Side:はやて


 「で、十代とのデュエルの後に成仏するはずだったのが、ファラオに食べられて今に至ると…そういう事やね?」

 『にゃはは…面目無いのにゃ。まさかファラオに食べられてしまうとは予想していなかったんのにゃ。』


 そら予想しろ言うのが無理やて。
 しっかし、けったいな状態になってもうたね大徳寺先生?
 魂だけの状態で、普段はファラオのお腹の中って、幽霊としてもゴッツレアな存在とちがう?


 「マッタクだ……いや、それ以前に人の魂を喰らって体内保存出来るファラオは何者だ?」

 「若しかしたら『ネコに限りなく近いネコじゃない何か』なのかも…」


 言いえて妙やな裕奈。
 やけど、つまり大徳寺先生は好きな時に出る事は出来るんやな?


 『そうなるにゃ。まぁ、出て来ても私を認識できるのは君達くらいのものにゃ。』


 そか――……まぁ、幽霊になっても宜しくな、大徳寺先生♪


 「「宜しくな、先生!!」」

 「まぁ、宜しく頼む大徳寺先生。」

 『はいはい、おまかせなのn「にゃ〜〜〜〜〜」(パックン♪)


 …喰われたな。
 裕奈もこの前の三幻魔戦の時に、全部終ったらファラオが食べてもうた言うてたからね…
 まぁ、大徳寺先生は大丈夫やろ♪












  遊戯王×リリカルなのは×ネギま  夜天と勇気と決闘者 GX59
 『馬鹿共は…滅殺だぁ!』











 で、三幻魔戦から早数週間。
 今日は隼人君の卒業検定デュエルや。

 相手はクロノス先生やけど……うん、中々やってるな。
 前にお父さんとやったときとは比べ物にならないほどタクティクスがアップしとるしね。

 勝てば卒業、負ければ留年か退学……頑張ってや隼人君!


 「バトル!マスター・オブ・OZで古代の機械巨人に攻撃するんだな!」


 この攻撃が通れば隼人君の勝ちや…!
 通って…お願いや…!


 「……速攻魔法『リミッター解除』!此れで古代の機械巨人の攻撃力を倍にするノーネ…!」


 ……そのカードを伏せて有ったか…ここまで、やな…


 「そんな…うわぁぁぁ!!!」
 隼人:LP700→0


 残念やね……良いデュエルやったのに…


 「…デュエル〜は貴方の負けです〜の……ですが、私は貴方をカードデザイナーとしてI2社に推薦するの〜ネ。」


 !!クロノス先生!!
 隼人君の絵の才能を見抜いてたんやね…


 「貴方はデュエリストとしてはマダマダなの〜ネ――しか〜しデザイナーとしての感性と実力は一流です〜の。
  デザイナーとして、素晴らしいカードを生み出して欲しいの〜ネ。貴方は、私の誇り……自慢の生徒なの〜ネ♪」

 「クロノス先生……うぅ、あ、ありがとうなんだな…!」


 よかったなぁ隼人君…


 「だね。それにクロノス先生も中々粋な事やってくれんじゃない!」

 「あぁ、デュエリストとしては大成できなくとも、カードデザイナーとして一流ならデュエルに別の形で関わる事が出来るからな。
  絵を描くのが得意なアイツには良くあった職だろう。」

 「だよな!隼人の絵って、何かパワーを感じるし、其れがカードになったら凄いのが出来るんじゃないか?」


 うんうん、期待してまうな。
 デザイナーとして、頑張ってや隼人君!


 「うん、気張ってくるんだな!!」

 「その意気や!」

 きっと、パワー溢れたカードが出来るやろな……楽しみやで♪








 ――――――








 Side:裕奈


 と、言う事で隼人はなんとペガサス会長直々の『採用』を貰って、しかも『可能なら直ぐにでも』って事で卒業式待たずにアカデミアから旅立った。

 う〜〜ん、実に良い顔してたね〜〜。


 で、隼人を見送ったエアポートからレッド寮に戻ってる筈だったんだけど…

 「…ちょいとはやてさん、何で私等はブルー生徒に取り囲まれているのでございましょうかね?」

 「ん〜〜〜…な〜んや待ち伏せ?あっきらかに因縁つける気満々と思うで裕奈さんや。」


 ですよね〜〜…
 で、何の用?私とはやてはさっさと帰ってレッド寮の夕飯の準備があるから手短かつ簡潔にお願いしてーんですけど?


 「お前等のデッキを寄越しな。」

 「素直に渡せば何にもしないぜ?嫁入り前の身体…穢されたくないだろ?」


 ……はやて、こいつ等なんて言ったの?私には今一理解できないんだけど。


 「私には『どうぞフルボッコにしてください』聞こえたなぁ?」

 「あ、やっぱり?実は私もそう聞こえたんだ〜…空耳じゃなくて良かったぜ♪」

 つーか『デッキ寄越せ』とか馬鹿?馬鹿だよね?其れ死亡フラグだよ?
 大体、なんでアンタ等にデッキ渡さなきゃなんねー訳?意味不明、説明求む、400字以内で。


 「セブンスターズとか言う連中とのデュエルは、アカデミア全土に知れ渡ってるんだ。
  なんでも可也強力なデュエリストの集団だったとか……その半数を倒したのは遊城十代とお前等なんだろ?」

 「特に明石、お前なんて事件の黒幕を倒したって話しだぜぇ?
  とんでもなく強くて凄いカードを使ったんだろ?そうじゃなきゃお前等レッドのクズが勝てる筈無いもんな。」

 「だから、そのカードは俺達が使ってやるよ。
  遊城の融合デッキは俺達でも作れるけど、お前等のシンクロってのは一般流通してない強力カードだ。
  強いカードもお前等みたいな底辺デュエリストに使われるんじゃ可哀相だからなぁ?」

 「状況をよ〜〜〜く考えてから答えろよ?くっくっく…」


 ……寝言は寝て言え、戯言はラリってから言えとはよく言ったもんだわ此れ…
 カミューラ戦以降の覚醒した『真クロノス』先生の指導があっても、ま〜〜〜だこう言う連中は残ってんのね…
 何つーか、怒り通り越して呆れんですけど?


 「ホンマやな…此処まで脳味噌足りない連中も中々居れへんけどね。」

 「そもそも女の子2人に対して10人とか如何よ?」

 恥ずかしく無い訳?
 大体デュエルを挑んでくるならまだしも、暴行と輪姦ちらつかせて脅迫ってホント最低だねアンタ等。


 「なにぃ?」

 「事実やろ?デュエルで勝てないから数の暴力で威しに掛かって来たんやないの。
  しかも『どうせ女だから力ずくで何とかできる』思って……ホンマ呆れかえって怒る気も失せるわ。」

 「このアマ、図に乗るなよ!」

 「其処まで言われて悔しかったら私等にデュエルで勝ってみろっての。
  よくよく見たら、アンタ等全員、実技授業で私とはやてに負けた奴等じゃん。」

 その腹いせも兼ねてるって?
 うっわ〜〜、本気でカッコわりー〜〜……

 アンタ等如き余裕だね。
 なんなら私とはやてで夫々1対5の変則デュエルで相手してあげようか?
 1ターン目は全員攻撃不可、アンタ等は共有ライフ20000ポイントってルールで。


 「良いだろう、やってやる。」

 「けど此処まで俺達を馬鹿にしたんだ…俺達が勝ったらデッキだけじゃ済まさねぇからな!」


 はいはい、好きに言ってなさい。
 アンタ等なんかにデッキも純潔も渡す気ないから……つー事で!

 「オイ、デュエルするぞ。」

 「お、新バージョン♪」


 偶にはちょっと変えてみました!
 んじゃ、半分宜しくね〜。


 「任しとき、無限煉獄の真の恐ろしさ…骨身に染みこませたるわ…」



 OK!
 来い、デュエリスト未満!!


 「「「「「「デュエル!!」」」」」」


 裕奈:LP4000
 ブルー軍団其の一:LP20000(5人で共有)




 「ほな、こっちも始めよか?」

 「後悔させてやる…!」


 デュエル!
 「「「「「デュエル!」」」」」


 はやて:LP4000
 ブルー軍団其のニ:LP20000(5人で共有)




 そっちも始まったね……速攻で叩き潰す!
 私のターン!!



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・



 「レベル5のジャンク・ウォリアーに、レベル1のジャンク・メイルをチューニング!
  集いし力が、新たな闘志に火を点ける。光射す道となれ!シンクロ召喚、推参せよ『グラヴィティ・ウォリアー』!!」

 『オォォォ!!』
 グラヴィティ・ウォリアー:ATK2100(戦闘耐性)


 グラヴィティ・ウォリアーの効果発動!
 シンクロ召喚に成功したとき、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターの数×300ポイント攻撃力がアップする!

 アンタ等は全員が1ターン目でサモプリやらスケープゴートやらでモンスターゾーン埋め尽くしたよね?
 5人分のモンスターゾーン25個を!


 「し、しまった!!」

 「団結の力とのコンボを狙いすぎよ!アンタ等のモンスターは25体!其の300倍――7500ポイント攻撃力がアップする!蛮勇引力(パワー・グラヴィテーション)!!」

 『ウオォォォォォォ…!!』
 グラヴィティ・ウォリアー:ATK2100→9600



 「「「「「攻撃力9600!?」」」」」

 「だけじゃないぜ!私のフィールドにはジャンク・ライブラリアンとブースト・ウォリアーが存在してるわ。
  この2体の効果でグラヴィティの攻撃力は更に計600ポイントアップする!」
 グラヴィティ・ウォリアー:ATK9600→10200


 更に本屋ちゃんの効果で1枚ドローも忘れないよ!
 でもって、朝倉の効果!4枚の手札全てを公開して全員の攻撃力を1600ポイントアップ!


 グラヴィティ・ウォリアー:ATK10200→11800
 ヴァルキリー・ジャーナリスト:ATK3300→4900
 ジャンク・ライブラリアン:ATK2400→4000
 ブースト・ウォリアー:ATK600→2200



 「う、嘘だろオイ…!」

 「な〜〜に驚いてんの?マダマダぁ!装備魔法『ファイティング・スピリッツ』をグラヴィティ・ウォリアーに装備!
  装備モンスターの攻撃力は、相手フィールド上のモンスターの数×300ポイントアップする!」

 「なに!?…と言う事は!」


 その通り!グラヴィティの攻撃力は更に7500ポイントアップする!


 グラヴィティ・ウォリアー:ATK11800→19300(ファイティング・スピリッツ装備)


 「でもって此れでトドメ!魔法カード『渾身の一撃』
  私のフィールド上に存在するシンクロモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで700ポイントアップし貫通効果を得る!」

 グラヴィティ・ウォリアー:ATK19300→20000
 ヴァルキリー・ジャーナリスト:ATK4900→5600
 ジャンク・ライブラリアン:ATK4000→4700



 此れで終りよ!

 「バトル!グラヴィティ・ウォリアーで、羊トークンを攻撃!超重力十字爪(グランド・クロス)!!」

 『ガァァァァ!!』


 ――ドゴガァァァァァン!!



 羊トークンの守備力は0、貫通能力を得たグラヴィティの攻撃力20000はそのままライフを直撃すっからね〜♪


 「「「「「うおわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」
 ブルー軍団其の一:LP20000→0


 極めて楽勝〜!
 つーか、影丸爺ちゃんの方が全然強かったねこりゃ。

 さてと…はやても2ターン目が回ってきたね。
 既になのはとフェイトにシグナム、オーガ・ドラグーンが揃ってるから…このターンで決まりかにゃ〜?








 ――――――








 Side:はやて


 裕奈の方は終ったみたいやな。
 相手の戦術逆手に取っての1ショット……見事なモンや。
 ほな、私も負けてられへんな!

 「墓地の『インフェルニティ・シャーマン』の効果発動。
  私の手札が0の時、墓地のカードと他のモンスターをゲームから除外してモンスターをシンクロ召喚出来る!」

 「な、墓地でシンクロだと!?」

 「無限煉獄は死者の世界すらも自在に操り支配するんや、手札を0にする言う代償と引き換えにな。
  私は墓地のインフェルニティ・コマンドー、インフェルニティ・シーフ、インフェルニティ・シャーマンを除外してチューニング!
  来よ、夜の帳。煉獄に響け終焉の笛!シンクロ召喚、祝福の風『煉獄騎 リインフォース・アインス』!」

 『我等に仇なす者には、永遠の闇を…
 煉獄騎 リインフォース・アインス:ATK2700


 アインスの効果発動、シンクロ召喚成立時に相手の手札、フィールド、墓地のカードを合計3枚まで除外できる。
 アンタ等のフィールドの伏せカード3枚を除外させてもらうで!


 「く…くそぉぉ…」

 「魔法の筒が3枚か…残念やったねぇ?
  けど安心し、このデュエルはこのターンで終りやからアンタ等に次のターンは無い。」

 トラップ発動『煉獄の裁き』
 私の手札が0枚の時に、私のフィールド上の『煉獄』か『インフェルニティ』1体を選択して発動。
 選択したモンスターよりも攻撃力の低い相手モンスターを全て破壊する。
 私はオーガ・ドラグーンを選択し、アンタ等のフィールド上のモンスターを全て破壊するで?


 「「「「「!!!」」」」」

 「隊長ロックに頼りすぎやな……オーガの攻撃力は3000、切り込み隊長は1200――全滅や!」

 燃え尽きてまえ!!


 「そ、そんな…」

 「俺達の隊長ロックが…!」

 「一撃で全滅だと…!」

 「戦闘ロック掛けた程度で無限煉獄を攻略できると思たのが最大の間違いやな。
  此れで終いや、トラップ発動『インフェルニティ・スタードライブ』
  私の手札が0枚の時、私の場のモンスターの攻撃力は、『インフェルニティ』及び『煉獄』と名の付くモンスターのレベル合計×100ポイントアップする!
  私の場のモンスターのレベル合計は41、よって攻撃力は4100ポイントアップや!」


 煉獄騎 リインフォース・アインス:ATK2700→6800
 煉獄剣士 シグナム:ATK3000→7100
 煉獄龍 オーガ・ドラグーン:ATK3000→7100
 インフェルニティ・ウィッチ−なのは:ATK2500→6600
 インフェルニティ・ヴァルキリー−フェイト:ATK3000→7100


 「う、うそだろぉぉ!?」


 ロック掛けてライフ回復しまくって30000ポイント有っても此れなら終りやろ?
 覚悟できてるな?

 「バトルや!全モンスターでダイレクトアタック!
  煉獄龍 オーガ・ドラグーン『インフェルニティ・カオス・バースト』!!」

 『グオォォォォォ!!』


 『全力全壊!スターライトォォォ……ブレイカァァァァァ!!!

 貫け雷神!
 『Jet Zamber.』

 『翔けよ…隼!
 『Sturmfalken.』

 深き闇に…沈め!



 ――ドッガァァァァァン!!



 「「「「「ひでぶわぁぁぁぁ!!!!」」」」」
 ブルー軍団其の二:LP30000→0


 他愛ないなぁ?
 この程度やったら満足には程遠いで…


 「お〜〜、流石に勝ったよね〜♪」

 「当然やん♪裕奈も1ショットやろ?」

 「ったりめーでしょ!」


 まぁ、デュエリストの誇りが無い連中に私等は負けへんよ?
 ここまでコテンパンにやられたんやから、二度と馬鹿な事は考えんと大人しくしてるんやな。


 「ふ、ふざけるな!お前等なんかに……大体女の癖に生意気なんだよ!」

 「あっちだ!あっちの人気の無いほうに連れ込め!!」


 な!こいつ等…ホンマに最低にも程があんで!
 デュエルで負けて、そしたら今度は暴力沙汰かい!

 この…離せや!!


 「るせぇ、大人しくしろ!!」

 「!!」

 く…


 ――ガスッ!!


 ……アレ?


 「ってぇ………」

 「裕奈!!」

 庇ってくれたん!?…って血が出とるやないか!!


 「の野郎、デュエルディスクを凶器にしやがったね?……このゲス野郎!!」

 「デュエリストの必須アイテムを凶器にやと!?……それ以前に女の子の顔に傷付けて…このアホンダラがぁぁ!!」

 裕奈の右目の上辺り…此れ完全に跡残るやないか!
 ……おい、私の旦那に手ぇ出した覚悟できてるやろな…?


 「出来てるでしょ?私の嫁を殴ろうとした罪は万死に値するぜ!!」

 「嫁と旦那って…お前等、まさか同性愛者!?」


 ちゃうわボケ!
 私と裕奈はなぁ、友情とか愛情とか恋愛感情とかを超越した『超純粋な関係』や!
 嫁と旦那はノリやノリ!

 まぁ、それは良いとして……裕奈の顔に傷付けた罪の重さ、味わってもらうからな?



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・



 「「いってぇぇぇぇぇぇ!!!!」」


 うおぉぉ、ごっつ痛い!!
 あの、鮎川先生もうちょっと優しくしてや…


 「痛いのが嫌ならこんなことしないの!
  幾ら相手の方から手を出してきたって言っても、女の子がこんな怪我するほどの喧嘩をしますか!
  その場から逃げてPDAで助け呼ぶなりすればよかったでしょう?」

 「「反論も有りません!」」


 あのボケ共は全員撃滅したけど、流石に無傷ではなぁ?
 なはは、手当てされながら絶賛お説教や。


 「其れに裕奈ちゃん、この目の上の傷は残るわよ?…女の子が顔に傷なんて…」

 「気にしねぇっすよ♪はやてが殴られるの防げたんなら安いモンでしょ?」


 ゴメンな裕奈…一生モンの傷残してもうたね…
 けど、アリガトな庇ってくれて…


 「まぁ、此れくらい当然っしょ?私ははやての従者だし♪

 「裕奈…」

 ホンマにありがとうな。


 …で、時に私と裕奈でフルボッコにしたアホ共は如何なるん?


 「…今頃はクロノス先生から究極の二択を迫られてるでしょうね…」

 「「究極の二択?」」

 「退学か、クロノス先生と北森先生による24時間デュエル講座&実戦ね。」


 うわ〜お…クロノス先生と玲子先生があないな連中に負ける筈ないし…どっちを選んでも地獄や〜〜。
 あいつ等が退学選ぶとは思えへんから、デュエルの方やろうな。
 まぁ、己の愚行を悔やむとえぇわ。


 此れを期にああいう連中が居なくなるといいんやけど…まぁ簡単にはいかへんやろな。


 「まぁ、因縁つけてくるボケは其の都度ぶちのめせば良いっしょ?」

 「せやな。」

 レッド寮には実力者多いから来ても返り討ちや!



 けど、裕奈…ホンマに庇ってくれてありがと……大好きや♪


 「私もはやてのこと大好きだぜ♪」


 うんうん、この『超純粋な関係』は続けて行きたいな♪




 そう言えばそろそろ卒業デュエルやな?
 今年の卒業生の首席はカイザーやろうけど……一体誰を相手に指名するんやろうか?


 うん、こっちも楽しみやな♪













   To Be Continued… 






 *登場カード補足



 渾身の一撃
 通常魔法
 自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターの攻撃力は700ポイントアップする。
 また、このターンシンクロモンスターが相手の守備モンスターを攻撃した場合、攻撃力が守備力を上回っていれば其の数値分の戦闘ダメージを相手に与える。



 煉獄の裁き
 通常罠
 自分の手札が0枚の時に、自分フィールド上の「煉獄」または「インフェルニティ」と名の付くモンスター1体を選択して発動する。
 選択したモンスターの攻撃力よりも攻撃力の低い相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。