はやて&万丈目:LP4000
藤原:LP4000
Side:遊奈
藤原がふざけた事してくれたせいで吹雪兄ちゃんは負けちゃったけど、その魂を受け継いだはやてと万丈目が出撃した以上は、このデュエル
で藤原が勝つ可能性は0だと思うんだけど、如何よ十代?
「はやてと万丈目なら、藤原にも勝てるんじゃないか?
って言うか、さっきのデュエルだって、吹雪さんが『相手を倒す事』だけに重点を於いてたら、間違いなく勝ってたんじゃないかって思うぜ?
具体的に言うなら、先攻ターンから真紅眼召喚してからの、2連発『黒炎弾』とかでな?」
「どんな1Killよそれ?
って言うか、ライフ4000設定での黒炎弾て凶悪極まりねーでしょ!?其れを先攻ターンで2発かまされたら即死確定じゃん!若干退くわ!」
「でも、全力全壊だろ?」
「其れは否定しねーけどね!?」
まぁ、三幻神と三邪神を従えてる私が、何を言っても説得力は皆無かも知れねーけど、だけどはやてと準のタッグが藤原程度に負けるとは到
底思えないって言うのが本音よね。
こう言っちゃなんだけど、タッグデュエルの実技授業で、はやてと準のタッグに勝てたのって、私と十代のタッグだけだからね?……暗黒ワカメ
如き――もとい藤原程度には、負ける筈がネェっての!!
加えて、ライフは共通でも、フィールドは分けられてるから、自分のやりたいように展開できる訳だから、はやても準も100%の力が発揮出来
るってもんだっぜ!
そんな訳で、精々無限煉獄と、巨竜の羽ばたきをその身で知りな藤原!!――アンタは、此処で退場が確定した訳なんだからね!!
大人しく、はやてと準に鉄拳制裁されると良いわ!!
遊戯王×リリカルなのは×ネギま 夜天と勇気と決闘者 GX216
『闇に立ち向かえ、煉獄と巨竜!』
Side:はやて
さてと、このズベ公は、只倒すだけじゃ飽き足らんなぁ?準かてそう思うやろ?
「俺とお前のタッグならば、藤原如き取るに足らない存在だが、確かに只倒すだけでは面白みも何もない……で、如何する心算だお前は?」
「只倒すだけじゃなく、ダークネス藤原を完封ってのはどないや?」
さっき遊奈も言うとったけど、吹雪さんが『救う』事を考えて居なかったら、圧倒的な実力差で、吹雪さんが勝っとったのは否定できへんやん?
やから、吹雪さんがドンだけの覚悟を持ってデュエルに臨んでいたのかを、この暗黒ワカメに叩き込んだるわ!!
「其れは良い考えだ……コイツの事は、初めて会った時から気にくわなかったのでな。」
「なら、OKやな!!――これで、心置きなくデュエル出来るわ!!
行くで藤原!!私のターン!!」
これは、行き成り良い手札が揃ってくれたモンやな。
私は手札から魔法カード『クリティウスの牙』を発動!自分フィールド上にセットされた、又は手札の罠カード1枚を墓地に送る事で、エクスト
ラデッキから、融合モンスターを特殊召喚すんで!
私は、手札の『インフェルニティ・インフェルノ』を墓地に送り、このモンスターを特殊召喚すんで!!
現世と常世の使者よ……救い難き罪人に煉獄の裁きを下せ!特殊融合『インフェルニティ・インフェルノ・ドラグーン』!!
『グオォォォォォォォォォ!!』
インフェルニティ・インフェルノ・ドラグーン:ATK2200
インフェルニティ・インフェルノ・ドラグーンの効果発動!
1ターンに1度、自分の手札を2枚まで捨てる事で、デッキから捨てた手札と同じ数になるようにモンスターカードを墓地に送るで!!!
私は手札2枚を墓地に送って、デッキから『インフェルニティ・デーモン』と『インフェルニティ・リベンジャー』を墓地に送るわ!!
そんでもって、カードを1枚セットして、魔法カード『死者蘇生』!
これで、インフェニティ・インフェルノ・ドラゴンの効果発動の為に墓地に送った『インフェルニティ・ネクロマンサー』を守備表示で特殊召喚!
インフェルニティ・ネクロマンサー:DEF2000
「インフェルニティ・ネクロマンサーの効果発動!
手札が0の時、インフェルニティ・ネクロマンサー以外の『インフェルニティ』モンスター1体を墓地から特殊召喚する!
出番やで『インフェルニティ・デーモン』!」
インフェルニティ・デーモン:ATK1800
「デーモン来た此れ!こうなったら、もう初っ端からはやての独壇場だわ。」
当然初っ端から私のステージやで?
インフェルニティ・デーモンを手札0の状態で特殊召喚した場合、デッキから『インフェルニティ』カード1枚を手札に加える事が出来る!
私が加えるのは『インフェルニティ・ミラージュ』!そして、手札に加えた『インフェルニティ・ミラージュ』を通常召喚!!
インフェルニティ・ミラージュ:DEF0
インフェルニティ・ミラージュの効果発動!
手札が0の時、このカードをリリースして、墓地の『インフェルニティ』を2体特殊召喚するで!
蘇れ『インフェルニティ・リベンジャー』!『インフェルニティ・ジェネラル』!!
インフェルニティ・リベンジャー:DEF0
インフェルニティ・ジェネラル:ATK2700
「手札が0なのに、5体ものモンスターを召喚しただと!?」
おぉっと、この程度で驚くなや、私のハンドレスコンボは此処からや!
行くで!レベル3のインフェルニティ・ネクロマンサーと、レベル4のインフェルニティ・デーモンに、レベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチ
ューニング!!
「天と地が交わる時、その狭間――煉獄への扉が開く!シンクロ召喚、全てを無に帰せ『煉獄龍 オーガ・ドラグーン』!」
『グオォォォォォォォォォ!!!』
煉獄龍 オーガ・ドラグーン:ATK3000
「1ターン目から、7ツ星モンスターと、8ツ星モンスターを従えて来るとは――!」
「此れ位は未だ優しい方やで?
此れが遊奈や十代やったら、此れでもかっちゅう位に上級ポンポン出して手札が減らない状況になるからな?ターンエンドや。」
「吹雪が後を任せただけの事はあると言う事か……だが、君達もまた闇に沈む運命だ!俺のターン!
1ターン目から、其れだけの展開をしたのは見事だが、如何に展開しようとも攻撃出来なくては意味がないだろう?
フィールド魔法『クリアー・ワールド』を発動!」
やっぱり其のカードか……やけど、煉獄の力舐めんなボゲェ!!
オーガ・ドラグーンの効果発動!手札が0の時、1ターンに1度だけ、相手の魔法・罠カードの発動を無効にし、エンドフェイズまで攻撃力が50
0ポイントアップすんで!
煉獄龍 オーガ・ドラグーン:ATK3000→3500
「クリアー・ワールドが無効化されただと!?しかも、攻撃力がアップして……!!だが、その程度は大した事じゃないな。
俺のフィールドにモンスターが存在しない時、手札の『クリアー・タイラント・オーガ』はリリースなしで召喚出来る!」
クリアー・タイラント・オーガ:ATK2200
レベル7の、限定条件下でリリースなしで召喚出来るモンスターやな?
レベル7で攻撃力2200は、如何にリリースなしで召喚出来る言うても、ハッキリ言ったら弱小レベルや……他に効果があるんやろな。
「クリアー・タイラント・オーガは戦闘及びカード効果では破壊されず、このカードが戦闘を行う事によって発生する俺への戦闘ダメージは0だ。
つまり、コイツが居る限り、お前達が俺にダメージを与える事は出来ないんだよ!!」
「此れは、何とも厄介なモンスターを出して来てくれたものだな……」
「バトルだ!クリアー・タイラント・オーガで、インフェルニティ・インフェルノ・ドラグーンに攻撃!『クリアー・ブレイク・フィスト』!!」
――ドガァァァァァァァァァン!!!
インフェルニティ・インフェルノ・ドラグーンが一方的に……此れは、準が言うように、可成り厄介なモンスターやな?
戦闘でも効果でも破壊されずに、戦闘ダメージも0になるモンスター……除外やバウンスで処理せん限りは、デュエルにならへんからね?
「カードを1枚セットしてターンエンドだ!」
煉獄龍 オーガ・ドラグーン:ATK3500→3000
「俺のターン!」
「頼むで、準!」
「任せておけはやて!俺は魔法カード『トレード・イン』を発動!
手札からレベル8の『ライト・エンド・ドラゴン』を墓地に送って、デッキからカードを2枚ドローする!――此れは……成程な、良く分かった。」
「準、どないしたん?」
「いや、吹雪さんの身体は消えたが、魂は消えずに残っているのだと思ってな……その魂が、貴様を倒せと言っているぞ藤原、覚悟しろ!!
俺は魔法カード『融合』を発動!手札の『ダーク・エンド・ドラゴン』と『真紅眼の黒竜』を融合!」
はいぃぃぃ!?
ちょう待って準!なんで真紅眼の黒竜もってんねん!!なんぼドラゴンデッキ言うても、其のカードは準のデッキに無かった筈やで!?
「吹雪さんは消えたが、デッキは消えなかった。――だから、デッキから吹雪さんのエースであるこのカードを拝借させて貰っただけの事だ。
俺はドラゴンデッキだから、このカードも生かせるし、何よりもコイツを叩きのすのには、吹雪さんのカードも在って然るべきだからな!!」
「言われてみれば、其れもそうやな。」
やったら、これ以上は何も言わんわ!思い切りブチかましたれや準!!
「言われるまでもない!!
来い、終焉を齎す闇の黒竜!『真紅眼の黒焉竜』!!」
『グガァァァァァァァァァァァァァァ!!!』
真紅眼の黒焉竜:ATK3000
此れは、6枚の翼に4本の腕を持つ真紅眼か!
身体つきは真紅眼のシャープさを残しつつ、ダーク・エンドのボディフェイスが再現されとる、良い感じの『闇ドラゴン』の見てくれやないの!!
しかも攻撃力は3000や!
「其れだけではない。真紅眼の黒焉竜の効果発動!
このカードの攻守を500ポイントダウンする事で、相手モンスター1体を墓地に送り、相手に1000ポイントのダメージを与える!!
戦闘でも効果でも破壊できないクリアー・タイラント・オーガだが、破壊を介さない墓地送りならば耐えられまい!!喰らえ『黒焉弾』!!」
――ドガァァァァァァァァン!!
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
藤原:LP4000→3000
真紅眼の黒焉竜:ATK3000→2500(DEE2500→2000)
破壊を介さない墓地送り!この手が有ったか!!
なんぼ効果で破壊できない言うても、破壊を介さない強制的な墓地送りやったら効果破壊耐性があっても、其れは無力と化すからなぁ?
よっしゃ、流れは完全にこっちのモンや!一気にやってまえや準!!
「勿論だ――と言いたい所だが、真紅眼の黒焉竜の効果を発動したターン、俺は攻撃する事が出来ないんだ。
だから、カードを2枚セットしてターンエンドだ。」
ありゃあ、そう来たか?
まぁ、流石に強力なモンスター除去と1000ポイントのバーンダメージの複合効果やから、此れ位のデメリットは当然やろな?てか、此れ位の
制限がなかったら、只のぶっ壊れモンスターやからね。
やけど、此れでアンタは可成り戦略が制限されたで藤原?
オーガ・ドラグーンが居る限り、アンタの魔法と罠は、1ターンに1度だけ無効にされる上に、どんなモンスターを召喚しようとも、黒焉竜が其れを
問答無用に葬り去って、アンタにダメージを与える。
準のデッキには、攻守の値を元に戻すカードも入ってるから、黒焉竜の守備が0になっても即座にリカバリーして、効果を発動できるようにする
筈やからね。
「来い、藤原!貴様が道を誤って手に入れた力、その全てを俺とはやてが否定してやる!!」
「無手札の鬼神と、最強の龍使い……其れを敵に回した事を、精々後悔するんやな!!」
私の無限煉獄と、準のドラゴンがアンタを粉砕するで藤原!――ダークネスよりも深い、無限煉獄の闇の力、其れをアンタに教えたるわ!!
To Be Continued… 
*登場カード補足
真紅眼の黒焉竜
レベル9 闇属性
ドラゴン族・融合/効果
「真紅眼の黒竜」+「ダーク・エンド・ドラゴン」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚出来ない。1ターンに1度、このカードの攻撃力と守備力を500ポイントダウンして発動する。
相手フィールド上のモンスター1体を選択して墓地に送り、相手に1000ポイントのダメージを与える。
この効果を発動するターン、自分は攻撃する事が出来ない。
ATK3000 DEF2500
クリアー・タイラント・オーガ
レベル7 無属性
ドラゴン族・効果
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚出来る。
このカードは戦闘及びカード効果では破壊されず、このカードが戦闘を行う事によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
ATK2200 DEF2000
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