Side:???
ムアッハァァァ…むわぁさか真に『闇のデュエリストゥオ』として蘇る事がどぅえきるとわぬぁ。
こぉの事は、私にとっても嬉しい誤算どぅあったぁ。
私を闇に落としてくれたあの小むすむぇに復讐できるのどぅからなうぁ!
あの時の屈辱、利子をつけて返してやるから覚悟するが良い。
むゎ〜ずはそのための下準備どぅあ。
餌は二重ぬぃ…念を入れとぅえな…
「天上院ふ〜ぶきぃ…」
ま〜ずはあの時の小娘を誘き寄せる為の餌になってもらおう〜。
そして、誘き出した小娘をえ〜さぬぃ…!
「今度はこの前の様にはいかぬずをぉ…」
あの時のく〜つじょくは忘れぬぅ…!
復讐はぁわ〜れにありぃ!!覚悟しるぉい『八神はぁやてぇ』!!
遊戯王×リリカルなのは×ネギま 夜天と勇気と決闘者 GX48
『不滅の若本劇場也!』
Side:明日香
ダークネスとして現れた兄さんは、十代とのデュエル以来目を覚ましていない。
はやてが言うには『闇の影響は無くなった』って事だけど、未だに目を覚まさないのは心配だわ…
ねぇ、兄さん一体何があったの?何故兄さんが闇のデュエリストに…
「兄さん、入るわね?」
答えが無いのは分かってる……でも言わずにはいられないのよね。
毎晩、兄さんの様子を見に来るのはもう日課ね。
?…電気がつかない?
故障?…そんなはずは無いわ、昼間に鮎川先生が『電球も交換したし』って言ってから。
一体…
「え……?」
兄さんが…居ない!?
如何して!…まさか、意識が戻ったの?
でもそうだとしたら何処に…
「ムハハハハ…正に飛んで火に入る夏の虫だぬぁ!」
「!!!」
この声は…!!
「ばぁかめぇ、貴様は誘き出す為の餌どぅあぁ。そして貴様の兄は貴様を誘き出す為の餌…むわぁさかこんなに上手く行くとはぬぁ。」
「!!」
コイツは……前に『幽霊寮』に出てきた――タイタン!
如何して?はやてに負けて行方知れずって聞いていたけど…!
「ムァッハァ!わ〜たしは真に闇のデュエリストとして復活したのどぅぁ!
そう、七星門の鍵を狙う闇のデュエリストゥオ『セブンスターズ』としてぬぁ!」
セブンスターズ!!
く…此れは薬?……ダメ意識が…せめてこの事を誰かに…
PDA…で……
お願い、気がついて裕奈、はやて、十代、万丈目君…
――――――
Side:裕奈
「こないだ明日香が1人倒したから、残りは2人だね〜。」
「せやな、まぁこっちの黒星は三沢君1人やけど鍵は7個全部無事や。押し切れるやろ?」
だね。
つーか私とはやて、十代と準でも充分なのに其処に三沢と明日香にカイザーまで居るからねぇ?
三沢はタニヤに負けたけど、冷静さを失わなければ勝ってたかもだからね〜〜。
まぁ、残り2人が誰であろうと私等は鍵護るだけっってね。
「しっかし、明日香のお兄さんに吸血鬼、虎人間に黒蠍に古代のファラオ…セブンスターズの面子の基準て何よ?」
朝倉や本屋ちゃんに聞いてもわかんねーし。
「謎や。アインスが言うには『魔術的な何か』で操られたり召喚されたりしたんやないかって事やけど…」
「詳細は不明ってわけね…」
つっても魔術的って…ホントに何でも有りだねこの島はさ。
まぁ、退屈はしないけどね。
――Pipipipipi…
ん?PDAが…はやてのも……メール?
「あ、明日香から…」
「私も明日香ちゃんからやな?」
なんだろ?…え?
「ちょ、はやてこれ!!」
「明日香ちゃんに何か有ったんや!!」
メール内容は…『SOS』!
明日香は悪戯でこんなメール送ったりしねーから多分ガチ。
もしかしてセブンスターズに………朝倉!!
「シャマル!」
『みなまで言うなっての、探索開始してるよ!』
『直ぐに見つけちゃいます!』
流石、頼りになるね!
「裕奈、はやて!」
「「十代!!」」
「明日香に何か有ったみたいだ!」
十代のとこにもメール来たのね?
分ってる、今朝倉とシャマル先生が捜してっから!
メール来たのは私らだけ?
「いや、万丈目のとこにも。カイザーやクロノス先生に伝えるって言ってたぜ!」
「其の判断は悪ないな。…どないやシャマル、和美ちゃん?」
『見つけました!』
『場所は今は使われてない特待生用だった廃寮――幽霊寮さね!』
…マジで?
ま〜〜〜〜たあそこに行くのかよ…
ま、今回はクロノス先生も来るからお咎めはなしっしょ?
ほんじゃ、行こうか!
「おう!」
「明日香ちゃん救出作戦や!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「しっかし、何度来ても不気味やなぁ…」
「建物の老朽化が酷すぎるの〜ネ。解体を進言した方が良さそうです〜ノ。」
だよねぇ…つーか放置にも程があるっての。
十代が準に連絡とって皆で幽霊寮探索中。
雪乃んと委員長にもメールが来てたみたいね……
さ〜て、明日香は何処だろ?
「…なぁ裕奈、もしかして明日香ちゃん居るんは『あそこ』と違うかな?」
「あそこって…地下室?」
そういや、前も地下室で……有るかもね。
よし、地下室だ!!
「…地下にこんな場所が…」
「デュエルをするには充分だな…」
で、地下室。
あの時のまんまだね……
「むははははは、むわぁっていたずうぉ貴様るあぁ…!!」
「「「「「!!!」」」」」
この声は…!!
「「「出たな!」」」
「出ましたね…!」
「出たわね…♪」
「「「「「若本ぉ!!!」」」」」
「わぁか本と言うぬぁ!!」
つーか生きてたのかよアンタ!
はやてに負けて闇に飲まれたんじゃなかったっけ?
「くぉの事は私にとっても嬉しい誤算どぅあった…むわぁさか復活できるとは思いもしなかったがぬぁ…
わぁたしはぁ、闇から黄泉がえりぃ真の闇のデュエリスト『セブンスターズ』として復活したのどぅぁ!!」
「セブンスターズだと!?」
「本当か!?」
マジかよ…今度は本物の闇のデュエリストって事ね?
まぁコイツの実体知らない準とカイザーはそういう反応するわな。
ってそうじゃなくて明日香は何処よ!まさか無事だよね!?
無事じゃなかったらブッ飛ばす!!
「あぁん心しるぉ、こやつはどぅぁぁ〜いじな人質どぅぁ、精々利用してやる。
アノ小娘うぉお、たぁすけたれば私とのデュエルに勝たなくてはぬぁ――やぁがみはやとぅえぁ!!」
「何や御指名か?私もモテルやないの。
せやけど、デートのお誘いかけるのに第3者を寄せ餌に使うんは如何かと思うで?」
マジだよ。
はやてへのリベンジが目的なら、直接くりゃいいでしょうに!
「さぁくは二重三重にどぅぁ。そぉれに、この小娘むぉ鍵の所有主どぅあからぬぁ…捕らえておいて損はぬぁい!」
「あわよくば鍵もかよ…」
こりゃやるしかねーよはやて?
ぶっちゃけ若本倒さねーと、明日香は助けらんねーでしょ?
「やな。まぁ、デュエルで決着言うんなら分りやすくて助かるわ。」
「アンタが負けるとは思わねーけど……一応気をつけてよ?」
アイツ、前とは違ってマジモンの闇デュエリストみたいだからね。
「勿論や。私に挑んだ事、明日香ちゃんに手を出したこと後悔させたるで!!」
おっしゃ、任せるぜ!!
――――――
Side:はやて
ったく、まさか若本がセブンスターズになって復活するとは予想外も良いとこや。
しっかも私へのリベンジの為に明日香ちゃんに手ぇ出しよってからに…
「覚悟できとるやろな?もう一度、闇に叩き落したるわ!」
「ほう?今度はすうぉ〜上手く行くとは思えんぐぁぬぁ?」
ほざけや、私の操る『無の煉獄』に手を出せるモンなら出してみ!
ほな行こか!?
「「デュエル!!」」
はやて:LP4000
タイタン:LP4000
先攻は貰うで!
「私のターン!『インフェルニティ・コマンドー』を攻撃表示で召喚。」
インフェルニティ・コマンドー:ATK1200
「カードを3枚伏せてターンエンドや。」
良い手札や、これやったら直ぐにハンドレスの状態が作り出せる。
さぁ、アンタのターンやで?
「わぁたしのタァ〜〜〜ン!相手フィールドにのみモンスターが存在する時『WV−アメイジングキャット』を特殊召喚出来る!」
む…『デーモン』やないんか?
セブンスターズになってデッキも変わった言う事かな?…サイドラと略同じ効果…何がくるんやろ?
『ちよ〜〜〜〜』
WV−アメイジングキャット:DEF2000
「「お父さん!?」」
こ、コイツ『ちよちゃんのお父さん』を召喚しよったぁ!!!
いや、確かに此れは若本ボイスやけど…
「さぁらぬぃ、アメイジングキャットをリリースし、現れるぉ『WV−人造人間スゥェルゥ』!!」
『クェ〜ッケッケッケ!』
人造人間セル:ATK2400
「おぉ!スゲェ、セルだぜセル!!!」
「はぁ、確かに凄いんですがこれは…」
「ネタまみれ…ね♪」
「マジだよ…若本は大変なものを召喚して来ましたって感じよね…」
『若本言うな』言っておきながらその実殆ど開き直りかい!
よもやこんなん召喚して来るとはなぁ…てか『WV』て『若本(W)ヴォイス(V)』の略やったのね…
「むわぁだだぁ!手札から魔法カード『17号吸収』を発どぅおぉ!
人造人間セルをルウィリースしぃ、デッキ又は手札から『WV セル・セカンドフォーム』を特殊召喚!」
『どぅえぇて来い十〜〜〜八ぐをぉ!!』
WV セル・セカンドフォーム:ATK2700
「一気に第二形態に進化やと!?」
く、ネタまみれデッキのクセに侮れんな此れは…
「ブワァトルゥ!セル・セカンドフォームでインフェルニティ・コマンドーにくをぉげくぃ!『超かめはめふわぁ』!!!」
「ミスミスやられるかい!トラップ発動『インフェルニティ・インフェルノ』!
手札を2枚まで捨て、捨てた枚数分デッキから『インフェルニティ』と名の付くカード墓地に送る。
2枚の手札を全て捨てて、デッキから『インフェルニティ・ビショップ』と『インフェルニティ・ネクロマンサー』を墓地に送るで!
そして手札が0枚になった事でインフェルニティ・コマンドーの効果発動!
手札が0枚の時元々の攻撃力は2000になる!そして、攻撃表示の時には戦闘で破壊されへんのや!」
インフェルニティ・コマンドー:ATK1200→2000
700のダメージは喰らうけど、今ので必要なモンスターは全部墓地に落ちた。
次のターンで目に物見せてくれんで?
「どぅあが攻撃力は此方の方が上どぅぁ!」
「く…」
はやて:LP4000→3300
やけど此処で更なるトラップ発動!『煉獄の徴兵』!
手札0で戦闘ダメージを受けたとき、デッキからレベル4以下のインフェルニティを特殊召喚する!
来てや『インフェルニティ・ミラージュ』!
インフェルニティ・ミラージュ:ATK0
「其のカードはぁぁ…お〜のるぇ…カードを2枚伏せてターンエンドどぅあぁ。」
「私のターン!…カードを1枚伏せて、インフェルニティ・ミラージュの効果発動や。
手札0枚の時、このカードをリリースして墓地のインフェルニティ2体を特殊召喚する!
ミラージュをリリースして、冥獄より蘇れ『インフェルニティ・デーモン』『インフェルニティ・ネクロマンサー』!」
インフェルニティ・デーモン:ATK1800
インフェルニティ・ネクロマンサー:DEF2000
手札0でインフェルニティ・デーモンを特殊召喚した事で効果発動!
デッキから『インフェルニティ・ガン』を手札に加えてそのままガンを発動や!
「更にネクロマンサーの効果!手札0の時に墓地のインフェルニティ1体を特殊召喚出来る!舞い戻れ『インフェルニティ・リベンジャー』!」
インフェルニティ・リベンジャー:DEF0
行くで、アインス!
『はい、我が主!』
「レベル4のインフェルニティ・デーモンとインフェルニティ・コマンドーに、レベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチューニング!
来よ、夜の帳。煉獄に響け終焉の笛!シンクロ召喚、祝福の風『煉獄騎 リインフォース・アインス』!」
『冥獄の闇に沈め、邪悪なる使者よ…!』
煉獄騎 リインフォース・アインス:ATK2700
アインスの効果発動!
手札0でシンクロ召喚に成功したとき、相手のフィールド・手札・墓地・デッキのカードを合計3枚まで除外できる!
この効果でセルと2枚の伏せカードを除外させてもらおか!
『貫け刃!』
「相変わらず厄介な効果どぅぁ…ならば其の効果にチェーンして速攻魔法発動『18号吸収』!
セル・セカンドフォームをリリースし、デッキか手札から『WV 完全体セル』を特殊召喚!!」
『どぅおれ、君がウゥォ〜ミングアップの相手になってくれるのかぬぁ?』
WV 完全体セル:ATK3000
!!
完全体に進化しよった…!
く、除外した1枚は『次元幽閉』やったけど此れはあんまし効果なかったなぁ…しかも攻撃力3000かい…流石完全体や。
せやけど私のコンボはマダ終わってへんで?
インフェルニティ・ガンの効果発動!
手札0の時、このカードを墓地に送る事で、墓地のインフェルニティを2体まで特殊召喚出来る!
頼むで『インフェルニティ・デーモン』『インフェルニティ・リベンジャー』!
インフェルニティ・デーモン:ATK1800
インフェルニティ・リベンジャー:DEF0
デーモンの効果でデッキから『インフェルニティ・ウォール』を手札に加える!
で、カードを1枚伏せて…出番やでシグナム!
『はい!主はやて、何時でも行けます!』
良い返事や、ほな行くで!
「レベル3のインフェルニティ・ネクロマンサーと、レベル4のインフェルニティ・デーモンにレベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチューニング!
黒き炎の刃が天と地の狭間を切り結ぶ。シンクロ召喚、烈火の将『煉獄剣士 シグナム』!」
『行くぞ、レヴァンティン!』
『Jawohl.』
煉獄剣士 シグナム:ATK3000
無の煉獄最強の剣騎士降臨や!
『将、お前と肩を並べて戦うのも久しいな。』
『そうだな…だが、お前ならば背中を任せられる。我等が主に仇なすものを滅するぞ!』
『あぁ、言われるまでもない。』
なはは、アインスとシグナムは頼りになんでホンマに♪
さぁ、煉獄を総べる神に匹敵する力を持った煉獄騎と、最強の煉獄剣士の揃い踏みや。
相手が完全体セルやっても負けへんで?
それ以前に私へのリベンジのためだけに明日香ちゃんを巻き込んだこと…後悔させてやんで?
「おぉ、はやてが『煉獄モード』になった!此れならはやてに負けはないぜ、やっちまえ!!」
「闇のデュエリストを気取る馬鹿に、真の闇の真髄を見せ付けてやれ。」
裕奈に準…其の期待には答えるわ。
覚悟せや若本ぉ!!もう一度闇に送り返したる!!
「やっとぅえみるぉ、どぅえきる物ならぬぁ。」
「は、出来るかどうかやなくて、やるかやらないかや。」
一切手加減せぇへん。
ぶちのめしたるわ、若本ぉぉぉぉぉ!!
To Be Continued… 
*登場カード補足
WVアメイジングキャット
レベル3 地属性
獣族・効果
相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合このカードは手札から特殊召喚出来る。
ATK0 DEF2000
WV人造人間セル
レベル6 水属性
昆虫族
邪悪なる科学者によって生み出された異形の生命体。
生あるものから「生体エネルギー」を吸収し、恐るべきスピードで力を増して行く。
ATK2400 DEF1800
WV セル・セカンドフォーム
レベル7 地属性
爬虫類族
人造人間17号を吸収し第二形態へと進化したセル。
完全体に一歩近づき、其の力は既にこの世の全てを凌駕する。
ATK2700 DEF2100
WV 完全体セル
レベル8 炎属性
悪魔族・効果
このカードは通常召喚出来ない。「18号吸収」の効果でのみ特殊召喚できる。
1ターンに1度自分のターンに1度「セルジュニア・トークン」(星5・地・悪魔・攻守2200)を自分フィールド上に可能な限り特殊召喚出来る。
このカードは1ターンに2度まで破壊されない。
ATK3000 DEF2400
17号吸収
通常魔法
自分フィールド上の「WV人造人間セル」をリリースして発動する。
自分のデッキか手札から「WV セル・セカンドフォーム」1体を特殊召喚する。
18号吸収
速攻魔法
自分フィールド上の「WV セル・セカンドフォーム」をリリースして発動する。
自分のデッキか手札から「WV 完全体セル」1体を特殊召喚する。