俺たちは今時空を渡っている。 この感覚は去年感じたものだ。
落ちていく…ただひたすらに落ちていく。 しかし不安はない、俺たちは此より居るべき場所へと帰るのだ
シュテル「これが時空を渡るという感覚ですか…なかなかに興味深いものです」
レヴィ「ねえ、色んなところに色んな映像が見えるよ?」
統夜「あぁ、あれは恐らく他の世界だろうな。あの映像の中に飛び込めばその世界に行けるはずだよ?」
ディアーチェ「つまり、今我らは無限の可能性を目の当たりにしているということか?」
統夜「そうゆうこと。興味があっても飛び込んだら助けに行けないからね?」
飛び込もうとしていたレヴィは青ざめた顔をしていた
レヴィ「そうゆうことは早く言ってよ!」
統夜「だから教えてやったろ?」
ユーリ「ちゃんと話しを聞かないレヴィが悪いんですよ?」
レヴィ「うぅ、ユーリの言う通り…ゴメンなさい」
レヴィが謝ったところで再び正面を見ると家の庭がが見えてくる。俺たちはその空間に吸い込まれて行った
体にかかる重力に気がつき目を開けると其処は自宅の庭だった
統夜「無事帰ってこれたようだね…」
シュテル「そうですね。あの世界もなかなか楽しかったですが…」
ユーリ「私達にはこの世界の方がお似合いです」
ユーリがそういうのと同時に家からはやて達が飛び出してくる はやてがリアルで飛んできたのではやてを受け止める
はやて「統夜兄ぃ!お帰り!もう本当に心配したんやで?」
統夜「うん、ただいまはやて」
フェイト「ディアーチェ達もお帰り、みんな心配してたんだよ?」
ディアーチェ「それは済まなかったな。なにぶん未知の体験だった故な、帰ってくるのに時間がかかった」
アティ「取り敢えず無事で良かったです」
アルトリア「えぇ、本当に」
士郎「それで?どんな世界を旅してきたのだ?」
士郎の言葉に全員が反応する
統夜「あぁ、それはね…」
俺たちは忘れないだろう…あの世界で出会った人達を、あの世界で過ごした一週間を、そしてあの誇り高き夜天の王とその騎士達と友人達のことを
私達はいつも通りの日常を過ごしている 彼らがあの世界に帰ってしまってからこの海鳴に大した事件も騒ぎもない…至って平和なそんな世界に戻った
私はお昼のお弁当を食べ終わり、ふとあの大空を眺める
その度、彼と共に戦った記憶が蘇る。 この空を守るために背中を合わせ、そして共に信頼しこの空を守った
アリサ「如何したのよなのは?空なんてボーッと眺めちゃって」
なのは「ん?あはは、抜けるような空を見てるとなんか統夜くん達を思い出しちゃって…」
はやて「あぁ〜それは私も同じや、また王様とかユーリに会いたいなぁ〜」
アリシア「そうだね〜私もまた会いたいなぁ〜」
アリサ「そう言えば、彼奴らが居た一週間ってなのはの家にいたんでしょう?どんな感じに過ごしたのよ?」
ん〜それを言うのはいいんだけど、なんでそんなに目を輝かせてるのかなぁ?別に大したことなんて無いんだけど…
なのは「別にいつも通りだったよ?
いや、まぁ確かに暇があれば統夜くんの世界の話を聞いてたし、お互いの魔法を交換したり…
あと、私が新しい魔法を使って凄く突っ込まれたり…後はお互いの弱音を吐いたり…かな」
ヴィータ「でも、なのははずっと統夜と一緒にいたよなぁ〜」
すずか「でも、なのはちゃんは楽しかったんだよね?」
なのは「うん!とっても楽しかったよ!」
フェイト「そっか、確かにすごく優しい人だったよね。向こうの私が好きになるのもわかるかも…」
アリシア「おやおや?フェイトもそんな気持ちなのかなぁ?どれどれ、お姉ちゃんに話してみなさーい!」
フェイト「わ、私はそうゆうのじゃなくて!」
はやて「アリシアちゃんもフェイトちゃんからかうのはやめとき〜いや、でも結果として分かったのは夜天も聖天も主は普通の人間やないってことやなぁ〜」
なのは「なにそれ!?はやてちゃん酷い!」
私は「そんなことないよね!?」と言いつつアリサちゃん達の方を見ると苦笑いをしていた
なのは「あ!あれでしょ!?統夜くんがこの間言ってた「魔王にも見える」って言葉!あれ本当だったの!?」
フェイト「い、いやなのは?落ち着いてね?そんなに堂々と魔法の話なんてしてたらダメだからね?」
アリシア「あ!そろそろ昼休み終わる〜それじゃあねー」
アリサ「あ!待ちなさいアリシア!」
すずか「ほら、みんなも教室戻ろう?」
む〜、なんか気にくわないけど今はいいの
私の首には統夜くんから貰った剣十字が輝いている。 私はそれを軽く握り青空を見つめた
皆が家に入っていく中、俺は大空を見上げる
はやて「どうしたん?統夜兄ぃはよ戻るよ〜」
統夜「あぁ、今行く!」
統夜、なのは「また、会える日を楽しみにしてるよ。誇り高き主とその騎士達」
その声は互いの世界に届いたかはわからない… しかし、二人の意志は此れからも変わることは無いだろう
倒れ、敗北したとしても何度でも立ち上がる。それが双天の王としての責務だから…
FIN
後書き座談会
吉良「と言う訳で、件のコラボ小説も無事に完結しました!聖天の天騎士さんに改めて感謝なり!!」
なのは「話を頂いてから3カ月……何とか完結してよかったの。」
吉良「まさかコラボの依頼が来るとは思ってなかったから驚天動地の震天動地さ!!だけど、楽しかったね。
粗筋を俺が考えて、それを天騎士さんが文章にまとめるって感じでやってたけど、此れが意外なほどにマッチしたのよ!
バトル回とかマジ燃えるって!!固有結界を吸収してのブレイカーを採用してくれたのは嬉しかった!!もう、本気で楽しめましたよえぇ!!」
シグナム「刺激になったのならば良かったが……お前、このクロスの設定を『夜天』本編に使う気満々だろ?」
吉良「使わないで居られるか!!
だってなのはが固有結界で、統夜君からのプレゼントで消費魔力半分なんだぜ?此れを使わずにいられるかぁぁぁ!!!」
シグナム「……すでにぶっ壊れたいたか……作者は使い物になりそうにないので、宜しいですか主なのは?」
なのは「うん♪」
シグナム「では……クロス編は此れにて閉幕だが、夫々の作品は此れからもマダマダ続いて行くからな?」
なのは「此れからも『夜天のなのは』と『~転生の力は護るべき者の為に~』を宜しくお願いしますね?
読者の皆様の期待に応えられるよう、此れからもリリカルマジカル頑張ります♪」
シグナム「流石、完璧ですね。」
吉良「あれ、俺空気?」
座談会終了
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