遊戯＆遊奈＆遊星：LP２６００ THE DEVILS AVATAR：ATK４００１（THE DEVILS DREAD－ROOTベース） THE DEVILS DREAD－ROOT：ATK４０００ ジャンク・ガードナー：DEF２６００ パラドックス：LP４０００ Side：遊奈 「パラドックスの強力なモンスターをいとも簡単に破壊するとは……此れが邪神の力か。」 「相手モンスターのステータスを半減するDREAD－ROOTに、常にフィールド上の最高ステータスを１ポイントだけ上回るステータスとなるAVATAR 　……この２体が揃った状態を崩すのは難しいだろうな。」 まぁ、DREAD－ROOTを処理したところで、どんなモンスターを出そうともAVATARを戦闘で破壊する事は出来ねーからね絶対に。 其れなら効果破壊って思うだろうけど、効果に対しても邪神は高い耐性を持ってるから、そう簡単に除去する事は出来ないってのが正直なとこ。 取り敢えず、ライフは削れなかったけど、アンタのモンスターは全滅させたから無問題！ さぁ、最高の戦術で挑んで来なさいパラドックス？――私達が、其れを粉砕してやるわ！！ 遊戯王×ﾘﾘｶﾙなのは×ネギま　　夜天と勇気と決闘者　ＧＸ211 『決闘王の真髄～Black Magician～』 「小癪な！……だが其れも此処までだ！ 　トラップ発動『重罪同調』！！私のフィールド上のSinモンスターが破壊された時に発動。 　デッキから、チューナー１体とチューナー以外のモンスター１体を墓地に送り、破壊されたSinモンスターよりもレベルの低いモンスターをエクスト 　ラデッキからシンクロ召喚する。 　私はデッキからレベル６の『Sin　エメラルド・ドラゴン』と、レベル２のチューナーモンスター『Sin　カオス・シンクロン』を墓地に送ってチューニ 　ング！シンクロ召喚、現れよ『スターダスト・ドラゴン』！！」 『クァァァァァァァァァァァァァァァ！！！』 スターダスト・ドラゴン：ATK２５００→１２５０ と、此処でカウンターでスターダストを呼び出して来たか。 遊星から奪ったカードを、こうして堂々とデュエルで使うとか、アンタ中々良い根性してるじゃねーのパラドックス……だからこそ、絶対に倒すわ！ 私は、カードを３枚セットしてターンエンド。 「私のターン。このターンは、Sin　Worldの効果を発動せずに普通にドローする。 　手札から魔法カード『罪の意識』を発動！ 　私のフィールド上のモンスター１体をリリースし、リリースしたモンスターの名を含むSinモンスターを、デッキから特殊召喚する。 　この効果で、スターダスト・ドラゴンをリリースし、出でよ『Sin　スターダスト・ドラゴン』！！」 『…………』 Sin　スターダスト・ドラゴン：ATK２５００→１２５０ 此れは…スターダストが、モノクロの奇天烈仮面と鎧を纏って強化された！？此れは、半端な強さじゃねーわ。 でも、だけど何だってこんな面倒な方法でSin　スターダストを？これまでのSinモンスターの特性を考えれば、エクストラから直接スターダストを墓 地に送る事で速攻召喚だって可能だったはずなのに…？ いや、此れは若しかして、Sin化する前のスターダストの蘇生を狙ってるの！？ そうだとしたら、蘇生条件を満たす為に、敢えてスターダストをシンクロ召喚してから、特殊な方法でSin化させたのも納得できるぜ！ 「流石は勘が良いな？だが、只蘇生させるだけではない。絶望と言うモノを教えてやろう！ 　私はチューナーモンスター『Sin　パラディスクギア』を召喚。」 Sin　パラディスクギア：ATK０ 「行くぞ、レベル８のSin　スターダスト・ドラゴンに、レベル２のSin　パラディクスギアをチューニング。 　次元の裂け目から生まれし闇よ、時を越えた舞台に破滅の幕を引け！シンクロ召喚！出でよ『Sin ギルティア・ドラゴン』！！」 『グギャァァァァッァアァァァァァ！！』 Sin ギルティア・ドラゴン：ATK４０００ 此処で、レベル１０のシンクロモンスター！シンとギルティ……二重の罪の名を持つ最上級ドラゴンで攻撃力は４０００か。 でもまぁ、その攻撃力もDREAD－ROOTの効果で半分になっちまうけどね！！ 「くくく……Sin　ギルティア・ドラゴンは、相手モンスターの効果を一切受け付けない。よって、貴様の邪神の力でもステータスは半減できんのだ。 　更に、ギルティア・ドラゴンのシンクロ召喚に成功した時、互いの墓地からシンクロモンスター１体を選択して特殊召喚出来る。 　蘇れ『スターダスト・ドラゴン』！」 『クァァァァァァァァァァァァァァ！！！』 スターダスト・ドラゴン：ATK２５００→１２５０ 「そして、此のカードが存在する限り、相手モンスターの攻撃力は、私のフィールド上のギルティア・ドラゴン以外のシンクロモンスターの攻撃力分 　だけ、攻撃力がダウンする！」 にゃろう、モンスター効果を受け付けねぇってか。 更に蘇生効果に、弱体化効果って欲張り過ぎじゃねぇっすかねぇ効果が？……三幻神と三邪神を使ってる私が言っても、説得力ねーけどさ。 だけど、此れは効果を選ばない効果だから、DREAD－ROOTは攻撃力ダウンを喰らう訳ね…… THE DEVILS DREAD－ROOT：ATK４０００→２７５０ THE DEVILS AVATAR：ATK４００１（THE DEVILS DREAD－ROOTベース→Sin　ギルティア・ドラゴンベース） 「AVATARを超える事は出来ないが、厄介なDREAD－ROOTを超える事は可能となった。 　バトルだ！Sin　ギルティア・ドラゴンで、THE DEVILS DREAD－ROOTに攻撃！『重罪のギルティア・ストライク』！！！」 モンスター効果を受けないんじゃ、遊星のジャンク・ガードナーの効果も効かねーし、此れを喰らったら流石に大ダメージは間違いねーわな。 ところがどっこい、そうは問屋が卸さないぜパラドックス！！リバースカードオープン！トラップ発動『くず鉄のかかし』！！ 安定安全のかかし先生が、そのドラゴンの攻撃をシャットダウン！攻撃力無限の攻撃をも止める、かかし先生の防御能力舐めんなコラァ！！ つかぶっちゃけ、此れから先、ギルティア・ドラゴンの攻撃はかかし先生が防いで、それ以外のモンスターはジャンク・ガードナーで攻撃を封じら れる訳だから、アンタの攻め手は略封殺させて貰ったぜパラドックス！！ 「くず鉄のかかし……昔から使っていたんだな遊奈。」 「効果自体は単純だが、発動後再び伏せられると言う事を考えると、相手の攻撃に対しては可成り高い防御のカードになるな。」 「其れがかかし先生ですので。――さて、如何するパラドックス？」 「あくまでも抗うか……いや、歴戦のデュエリストと言うのならば、此れ位は抵抗して貰わねば困るか。 　私はカードを２枚セットしてターンを終了する。」 伏せ２でエンドか。……ならこのターン、手加減抜きでやっちまってよ遊戯！ 「あぁ、勿論だ。 　そして遊星、君のスターダスト・ドラゴンは、俺が取り戻してやるぜ！！」 「遊戯さん……！」 「行くぜパラドックス！俺のターン！！」 「来い、名もなきファラオの魂よ！」 「希望の転生の効果で、デッキからモンスター１体を手札に加える。俺が手札に加えるのは『ブラック・マジシャン』！ 　更に、手札から魔法カード『古のルール』を発動！手札の通常モンスター１体を特殊召喚するぜ！！ 　現れろ、我が最強の僕『ブラック・マジシャン』！！！」 『ハァ！！』 ブラック・マジシャン：ATK２５００ ブラマジ来たーーーー！！！ 神楽坂が使った時とは全然違う此の迫力……これが、真の決闘王が従えたブラック・マジシャンの力って所ね！！此れは、マジで強いわ！！ 「矢張りブラック・マジシャンか。 　だが、ギルティア・ドラゴンの効果により、その攻撃力はスターダストの攻撃力分ダウンする。」 ブラック・マジシャン：ATK２５００→１２５０ だけど、私のAVATAR以外のモンスターは、ドレだけの攻撃力が有ったとしてもギルティア・ドラゴンの効果で攻撃力が下げられちまう……取り敢 えずスターダストを何とかしないと、きついよね？ 「遊戯さん……スターダストを破壊してください。 　スターダストも、これ以上アイツに利用される事を望んでいないから。」 「遊星……そうかも知れないが、俺は諦めないぜ！手札から魔法カード『賢者の書』を発動！ 　俺のフィールド上にブラック・マジシャンが存在する時、デッキか手札から弟子である『ブラック・マジシャン・ガール』を特殊召喚するぜ！！」 ブラック・マジシャン・ガール：ATK２０００→７５０ 『あの、お師匠様、なんか物凄く強そうな敵なんですけど？』 『恐れるな。我等とマスター達が力を合わせれば、どんな敵であろうとも打ち倒す事は出来る。』 『はい！お師匠様！！』 うわぉ、マジシャン師弟は精霊か！いや、ガールに関しては学園祭に乱入して来てくれたから分かっていた事ではあるけどさ！！ 「更に俺は、手札から魔法カード『奇跡のマジックボックス』を発動！ 　俺のフィールド上に魔法使い族モンスターが２体以上存在する場合、相手モンスター１体のコントロールを得るぜ！！」 「！！其れで私のモンスターを奪う心算か！だが、そうはさせん！！トラップ発動『Sin　Force』！ 　このカードは、発動後装備カードとなり、Sinモンスターに装備される。そして、装備モンスターは相手の魔法と罠の効果を受けない。 　こうなってしまっては、私のギルティア・ドラゴンは奪えまい！！」 「……其れは如何かな？ 　俺が奪うのは、ギルティア・ドラゴンじゃなく、貴様が遊星から奪い取ったスターダスト・ドラゴンだぜ！！」 「遊戯さん！！！」 流石遊戯！！最初から、スターダストを取り戻す事が目的だったって訳ね！！ 加えて、スターダストのコントロールが私達に移った事で、ギルティア・ドラゴンの効果は無くなって、モンスター達のステータスも元に戻るしね！ ブラック・マジシャン：ATK１２５０→２５００ ブラック・マジシャン・ガール：ATK７５０→２０００ THE DEVILS DREAD－ROOT：ATK２７５０→４０００ THE DEVILS AVATAR：ATK４００１（Sin　ギルティア・ドラゴンベース→THE DEVILS DREAD－ROOTベース） スターダスト・ドラゴン：ATK１２５０→２５００（コントロール：パラドックス→遊星） 「だが、攻撃力を取り戻したところで、私のモンスターを超える事は出来ない。」 「焦るなよパラドックス。本番は此処からだ。 　先ずは手札から魔法カード『天よりの宝札』！このカードで全てのプレイヤーは手札が６枚になるようにデッキからカードをドローする！！ 　そして、今こそ俺のデッキの真髄を見せてやるぜパラドックス！儀式魔法『カオス－黒魔術の儀式』を発動！！ 　手札の『マグネット・バルキリオン』をリリースし、現れろ『マジシャン・オブ・ブラックカオス』！」 『覇ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……！！』 マジシャン・オブ・ブラックカオス：ATK２８００ 更に此処で、３体のブラック・マジシャン揃い踏みってか！！ 遊戯のデッキの中核を成す黒魔導師が揃い踏みって、此れは本気でものスゲー迫力だわ。――だけど、此れだけじゃねーわよね遊戯！！ 「あぁ、勿論だ。俺は手札から魔法カード『三重黒魔導(ﾄﾘﾌﾟﾙ･ﾌﾞﾗｯｸ･ﾏｼﾞｯｸ)』を発動！ 　俺のフィールド上に『ブラック・マジシャン』『ブラック・マジシャン・ガール』『マジシャン・オブ・ブラックカオス』の３体が存在して居る場合に発動！ 　３体のブラック・マジシャンの合体攻撃で、相手モンスターを攻撃するぜ！！但し、相手に与える戦闘ダメージは１０００ポイントになるがな。 　行け、３体の黒魔導師よ！！罪深き竜を、その力で消し去れ！！」 ブラック・マジシャン＋ブラック・マジシャン・ガール＋マジシャン・オブ・ブラック・カオス：ATK７３００ 『フン……』 『お師匠様！！』 『行くぞ！！三重黒魔導！！』 ――バガァァァァァァン！！！ 「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」 パラドックス：LP４０００→３０００ こうも簡単に状況を引っ繰り返すとは、流石遊戯！初代デュエルキングの名は伊達じゃねーわね！！加えて、此れで私等が俄然有利になった ってのは間違いないからね。 最強の黒魔導師３体に、絶対的な力を備えた２体の邪神、そして最強レベルの防御能力を持つガードナーに、取り戻した守護龍のスターダスト。 此れだけの戦力を相手にして、まだ勝てる心算で居るって言うなら掛かって来いよパラドックス……其れを正面からブチ砕いてやるからさ！！！ 次の遊星のターン、きっとそれが決着の時だろうからね……私達に、勝てるモンなら勝ってみろってんだ！！此の変態仮面が！！！ 　Ｔｏ　Ｂｅ　Ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ…　 ＊登場カード補足 Sin ギルティア・ドラゴン レベル１０　　　　闇属性 ドラゴン族・シンクロ/効果 チューナー＋チューナー以外の「Sin」モンスター１体 このカードの特殊召喚に成功した時、自分または相手の墓地のシンクロモンスター１体を選択して特殊召喚する。 このカードが表側表示で存在する限り、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターの攻撃力は、自分フィールド上に表側で存在する、 このカード以外のシンクロモンスターの攻撃力の合計値分ダウンする。 このカードは、相手のモンスターの効果を受けない。 ATK４０００　　　　DEF４０００ Sin　スターダスト・ドラゴン レベル８　　　闇属性 ドラゴン族・効果 このカードは通常召喚出来ない。エクストラデッキから「スターダスト・ドラゴン」１体を墓地に送った場合に特殊召喚出来る。 フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。 このカードが表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在するフィールド魔法カードは破壊されない。 ATK２５００　　　　DEF２０００ Sin　パラディスクギア レベル２　　　闇属性 機械族・チューナー このカードは「Sin」モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。 ATK０　　　DEF０ 罪の意識 通常魔法 自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体をリリースして発動する。 リリースしたモンスターの名前を含む「Sin」モンスター１体を、召喚条件を無視してデッキから特殊召喚する。 奇跡のマジックボックス 通常魔法 自分フィールド上に魔法使い族モンスターが ２体以上表側表示で存在する場合に発動する事ができる。 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を選択してコントロールを得る。 賢者の書 通常魔法 自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在する場合に発動できる。 手札・デッキから「ブラック・マジシャン・ガール」１体を特殊召喚する。 三重黒魔導(ﾄﾘﾌﾟﾙ･ﾌﾞﾗｯｸ･ﾏｼﾞｯｸ) 通常魔法 自分フィールド上に「マジシャン・オブ・ブラックカオス」「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」の全てが表側表示で存在する場合に 発動できる。 このターン、上記のモンスター３体の攻撃力の合計値で、相手モンスター１体を攻撃する。 此の戦闘によって相手に与える戦闘ダメージは１０００ポイントになる。 重罪同調 通常罠 自分フィールド上の「Sin」と名の付くモンスターが、相手によって破壊された時に発動できる。 自分のデッキから、チューナー１体と、チューナー以外のモンスター１体を選択して墓地に送り、破壊されたモンスターよりもレベルの低いモンス ターをエクストラデッキから、シンクロ召喚する。 Sin Force 永続罠 発動後このカードは装備カード扱いとなり、 自分フィールド上の「Ｓｉｎ」と名のついたモンスター１体に装備する。 装備モンスターは相手の魔法・罠カードの効果を受けない。