無視して発動する!ライディングデュエルの場合には、スピードスペルを必要
なスピードカウンターを踏み倒して発動できると言う訳よ!
但し、魔法カード以外のカードをドローした場合、其のカードはゲームから除外されるけどね。
「何とも便利なカードだが、果たしてそう巧く行くかな?
俺のデータでは、お前のデッキはモンスターが50%、魔法が30%、罠が20%と言った感じだ……果たしてここでスピードスペルをドロー出来るかな?
よしんばドロー出来たとして、其れがお前の望むカードとは限らないぞ?」
「そう?だったら宣言するわ!アタシはスピードスペル『Sp-スターレベル・シャッフル』をドローする!!」
「ドローカードを宣言するだと!?」
デュエリストが信じていれば、デッキは必ず応えてくれる!
見ていなさいジャン、デッキと魂の絆で結ばれたデュエリストの力って言うモノを!ドロー!!
「………アタシがドローしたカードはスピードスペル『Sp-スターレベル・シャッフル』!!」
「馬鹿な!宣言したカードを引き当てただとぉ!?」
此れが、デュエリストの本当の力って言うモノよ。
『Sp-スターレベル・シャッフル』は、本来発動する為のスピードカウンターが5個必要だけど、『魔法学校の見習い魔女』の効果で発動した事で、スピード
カウンターを踏み倒して発動する。
自分フィールド上のモンスター1体を墓地に送り、その後墓地に送ったモンスターと同じレベルのモンスターを自分の墓地から特殊召喚する!
アタシは、アシッド・アイベックスを墓地に送り、墓地より『プリンセス・ヴァルキリア』を特殊召喚するわ!冥府より蘇れ、神姫の聖騎士よ!!
『先刻の礼、タップリとさせて頂きます。』
プリンセス・ヴァルキリア:ATK2500
「これで、アシッド・アイベックスのデメリットも受けないわ。
更に、墓地の月夜のシルバー・フォングをゲームから除外して効果発動!次のアタシのターンのスタンバイフェイズまで、アタシのシンクロモンスターの攻
撃力は800ポイントアップする!」
プリンセス・ヴァルキリア:ATK2500→3300
バトル!プリンセス・ヴァルキリアで、プレイヤーにダイレクトアタック『デュランダル・ブレイザー』!!
――ズバァァァァァァァァァァァ!!
ジャン:LP6000→2700
「ぐおわぁぁぁぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁ!!だ、だが、この瞬間にカウンタートラップ『攻撃の代価』を発動!
俺がダイレクトアタックによる戦闘ダメージを受けた時、相手に俺が受けたダメージの半分のダメージを与える!
俺が受けたダメージは3300……よって、1650ポイントのダメージを受けて貰うぞ!!」
「く……」
遊里:LP4000→2350
ダイレクトアタックを受けることを想定してのカウンタートラップか。もし、アシッド・アイベックスを処理できてなかったら、2500のダメージを受けていたと言
う訳ね……やってくれるじゃない。
アタシは此れで、ターンエンドよ。
「俺のターン!」
遊里:SC3→4
ジャン:SC5→6
「俺の予想を尽く覆して来たのは見事だが、其れも此処までだ。
墓地のポイズン・ユニコーン3体をゲームから除外し、『ヴェノム・トライコーン』を攻撃表示で特殊召喚する!」
『ゴォォォォォォオォオオォォォォォン!』
ヴェノム・トライコーン:ATK3000
「ヴェノム・トライコーンは、俺のエンドフェイズ毎に1000ポイントのダメージを相手に与えるモンスターだが、その本質はもう1つの効果にある。
このカードをゲームから除外する事で、ゲームから除外されている『ポイズン・ユニコーン』を可能な限り、俺のフィールド上に帰還させるのさ。」
「何ですって!?」
「猛毒の三角獣は、3体の毒の一角獣へと姿を変える。異次元より舞い戻れ、3体の『ポイズン・ユニコーン』!!」
ポイズン・ユニコーン:DEF1000(×3)
此処で、3体のポイズン・ユニコーン!再びロックバーンの布陣を整えて来たか……本気で、戦闘する気はないみたいね。
「ヴェノム・トライコーンの効果を発動したターン、俺は魔法・罠の発動が出来ない。カードを1枚セットしてターンエンドだ。
そして、3体のポイズン・ユニコーンのダメージ、合計1500ポイントを喰らって貰おうか!」
遊里:LP2350→850
此れは、可成り追い詰められたわね?このターンで如何にかしないとアタシの負けか……絶体絶命だけど、だからこそ燃えて来るわ!アタシのターン!
遊里:SC4→5
ジャン:SC6→7
プリンセス・ヴァルキリア:ATK3300→2500
アタシは、スピードスペル『Sp-命削りの宝札』を発動!
アタシのスピードカウンターが5個以上ある時、手札が5枚になるようにデッキからカードをドローし、次のアタシのターンのスタンバイフェイズに手札を全て
墓地に送る!
そして、プリンセス・ヴァルキリアのモンスター効果発動!手札を1枚墓地に送り、墓地のモンスターを特殊召喚する!
この効果で蘇れ、『輝天龍 シルバー・ウィンド』!!
『さぁ、再び出番ですよシルバー。』
『うむ、感謝するぞプリンセスよ。』
輝天龍 シルバー・ウィンド:ATK2500
これで、アタシのフィールド上には2体のシンクロモンスターが揃った!
アクセルシンクロの糸口は、未だ持って掴めないけど、此れがアクセルシンクロに対するアタシの一つの答え!!
アタシは、シルバー・ウィンドとプリンセス・ヴァルキリア、2体のレベル8モンスターでオーバーレイ!
「な!エクシーズ召喚だと!?
今までのデータで、お前がエクシーズ召喚をした事などなかった筈だ!」
「あくまで『今までは』でしょ?デュエリストって言うのは日々進化するから、過去のデータなんて大して当てにはならない!此れがアタシの新たな戦術!
白き光が集う時、黒き力が目を覚ます。光射す道となれ!エクシーズ召喚、出でよ『神姫の龍騎士 ドラグーン・ヴァルキリア』!!」
『遊里が見つけた新たな力、味わって頂きましょうか?』
神姫の龍騎士 ドラグーン・ヴァルキリア:ATK3500
「此処で、ランク8のエクシーズモンスター……!!」
「そしてその力は伊達じゃないわ!
ドラグーン・ヴァルキリアの効果発動!このカードのオーバーレイユニットを1つ取り除く事で、異なる3つの効果を発動できる!
アタシはオーバーレイユニットを1つ取り除き、エンドフェイズまで相手フィールド上のモンスターの効果を無効にする効果を発動する!
此れにより、3体のポイズン・ユニコーンの効果は無効となり、ロック効果も無くなるわ!!」
「なにぃ!?」
「未だよ!更に『エルフの双剣士』を攻撃表示で召喚!」
エルフの双剣士:ATK1400
エルフの双剣士は、バトルフェイズ中に2回攻撃する事が出来る。
つまり、ドラグーン・ヴァルキリアの攻撃と併せて、計3回の攻撃で3体のポイズン・ユニコーンは葬る事が出来る!!
バトル!神姫の龍騎士 ドラグーン・ヴァルキリアで、ポイズン・ユニコーンに攻撃!『裁きのヴァルキリー・ストライク』!!
「そうはさせん!カウンタートラップ『攻撃の無力化』!
このカードの効果で、相手モンスターの攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。」
む……止められちゃったか。其れじゃあ仕方ないわね、カードを3枚セットしてターンエンド。ポイズン・ユニコーンの効果も復活するわね。
「俺のターン!」
遊里:SC5→6
ジャン:SC7→8
さて、此のままターンエンドを宣言すれば、貴方の勝ちだけど……ねぇジャン、貴方はデュエルを楽しんでる?
「なに?」
「この前のブレオの事故も、アタシ達のデータを取るのが目的で、アンドレに対する間違った刷り込みをしようとしたんでしょ?結果は、失敗だったけどさ。
更に、このロックバーン……勝利への執念は凄いと思うけど、このデュエル、貴方は楽しいかしら?
アタシは、楽しんでるわよこのデュエル。圧倒的に不利な状況ではあるけど、まだ負けた訳じゃないからね。
確かに勝負事であるから、デュエルに勝ちたいって言うのは当然の事だけど、勝敗以前にデュエルを楽しめないとダメでしょ?
何よりも、デュエルを楽しまずに、ただ只管に勝利を追い求めるデュエリストに待っているのは、虚しい勝利でしかないわ……そうなっても良いの?」
「俺は………」
勝利を追い求めるのは大いに結構!
だけど、デュエリストの誇りが僅かでも残ってるなら、其れを見せなさいジャン!惰性の勝利を求めず、自分から攻めて勝利を手にして見せなさいよ!!
「……確かに、何時からか、デュエルを楽しむと言う事をしていなかったな、勝利のみを追い求めて。
だが、確かにデュエルとは楽しまなくては意味がないか……礼を言うぞ遊里、おかげで目が覚めた!ならばこのデュエル、攻めて勝って見せる!!
俺は3体のポイズン・ユニコーンで、3体のレベル4モンスターでオーバーレイ!オーバーレイネットワークを構築!
幻獣の魂が、神獣の魂を呼び起こす!エクシーズ召喚、降臨せよ『ゴールド・トライコーン』!!」
『ヒィィィィィィン!』
ゴールド・トライコーン:ATK2800 ORU3
「ゴールド・トライコーンの攻撃力は、このカードのオーバーレイユニット1つに付き400ポイントアップする。
そして、オーバーレイユニットを持ったこのカードは、相手のカード効果では破壊されない!
現在のゴールド・トライコーンのオーバーレイユニットは3つ!よって、攻撃力は1200ポイントアップ!」
ゴールド・トライコーン:ATK2800→4000
「更にゴールド・トライコーンが相手モンスターを破壊した場合、オーバーレイユニットを一つ取り除く事で、相手に1000ポイントのダメージを与える!
このターンで決めさせて貰うぞ遊里!ゴールド・トライコーンで、ドラグーン・ヴァルキリアに攻撃!『ゴールデン・スパーク』!!」
どうやら、まだデュエリストの魂は死んでなかったみたいね?
だけどその攻撃は通さない!リバースカードオープン!トラップカード『トライアングル・バインド』!
このカードの効果で、ゴールド・トライコーンの効果は無効になり、表示形式の変更と攻撃宣言が出来なくなるわ!!
ゴールド・トライコーン:ATK4000→2800(効果無効&攻撃宣言不可&表示形式変更不可)
「く……カードを1枚セットして、ターンエンドだ。」
「アタシのターン!」
遊里:SC5→6
ジャン:SC7→8
『Sp-命削りの宝札』の効果で、アタシは全ての手札を捨てる。
だけど、必要なカードは前のターンにリバースで伏せておいたわ!スピードスペル『Sp-フォース』!
アタシのスピードカウンターが6個以上ある時、相手モンスター1体の攻撃力を半分にし、その数値をアタシのモンスターに加える!
この効果で、ゴールド・トライコーンの攻撃力を半分にし、その数値1400ポイントをドラグーン・ヴァルキリアに加えるわ!!
ゴールド・トライコーン:ATK2800→1400
神姫の龍騎士 ドラグーン・ヴァルキリア:ATK3500→4900
「此れがラストバトルよジャン!神姫の龍騎士 ドラグーン・ヴァルキリアで、ゴールド・トライコーンに攻撃!『裁きのヴァルキリー・ストライク』!!」
「そうは行くか!トラップ発動『魔法の筒』!
このカードの効果で、戦闘ダメージをお前に打ち返すぞ遊里!!」
其のカードを伏せていたとは、本当に抜け目ないわ。
だけど、惜しかったわね?アタシはその上を行くわ!!リバースカードオープン!カウンタートラップ『神の宣告』!
ライフを半分払い、相手の魔法・罠カードの発動及び、モンスターの召喚の何れかを無効にする!これで『魔法の筒』は打ち消させて貰うわ!!
遊里:LP850→425
「そのカードを伏せていたとは……」
「アタシの……アタシ達、チーム5D'sの勝ちよジャン!!これで、終わりだぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」
『終わりです!!』
――ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァァァン!!!
「うおわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」
ジャン:LP2700→0
『決まったーーー!!大将戦にまでもつれ込んだデュエルを制したのは、チーム5D'sだーーーーーー!!!』
アタシ達の……勝ちだ!!
「ふぅ……負けてしまったか。
済まなかったなアンドレ、ブレオ……勝利に拘って居たら勝てたのだろうが、最後の最後でデュエルを楽しみたくなってしまった……ダメだな。」
「そんな事ないぜジャン!デュエルは楽しんでこそだ!」
「俺も忘れてたけど、デュエルってのは楽しまないと本当の勝利ってのは得られないんだよな。」
「……そうだな。
礼を言うぞ遊里、デュエルのあるべき姿を思い出させてくれた事にな。」
別に、礼を言われる程の事じゃないわ。
ただ、1人のデュエリストとして、デュエルを楽しんでないデュエリストが居るって言う事が、どうにも我慢できなかっただけだからね。
だけど、楽しむ事を思い出したんなら、次はもっと楽しいデュエルが出来るんじゃない?アタシ達と貴方達が、共に予選の2戦目を勝ち抜けば、決勝トーナ
メントに駒を進める事が出来るんだから。
「そうだな……ならば次のデュエルに勝って、決勝トーナメントへの夢を繋ぐとしよう。……次も勝てよ、チーム5D's?」
「えぇ、言われるまでもないわ!」
「俺達のチームが敗北など有り得ん!全てのデュエルに勝つ!其れだけだ!」
「優勝以外じゃ、満足出来ねぇからな。」
ジャック、鬼柳!
えぇ、そうね……目指すは優勝のみ!!デュエルを楽しんだ上で、必ず掴んでやるわ、その栄光をね!!
其れとは別に、決勝トーナメントでの再戦を、楽しみにしてるわチーム・ユニコーン!!
To Be Continued… 
登場カード補足
ゴールド・トライコーン
ランク4 光属性
獣族・エクシーズ
レベル4の獣族モンスター×3
オーバーレイユニットを持ったこのカードは、相手のカード効果によっては破壊されない。
このカードの攻撃力は、このカードのオーバーレイユニット1つに付き400ポイントアップする。
相手モンスターを戦闘で破壊した時に、オーバーレイユニットを1つ取り除いて発動する。相手に1000ポイントのダメージを与える。
ATK2800 DEF2800
アシッド・アイベックス
レベル8 水属性
獣族・効果
このカードは通常召喚できない。
相手フィールドのモンスター2体をリリースした場合に 相手フィールドに特殊召喚できる。
このカードを特殊召喚するターン、自分は通常召喚できない。自分のエンドフェイズ毎に、自分は1000ダメージを受ける。
また、モンスターを通常召喚した場合、自分は300ポイントのダメージを受ける。
ATK3000 DEF2500
ヴェノム・トライコーン
レベル8 闇属性
獣族・効果
このカードは通常召喚出来ない。自分の墓地の「ポイズン・ユニコーン」3体をゲームから除外した場合にのみ特殊召喚出来る。
このカードが表側表示で存在する限り、自分のターンのエンドフェイズ毎に、相手に1000ポイントのダメージを与える。
このカードをゲームから除外して発動する。ゲームから除外されている「ポイズン・ユニコーン」を可能な限り自分フィールド上に表側表示で置く。
この効果を発動するターン、自分は魔法・罠カードを発動出来ない。
ATK3000 DEF0
Sp-オーラル・トレード
スピードスペル
自分のスピードカウンターが5個以上ある時に発動できる。
自分フィールド上のモンスターと相手フィールド上のモンスターのコントロールを全て入れ替える。
Sp-スターレベル・シャッフル
スピードスペル
自分のスピードカウンターが5個以上ある時に発動できる。
自分フィールド上のモンスター1体を墓地に送り、墓地に送ったモンスターと同じレベルのモンスターを自分の墓地から特殊召喚する。
Sp-フォース
スピードスペル
自分のスピードカウンターが6個以上ある時にフィールド上に表側表示で存在するモンスター2体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスター1体の攻撃力を半分にし、 その数値分もう1体のモンスターの攻撃力をアップする。
敵地からの帰還
通常罠
フィールド上に表側表示で存在するモンスターのコントロールは、元々のコントローラーに戻る。
攻撃の代価
カウンター罠
自分が直接攻撃によって戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
相手に、自分が受けた戦闘ダメージの半分の数値のダメージを与える。
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