遊奈&十代:LP3300
開闢龍 コズミック・ブレイザー:ATK4300(ジャンク・ライブラリアン効果)
陽神竜 ラー ゴッド・フェニックス:ATK4300(ジャンク・ライブラリアン効果)
ジャンク・ライブラリアン:ATK2400(自身の効果)
スターダスト・ネオス ダークソウル:ATK4100(自身の効果)
E・HERO ネオス・アース:ATK4000
M・HERO 光牙:ATK3000
N スカイダンスセイレーンDEF400
ダークネス:LP3500
悠久幻魔-インフィニティ:ATK5000
Side:万丈目
遊奈と十代がタッグを組んで、ダークネスとのデュエルが行われているのだが……これは、言うまでもなく圧倒的だ。恐らくは10人に聞いたら1
0人すべてが圧倒的と答えるだろう。
ダークネスが従えている悠久幻魔は確かに強力なモンスターなのだろうが、遊奈と十代が展開したモンスターは、幻魔ですら簡単に超えてしま
うだけの力を持っているから、脅威にはならないだろう。
だが、相手は闇のラスボスとも言うべき存在なのだから、そう簡単に終わるとは思えない。
しかし、それ以上に、遊奈と十代が負ける未来と言うモノが想像出来ん……否、実際にあの2人が負ける事はあるまい――あらゆる融合を使い
こなす十代に、神をその身に宿した遊奈が、ダークネスに負ける事など有り得ん。
だから、お前達の手でその骨野郎に引導を渡してやれ。――自分が狭い知識の中で、ドレだけ愚かな行為をしていたのかを分からせた上で徹
底に叩かねば効果はないだろうからな。
其れ以前に、コイツが居る限りは、世界が真なる平和を得る事は叶わないだろう――だから、世界の為にも、このデュエルは絶対に勝て!!
頼んだぞ、遊奈!十代!!
遊戯王×リリカルなのは×ネギま 夜天と勇気と決闘者 GX221
『邪悪なる闇、滅ぶ時~The Final~』
Side:遊奈
「開闢龍 コズミック・ブレイザー……スゲェ、スゲェよ遊奈!!
まさかこんなドラゴンを召喚して来るなんて、流石に予想外だったぜ!!~~~~これだから、デュエルは面白くてやめられないんだよな!」
「其れはまぁ否定しねーわ。」
実際に、こんな状況であっても、私はワクワクしてるからね――だから、コズミック・ブレイザーの効果と行きましょうか!!
開闢龍 コズミック・ブレイザーの攻撃力は、私の墓地のチューナー1体に付き400ポイントアップする!!私の墓地のチューナーは7体!!!
よって、コズミック・ブレイザーの攻撃力は2800ポイントアップして7100ポイントになるわ!!
開闢龍 コズミック・ブレイザー:ATK4300→7100
「しかも攻撃力7100ポイント!!此れは、マジでスゲェ!!」
「攻撃力アップだけじゃないよ~~?
コズミック・ブレイザーが表側表示で存在する限り、私等のモンスターは、1ターンに1度だけ相手の魔法と罠の効果を受け付けねーんだぜ?」
「なに?」
つまり、このタイミングでコズミック・ブレイザーを呼び出した以上、其の伏せカードで私等の攻撃を迎撃する事は不可能って事よ!
行くよ~~?開闢龍 コズミック・ブレイザーで、悠久幻魔-インフィニティに攻撃!『シューティング・ノヴァ・フォース』!!!
――ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ダークネス:LP3500→1400
よっしゃ、ぶっ倒したぁ!!これでダークネスを護るモンスターは居ない!!
冥土の土産に、神の一撃で止めを刺してやるわダークネス―――
『グゥゥゥゥゥゥゥゥ……』
悠久幻魔-インフィニティ:ATK5000
って、何でインフィニティが居んの!?
コズミック・ブレイザーの一撃で、完全に吹っ飛んだはずなのに!!!
「リバースカードを発動した。永続トラップ『夢幻の虚像』をな。
手札を全て捨てる事で、私の墓地から幻魔獣族モンスター1体を選択し、召喚条件を無視して特殊召喚して、このカードを装備する。
そしてこのカードを装備したモンスターの効果は無効となるが、攻守の元々の値は10000ポイントとなり、カード効果では破壊されなくなる。」
悠久幻魔-インフィニティ:ATK5000→10000(効果無効、効果破壊不可)
戦闘迎撃系じゃなくて、幻魔専用の蘇生カードだった訳かそいつは……だけどさぁ、幾ら専用カードだからって其れはやり過ぎじゃねぇ?
手札を全て捨てるとは言え、幻魔を召喚条件無視して蘇生できるってだけでも強力なのに、効果は無効になるとは言え元々の攻守が10000
になる上にカード効果で破壊されねーって、流石に盛り過ぎでしょ?
なので、其れでは皆さんご一緒に!!
「「「「インチキ効果も大概にしろぉぉ!!」」」」
『そりゃ俺のセリフだろぉ!!』
はい、ありがとうございました~~。な~んか、遠い未来から幻聴が聞こえた気がするけど気にしな~い♪
だけどダークネス、其のカードでアンタの底は知れたわ。
確かに私も十代も可成りの強力カードを使ってはいるけど、其れは此れまで数多のデュエルを経験し、その中で得た力で只強いだけのカードじ
ゃねー訳よ?
だけどさ、アンタの使ってるカードは如何?
どれもこれも確かに強力な効果を持ってるけど、その全てが私等を倒す事だけを考えて生み出されたカードで、強力だけど中身がない。
もっと言うなら、アンタの使ってる幻魔だって元々はアカデミアに封印されていたカードでアンタのモンじゃねーじゃんよ?――偉そうな事言って
おきながら、結局の所、アンタは自分の力だけじゃ何も出来ねー三下って事だ。
真の力を解放した幻魔と、最強の幻魔を従えたってのに、私と十代のライフを未だに0に出来てねーのがその証拠に他ならねーってのよ!!
「遊奈の言う通りだな。
お前の使ってるカードはドレも強力だけど、お前からは強いデュエリストと対峙した時特有の『ワクワク感』をマルで感じないぜダークネス!!
だから負ける気がしない!ドレだけ強力なカードを使おうと、お前は俺達の敵じゃないぜ!!」
「吠えるか……だが、私を倒す事は出来ん。」
そう思うなら思ってろ、出汁にもならねー骨野郎。
カードを1枚セットしてターンエンド。
「私のターン!!……此れは良いカードを引いたな。
魔法カード『幻魔の威圧』!このターンのバトルフェイズ、幻魔獣族モンスターが攻撃宣言をした場合、ダメージステップ終了まで相手は魔法
と罠を発動出来ない。
つまり、インフィニティの攻撃を止める事は出来ないと言う訳だ。
永遠の闇に沈むがいい……悠久幻魔-インフィニティで、陽神竜 ラー ゴッド・フェニックスに攻撃!『夢幻のインフィニティ・フレイム』!」
バトルでの魔法と罠を封殺して来たか……ところがそれも意味ねーんだわ此れが。
コズミック・ブレイザーの効果発動!1ターンに1度、相手モンスターの攻撃を無効に出来る!!この効果で、インフィニティの攻撃は無効にさせ
てもらうわ!!!
攻撃を防ぐ障壁を張れ!『コズミック・フィールド』!!
――ガキィィィン!!
「むぅぅぅ…あくまでも抗うか?
足掻いたところで運命を変える事は出来ぬ……貴様等に待っているのは永遠の闇に捕らわれる未来のみだ。」
「馬鹿言ってんじゃねぇよタコ。
人の人生ってのは運命じゃない、未来は自分で幾らでも変えることが出来るのよ?宿命は変えられないけど運命は変えられるってんだ!!
永遠の闇に捕らわれる未来?其れが何だっての?そんな未来は、テメェの手で変える!!其れだけのこってしょうが!!」
「ありもしない希望に縋るか……其れも良いだろう。ターンエンドだ。」
アリもしない希望ねぇ?……アンタは本当にそう思ってんの?
だとしたらおめでたい事この上ねぇわね――周りをよーく見てみやがれ、骨野郎。此れを見ても、アリもしない希望って言えるかしら?
「遊奈!!」
「姉御ーーー!!」
「「アニキーーー!!」」
「万丈目ーーー!!!」
「はやてさん!!」
「んな、此れは!!……闇に捕らえた筈の者達が、何故此処に居る!?」
はぁ?そんな事も分からねーのかアンタは!
確かにアンタは、人がなら誰もが持ってる闇を増幅させて皆を闇に捕らえたのかも知れねー。
否、実際に皆は捕らわれた訳だし、恐らく戻って来れたのは、アカデミア島の住人と、一部のデュエリストだけだと思うけど、デュエリストだから
皆は戻って来る事が出来た。
藤原を助けようとした吹雪さんの思いが、吹雪さんの思いを受け継いで藤原を倒したはやてと万丈目の力が、そしてアンタをぶっ倒そうとしてる
私と十代のデュエルが、皆の中のデュエリストの本能を奮い立たせ、絶望的な闇を振り払ったって訳よ!理解したか、陰険骨!!
「バ、馬鹿な……こんな事が!!」
「私等はアンタなんかに屈しねー!例え1人では無理でも、仲間がいる限りは絶対に負けねーんだ私等は!!十代!!」
「おう!そいつを教えてやるぜダークネス!俺のターン!!」
このターンで決める!
リバースカードオープン、トラップカード『究極の錬金術』!
ライフを半分払い、更に手札を1枚捨てる事で、デッキから魔法カードを1枚選択して手札に加える!
んで、この変則タッグデュエルでは、ライフコストは兎も角、手札コストと魔法カードのサーチ効果は十代が権利を行使する事も出来る訳よ?
つ~訳で、バッチリやっちゃって十代♪
「任せとけ!ライフを半分支払い、手札の『E・HERO ネクロダークマン』を墓地に捨て、デッキから『超融合』を手札に加えるぜ!
続いて魔法カード『戦士の生還』を発動し、墓地の『E・HERO ネオス』を手札に加える!」
遊奈&十代:LP3300→1650
「そして、俺の墓地のネクロダークマンの効果発動!このカードが墓地に存在する時、俺は1度だけ上級のE・HEROをリリースなしで召喚する
事が出来る!!
三度頼むぜ『E・HERO ネオス』!!」
『任せておけ!』
E・HERO ネオス:ATK2500
流石は十代、ネクロダークマンをコストにする事で、一切の無駄なく超融合を手札に加えて、ネオスの召喚までして来たわね。
同時に此れは、何かが起きるに違いないわ……ネオスは無限の可能性を秘めたHEROで、其処に十代のデュエルセンスが合わさったらドレだ
けの力が発揮されるのかってのは、正直言って上限知らずで想像も出来ねーからね。
「行くぜ!速攻魔法『超融合』!
手札を1枚捨て、俺のフィールド上のネオスと、ネオス・アース、スターダスト・ネオス ダークソウル、そしてお前の悠久幻魔を超融合!!」
「私のモンスターを融合素材にするだとぉ!?」
「へへ、此れが融合の無限の可能性だぜ!!
ネオスペースより来たれりHEROが、絆を紡ぎて真の力を呼び覚ます!超融合召喚、降臨せよ『E・HERO クェーサー・ネオス』!!」
『此れで終わりにしよう!』
E・HERO クェーサー・ネオス:ATK3000
此れは、相手モンスターをも巻き込んだ超融合で現れたネオスの究極形態か!!
ネオス・アースの効果は発動出来ねーけど、此れは凄い効果を持ってるに違いない……んだけど、己の唯一のモンスターを失った骨が、大人し
くやられるとは思わねーんだけど……
「私のモンスターを融合素材とするとは驚いたが、其れは悪手だな。
私のフィールド上の幻魔獣族モンスターがフィールドを離れた場合、墓地の『幻魔の姫巫女』の効果を発動。
墓地のこのカードを除外する事で、墓地の幻魔獣族モンスター1体を特殊召喚する。舞い戻れ『悠久幻魔-インフィニティ』!!」
悠久幻魔-インフィニティ:ATK5000
やっぱり幻魔を再生して来たか。
だけどねぇ、其れで私等に勝てると思ってんの?だとしたらおめでたい事この上ないわ!!アカデミア四天王最強タッグを舐めんじゃねぇわよ!
「クェーサー・ネオスの効果発動。
1ターンに1度墓地のモンスターをゲームから除外する事で、攻撃力が500ポイントアップし除外したモンスターの効果を得る。
俺は、墓地の『E・HERO ジ・アース』をゲームから除外し、クェーサー・ネオスの攻撃力を500ポイントアップし、更にジ・アースの効果を付与す
る!『フォース・リジェクション』!」
E・HERO クェーサー・ネオス:ATK3000→3500(E・HERO ジ・アースの効果コピー)
「そして、身に宿した『ジ・アース』の効果発動!
自分フィールド上のモンスター1体をリリースし、リリースしたモンスターの元々の攻撃力を自身に加える!!――この効果で、俺は………」
「迷うな十代。神の力を使え!!」
「だよな!!
俺はこの効果で『陽神竜 ラー ゴッド・フェニックス』をリリースし、その元々の攻撃力4000ポイントを攻撃力に加える!『地球灼熱』!!」
E・HERO クェーサー・ネオス:ATK3500→7500
此れでオーラスね、ダークネス?
インフィニティを従えているとは言え、インフィニティの攻撃力は5000だから、クェーサー・ネオスの攻撃が通ればアンタのライフは0になる!!
大人しく往生しやがれってね!!やっちまえ十代!!!
「これで終わりだダークネス!!
E・HERO クェーサー・ネオスで、悠久幻魔-インフィニティに攻撃!!『ラス・オブ・アルティメットネオス』!!」
『此れで、終わりだダークネス!!』
――ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
「ぐおわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ダークネス:LP1400→0
「私の……」
「俺の……」
「「勝ちだ!!!」」
此れで分かったかダークネス!
アンタがドンだけの策を巡らせたところで、其れが達成される事は絶対にないぜ?私達や、未来に存在してるであろう私等の子供達が存在す
る限りね。
まぁ、其れ以前にアンタは此処で終わりなんだけどね?
「何を言うかと思えば……今回は負けたが、我は不滅。何れまた現れる。」
「だと思ったけど、そうは行かねーんだな此れが?
てか、もう二度とアンタがこの世にあらわれる事はねーからね?………嘘だと思うなら、後ろ見てみ?」
「何?………な、なんだ此れはぁぁぁ!!!!
そらま驚くだろうね?
『全力全壊!!』
『Starlight Breaker.』
『貫け、雷神!!』
『Plasma Zamber.』
「此れで終いや骨野郎!響け終焉の笛、ラグナロク……」
天下無敵の魔法使い3人が必殺の攻撃の準備を完了してたんだからさ。
麻帆良の住人だったら、アレを喰らっても5分も有れば復活するだろうけど、一般人が喰らったら一溜まりもねーわ……其れは、アンタもだけど
ねダークネス。
精々後悔しやがってんだ、私等に喧嘩売った事をな!!
つ~訳でやっちゃってはやて、なのは、フェイト!!!
「『『ブレイカーァァァァァァァァァァァァ!!!』』」
――ドガバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
天下無敵のトリプルブレイカーに死角なし!!
アバヨ骨野郎、運良く地獄から戻って来る事が出来たその時は、今回みたいな面倒な彼是は抜きにして純粋にデュエルを楽しもうじゃないの。
なんにせよ、この世界に真のデュエリストが居る限り、闇の世界の到来は有り得ねーよ。
デュエリストの可能性は無限にして極限な訳なんだからさ?――その可能性が超絶最悪な未来だけは回避するって、私達は信じてっからね。
だから地獄の淵で見てろダークネス、私達が紡ぎ出す未来って言う物をね!!
To Be Continued… 
*登場カード補足
幻魔の姫巫女
レベル4 光属性
天使族・効果
自分フィールド上の幻魔獣族モンスターがフィールドを離れた場合に発動できる。
墓地のこのカードを除外し、自分の墓地から幻魔獣族モンスター1体を選択し、召喚条件を無視して特殊召喚する。
ATK1000 DEF1000
幻魔の威圧
通常魔法
このカードを発動したターンのバトルフェイズのみ、幻魔獣族モンスターが攻撃宣言をした場合、ダメージ計算終了まで、相手は魔法・罠カードを
発動出来ない
究極の錬金術
通常罠
ライフを半分払い、手札を1枚捨てて発動する。
デッキから魔法カードを1枚選択して手札に加える。
夢幻の虚像
永続罠
手札を全て捨てて発動する。
自分の墓地から、幻魔獣族モンスター1体を選択し、召喚条件を無視して特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードを装備したモンスターの効果は無効になって元々の攻撃力と守備力は10000ポイントになり、カード効果では破壊されない。
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