モア:LP3000
ジャイアントダート:DEF2400 Lv7
ダートランナー:DEF0
月影:LP500
忍者マスター HANZO:ATK1800
ドッグ:LP2000
ハンターA:LP2000
フォトン・ハウンド・ケルベウス:ATK2700
ハンターB:LP2000
フォトン・ハウンド・ケルベウス:ATK2700
Side:里久
ニンジャの日影を倒し、後は倒した相手をカードに封印…。
遊びや競技の一環ならそれはどうかと思うけど、生憎これは戦争みたいなものであって遊びじゃない。
それに生憎手負いの身だ…生ぬるい事はできない。
もっとも、どうもそういうわけには行かなくなっちゃったみたいだ。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
なんか向こうの方でここの住民がカード化されたせいでブランが変貌してこっちに向かってるんだけど?しかも飛行して。
僕の知っているブランと違って、見た目の印象からして明らかに攻撃的で人ならざる存在のような異様な気配を感じるんだけど?
どう考えても、僕の手に余る気がするんだけどこれ!?
「ちょっと、ストップストップ!ね、話せばわかるよね?」
「何をべちゃくちゃ言ってやがるのかわからんが、てめぇは敵だ…叩きのめしてやる!!」
「駄目だ…!?」
やばいって、これ…話通じてないし雰囲気からして通じる相手じゃない!?
僕がいなくなった間にブランの身に一体何が…?
明らかにやばい、恐怖を感じる。
今回の場合は僕や僕の仲間の行動が彼女の逆鱗に触れたのか?
逃げてみるけど、この身体じゃ長くはもたなそうだ…狩られるのを待つしかないのかなぁ?
紫吹ら融合の負け犬どもは…心情的にももっと辛かっただろう事は想像に難くない。
人間をカードに封印するって事の重さが改めて思い知らされた感じがある…狩られる奴の気持ちってこんなのだったのか?
まいったな、人の想いを踏むにじる事を平気でしてきたツケがここに来たわけか。
「次はお主の番よぉ…」
「ぬ…!」
「わしも2枚の永続罠『魔獣の咆哮』と『魔獣の執念』を発動し、執念の効果で『スモーキング・ドッグ』を墓地から蘇生!」
『バウッ…!』
スモーキング・ドッグ:ATK2600
「そして咆哮の効果で1000ダメージ…いや、どこぞの負け犬が発動したカード効果により倍の2000のダメージを受け散れぃ!!」
「……!」
「そうはいかん!心頭滅却すれば火もまた涼し…アクションマジック『フレイム・ガード』を発動!
これにより、その効果ダメージを0にさせてもらおう!」
――ボシュンッ!!
「「えっ!?」」」
そんな時、モアを捕えようとした仲間がもう1人のニンジャを始末しようとしたところで聞き覚えのある声がしたんだけど?
辺りを見合わすと、聞く耳を持たなかったブランも足を止めてそのデュエルが行われている場所を凝視していた。
そして彼女の視線の先には見覚えのあるリーゼントが見えている黒いローブを羽織った大柄な男の姿が…?
これってもしかして…!?
でも、そうだとしたらアクションカードを使ってるのはどういう事?
『乱入ペナルティ2000ポイント』
「ぐおっ…!」
???:LP4000→2000
「だが…なんのこれしき!」
――バサッ!!
「嘘だろ…?」
「ゴ、ゴンちゃん…!?」
「この男、権現坂が微力ながら助太刀に参る!」
権現坂:LP2000
乱入ペナルティを喰らいつつ、黒いローブを脱ぎ捨てた男の正体はやっぱりゴンちゃんだった。
「おいおい…権現坂がアクションカードを使うなんて、一体何があった…?」
…初っ端からアクションカードを使用してのゴンちゃんの乱入は予想できなかったよ!
今までアクションカードどころか、魔法・罠カードを使う気配なんて微塵もなかったというのに。
まぁ、ロムとかいうブランに少し似た生意気な奴に完封されての敗北が切欠だろうね。
それにしてもあまりの出来事にブランが硬直しちゃってるよ…殴るなら今の内だよね?
超次元ゲイム ARC-V 第54話
『激突!超魔術竜vs星海龍』
沢渡:LP4000
奇術の魔術師:ATK1800
慧眼の魔術師:ATK1500
封鎖の魔術師:Pスケール3
竜穴の魔術師:Pスケール8
ステラ:LP1700
災星海槍イールグニル:ATK3000 ORU1
災星海杖セイルスピア:ATK2200 ORU1
Side:沢渡
榊らには『ここは俺に任せて先に行け』みたいな事を言っちまったわけだが…フラグなんて知るかよ。
さて、ねねの奴…里久とかそういう奴が前に使ったランクアップなんて事をしやがったわけだ。
問題はこの攻勢をどう乗り切るかだな。
吹く風だかの墓地起動効果で伏せカード1枚やられたわけだしな…割られたのは『振り子の魔術結界』だけどな。
これで迎撃しようかと思ったわけだが、そう上手くは行かなかったな。
もっとも、これを使おうがイールグニルの攻撃力には届かなかったがな。
「ブランたちはあちらに行ってしまったわけですが、続けましょうか。
わたしはまだ通常召喚を行っておりません…手札から『星海杖タチオ』を召喚!」
星海杖タチオ:ATK1600
そして、さらにモンスターを展開してきたわけか。
そういや、効果による展開ばかりでまだ通常召喚は行っちゃいなかったんだった。
「タチオの効果を発動!手札の魔法カード1枚を墓地へ送り、このカードの攻撃力以下の守備力のモンスター1体を破壊し除外します。
ここで、ライフ回復効果を持つ守備力1000の奇術の魔術師にはご退場願います!」
――ズバッ!
「ちっ、奇術の魔術師のライフ回復効果は戦闘破壊じゃねぇと発揮されねぇ。」
しかも、除外されたという事はエクストラには戻らないわけだ。
後先考えて除去してくるとは厄介なもんだぜ。
「この効果を発動したターン、この子は攻撃できませんがね。
ですが、役割は果たしてくれたので十分です…バトル!」
「おっと!このバトルフェイズ開始時に罠を発動しておくぜ!『マジカル・グランド』!
このターンのバトルフェイズの間、お互いのモンスターの効果は無効になり、モンスターが戦闘で破壊された場合、そのコントローラーは1枚ドローできる!」
慧眼の魔術師:ATK1500(効果無効)
災星海杖イールグニル:ATK3000(効果無効)
災星海杖セイルスピア:ATK2200(効果無効)
「いい読みです…イールグニルには戦闘時に相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠を発動できなく効果があります。
そして、戦闘でモンスターを破壊するとエクストラデッキのカードを確認して1枚を除外し、そのレベル・ランク×200のダメージを与える効果がありましたから。」
「この俺…超ネオ・ニュー・沢渡様にかかれば、そいつの能力を見抜くのも造作ないもんだぜ!」
危っぶね〜!危うく、エクストラが確認される上にライフが一気に削られてアウトだった所だ。
何より、今回の秘密兵器が見抜かれるところだった…!
それはいくらねねが相手でも勘弁願いたいものだぜ…ネタバレされたら嫌だろ?
「ですが、これは攻撃を止められるわけではございません。
バトルです…イールグニルで慧眼の魔術師に攻撃!『スティンガー・ドミネイション』!!」
――ザシャァァァァァッ!!
「ぐぁぁぁっ!!」
沢渡:LP4000→2500
ぐっ…俺の知っているねねとは攻撃時の衝撃が比べ物にならねぇ…!
だが、目の前のあいつを連れ戻すためにも…ここで倒れるわけには行かねぇよ。
「だが…マジカル・グランドの効果で破壊された慧眼のコントローラーの俺は1枚ドローするぜ。」
「…このままセイルスピアで攻撃しても倒すまでにはいたらないようですね。
生憎、わたしの手札には攻撃力増強系のカードはありませんが…アクションフィールドに落ちているカードを使えば!」
「おっと、欲張るのはやめておいた方がいいぜ?そう都合よく落ちているカードが…」
ここで攻撃力増強系のカードを引かれたら防ぎきれねぇ…!
それに、俺の今の体勢じゃ妨害なんてできやしねぇ…!来るなよ…!
――ぺらっ…!
「アクショントラップ…!?」
「落ちているとは限らないからな?」
取られてどうなるかと思ったが、アクショントラップを引いてくれたようだな。
内心ビビっていたなんて、無粋なツッコミは勘弁してくれよ。
「強制発動されたアクショントラップ『流砂地獄』の効果…自分の攻撃力の一番低いモンスター1体を墓地へ送る、だったな?」
「っ…攻撃不可能とはいえ、タチオを墓地へ送る羽目になりましたか…!
このフィールド一帯でどう動くべきか勝手がわかりませんね。」
もっとも、墓地へ送られたのは攻撃力の一番低いタチオなんだよな。
しかも、このターンは攻撃できないわけだからあまり意味はない。
精々次のターンで決めやすくなった事くらいか。
兎に角、これでこのターンはお互いにアクションカードを引けないわけだから…!
「ですが、ここはあなたを崖っぷちへ追い詰めておきましょう。
セイルスピアでダイレクトアタック!」
――ザシュッ!!
「どわぁぁぁぁっ!!」
沢渡:LP2500→300
ギリギリ残るが…こいつはキツイな。
一気に残りライフ300まで削られてしまったぜ、ちくしょう。
「ライフを削り切るまでには至りませんでしたが、バトルは終了とさせていただきます。
ここで手札から2枚目の『星海に吹く風』を発動し、ペンデュラムゾーンの竜穴の魔術師を破壊します。」
「くっ…!」
セイルスピアの素材に使用したサーモンだかいう奴の効果で加えたカードをここで使ってきやがったか。
やべぇな…手札には例のアレは握ってあるが、肝心のスケール8のペンデュラムカードがない。
「どうやら、ペンデュラムカードを握っていないと見受けられますね。
残りライフは残り300の上にその状況にもかかわらず、まだ目は死んでいないようですね。」
「馬鹿言え、んなの当たり前だろ?俺の往生際の悪さはお前もよく知ってるだろうが。」
「…そうでしたね、あの時はわたしも随分とあなたに苦労させられたものですね。」
おい、どうしてそこで冷めた表情になるんだ光焔ぇぇぇん!
「それはさておき、どこまで粘れるか見せていただきたいものです。
エンドフェイズに墓地の2枚の『星の痕跡』の効果を使用します。
墓地のパラクダとボニートを除外し、デッキと墓地から同名カードを1枚ずつ手札に加えます。
そして、除外されたパラクダの効果でデッキから『星海杖ボニート』を手札に加え、これでターンを終了します。」
「俺のターン…」
2体目のボニートを手札に加えてきやがったか。
それで、ねねがここでターンを終了してきたわけだが…生憎、今の手札じゃ足りねぇ。
だったら、ここで引くしかねぇだろ?
俺様の手にかかれば、そんな事朝飯前だぜ!
「ドロー!……こいつはっ!?」
「…一体、何を引いたというのでしょう?」
ドローしたカードは…おいおい、この土壇場で斜め上のとんでもない斜め上のカードを引いてしまったぜ。
出来心でデッキに入れた、曰くつきのレアカードだ。
デッキの大量のカードを死ぬ札にする…下手に使えば、取り返しのつかない事態に陥る程のな。
だがそれを恐れて立ち止まっちゃ、この状況はどうにもならねぇ。
だったら、このカードに賭けてやるよ。
「俺はこいつに賭けるぜ!魔法カード『強欲で貪欲な壺』を発動!」
「っ…この土壇場で随分と無茶苦茶なカードを引いてきたようですね…!
果たして、あなたが握るのは絶望か希望か…!」
「このカードを知っているなら話が早い。
まずはコストでデッキの上からカードを10枚裏側表示で除外するぜ…っ!?」
くそっ、エクストラデッキの慧眼を利用できるカードやスケール8以上のカードが1枚を除きやられちまった…!
裏側表示で除外されたカードは余程のカードでないと死に札となるからな、そうでなくても基本的に10枚除外は滅茶苦茶痛い。
流石に曰く付きのカードという事だけあるぜ。
「くすっ、どうやら欲しいカードばかりが除外されてしまったようですね…」
「だが、チャンスはある…ここで俺は2枚ドローするぜ…!
このドローに全てがかかっている…ドロー!!」
ドローしたカードは…!
「くっははははは…!やっぱ俺、カードに選ばれすぎだろォ!!」
「ほう?欲しいカードを引き当てたようですね…運命はあなたを見放しはしませんでしたか。
いいでしょう…精々最後の足掻きを見せていただきましょうか!」
見事引き当てたぜ、このカードをな!
足掻くなんて馬鹿な事言うなよ…それだけじゃ済まさねぇからよ!
「やっぱお前との友情の証であるこのカードは俺を見離さねぇ!
俺はセッティング済みのスケール3『封鎖の魔術師』とスケール8の『時読みの魔術師』でペンデュラムスケールをセッティング!」
時読みの魔術師:Pスケール8
「…いや、それって元々ブランのですよね?」
「うっせえ!今それを言うなぁぁぁぁぁぁ!!」
このカードの持ち主があいつだった事を今言うなぁぁぁぁぁぁあぁ!!
おっと、今あいつのペースに飲み込まれては話にならねぇな…とにかく行くぜ!
「それはさておきだ、これで再びレベル4から7のモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!来い、俺様のモンスター達!
エクストラデッキから再び見参!まずはレベル4の『慧眼の魔術師』!続いて前のターンに破壊された『竜穴の魔術師』!
そして!俺のエースモンスター『魔術師竜オッドアイズ・キャスト・ドラゴン』!!」
慧眼の魔術師:ATK1500 forEX
竜穴の魔術師:DEF2700 forEX
『ガァァァァァァァ!!』
魔術師竜オッドアイズ・キャスト・ドラゴン:ATK2400 forEX
まずはこのペンデュラム召喚で一気にモンスターを3体展開しておくぜ。
「ですが、これだけではわたしのイールグニルには届きませんね。
もっとも、沢渡さんがこれだけで終わるはずがありませんが。」
「当然だろ?ここでペンデュラムのその先へ進んだ俺のとっておきを披露してやるぜ!
お楽しみはこれからだ!俺は魔法カード『置換融合』を発動!」
「えっ!?さ、沢渡さんが融合を!?
今まで、興味ないって突っ張ってたのに気でも触れましたか!?」
「おい、そこまで驚くんじゃねぇ!一瞬素に戻ってるじゃねぇか!」
「はっ!?」
ったく、キャラがブレブレじゃねぇかよ。
だが、俺としてもまさか融合召喚に手を出すことになるとは夢にも思ってなかったぜ。
確かに今まで興味はなかったが、あの融合使いの鉄仮面の女と赤馬零児からの『ペンデュラムのその先』って売り文句の誘いのせいでちょっとばかし興味を持っちまったわけよ。
そういうわけで手にした俺のとっておきの切り札を見せてやる!
「気を取り直してだ…この効果により、俺はフィールドのオッドアイズ・キャスト・ドラゴンと竜穴の魔術師を融合!
双色の眼輝かせる魔術操りし竜よ!竜穴の地に荒ぶる嵐を巻き起こせ!融合召喚!いでよ『超魔術竜オッドアイズ・テンペスト・ドラゴン』!!」
『ガァァァァァァァァァア!!』
超魔術竜オッドアイズ・テンペスト・ドラゴン:ATK2800
「沢渡さんが、本当に融合召喚を…!?
ふふっ、エクシーズ次元出身のわたしに融合召喚をぶつけてくるとはなかなかに性格が悪い。
いや、あなたの知る『光焔ねね』が融合使いだったからというのもありますか。」
決まった!ぶっつけ本番だったが、なんとか上手くいったようだぜ。
「ナイス、俺!見事にペンデュラム融合を決めてやったぜ。」
「そういうつもりじゃなかったようですね。
それでもまだイールグニルの攻撃力には届かないようですが、当然何かありますよね?」
「当たり前だろ?早速、テンペスト・ドラゴンの効果を発動するぜ!
1ターンに1度、エクストラデッキのペンデュラムモンスター1体をデッキの一番下に戻す事で、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスター1体を対象に持ち主のデッキに戻すぜ!
この効果でイールグニルには退場してもらうぜ!手札の代わりにエクストラデッキへ吹き飛べ!『マジカル・スピニング・トルネード』!!」
――ビュゥゥゥゥゥゥ!!
「イールグニルが戻されてしまいましたか…」
「それと、この効果は相手ターンでも使えるんだぜ?覚えときな。」
つーわけで、ここで一気に決めてねねを連れ戻してやるぜ。
この2体の攻撃が決まれば勝てる。
それに、今のあいつのフィールドにはセットカードはねぇ…なら、やってやるぜ!
「バトルだ!オッドアイズ・テンペスト・ドラゴンでセイルスピアを攻撃!『螺旋のテンペスト・スパイラル』!!」
「ですが、ただでやられるつもりは毛頭ありませんよ?
自分フィールドに『星海』モンスターが存在する場合、相手モンスターの攻撃宣言時に墓地から『星海の障壁』を除外し効果発動です!」
「んなっ!?そんなカードをいつの間に…はっ!」
そういや、タチオだかの効果の発動コストでそのカードを墓地へ送っていやがったか…!
「この効果でこの戦闘で発生するダメージは0になります…」
「だが、セイルスピアには退場してもらうぜ!」
――ビュオォォォォォォォォ!!
「っ…!」
ダメージは与えられなかったが、セイルスピアを撃破成功。
だが、このままじゃあいつのライフを削り切れねぇ…だったら!
アクションカードが近くにある事はすでに把握しているんだ!今のうちに取ってやるぜ!
「ここで、アクションカードを狙いに?そうはいきま…っ……!」
前のターンでアクションカードを拾った事で一瞬判断に迷っているようだな。
だが、アクションカードが何であろうがこの状況で迷っている暇はねぇぜ!!
――ぺらっ!
「お前がぼやっとしている間に拾わせてもらった……ちっ…!」
という事でアクションカードを拾ったのはいいが、そのアクションカードを見て思わず舌打ちしてしまう。
拾ったのはアクションマジックでも、今は発動条件が合わねぇか…仕方ねぇ。
「ふふ…どうやら、この状況では都合が悪いカードのようですね。」
「一々うるせぇ!今度は慧眼の魔術師で攻撃だ!」
――ゴスッ!
「ああっ!!」
ステラ:LP1700→200
結局、このターンでライフを削り切る事はできなかったか。
後はテンペスト・ドラゴンとこのカードに賭けるしかねぇか。
「バトルは終了するぜ…次のターンが勝負だ!カードを2枚伏せてターンエンド!」
「やってくれましたね…わたしが乗り越えるべき壁としてやはりあなたは不足ないようです。
そして、わたしも勝負に出る時が来たようです…ドロー!」
どうやら、ねねも自分なりに覚悟を決めてかかってくるらしいな。
だとしたら、俺もあいつを全力をもって迎え撃つまでだ!
「まずは墓地の『星海に吹く風』の効果を自身とセイルスピアを除外し発動!
破壊する対象は…わたしからみて右のセットカードです!」
「ならば、それにチェーン発動だ!『星海杖ボニート』を宣言し、対象となった罠発動『マインドクラッシュ』!!
お前は手札を全て公開し、このカードの効果で宣言したカードが手札にある場合、それを全て墓地へ送ってもらうぜ!
外れた場合は俺はランダムに手札を1枚墓地へ送るわけだが…宣言したカードはあるに決まっているよな?」
「ここに来て手札を全て公開させられ、ボニートを捨てさせられましたか…流石は沢渡さん、厭らしいですね。」
おいおい、ここに来ておだてるのはよしてくれよ?
そしてあいつの残りの手札は『星の痕跡』2枚と『星なる光石』のようだな。
通常魔法3枚…この状況じゃ碌な効果をもつカードは握っちゃいなさそうだな。
「さて、手札には碌なカードを持っちゃいないようだが…どうするよ?」
「確かにボニートが捨てられた今、この手札では何も動けませんね…手札のカードでははね。
ですが、まだ墓地にはこのカードが残っております…!
墓地の『
手札の魔法カード1枚…ここは『星なる光石』を墓地へ送り、『星海杖ボニート』を手札に戻します!」
あいつのランクアップに使用した魔法カードの墓地起動効果にそんなのがあったのか…!
それで、前のターンのエンドフェイズに除外された方のボニートを回収してきやがったって訳か。
だが、ボニートを手札に戻されようが俺にはテンペスト・ドラゴンがいる!
そいつを使ってエクシーズしてきたところに…こいつの効果をぶちかましてやるぜ!
「そして、手札に戻した『星海杖ボニート』を召喚!」
星海杖ボニート:ATK1100
「そしてボニートの効果発動!手札から魔法カード1枚を墓地へ送り、デッキからレベル4以下の『星海』モンスター1体を守備表示で特殊召喚します!
ここはあなたに敬意を表し、新たな力を披露致しましょう!この効果でデッキからレベル3のチューナーモンスター『星海精スタフィ』を特殊召喚!」
星海精スタフィ:DEF1100
「何っ!?ここでチューナーモンスターだと?」
おいおい、チューナーって事は…まさか?
「先ほどまでの禍々しき災厄の星の力を受け継ぎしエクシーズとは真逆の…神聖なる星の力で挑みます!
わたしはレベル4の星海杖ボニートにレベル3の星海精スタフィをチューニング!
集え、星の光!輝く杖をこの手に携え、希望の未来をつかみ取れ!シンクロ召喚!いでよ、レベル7『星海龍スターライト・フォース』!!」
『ハァァァァァァッ…テアッ!!』
星海龍スターライト・フォース:ATK2400
「なんだ、こいつは…!」
おいおい、マジかよ…シンクロ召喚まで使ってくるとは流石に予想外だぜ。
魚状の杖を携えた、白銀の鎧を纏い、腕の生えたタツノオトシゴの騎士龍といった風貌の光り輝くモンスターの様だ。
その輝く風貌に目が眩みそうになるが…テンペスト・ドラゴンの前には!
「2年以上も前の話になりますが、シンクロ次元に一度赴いた際に手にした力です。
実際に披露するのはあなたが初めてとなりますがね。
そして、スターライト・フォースのモンスター効果を発動!
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象にし、その効果をターン終了時まで無効にします!
対象は当然、あなたのオッドアイズ・テンペスト・ドラゴンです!」
「だったら、オッドアイズ・テンペスト・ドラゴンの効果を…」
「スターライト・フォースのこの効果の対象となったカードの効果はチェーンして発動できません!」
「何だと!?」
って事は…オッドアイズ・テンペストの効果を使わせる事なく封じるって事かよ!
こんな方法でテンペスト・ドラゴンの効果に対する抜け道を作りやがるとは…!
チェーン発動が許されないんじゃ、止めようがねぇ。
「手始めにテンペスト・ドラゴンの力を封じよ!『レストリクト・フラッシュ』!!」
――シュィィィィンッ!!
超魔術竜オッドアイズ・テンペスト・ドラゴン:ATK2800(効果無効)
「くっ…やってくれるぜ。」
狙い撃とうとしたところで、チェーン出来ない効果無効が飛んできやがるとはな。
くそ、流石に一筋縄じゃいかねぇか。
そして、あいつの魔法カードは1枚残っているが単体だと攻撃力200アップしかできないはずだ。
そうなると、間違いなくスターライト・フォースにはもう1つくらいは効果あるだろうよ。
「そして!手札の魔法カード1枚を墓地へ送り、スターライト・フォースの更なる効果を発動!
ターン終了時まで、このカードの攻撃力をお互いの墓地の魔法カードの数×300アップします!
わたしと沢渡さんそれぞれの墓地の魔法カードの合計は9枚…よって2700アップ!空間に飛散した魔力よ、この手に集え!」
『ウォォォォォォォ!!』
星海龍スターライト・フォース:ATK2400→5100
「ここにきて攻撃力5100だと!?」
成程な、やってくれやがるぜ…効果で一気に攻撃力を上げてくる訳か。
まったく、こいつは終盤になる程脅威を増す厄介なモンスターだぜ…!
「ここまで実に苦戦させてくれましたが、これで終わりにしましょう。
これが今のわたしの全力全壊です…あなたにこれを受け切れるものなら、受け止めてみなさい!!
バトル!星海龍スターライト・フォースでオッドアイズ・テンペスト・ドラゴンに攻撃!
集いし星の輝きを受けよ!『スターライト・ブラスター』!!」
――シュドォォォォォォォォ…!!
あの龍の持つ杖から光の奔流がテンペスト・ドラゴンに迫ってきやがった。
だが、まだこんなところじゃ終われねぇ…いや、この程度の攻撃力ならなんとかなりそうだ!
「まだだ!まずはアクションマジック『飛翔』を発動!
この効果で攻撃対象に選択されたテンペスト・ドラゴンの攻撃力を600アップするぜ!」
超魔術竜オッドアイズ・テンペスト・ドラゴン:ATK2800→3400
「ですが、それを使ったところで…」
こいつは攻撃を受けた時にしか使えないアクションカードだ。
前のターンは発動条件が合わないせいで使えなかったわけだが、これでまたアクションカードを拾える。
もっとも、これだけじゃまだまだ足りねぇ…ここで伏せカードを使うぜ!
「本命はこっちだ!慧眼の魔術師をエクストラデッキに加え、罠発動『ネクサス・フォース』!!
これにより、オッドアイズ・テンペスト・ドラゴンの攻撃力はさらに2000アップする!!」
『ゴァァァァァァァ!!』
超魔術竜オッドアイズ・テンペスト・ドラゴン:ATK3400→5400
「ここにきて、攻撃力5400…ですか!」
「ははは…お前を止めて、俺の下へ連れ戻すと言っただろ?
お前が全力で俺を倒しにいくというのなら、俺もまた全力で迎え撃つまでだ!
迎え撃て、オッドアイズ・テンペスト・ドラゴン!『螺旋のテンペスト・スパイラル』!!」
――ビュオォォォォォォ……ズドォォォォ!!
「くっ…!」
「ぐおっ…!」
これでスターライト・フォースの攻撃力を上回り、このままこの戦闘が成立すれば俺の勝ち…!
だが、2体のモンスターの攻撃はお互いに拮抗し合っている状況だ…少しずつテンペスト・ドラゴンが押しつつあるとはいえな。
何よりこのターン、どちらもアクションカードを取っていない…それに、あいつの眼はまだ死んではいない。
つまり、ここでアクションカードを狙ってくるのは間違いねぇ…だから、その前に俺が先にアクションカードを取ってやる!
「…まさか、エクシーズ次元の中でも幹部格のわたしが沢渡さんに崖っぷちまで追い詰められるとは想定外でした。
こんな事になったのはあなたの想いの強さ、そしてわたし自身の気持ちに迷いがある事の現れなのでしょう。
迷いがあるのも、かつて記憶を無くし光焔ねねとなり途方に暮れていたわたしをどんな形であれ引っ張って行ったあなたへの恩を忘れられないからだと思っています。」
「おいおい、急に何を言っているんだ?そして、俺を買いかぶりすぎだぜ?
親の地位を利用してお前を俺の取り巻きにして散々こき使っていただけだろうよ?ちょっと前まではな。」
「それを自分で言いますか…実際、色々苦労させられたものですがね。」
「それにお前も…今までなんだかんだ着いて来てくれていたとはいえ、ぼやきまくっていたよな。
とはいえ、なんだかんだお前も決心するのは心苦しかったんだろう事はわかる。
だけど、そんな俺でさえお前の失踪は結構ダメージでかかったんだぜ?」
「あはは、沢渡さんにそう言っていただけてうれしい限りです…が。」
拮抗している間にアクションカードを探しつつも思い出話で盛り上がったわけだが…!
あいつの眼つきが変わった…?
「生憎、今のわたしはエクシーズ次元、ハートランド出身の
これ以上、沢渡さんたちと馴れ合っている暇はありません…!
わたしには成し遂げなければならない使命があります…例え、多くの人々をこの手で葬る事となろうとも!」
「光焔ねね…何を考えてそんな事を?」
「世界をあるべき姿に正す事。
ですが、わたしや仲間たちは多くの業を背負っております。
現に多くの方々から恨まれてもいますが、今更退くわけにはいかないのです。
だから、例えあなたをこの場でカードに封印する事になろうとも…引き下がれません!」
成程、あいつも本気でやっていることなんだって事がわかった。
それも、世界をあるべき姿にするというわけのわからないものの相当やばい事をな。
だがな、生憎俺もここで押し負けるわけには行かねぇ。
ここで負けたら間違いなく俺は消される…あいつの覚悟を決めた本気の眼からもそれがわかる。
何よりあいつはなんだかんだくそ真面目な奴だ…マジでやりかねねぇ。
だからこそ、今ここでステラを自称したねねを止めなきゃならねぇ。
今のあいつは俺たちの敵である『ステラ・スターク』って奴と俺の知る『光焔ねね』の狭間的な存在なんだろう。
それも、だいぶステラに寄っているはずだ。
それにあいつ…重いもの背負いすぎてて見ていて危なっかしいからな。
あいつを止めるためにも、生き残るためにも…絶対勝ってやる!!
「お前がそんなやばい道に行こうとしているってんなら、力尽くでもお前を引き止めてやる!!」
「あなたやブランとの絆が我が覇道の枷となるのなら…それを断ち切ってでもわたしは前へ進みます!
互いの想いがぶつかっている今、最早これ以上の言葉は不要ですね…勝負です!!」
「望むところだ…来やがれ!!」
これ以上は話で説得しても聞き入れてくれなさそうだな。
だったら、このデュエルで白黒つけるしかねぇよな!!
勝敗のカギを握るのは…火山地帯との境目にある隆起の上のアクションカード…!
「絶対に勝利を掴みとる!!」
「行かせるかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
お互いにそのアクションカードに向かって手を伸ばし、飛び込む!!
このアクションカード…ねねに取らせて堪るかよおぉぉぉぉぉ!!
そして、遂にアクションカードへ手が…!
――ぱすっ!
「……」
「…!」
届こうかとしたその時にもうカードはもうとられてしまったようだ!
俺の想いは…あいつの意志の強さには叶わなかったって事なのか?
いや、アクションカードの効果次第じゃ…まだわからねぇ。
あいつが引いたのは…!
「アクションマジック…『ミステリアス・パワー』を発動。
お互いのペンデュラムゾーンのカード1枚につき、自分のモンスター1体の攻撃力を300アップします!
ペンデュラムゾーンにあるカードは…あなたの封鎖の魔術師と時読みの魔術師の2枚。」
「ってことは……ここまでか…!」
よりにもよってペンデュラムゾーンのカードの数によって攻撃力が増大するカードだった。
まいったぜ…俺のペンデュラムゾーンのカードの存在が自らを地獄へ叩き落とす事になるとはな。
「スターライト・フォースに神秘の力を!これにより攻撃力は600アップ!!」
星海龍スターライト・フォース:ATK5100→5700
「うっ…行っけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
――シュゥゥゥゥゥゥ……ドゴォォォォォォォォォォォォ!!
「ぐっ…くっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
沢渡:LP300→0
――ドッサァァァァア!!
「申し訳ありませんが、わたしの勝ちです…」
やられちまった…死力で立ち向かったつもりなんだが、最後の最後で紙一重の差で敗北か。
結局、俺なんかじゃペンデュラムの力があってもねねの奴を引き戻す事さえできないって訳か。
「くそ…何とかなると思っていたんだが、最後の最後でこのザマだ。」
「終わってみれば、紙一重の差ではありましたが…結果はこの通りです。
どんな形であれ我々に盾突いた敗者は消える定めですから、あなたには消えていただきます…覚悟はよろしいですか?」
「はぁ…やっぱこうなっちまうか。」
あいつは敗北した俺の目の前にやってきてデュエルディスクを操作しているな。
どうやら、あいつは敗者の俺を本気で消すみたいだ。
期待に応えられず悪い、赤馬社長…どうやら俺は本当にここまでみたいだ。
正直ここでカードに封印されるというのが怖くないと言ったら嘘になる。
が、逃げられるって訳でもないしな…受け入れるしかねぇか。
「では…最期に言い残す事は何かございますか?」
「納得はいかねぇが、今の俺にはお前の修羅の道への歩みを止められねぇようだな。
ま、それがお前が行くべきだと思った道なら行けよ。
だが、後悔だけはするなよ…言い残す事はそれだけだ、じゃあな。」
「そうですか、善処します…では……」
ここでねね…いや、ステラのディスクが俺に向けられ…。
――ピカァァァァァ!!
「うっ……」
「さようなら…沢渡さん。」
そこから、強烈な光が俺を包み込む。
強烈な光でよく見えなかったが、あいつ…涙を流していた気がするぜ。
泣くぐらいならこんなことすんじゃねぇっての…本当に不器用な奴だよ。
そして全身から感覚がなくなっていき、目の前が真っ暗になった……。
――――――
Side:ブラン
唐突に向こうの方で誰かが乱入してきたと思ったら、権現坂だと!?
嘘だろ…なんで権現坂がアクションカードを!?
「今のうちに…!」
「っ!?」
――ドガァッ!!
「かはっ…!?」
そして、ここで誰かに頬を殴られたみたい。
そういえば、オレ…今まで何を?
「痛た…一体、何がどうなって……里久!?」
「目が覚めたみたいだね…姿はさっきと変わらないけど、いつものブランだ。
でさ、あの時の分を返させてもらったよ…覚えてるよね?」
「…あの時はカッとなって殴って悪かったわね、ごめんなさい。」
どうやら里久の口ぶりから、ついさっきまでカッとなって暴走していたみたいだ。
よくみたら、オレの姿もいつもと違うのね…感覚も違うけど慣れれば大丈夫だ、多分。
今ので目が覚めたからいいものの…何をやっているんだオレは…!
ファントムから自分を抑えろと言われたばかりなのにな。
それと、あいつ…余程あの事に根を持っていたのね。
っと…こうしてる場合じゃない。
周りを見渡すと…よかった、里久の相手だったニンジャは倒れてるけどまだ無事のようね。
「いいよ、別に…それより、ブランに負けっぱなしじゃ気分が悪いからさ。
あっちの邪魔されない様なところでデュエル始めようか。」
「望むところよ…オレのデュエルであなたの心からの笑顔を取り戻して見せるわ。」
「そうこなくちゃ…」
権現坂たちの方も気になるけど…今は里久の方が先決だ。
デュエルで語り合おうというのなら、むしろちょうどいい。
あの時は勝ったとはいえ、色々と腑に落ちない所も多かったからね。
そういうわけでお互いにディスクを構え…!
「「デュエル!!」」
ブラン:LP4000
里久:LP4000
これまでのオレの集大成を里久に見せる時が来たみたいね、行くわ。
続く
登場カード補足
星海龍スターライト・フォース
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/海竜族/攻2400/守2000
光属性チューナー+チューナー以外の魚族モンスター1体以上
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
その効果をターン終了時まで無効にする。
この効果の発動に対して相手は対象のカードの効果を発動できない。
(2):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時までお互いの墓地の魔法カードの数×300アップする。
星海精スタフィ
チューナー・効果モンスター
星3/光属性/水族/攻1000/守1100
「星海精スタフィ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「星海杖」モンスター1体を特殊召喚する。
超魔術竜オッドアイズ・テンペスト・ドラゴン
融合・効果モンスター
星8/風属性/魔法使い族/攻2800/守2500
「魔術師竜オッドアイズ・キャスト・ドラゴン」+「魔術師」Pモンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分のエクストラデッキの表側表示のPモンスター1体をデッキに戻し、エクストラデッキから特殊召喚された、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
デッキから「魔術師」Pモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
マジカル・グランド
通常罠
(1):自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、バトルフェイズ開始時に発動できる。
バトルフェイズ終了時までフィールドのモンスターの効果は無効になる。
このターン、以下の効果を適用する。
●自分フィールドのモンスターが戦闘で破壊される度に、自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
ネクサス・フォース
通常罠
(1):自分フィールドの「魔術師」Pモンスター1体をエクストラデッキに表側表示で加え、自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで2000アップする。
飛翔
アクション魔法
(1):攻撃対象に選択された自分のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで600アップする。
流砂地獄
アクション罠
(1):自分フィールドの攻撃力が一番低いモンスター1体を選んで墓地へ送る。