アークエンジェルへと帰還したイチカは整備クルーとの挨拶もそこそこに、ミリアリアに『カタナが収容されている部屋』を聞くと、食堂の厨房で食事を作り、其れをトレーに乗せてからカタナが収容されている部屋へとやって来た。


「入るぜ。飯持って来た。」

「食事……連合の捕虜になったコーディネーターは非人道的な扱いを受けるモノだと思っていたのだけれど、案外そうでもないのかしら?」

「其れは部隊によって夫々だと思う……連合は其の名の通り複数の国家が集合してる組織だからコーディネーターに対する考え方も異なるしな――少なくともアークエンジェルと、第八艦隊のハルバートン提督は『反コーディネーター』の感情は持ってなかった。
 ハルバートン提督の第八艦隊はアンタ達との戦いで壊滅しちまったけどな……まぁ、アークエンジェルのクルーが反コーディネーターの感情を持ってたら俺もキラもモビルスーツのパイロットなんぞやってられなかった訳だがな。」

「つまり、此の戦艦に捕虜として収容されたのは幸運だったと言う訳ね……それにしても食欲をそそる香りね?ビーフシチューかしら?」

「んな上等なモンじゃなくてハヤシライスだ。ついでに言うと牛肉じゃなくて豚肉だ。
 最初はカレーにしようかと思ったんだが、辛いのが苦手だったら拙いと思ってハヤシライスにしたんだよ……因みに此のハヤシライスはオーブ軍の食堂にてナンバー2の人気メニューだぜ。」

「それじゃあ一番人気は?」

「味噌カルビ丼だ。
 其のままでも旨いんだが、一味唐辛子や七味唐辛子、五香紛と言ったスパイスを加えて食べるのが人気だな――お勧めのスパイスは七味ニンニクだ。」

「あら、其れはとっても美味しそう♪」


イチカが部屋に入るとカタナは室内のデスクでミリアリアから『退屈しのぎに』と渡されたライトノベルの文庫を読んでいた――序に言うと、カタナはパイロットスーツから連合の制服に着替えていた。パイロットスーツのままでは窮屈だろうと艦長のマリューが使われていない制服を渡すように指示をしたのだ。
捕虜にしては手足を拘束される事もなく、『部屋が外側から施錠されている』以外にはカタナは不自由が無かった。(個室にはユニットバスが完備されているのでシャワーもトイレも自由。)
そんな中でイチカが持って来た食事を食したカタナは其の美味しさに衝撃を受けると共に、其の味に懐かしさを覚えてもいた。


「此の味、初めて食べる筈なのに何故か懐かしいわね……いいえ、私は遠い過去に貴方の料理を食べた事がある――そうよね『一夏君』?」

「あぁ、確かに俺は何度か貴女に料理を振る舞った事があるよ、『楯無さん』。」


そして其れはイチカとカタナにとって『自分ではない自分の記憶』と合致するモノでもあり、イチカとカタナは夫々相手の事を其の記憶にある呼び方をした事で此の記憶が妄想や夢の類ではないと言う事を確信したのだった。


「……どうやら俺達は、自分が思っている以上に深い因縁があるみたいだな楯無さん――いや、カタナ。」

「そうみたいね一夏君……いいえ、イチカ。
 だけどこれでなんで私がビャクシキに執着していたのかが分かったわ……私は本能的にビャクシキに乗っている貴方の事を感じ取っていた。だからあそこまで執着していたのね……前世で恋人同士だったのなら納得したわ♪」

「アレは前世の記憶……だとしたら、俺達は一体どれだけの輪廻転生をしているんだろうな。」


だがイチカとカタナの記憶には少しばかり差異がある。
イチカの記憶では『楯無』は戦場で自分を庇って死んでしまったが、カタナの記憶では『一夏』は嘗て仲間だった者達に集中攻撃された事で死んでしまったと言う違いがあるのだ――其の違いをイチカとカタナが知る由はない。
其の違いの真相を知っているのは、おそらくタバネだけだろう。










機動戦士ガンダムSEED INFINITY PHASE29
『閃光の刻~Mord zwischen Freunden~』










ザラ隊を撤退させる事に成功したアークエンジェル内は祝賀ムードにあった。
アラスカ基地に向かう過程でザフトからの攻撃を受ける事は予想していたのだが、イチカとキラが『オーブ領海を離れたらザフトが仕掛けてくる』と言う事を事前に知らせてくれたおかげで適切な対応が出来た上に、ザフトに強奪された『五機のG兵器』の中で最も厄介な『ミラージュコロイドステルス』を搭載したブリッツを撃破出来たと言うのは大きな戦果なのだ。
加えてグラディエーターも堕としてパイロットを捕虜にして機体を回収出来たと言うのも大きいだろう。
特にブリッツを破壊したキラは整備班のコジロー・マードックをはじめとしたアークエンジェルのクルーから称賛の声が寄せられたが、キラの気持ちは称賛の声とは裏腹にやるせない思いで満ちていた――砂漠の虎こと『アンドリュー・バルトフェルド』との戦いで『誰も殺したくない』と言う思いを改めて抱いたにも拘わらず、此度の戦闘ではブリッツのコックピットを斬り裂いて、パイロットの命を奪ってしまったのだから其れも致し方ないのかもしれない。


「キラ……自分を責めないで。
 確かに貴方は敵兵の命を奪ったかもしれないけど、そうしなかったら私達が死んでいたかもしれない……貴方がブリッツを討ってくれたから私達はこうして生きる事が出来ているの……貴方がした事は間違いじゃないわキラ。」

「フレイ……」


そんなキラに、フレイは優しく話しかけて『キラが戦ってくれたから私達は生きていられる』と言って、暗に『ブリッツのパイロットの命一つで、アークエンジェルクルーの多くの命が救われた』と伝えていた。
『命を数で数えるようになったらお終い』とは言うが、逆に言えば戦争中ならば『奪った命の数と、守った命の数を比較しなければ凡そやって行けない状況』であるとも言えるだろう――『殺した事』に対しての何かしらの『正当な理由』となるモノが無ければ、戦場の兵士の心は人殺しの重責に潰されてしまってもオカシクないのだから。


「フレイ……僕は……僕は……!」

「戦場で死者が出るのは戦争なのだから仕方ないわキラ……だから私達は、せめて戦場で散った命に報いる為にも何が何でも生き抜いて、世界に平和を齎す義務と使命がある、そうでしょ?」

「フレイ……そうだね、その通りだ――だからこそ、僕はこんなところで止まってられない。僕は、平和の為に戦うよ。」

「うん、其の意気よキラ――貴方が選んだ道、私も一緒に進むから。」

「ありがとう、フレイ。」


其れでもフレイはキラと同じ道を歩むと言ってキラの精神的な負担を軽減していた――恋人が自分と同じ道を歩んでくれると言うのは、この上なく精神的な支えとなるのは間違いないのだから。








――――――








同じ頃、撤退したザラ隊は大切な仲間であるニコルが討たれた事と、カタナが連合の捕虜になった事に動揺を隠せていなかった。
特にニコルの死は大き過ぎた――ニコルはクルーゼ隊、ひいてはザラ隊でもカンザシと共に部隊最年少の十五歳の少年であり、優しく、ピアノが好きで其れでもプラントの為に戦った仲間の死は大き過ぎたと同時に、アスランは戦場で相対したキラに対して本気で戦う事が出来なかった己の甘さを悔いていた。


「ニコルは……何故死んだ!そしてカタナは如何して敵の捕虜となった!」

「全ては俺の甘さが生んだ事だイザーク……其れに関してはドレだけ俺を責めてくれても構わない――俺はキラを、ストライクを相手に何処か本気になれずにいた、そして其の結果が此れだ。
 だが、だからこそ俺は本当の意味で覚悟が決まった!ストライクは、キラは俺が討つ!俺が此の手で必ず!!
 そして、ビャクシキもアークエンジェルも落としてカタナも取り戻す!」


だが、イザークに言われて顔を上げたアスランの表情には『鬼神』が宿っており、その凄まじい迫力にイザークも一瞬怯んだくらいだった。


「つってもまんまと逃げられちゃったじゃん?今あの船何処に居るか分からねぇんじゃね?」

「何処に居るかは分からない。
 だけど此れまでの航行ルートを考えると、おそらく行先は連合のアラスカ基地……オーブを出港して寄り道せずに最短ルートでアラスカ基地に向かうと仮定すれば大体の位置は割り出せる。
 さっきの戦闘である程度の消費はしたと思うけど、オーブで充分な補給が出来た筈だから途中で何処かに補給の為に寄港するとは考え辛いから……高確率でアークエンジェルはハワイ島の付近を航行中だと思う。」

「高確率で……具体的には?」

「サイコロを十回振って偶数の目が一回以上出る確率と同じ位かな?」

「逆に分かり辛いわ!
 つまり100%ではないが、99.9%と言う訳か……場所が分かっているのならば行かない選択肢は存在しまい!」


先の戦闘後にアークエンジェルの反応はロストしてしまったのだが、カンザシが此れまでのアークエンジェルの航行ルートから行き先を割り出し、更にオーブからの最短ルートを導き出し、先の戦闘から経過した時間から現在のアークエンジェルの居場所を導き出していた。
そして幸運な事に現在のアークエンジェルとの距離は直線距離で50㎞強ほどだったので、艦の速度を限界まで引き上げれば十分程度で追い付く事が可能であった。
尚、ザフト内ではアークエンジェルは『足つき』と呼ばれてていたのだが、カンザシが得意のハッキングで連合のデータベースにアクセスして正式名称を引き出していたのでザラ隊では『アークエンジェル』の名で呼ばれていた。


「イザーク、ディアッカ、行くぞ!俺達でアークエンジェルを討つ!」

「りょーかい。
 って、そう言えばカタナ居なくなっちまったけど、そうなると誰がビャクシキの相手するんだ?俺のバスターじゃ対応し切れねぇんだけど?」

「ならば俺が相手をするしかあるまい!」


そうして全速力でアークエンジェルを追いかけ、改めて補足したところでイージス、デュエル、バスターが出撃してアークエンジェルへの攻撃を開始したのであった。








――――――








ザラ隊の強襲を受けたアークエンジェルは、完全な奇襲を受けた事と、先の戦闘で敵モビルスーツを二機も撃破したと言う戦果に少しばかり気持ちが緩んでいた事もあってバスターのビーム攻撃によって致命的なダメージを負ってしまい地上への不時着を余儀なくされてしまった。


「ちぃ……先手を取られたか、行くぞキラ!」

「イチカ……うん!アークエンジェルはやらせない!」


地上に不時着したアークエンジェルから、オオタカを装備したビャクシキと、ライトニングストライカーパックを装備したストライク、そしてトールが操縦するスカイグラスパーがストライクと同じくライトニングストライカーパックを装備して出撃する。
数の上では三対三だが、モビルアーマーのスカイグラスバーはモビルスーツには不利となるのでアークエンジェル側が若干不利と言ったところだろう。

こうして始まった戦闘は両軍入り乱れての乱戦となったのだが、先に仕掛けたのはアークエンジェル側――と言うよりもビャクシキだった。


「トール、一分だけデュエルを任せるわ。」

『え?ちょっと、イチカ!?』


トールのスカイグラスパーに通信を入れてデュエルを任せたイチカは、雪片を双刃状態で抜刀するとオオタカのブースターを全開にしてバスターへと向かって行く――バスターは近接武装を一切搭載していない機体だが、其れだけに砲撃による後方支援能力は既存のモビルスーツの中でもトップクラスであり、ランチャーストライカーを装備したストライクにも引けを取らないレベルだ。
だが、だからこそ乱戦状態では厄介な存在であるので、イチカは先にバスターを仕留めようと考えたのである。


「どーもバスターさん!イチカ・オリムラDEATH!」

「!!」


超高速で接近してくるビャクシキに対し、バスターも94mm高エネルギー集束火線ライフル、350mmガンランチャー、両肩に搭載された220mm径六連装ミサイルポッドを展開しての超火力で応戦するも、ビャクシキは其れを悉く回避してバスターに接近して雪片を一閃して火線ライフルとガンランチャーを破壊すると、雪片を二刀流に分割してバスターの四肢を斬り落として達磨にする。
コックピットこそ貫かなかったが、こうなってはバスターは戦闘不能であり、パイロットのディアッカは機体から脱出するも直後にやって来たムウに銃を突き付けられて投降する事なり、カタナに続いてアークエンジェルの二人目の捕虜になってしまったのだった。


「ディアッカ!貴様ぁぁぁぁ!!」


親友であるディアッカが討たれた事に激高したイザークはスカイグラスパーにミサイル弾幕をお見舞いして距離を取らせると、グゥルのブースターを全開にしてビャクシキに向かい、そしてビームサーベルで斬りつける――が、ビャクシキは其れを雪片で受け、逆に左手の雪片でカウンターの逆手居合を繰り出す。
其れをイザークはギリギリで躱したモノの、右肩のレールガン『シヴァ』を斬り裂かれて使用不能にされてしまった。


「追加装甲でだ~いぶ格好良くなったのは認めるが、大気圏内では追加装甲の重量が足枷になってるな!」

「ちぃ!!」


加えてアサルトシュラウドを搭載した事による重量増加は大気圏内での戦闘に於いては致命的な弱点となっており、大気圏内での飛行及び機動力強化の支援ユニットである『グゥル』を装備しても其の弱点を完全解消する事は出来ておらず、デュエルはビャクシキの猛攻を受けて左腕と頭部を斬り落とされて戦闘不能となり帰還を余儀なくされたのだった――其れでも、帰還前にビームライフルに搭載されたグレネードと左肩の五連装ミサイルポッドのミサイル攻撃でビャクシキのPS装甲に強制的にエネルギーを消費させ、エネルギー補充の為にアークエンジェルに撤退させる事に成功したのは見事と言えるだろう。


「マードックさん、エネルギーの補給を最速で宜しく!出来れば三十秒位で!」

「三十秒とか無茶言うな!どんだけ急いでも五分は掛かるからな!?」

「五分か……グラディエーターが使えれば代わりに乗らせて貰うんだが、修理中じゃ無理か……つっても向こうはもうイージス一機だしキラとトールなら何とかなるとは思うけどな。」


エネルギー補給には時間が掛かるため、イチカはビャクシキのエネルギーが補給されるまではアークエンジェル内での足止めを余儀なくされてしまったのだが、この足止めが此の戦いの結果に大きく関わってくる事になる。

バスターとデュエルが戦闘不能になってもアスランは退かず、イージスの変形能力を駆使してキラのストライクを苛烈に攻撃していた――仲間を、親友を殺された怒りと憎悪がキラに対する幼馴染への情を完全に上回っているのである。


「キラァァァァァァァァァァ!!」


――バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!


其の感情がアスランのSEEDを覚醒させる。
アスランのモビルスーツの操縦技術はザフト内でもトップクラスと言われており、百戦錬磨のベテラン兵士であっても舌を巻くほどのモノであったのだが、其れがSEEDの覚醒によって引き上げられたアスランが操縦するイージスは正に鬼神の如き力を発揮してストライクを追い詰めて行く。


「(アスラン……そうか、この前僕が討ったのは君の……なら、僕は……)」


其の猛攻を受けたキラはアスランからの怒りをヒシヒシと感じてしまい操縦の腕が鈍ってしまっていた――親友であるアスランの仲間を殺し、其の結果としてアスランにこうして追い詰められていると言う事実がキラにはあまりにも重いモノだったのだ。


「しっかりしろキラ!お前が死んだらフレイが悲しむだろ!!」


だが此処でトールの駆るスカイグラスパーがストライクとイージスの間に割って入って来た。
そして至近距離からイージスに対してライトニングストライカーのメイン武装である70-33式電磁加農毘異夢砲剣複合機からビームを放つが、イージスは其のビームをシールドでガードすると……


「邪魔をするなぁぁぁぁ!!」


イージスの脚部に搭載されたビームサーベルでスカイグラスパーを斬り裂き、其のままスカイグラスパーは爆発四散――パイロットであるトールもまたスカイグラスパーと共に散ったのだった。


「トール?トォォォォォル!!ア、ス、ラァァァァァァァァァァァァァン!!!!」


――バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!


目の前で親友を失ったキラは、『フレイの為にも死ねない。』、『トールの敵を討つ。』と言う二つの感情が高まり、其れが『アスランの親友を殺した重責』を上回ってSEEDが覚醒し、キラとアスランはコーディネーターの能力の限界を超えた超次元のモビルスーツバトルを展開する事になった。
ライトニングストライカーは開発当初は射撃武器である70-31式電磁加農砲しか搭載されていなかったが、何度か改修が行われた末に両腕に搭載されている70-33式電磁加農毘異夢砲剣複合機にはビームライフル兼ビームサーベルが搭載されて近接戦闘も行えるようになっていた。
更にライトニングストライカーパックは他のストライカーパックと異なり胸部に追加装甲が施される仕様になっており、此れによって機動力と射撃能力を向上させるだけでなく防御力の上昇も行う事が出来ていた。
しかも追加素行で重量が増してもモルゲンレーテ社が開発したエンジンの冷却システムとエールストライカーから流用して発展させたブースターとスラスターによって高い運動性能も獲得しており、その性能は最も需要があると考えられていた高機動中距離型のエールストライカーを上回る性能を獲得しているのである――故に、ライトニングストライクの性能はイージスを大きく上回るに至っていた。
もとよりGATシリーズでも後発機であるストライクとグラディエーターは先発機であるデュエル、バスター、ブリッツ、イージスのデータもフィードバックされている高性能機なのだが、其れに優秀なバックパックが搭載されたとなれば、其れはもう最強の機体と言っても過言ではないだろう。


「僕は死ねない……フレイの為にも、僕を庇って死んでしまったトールの為にも!だから僕は、此処で君を討つ!!」

「!!!」


70-33式電磁加農毘異夢砲剣複合機のビームサーベルでストライクはイージスの右腕を斬り落とし、更に至近距離からレール砲を喰らわせてPS装甲維持のためのエネルギーを減少させる。
右腕を失い、エネルギーも減少させられたとなれば敗北は濃厚だが、此処でアスランはイージスをモビルアーマー形態に変形させると、ストライクの一撃を躱して背後を取り、そして背後からクローで拘束する。
此の状態でモビルアーマー形態限定の最強装備である『スキュラ』を発射すれば其処でゲームエンドなのだが、イージスにはスキュラを発射するエネルギーは残っておらずPSダウンを起こしてしまい、アスランはコックピットでイージスの自爆機能を起動させると自身はギリギリでコックピットから離脱する。

もしもこの場にイチカが居たらストライクに組み付いたイージスを雪片で斬り裂いていただろうが、ビャクシキのエネルギー回復を待つイチカは戦場に居なかったのでイージスをストライクから引き剥がす事は出来ず、そしてイージスの自爆機能が作動してイージスとストライクは大音響と共に閃光に包まれた。


ストライクのコックピットにキラを残したままで……











 To Be Continued