Side:遊里


此れは……幾らやり込み要素だとは言っても、幾ら何でもやり過ぎよ開発スタッフ?ライフが初期値の半分を切ったら、即座にライフが初期値に回
復するって、どんだけの無理ゲ~を設定してるのよ!?

そんなのを倒せるのはボンドエンド+オネストのコンボ位でしょうっての……其れを、前髪は悪用しているって訳ね。

尤も、そんなふざけたプログラムは、この場で修正してやるわ!
まぁ、又しても次から次へと、倒し甲斐のない雑魚が群がって来てくれるから、其れを一掃するのが面倒ではあるんだけど……



「やりなさい。」



その辺は、ミスティが見事にフォローしてくれてるから、恐い物は何もない。
――
よし、やり込み用特殊ボスのデータ書き換え用修正プログラム完成!インストール開始!!



「……ゲームをプレイしながら、同時進行でシステムのバグを洗い出して、更には修正プログラムまで構築するだなんて……本当に貴女は、人間
 なのかしら、遊里さん?」

「多分人間の筈だよ?」

恐らくきっと。
さてと、何にしてもプログラムのインストールが終了したその時が、アンタの最期よ前髪サイコ!今度こそ、大人しく閻魔の前に参上すると良いわ。













異聞・遊戯王5D's Turn108
『因縁の決着・総帥の終焉』










ブランシュ:LP2700
オッドアイズ・リヴァイス・ドラゴン:ATK3000
甲殻怪人カブトザリガン:ATK2500


アイン:LP4000
伝説の剣闘士-カオス・ソルジャー:ATK3000   ORU2
深緑眼の白金龍:ATK3000
超戦士カオス・ソルジャー:ATK3000


ディヴァイン:LP4400




Side:ブランシュ


良い感じに削ってやったが、寧ろ問題は此処からだ。
前髪ヅラの残りライフ4400を一撃で吹き飛ばさない限り、奴を倒す事は出来ねぇが、生憎今の俺のフィールドには、其れだけの攻撃力を持ったモ
ンスターは存在してねぇ……

「カードを1枚セットして、ターンエンドだ。」

「私のターン!手札よりマジックカード『貪欲な壺』を発動。
 私の墓地の『メンタルスフィア・デーモン』『人造人間-サイキック・ショッカー』『ハイパーサイコガンナー』『アーマード・サイキッカー』『クレボンス』
 の5体をデッキに戻してシャッフルし、新たにカードを2枚ドローする。
 更に魔法カード『究極超能力研究所』を発動!
 ライフが100ポイントになるように払い、エクストラデッキから、サイキック族モンスターを、召喚条件を無視して可能な限り特殊召喚する!」

「なに?」

「なんだと!?」

「我が命を喰らいて現れろ!
 『メンタルスフィア・デーモン』『人造人間-サイキック・ショッカー』『ハイパーサイコガンナー』『メンタルオーバー・デーモン』『アルティメ
 ットサイキッカー』
!!」


メンタルスフィア・デーモン:ATK2700
人造人間-サイキック・ショッカー:ATK2800
ハイパーサイコガンナー:ATK3000
メンタルオーバー・デーモン:ATK3300
アルティメットサイキッカー:ATK2900
ディヴァイン:LP4400→100→8000




此れは、ライフを残り100にしてもお釣りがくる効果だろ!?
しかも、この前髪ハゲは、ゲームシステムの恩赦を受けて、残りライフが100になった瞬間に初期値の8000に回復しやがるからな……外道が。



「もっともこのカードを発動したターンはバトルフェイズを行えない。
 そこで魔法カード『サイコキネシス』を発動。私のフィールド上のサイキック族モンスター1体につき500ポイントのダメージを与える!
 私のフィールド上のサイキック族モンスターは5体!よって、貴様等に2500ポイントのダメージを与える!」



――バショォォォォォォォォォ!!!



「「うわぁぁぁぁぁ!!」」
ブランシュ:LP2700→200
アイン:LP4000→1500




攻撃できない分は効果ダメージかよ……前髪の分際でやってくれるぜ……てか、冗談抜きで俺はライフがヤバいな……



「カードを1枚セットしてターンエンド。そしてデッキマスターの効果で、ライフが回復する!」
ディヴァイン:LP8000→12500



「私のターン!」



此処は頼むぜアイン。
あの調子に乗った前髪ヅラ野郎を、何とかしてやってくれ!



「無論だ。私は、伝説の剣闘士の効果を発動。オーバーレイユニットを1つ取り除き、私達のライフを1000ポイント回復する。」
ブランシュ:LP200→1200
アイン:LP1500→2500
伝説の剣闘士-カオス・ソルジャー:ORU2→1



「続いて魔法カード『超戦士製造計画』を発動。
 ゲームから除外されている自分のモンスターをデッキに戻し、レベル8以上の光属性か闇属性の融合モンスターを融合召喚する。
 私はゲームから除外されている『覚醒の暗黒騎士ガイア』と『クリボー』をデッキに戻して特殊融合!
 光と闇、その双極より出でし超戦士が、希望の未来を切り開く。融合召喚!降誕せよ『混沌騎士-カオス・ソルジャー』!」

『オォォォォォォ!』
混沌騎士-カオス・ソルジャー:ATK3000




今度は融合のカオス・ソルジャーだと!?
さっき言った『カオス・ソルジャー・マスター』の称号は、マジでアインの為にあるようなもんだぜ!混沌の超戦士を此処まで使える奴は、少なくとも
俺の知ってる限りじゃ、アイン以外には居ねぇからな。



「更に魔法カード『天よりの宝札』を発動し、全てのプレイヤーは手札が6枚になるようにデッキからカードをドローする。」



更に手札増強か……よし、良いカードを引いたぜ!



「このターンで決めてやるぞディヴァイン!
 混沌騎士の効果発動!このターン、このモンスターでしか攻撃できなくなる代わりに、このカードに自軍のモンスターの攻撃力を加える!!」

「なに?」

「よってこのターン、混沌騎士には私とブランのモンスターの攻撃力の合計値の14500ポイントが上乗せされ、攻撃力は17500ポイント!!」

『ウオォォォォォォ!』
混沌騎士-カオス・ソルジャー:ATK3000→17500



攻撃力17500!
此の攻撃力なら、前髪のそのモンスターを攻撃しても、一撃でライフを0にする事が出来る!此れなら行けるかもしれないぜ!!



「バトルだ。混沌騎士-カオス・ソルジャーで、メンタルスフィア・デーモンに攻撃!『超絶究極武闘神覇王斬』!」

「そうはさせるか!トラップ発動『ダメージカット』
 この効果で、このターン私が受ける戦闘ダメージは半分になる!」
ディヴァイン:LP12500→5100


其れでもまだ足掻くか……諦めの悪い奴だぜ。
だが、混沌騎士のお蔭で光明が見えて来たぜ!コイツの効果を巧く使えば、前髪のライフを一撃で削り取る事は難しくねぇからな!



「往生際が悪いな……ターンエンドだ。」
混沌騎士-カオス・ソルジャー:ATK17500→3000



「小癪な、私のターン!私は手札より、マジックカード『融合』を発動!!
 私のフィールド上のサイキック族モンスター4体と手札の『メンタル・プロテクター』を融合し、出でよ『ゴッド・サイキッカー』!!」

『グオォォォォォォ!!』
ゴッド・サイキッカー:ATK5000



此処で5体融合モンスターだと!?しかも攻撃力は5000………流石に拙そうだぜ……!!



「貴様等のモンスターでは、このモンスターには敵うまい!
 順番に葬り去ってくれる……先ずは、お前からだブラン!地獄に落ちるが良い!!ゴッド・サイキッカーで、オッドアイズ・リヴァイス・ドラゴンに攻撃!
 そしてこの瞬間に、ゴッド・サイキッカーの効果発動!ゴッド・サイキッカーの攻撃対象になったモンスターの効果は無効となる!!」

「な、マジかよ?」

「此れでオッドアイズ・リヴァイスの効果は無効になり、戦闘ダメージは通る!喰らえ『ゴッド・サイコキネシス』!!」



!!拙い、この攻撃を喰らったら――!!



『クリクリ~~~~~!!』



え?



「手札から『クリボー』の効果を発動した。
 クリボーの効果によって、このターン1度だけ戦闘ダメージを0にする……此れにより、ブランのライフは無傷だ!!!」

「アイン、助かったぜ!」

「共に戦う仲間を助けるのは当然の事……だろ?」

「確かにな。」

「貴様等……だが、其れが如何したと言うのだ!
 仮にこのモンスターが破壊されても、私のライフが半分未満になれば即座に回復する!!恐れる物など何もないわ!!ターンエンド!!」
ディヴァイン:LP5100→5600



だが、確かにコイツの言うように、厄介なのは確かなんだよな。
一撃でライフを消し飛ばさない限り、コイツを倒す事は出来ねぇ……一体全体どうしろってんだよ……

まぁ、彼是考えても仕方ねぇからな…俺のターンだ!!



「おーい、ブラン!アイン!!」

「ブラン、無事!?」



って、此処で遊里とミスティ登場!?……まぁ、無事にミスティは助け出せたみたいだけど――何かあったのか?



「大ありよ!
 今し方ゲーム内部にシステム修正のプログラムがインストールを完了した……そいつの無限ライフ回復は、もう発動する事は無いわ!!」

「マジで!?」

「大マジよ!
 だから、ここからは手加減なんて必要にないわ――思い切りやっちゃて構わないわよ!!」


「き、貴様ぁ!良くも余計な真似をしてくれたなぁ!?」

「ゲームシステム悪用してた奴が何言ってんのよ?
 でもこれで、アンタはやり込み用の強力ボスじゃなくて、中ボス以下の雑魚キャラになり下がった。そして、雑魚敵はさっさと倒される運命でしょ?」



良いねぇ?ソイツは確かに其の通りだからなぁ……このターンでぶっ倒してやるぜ!!
俺はチューナーモンスター『虹彩の魔術師』を召喚!


虹彩の魔術師:DEF1500


虹彩の魔法使いの召喚に成功した時、俺の墓地のオッドアイズモンスター1体を特殊召喚し、そのモンスターと虹彩の魔術師で、ドラゴン族のシン
クロモンスターをシンクロ召喚する!

俺は虹彩の魔術師の効果で、墓地の『オッドアイズ・アーマー・ドラゴン』を特殊召喚!


オッドアイズ・アーマー・ドラゴン:ATK2800



そして、レベル7のオッドアイズ・アーマー・ドラゴンに、レベル1の虹彩の魔術師をチューニング!
強かな心を鎧に秘め、穏やかな海を荒らす奴らをぶっとばせ!シンクロ召喚!!浮上せよ『鎧殻龍 シェルアーマー』


『グオォォォォオォォ!』
鎧殻龍 シェルアーマー:ATK2600



そして、此れだけじゃないぜ!マジックカード『海流絶唱』
ライフを700ポイント払い、デッキか手札から水属性のモンスター1体を特殊召喚する!来い、チューナーモンスター『ブライ・シュリンプ』!」


ブライシュリンプ:DEF400
ブラン:LP1200→500



コイツがお前に引導を渡すモンスターだ前髪野郎!
レベル8のシェルアーマーに、レベル2のブライ・シュリンプをチューニング!
甲殻の鎧を纏いし龍が、深き深淵より目を覚ます。シンクロ召喚!現れよ『鎧殻皇龍 ポセイドン・シェルアーマー』


『オォォォォォォォォォ!』
鎧殻皇龍 ポセイドン・シェルアーマー:ATK3500




ポセイドン・シェルアーマーの攻撃力は、俺のフィールド上のモンスターの数×500ポイントアップする。
この変則デュエルでは、パートナーであるアインのモンスターもその対象となる為、モンスターの総数は6!よって攻撃力は3000ポイントアップ!
そして、シェルアーマーが墓地に送られた事で、お前のモンスターの攻撃力は500ポイントダウンするぜ!



鎧殻皇龍 ポセイドン・シェルアーマー:ATK3500→6500
ゴッド・サイキッカー:ATK5000→4500



「更に、ポセイドン・シェルアーマーの効果発動!
 俺の墓地の水属性モンスター1体を除外し、相手モンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで0にする!
 この効果で、墓地のブライ・シュリンプをゲームから除外し、ゴッド・サイキッカーの攻撃力を0にするぜ!!」

「なにぃ!?」
ゴッド・サイキッカー:ATK4500→0



「これで、終わりだ……覚悟は良いな、前髪野郎!!」

「そ、そんな……こんな事が、こんな事が有る筈がない!!な、何かの間違いだぁ!!」



ほざいてろ、此れが現実だ!!
鎧殻皇龍 ポセイドン・シェルアーマーで、ゴッド・サイキッカーに攻撃!!『アビス・メガ・ブラスター』!!!



――ドゴォォォォォォォォォォン!!



「うごわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ディヴァイン:LP5600→0



俺達の勝ちだな……精々、地獄への片道切符を楽しみな。
って言うか、お前はあの時に死んでた筈なんだから、いい加減冥界に落ちても良いだろう?……現世にしがみついてるのは、少しみっともないぜ。



「馬鹿な……私が……この私がぁぁぁぁ!!!うわぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁっぁぁあぁ!!!!」



――シュゥン



消えたか……って事はミッションコンプリートだ。

随分と遠回りしちまった感じがするが、俺の因縁も、此れで漸く本当の意味で終わったのかも知れないな。…ありがとよ、遊里、アイン。








――――――








Side:遊里


そんな訳で、今回の件は一件落着!
ゲームをプレイしながら、システム修正を行ったアタシには、ゲームの開発会社から『是非スタッフに』って言うお誘いも有ったんだけど丁重にお断り
したわ――アタシには、WRGPって言う次のステージが待ってるからね。



「世話になったな遊里、アイン。」

「貴女達には、感謝してもしきれないわ。」



そんでもって今は空港。
すべき事は済んだから、此れからシティに戻らないとだからね。――まぁ、そんなに気にしないで、ブランもミスティも。
アタシとアインは、自分に出来る事をしただけだし、何よりも『友達』を助けるのは当然の事でしょ?だから、気にしなくて良いっての。



「友達か……そうか、そうだよな。
 だけど、助かったのは事実だから礼位は言わせてくれ。ダチでも礼は必要だろ?」

「確かに。」

「WRGP頑張れよ?
 遊里達なら、きっと優勝できる。俺もミスティも、そう信じてるからさ。」



其れについては任せなさい!
アタシとジャックと鬼柳、それにクロウが居るチームなんだから、誰が相手であっても負ける気がしないわ!!狙うは優勝只一つのみだって!



「期待してるぜ?」

「頑張ってね?」



うん!その期待には応えて見せるわ!

さてと、そろそろ時間だし……またねブラン、ミスティ!今度会った時には、デュエルしようね!!!



「おうよ!」

「その時を、楽しみにしているわ。」



此れからのモデル業での活躍も期待してるからね♪――さて、其れじゃあ帰ろうか、ネオドミノシティに!!








――――――








No Side


「此処は一体?……少なくとも、命は拾ったようだが……おのれブランめ……絶対に許さん!!許さんぞ!!
 先ずは力を蓄え、そして復活し必ずや復讐を遂げてやる!この私をこけにした罪は、万死に値するのだ……その罪は死をもって償って貰う!」


ブランとアインのタッグに敗北したディヴァインの魂は、何の因果か精霊世界に流れ着いていた。
其処に於いても、ブランへの恨みを口にするが、其れはもう何の意味もない事だった。



「そんな事はさせないよ。」

「真に死すべきは、貴様の方だからな。」



そのディヴァインの前に現れたのは、精霊世界で最強クラスの力を持っている黒魔術師『ブラック・マジシャン』と、その弟子である『ブラック・マジシャ
ン・ガール』の黒魔術師師弟だったのだから。



「此処は精霊世界に存在する裁きの間……そして、我等はその裁きを執行する者。」

「ブランちゃんに倒されて貴方は此処に来た訳だけど、如何にもこうにも本気で救えない魂って言うモノには初めて会った感じだよ。
 己の業を認めずに、全てを相手のせいにして復讐の炎を心に宿す……何て言うか、更生なんて言うモノは望めそうにない。望める訳がない!!」

「故に、お前の魂魄は完全に砕かねばなるまい……世界の為に!!」


この魔術師師弟は、精霊世界における断罪者の命を負っているらしく、故に邪悪その物であるディヴァインの魂は、滅すべき対象でしかなかった。


「ま、待て!私は――」


なんとか、助かろうと足掻くが、そんなモノは無意味。死すべき魂に対して、此の師弟は慈悲などかけない。


「問答無用。」

「これで終わりだよ!!精々、自分のやった事を後悔するべき!!」

「「黒・爆・裂・破・魔・導(ブラック・バーニング・マジック)!」」



――キュゴォォォォォォォォ………ドガバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァァァァン!!


「うごわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


次の瞬間、神をも砕く一撃が炸裂し、此処にアルカディアムーブメントの総帥の魂は、完全に塵と消える事になったのだった……















 To Be Continued… 






登場カード補足





ゴッド・サイキッカー
レベル12    光属性
サイキック族・融合/効果
サイキック族モンスター×5
このカードは融合召喚および、このカードの効果でしか特殊召喚出来ない。このカードはカード効果では破壊されない。
このカードが、相手モンスターを攻撃する場合、攻撃対象となったモンスターの効果は無効になる。
このカードが破壊されて墓地に送られた場合、墓地のサイキック族モンスター1体をゲームから除外して発動する。
墓地のこのカードを特殊召喚する。
ATK5000    DEF5000



究極超能力研究所
通常魔法
自分のライフが100ポイントになるようにライフを払って発動する。
自分のエクストラデッキから、サイキック族モンスターを召喚条件を無視して、可能な限り特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。



サイコキネシス
通常魔法
相手に、自分フィールド上に表側表示で存在するサイキック族モンスターの数×500ポイントのダメージを与える。



超戦士製造計画
通常魔法
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外では モンスターを特殊召喚できない。
除外されている、光属性か闇属性の戦士族融合モンスターカードによって決められた 自分の融合素材モンスターをデッキに戻し、その融合モンスタ
ー1体をエクストラデッキから融合召喚する。



海流絶唱
通常魔法
ライフを700ポイント払って発動する。
デッキ、または手札から水属性のモンスター1体を特殊召喚する。



ダメージカット
通常罠
このターン、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。