Side:はやて


さて、年も明けて3学期。思えば今年の冬休みも、色んな事が有ったなぁ?
クリスマスには、レッド寮に仲間達が集まって、盛大にクリスマスパーティして、大晦日には店長が年越しデュエル大会を開催してくれて、開けた元旦
には、アカデミア島から初日の出を拝んだ後で、アカデミア島の一角に臨時に設置された祠で初詣して御神籤引いて、餅つきして…充実してたな♪

まぁ、御神籤は、私も遊奈も準も十代も、天性のドロー力で、大吉を引き当てたけどな。(エヴァちゃんが引き当てた『最恐』はちょお謎やったけど。)

けどそれは其れとして、私等3年生はそろそろ卒業で、アカデミアの年度最大のイベントである卒業デュエルが近づいてるんやけど………



「はぁ!?ちょっと待ってよ玲子ちゃん、其れってマジ?
 3学期に入ってから、授業らしい授業してこなかったクロノス先生だけど、今日に至っては自習って……完全に授業ボイコットじゃん!!いや、教師
 側が、授業しないのをボイコットって言うのが正しいかは知らないけどさ?」

「ボイコットと言うよりは、ストライキでしょうか?」

「それだ!!って、そうじゃなーーーい!!!」



3学期に入ってから、どうにもクロノス先生の様子がオカシイんや。
此れまでの熱の入った指導とは打って変わって、小学生レベルの計算問題や漢字の書き取りって言う、明らかに単位を取らせないような授業が続い
てたんや。

そんで、今日は遂に自習………一体何を考えとるんやクロノス先生?












遊戯王×リリカルなのは×ネギま  夜天と勇気と決闘者 GX203
『相対する煉獄と古代の機械』











まぁ、真相は兎も角として、此のままじゃ私等全員単位を落として留年確定やから、何でこんな事しとるのか、クロノス先生に直接問いに行くで!!
あの人が、こんな事をするには、それなりの理由が有るんやろうからね。



「だね……直接聞いてみますか!」

「だが、聞いたところで、素直に本当の事を言うとは限らんぞ?」

「いや、其れは大丈夫だろ万丈目?
 もし本当の事を言わないなら、デュエルで決着付ければ其れで万事解決だぜ!!本気のデュエルには、デュエリストの魂が宿ってくるからな!!」

「……そのデュエル脳は、ある意味で尊敬するぞ十代。
 だがまぁ、事と次第によっては、デュエルも視野に入れておいた方が良いかも知れんな?」



せやね。
そんな訳で、職員室に―――頼もーーーーーー!!



――バッガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!



「……スライド式のドアを蹴破るな、遊奈、はやて――其れ以前に、何処の道場破りだお前達は……」

「「ノリと勢いでやった、反省も後悔もしていない!!」」

「だろうな。」

「遊奈とはやてスゲェ♪」



ハッハッハ、前世の記憶が有る事で、私と遊奈の精神年齢は、とっくに40越えたオバサンやで?でもって、オバサンに怖いモンなんぞ存在せんて。
まぁ、其れは今は如何でも良い事や――さて、クロノス先生は居るかーーー!?居たら、返事せぇや!!



「ぎょぎょ!!何で彼方達~が此処に!?
 今日の授業は、自習だと、シニョール玲子に言い渡してた筈なの~ネ!!」

「だからだよクロノス先生。アンタ、3学期に入ってから真面な授業してないじゃない?――まるで、私等の単位を落して留年させるが如くさ。
 ぶっちゃけて言うと、私等は留年なんぞ真っ平ごめんなんだよね?私もはやても、十代も準も、アカデミア卒業後に進みたい道が有る訳だしね?」

「そうだぜクロノス先生!
 エドとの約束があるから、俺はプロの道に進む心算だけど、卒業できないんじゃプロに進む事は出来ない……留年なんて嫌なんだよ!!」

「俺も、卒業後はプロに進む心算で居るから、留年などゴメン被る。
 とは言っても、貴方が真面な授業をしてくれない限りは厳しいのだが――何故、此処に来てこんな事をしているんだクロノス先生?」

「アンタは、態と生徒を留年させるような人やないやろ?……何が、アンタをそうさせるんや?」

「……んにゃ~~の!煩いのーね!!私は私の考えがあってやっているだけです~の!!
 其れに文句があると言うのなら、私をデュエルで叩き伏せて見せるの~ネ!私に勝つ事が出来たな~ら、此れまでの授業の単位を無条件で取得
 した事にし~て、次からは、彼方達の望む授業をしてあげるのーね!!」



此れは……十代の予想通りに、デュエルでの決着になったなぁ?――デュエル万能説、万々歳やで。
けど、そう言う事やったら、私が相手になるでクロノス先生?入学試験以来の、無限煉獄とのデュエル………燃えて来るやろ?



「上等なの~ネ!
 貴女のような、ドロップアウトガールが、本気を出した私に勝つ事など出来る筈がないの~ネ!!」

「ドロップアウト……なんや、懐かしいなその呼び方も?」

「本来ならムカつくところだけど、そう呼ばれてたのも、ある意味では良い思い出かも知れないわね~~?」

「確かにそうかもな!」

「………其れで良いのか、お前等……」



まぁ、卒業が近くなると、アカデミアのあらゆる思い出が美しく感じるモノなんやって。てか、大概卒業て言うんは、そう言うモンやと思うんやけどね。

けど、其れは其れとして、デュエルで白黒つける言うんは上等やで、クロノス先生!――進化した、無限煉獄の力、味わって貰うで!!



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でもって、デュエルの為に実技授業で使う、デュエルリング室にやって来た訳やけど――なんだって、こんなに人が集まってんねん!?
比喩やなくて、此れは3年生全員が集まっとるんとちゃう!?



「はやてさんと遊奈さんと十代君と万丈目君が教室を出て行った事から、皆が『何かある』ってのを感じたみたいで、その何かはデュエルで間違いな
 いって言う思考から、皆が此処に集まって来たみたいですね。」

「分かりやすい説明をどうも玲子ちゃん。」



ホンマにな。
……ったく、ドイツもコイツも、デュエル脳やったって事か――まぁ、デュエルアカデミアって言う場所にとっては、此れが標準なのかも知れへんけど。

せやけど、こんだけ観客が居るんやったら、温いデュエルは出来へんな?そうやろ、クロノス先生?



「観客など関係ないの~ネ!私は、このデュエルに勝つだけなの~ネ!!」

「サイですか……まぁ、全力のデュエルには変わらへんけどな!!」

ほな行くでクロノス先生?――最高のデュエルをしようやないか!!


「「デュエル!!」」


はやて:LP4000
クロノス:LP4000




先攻は貰うで!私のターン!!――よし、中々の手札や。此れなら、ハンドレスの状況を作り出すのは難しくないな。
私は、『インフェルニティ・リッカー』を攻撃表示で召喚!


インフェルニティ・リッカー:ATK2000


インフェルニティ・リッカーは、ハンドレスの状況でなければ攻撃する事が出来へんけど、どの道先攻ターンは攻撃できへんから、そのデメリットは意味
が無いな?

カードを3枚セットして、ターンエンドや。



「デメリット持ちの攻撃力2000の下級アタッカーです~の?そんなモノは、牽制にもならないの~ネ!私のターン!
 手札からマジックカード古代の機械設計図(アンティーク・ギア・プラン)を発動です~ノ!
 このターンの特殊召喚権を放棄する代わりに、手札の『古代の機械』1体を、リリースなしで通常召喚出来るの~ネ!!
 私~が呼び出すの~は、勿論このモンスターです~ノ!出でよ『古代の機械巨人』!!」

『ゴォォォォォォォォォォォォォ!!!』
古代の機械巨人:ATK3000




「行き成りギア・ゴーレムとは気前がえぇなぁクロノス先生?
 やったら私も、ギア・ゴーレムの召喚にチェーンして、リバースカードを発動するで?トラップカード『インフェルニティ・インフェルノ』
 手札を2枚まで捨て、捨て札と同数の『インフェルニティ』モンスターをデッキから墓地に送る!私は残る2枚の手札を墓地に送り、デッキから『インフ
 ェルニティ・ガーディアン』と『インフェルニティ・ビショップ』の2体を墓地に送るで!
 そして、私の手札は0になり、今此処に無限煉獄の世界が完成したで!!」

「ふん、馬鹿の一つ覚えのハンドレスコンボです~ノ?入学試験で~は、苦汁を舐めさせられました~が、今度はそうは行かないの~ネ!
 古代の機械巨人で、インフェルニティ・リッカーに攻撃です~の!『アルティメット・パウンド』!!」



言ってくれるなぁ?せやけど、馬鹿の一つ覚えでも、其れを究極的に極めたらある意味最強とちゃうん?
誰が何と言おうとも、私はハンドレスの戦い方を崩す心算は無いからな!!

墓地の『インフェルニティ・ビショップ』の効果発動!
手札が0枚でこのカードが墓地に存在する時、私のモンスター1体はこのターン中は破壊されへんで!!……ま、ダメージは受けてまうけどな。



はやて:LP4000→3000



「むむむ、小癪な……カードを1枚セットし~て、ターンエンドなの~ネ!」

「ほな行くで、私のターン!!……此れはまた、誂えた様に良いカードを引いたなぁ?
 私は、『インフェルニティ・ネクロマンサー』を守備表示で召喚や!」
インフェルニティ・ネクロマンサー:DEF2000



インフェルニティ・ネクロマンサーの効果発動!
私の手札が0の時、墓地の『インフェルニティ』1体を蘇らせる!私はこの効果で、墓地からチューナーモンスター『インフェルニティ・リベンジャー』
特殊召喚すんで!!



インフェルニティ・リベンジャー:DEF0



「むむ?此れはレベル8のシンクロ召喚です~ノ?」

「その通り!此処からが無限煉獄の本領発揮やで!!
 レベル3のインフェルニティ・ネクロマンサーとレベル4のインフェルニティ・リッカーに、レベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチューニング!
 煉獄の奥底で胎動する黒き力よ、その封印を打ち破りここに顕現せよ!シンクロ召喚、『煉獄魔龍 ワンハンドレッド・アイ』!!

『ギシャァァアァァ!!』
煉獄魔龍 ワンハンドレッド・アイ:ATK3000




ワンハンドレッド・アイのモンスター効果発動!
1ターンに1度、墓地の『インフェルニティ』モンスターをゲームから除外する事で、除外したモンスターの効果を永続的に得る!私は、墓地のインフェ
ルニティ・ガーディアンを除外し、その効果をワンハンドレッド・アイに付加!
これにより、ワンハンドレッド・アイは、私の手札が0枚である限り、戦闘でもカード効果でも破壊されない無敵のモンスターとなったで!!

バトルや!煉獄魔龍 ワンハンドレッド・アイで、古代の機械巨人に攻撃!『インフィニティ・サイト・ストリーム』!!



――ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!



攻撃力は互角やけど、破壊されんのはクロノス先生のモンスターだけや。まぁ、攻撃力が互角やからダメージも無いけどな。



「ぐぬぅ……です~が、転んでも只では起きないの~ね!トラップ発動『古代の機械再生工場』
 私の『古代の機械』が破壊されたと~き、デッキか手札から、レベル4以下の『古代の機械』を特殊召喚するの~ネ!
 このカードの効果~で、私はデッキか~ら『古代の機械騎士』を特殊召喚するの~ネ!」
古代の機械騎士:ATK1800



モンスターは途切れさせへんか…流石やなクロノス先生。私は此れで、ターンエンドや。



「私のターン!……セニョールはやて、貴女のハンドレスコンボは馬鹿の一つ覚えとは言え、確かに素晴らしい物があると言えます~ノ。
 敢えて手札を0にする事で強力な効果を発動し、其れを駆使して勝利をもぎ取る……普通では思いつかない発想なの~ネ。
 です~が、逆に言うならば、ハンドレスコンボは手札が1枚でも存在していれば崩れてしまう諸刃の刃です~ノ!
 手札からマジックカード『壺の中の魔導書』を発動します~の!この効果で、互いのプレイヤーはデッキからカードを3枚ドローするの~ネ!
 普通なら、手札が増えるのはメリットです~が、ハンドレスコンボの貴女にとっては、手札が増える事はデメリットなの~ネ!!」

「……ハンドレスの弱点を的確に突いて来たか……実技担当最強の名は伊達やないな。」

「これでハンドレスコンボは崩れ差たの~ネ!私は『古代の機械兵士』を召喚するの~ネ!」
古代の機械兵士:ATK1300


「そし~て、マジックカード古代の機械融合(アンティーク・ギア・フュージョン)を発動します~ノ!
 自分のフィールド、または墓地から融合素材モンスターをゲームから除外し、『古代の機械』融合モンスターを融合召喚するの~ネ!!
 私~は、フィールドの古代の機械騎士と古代の機械兵士、そして墓地の古代の機械巨人をゲームから除外して融合します~ノ!!
 現れるの~ネ、私のデッキの最強モンスター『古代の機械究極巨人』!!」

『ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!』
古代の究極機械巨人:ATK4400




此処で、其れを呼び出すか~~!!



「更に魔法カード『禁じられた聖杯』を発動~~!この効果で、ワンハンドレッド・アイの効果を無効にします~ノ!!」

「おうふ!そう来たかぁ!!」


煉獄魔龍 ワンハンドレッド・アイ:ATK3000→3400(効果無効)


「更にマジックカード『死者への手向け』を発動します~ノ!
 手札を1枚捨て、モンスター1体を破壊するの~ネ!!!破壊対象は、当然『煉獄魔龍 ワンハンドレッド・アイ』なの~ネ!!」



ガチやなぁ!!……せやけど、ワンハドレッド・アイが破壊された時、エクストラデッキから『インフェルニティ』または『煉獄』モンスター1体を召喚条件
を無視して特殊召喚出来る!!
出番やで、なのはちゃん!!


全力全壊なの!!
インフェルニティウィッチ-なのは:ATK2500



更にトラップ発動『煉獄の裁き』
私の手札を全て捨て、エンドフェイズまで相手モンスターの効果を無効にする!!これで、究極機械巨人の効果も無効やで!!



「やりますの~ネ……です~が、攻撃力2500では、古代の究極機械巨人の敵ではないの~ネ!!
 古代の究極機械巨人で、インフェルニティ・ウィッチ-なのはに攻撃するの~ね!!」

「ミスミス親友をやらせはせんで?トラップカード『亜空間物質転送装置』!これでエンドフェイズまで、なのはちゃんをゲームから除外するで!!」

「です~が、これで貴女を護るモンスターは居なくなーり、古代の究極機械巨人の攻撃~は、貴女に直接降り注ぐの~~ね!!!」



――ドッガァァァァァァァァァァァァァァァァン!!



はやて:LP3000→0




そんな事は言われなくとも分かっとるでクロノス先生?
せやけど、私のフィールド、手札、そしてライフすらも0になった事で、無限煉獄がその真の姿を現すで!!


――ギィィィィィィィィィィ……


『グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』
煉獄龍 オーガ・ドラグーン:ATK3000



「にょにょ!此れは……!!」

「墓地のトラップ『煉獄の零門』の効果や!
 手札、フィールド、そしてライフの全てが0になった時、オーガ・ドラグーンが煉獄の門より出でて、私に敗北が訪れない様にしてくれるんや!!」

「……此れは……矢張り、彼方達は素晴らしいデュエリスです~ノ……でも、だからこそ離れたくない~ネ!!」



……は?



「彼方達~は、私~が、此れまで受け持った生徒の中でも特筆した実力を持って居ました~ノ…其れ自体は、喜ばしい事です~が、其れが逆に別れ
 の辛さに繋がってしまったの~ネ。
 彼方達程のデュエリストがアカデミアから去ってしまうのは寂しい事この上ないの~ネ!!だから…私~は!!」



……成程、此処の所のクロノス先生の不可解な行動は、そう言う理由が有ったと言う訳やったか。
せやけどな先生、私等が卒業しても、デュエリストとして紡いだ絆が切れる事はあらへんよ?――本当のデュエルを通じて紡がれた絆は、ダイヤモン
ドよりも堅いからな。

其れに、卒業した後でも、私と遊奈はOGとしてちょくちょくアカデミアに訪れる心算で居るからなぁ?其れなら、寂しくないやろクロノス先生?



「にょにょにょ!?……言われてみれば、確かにその通り。卒業=永劫の別れでは無かったの~ネ……ちょっぴり反省なの~ネ。
 です~が、この状況をどうやって跳ね返す心算な~ネ?古代の究極機械巨人の攻撃力は、簡単に超える事は出来ないの~ネ!!」

「確かに其れはそうかも知れへんけど、私の無限煉獄は、其れを超えるで?」

「ならば、見せて貰うの~ネ!無限煉獄の真髄を!!ターンエンドなの~ネ!」

「この瞬間、なのはちゃんが帰還すんで!」
インフェルニティ・ウィッチ-なのは:ATK2500



ほな、無限煉獄の真髄を味わって貰おか!私のターン!!
手札から魔法カード『煉獄の宝札』を発動!手札が0枚の時、デッキからカードを2枚ドローし、このターン私の手札は0枚として扱われる!!

この効果で2枚ドローし……此れは最高の引きや!!マジックカード『死者蘇生』!コイツで、ワンハンドレッド・アイを墓地から蘇生するで!!



煉獄魔龍 ワンハンドレッド・アイ:ATK3000



「そして、これで終いや!!魔法カード『スターライト・ブレイカー』!!
 私の手札が0枚の時、インフェルニティ・ウィッチ-なのはに、他のモンスターの攻撃力を集中させる!!」

「にょにょ!?……と言う事は……」



なのはちゃんに、オーガ・ドラグーンとワンハンドレッド・アイの攻撃力の合計値6000ポイントが上乗せされ、なのはちゃんの攻撃力は8500や!!



全力全壊!!
インフェルニティ・ウィッチ-なのは:ATK2500→8500


「攻撃力8500!!」

「これで終いや!!インフェルニティ・ウィッチ-なのはで、古代の究極機械巨人に攻撃!!」

此れが私の全力全壊!スターライトォォォォォォォ……ブレイカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!



――キィィィィィィィィン………ドガバゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!



「マンマミーヤ!!見事だったの~ネ……」
クロノス:LP4000→0



私の勝ちやなクロノス先生!!



「お見事でした~ノ……約束通り、此れからはちゃんと授業をするの~ネ……別れは辛いです~が、其れは新たな一歩の先駆けですから~ネ。
 彼方達程~ノ、デュエリストと出会えた事は、実技担当冥利に尽きるの~ネ……此れからも、精進を怠らないようにしてほしいの~ネ。」



言われるまでもないで!!精進せんと、何時かはポンコツになってまうからな。



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でもってその後、クロノス先生は担当授業の度に、授業時間を目一杯使って、卒業デュエルが始まるまでの間に3年生全員とデュエルして落とし掛け
た単位を補完するっちゅう力技で単位を何とかしてくれたわ。
まぁ、ぶっちゃけ授業時間だけじゃ足りへんから、その辺は放課後に『補習』の名目で、デュエルしてたみたいやけど、誰からも文句は出んかったな♪

取り敢えず、クロノス先生の一件はこれで万事解決!最高の結果を得る事も出来たから、これで満足やで!!














 To Be Continued… 






*登場カード補足





スターライト・ブレイカー
通常魔法
自分フィールド上の「なのは」魔法使い族シンクロモンスター1体を選択して発動する。
このターン、この選択したモンスターのみが攻撃可能となり、選択したモンスターの攻撃力は、エンドフェイズまで自分フィールド上に表側表示で存在
する他のモンスターの攻撃力の合計値分アップする。
自分の手札が0枚の場合、このカードの発動と効果は無効にされない。



古代の機械設計図
通常魔法
このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚出来ない。
このターン「古代の機械」モンスターをリリースなしで召喚出来る。



古代の機械融合
通常魔法
自分のフィールドまたは墓地から「古代の機械」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、
その融合モンスター1体を エクストラデッキから融合召喚する。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする。)



煉獄の裁き
通常罠
手札を全て捨てて発動する。
エンドフェイズまで、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターの効果を無効にする。