Side:十代
『おい、起きろ十代!遅刻しちまうぞ!』
ん〜〜…後5分だけ…なんか声が違うぞ翔?
『寝惚けてんじゃねぇ!翔はとっくに起きて登校したぞ!今日は月1のテストの日じゃねぇのかよ!?』
んあ〜〜…そう言えばそうだっけ?でも…もう少しだけ。
『こ、この野郎…!』
『仕方ないよヴィータ。十代の寝起きの悪さは折り紙付きさ。』
『ユベル、オメーは良いのかよ?このままじゃ十代は0点だぜ?』
ん〜〜…何話してんだ…?
『仕方ないね、少し荒っぽい起こし方をしようか?』
『だな。こいつはそうでもしねぇと起きそうにねぇ。』
まぁいいか…お休み…
『そうは行かないよ十代…ナイトメア・ペイン!』
『轟天爆砕!ギガント・シュラァァァァク!!』
へ?
――ドッガァァァァァァン!!!
どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
遊戯王×リリカルなのは×ネギま 夜天と勇気と決闘者 GX10
『変形合体は程々に…』
Side:はやて
「結局筆記には間に合わなかったね十代。」
ホンマやで。まさか此処まで遅刻するとは思わへんかったよ?
「ユベルとヴィータの一発で軽く気ぃ失ってたからなぁ…しかも途中で売店のおばちゃん助けたりしてたし。」
「あ〜〜…ヴィータに関してはホンマにスマンかった。まさか『ギガント』ぶっ放すとは予想外やったわ。」
後でちょお注意しとかなアカンな…いや、手加減下手な事を忘れとった私のせいか…?
…まぁ、其れは兎も角としてや、其のおばちゃんから売店でカードもろたんやろ?
「強引に話題変えたねはやて…」
「突っ込まんといて…」
自分でも思てるから。
「さっき売店で『お礼に』ってさ。『進化する翼』と『ハネクリボー LV10』…早速使ってみるぜ!」
「お、行き成り使ってみんの?調整無しのぶっつけ本番とかやるね〜?」
「ま、十代らしいけどな。と、もう始まってるみたいやな。」
アリーナから歓声が聞こえとる。
結構良いデュエルなんかなぁ…?
迷惑にならんように静かに扉を…
「ランス・リンドヴルムとゴーレム・ドラゴンをリリースし…光と闇の狭間より現れろ!『光と闇の竜』!」
「ショアァァァァァァ!」
光と闇の竜:ATK2800
此れは何とも最高のタイミングやないの!?
「ホントだよ!私等結構タイミング良いっぽいね?」
「最高だぜ!まさか万丈目のデュエルだなんて!」
ホンマや!
しかも今回の相手はこの間の似非エリートとは比べ物にならん、ラーイエローの実力者やないか!
此れは注目や!
「バトル!光と闇の竜で黒魔導の執行官に攻撃!『シャイニング・ブレス』!」
「トラップ発動『魔法の筒』!この効果で攻撃を無効にし其のダメージを打ち返すぜ!」
「無駄だ、光と闇は攻守を500下げる事でカード効果の発動を無効にする!」
光と闇の竜:ATK2800→2300
「ち…、だが此れで攻撃力はこっちの方が上だ!黒魔導の執行官、返り討ちにしろ!!」
――バガァァン!!
「光と闇の竜の玉砕で俺のライフは200ポイントのマイナスだが…光と闇の竜の効果発動!
このカードが破壊された時、俺のフィールドのカードを全て破壊し、墓地のモンスター1体を特殊召喚する!蘇れ『ライトエンド・ドラゴン』!」
「キョォォォォォ!」
万丈目:LP2900→2700
ライトエンド・ドラゴン:ATK2600
「ライトエンドの効果発動!攻守を500ポイント下げ、相手モンスター1体の攻撃力を1500ポイントダウンさせる!『ライト・イクスパンション』!」
ライトエンド・ドラゴン:ATK2600→2100
「くそ…!光の竜だと!?」
黒魔導の執行官:ATK2500→1000
「ライトエンドで攻撃!『シャイニング・サプリメイション』!」
「ぐわぁぁぁ!」
イエロー生徒:LP3500→2400
「此れで終わりだ!速攻魔法『表裏一体』!自分フィールド上の光属性か闇属性のモンスターをリリースして発動。
リリースしたモンスターが光属性なら闇属性の、闇属性なら光属性のモンスターを手札から特殊召喚する!
俺は光属性のライトエンド・ドラゴンをリリースし、手札から闇属性の『ダークエンド・ドラゴン』を特殊召喚!」
「ゴゥゥゥゥゥ…!」
ダークエンド・ドラゴン:ATK2600
「こ、今度は闇の竜だと!」
「トドメだ!ダークエンドでダイレクトアタック!『ダーク・イヴァポレイション』!」
――ドォォォォォォ!!
「おわぁぁぁぁぁぁ!!!」
イエロー生徒:LP2400→0
…お見事、としか言いようがないわ。
光と闇のアドバンス召喚からレベル8のドラゴン連続召喚の速攻で…流石やな。
「奴ならば此れくらい軽いだろうよ。」
お?
「なんや、エヴァちゃんも来てたん?」
「店の方は良いのかよ?」
「さっきまで売店でカードを買えなかった連中でごった返していたがもう暇だ。此処の生徒の実力にも興味があったのでな。」
成程、案外デュエリストなんやねエヴァちゃんも。
「尤も、今のところは貴様等と万丈目位なものだがな本物は。後はブルーの小娘2、3人とイエローのぼーや1人位か。」
「ブルーの小娘って…1人は明日香だよね?イエローは…三沢君?あとのブルー2人って誰?」
「其処まで知るか。まぁ、鍛えればモノになりそうな奴も多い…くくく少しばかり虐めてやるのも良いかもしれんなぁ?」
うん、トラウマなってまう生徒が出そうやから止めてな?
翔君とかホンマにガチで泣いてまうから!!
「ふん、軟弱者め…少しは荒波に飲まれんと成長せんぞ?ふむ…如何だ遊城十代、今度私とデュエルしないか?」
「お!デュエルなら何時でも歓迎だぜ!」
其処で十代に行くんかい!まぁ、相手を選んでるっちゃ選んでるけどな…
「如何にも賑やかだなお前達の周りは。」
「あ、お疲れ〜!流石は準!」
「アンだけの重いデッキをよう回せるわ。」
ぶっちゃけ尊敬すんでホンマに?準やから扱えるんやろうけど。
「俺のデッキは俺にしか扱えん。其れはお前達も同じだろう?…其れよりも『準』?」
「あ〜、私もはやても基本名前呼びだから。嫌なら止めるけど?」
「いや…家族以外に名前で呼ばれる事もないから驚いただけだ。別に構わん。」
ならOKって事やね♪
「獣神王機バルバロスUrの攻撃!そしてこの瞬間、速攻魔法『禁じられた聖杯』発動!
この効果でバルバロスUrの効果を無効にし、攻撃力を400ポイントアップ!
そして効果が無効になった事でバルバロスUrは戦闘ダメージを与えられるぜ!撃ちぬけ『閃光裂破弾』!」
獣神王機バルバロスUr:ATK3800→4200(効果無効)
「うおわぁぁぁぁ!!!」
ブルー生徒:LP1200→0
お、又デュエルが終わったな?おぉ勝ったのはレッド生徒やないの!名前は確か…
「山根醍醐。速攻召喚可能だけどデメッリット持ちの大型モンスターを軸にしてその効果を無効にしながら戦うデッキだったはずだよ?」
「そやったね。今のも中々見事なコンボやったわ。」
しかも相手はブルー生徒……まぁこの間のアホの1人やけど。
それでもレッド生がブルー生に勝ったとか、ドナイな顔してんやろあの白塗りは?
「間違いなく面白くないだろうなクロノス先生は。尤も、筆記の成績だけを重視してクラス分けをする方に問題がある。
レッド生の中にも今の奴のような実力者も居れば、ブルー生でも実力が伴わない奴も居る。
特に今の奴はクロノス先生から特別にカードを貰ってデッキを強化していた筈だが、其れにも拘らずあの有様だ。
折角の強力カードをまるで使いこなせていないからな。」
「特別にって…贔屓しすぎじゃない?アレ、そうなるとこの間の取り巻きもう1人とリーダー格の奴も?」
まぁ、間違いなくなってるやろな…せやけど、
「おぉ!またレッド生が優勢だぜ!」
「ふははははは、やってしまえ!その似非エリートの鼻っ柱をポッキリと折ってやるがいい!!」
十代は兎も角、どうしてエヴァちゃんまでこんなに楽しそうなんやろか?
別に、えぇけどね…
――――――
Side:裕奈
楽しそうだねエヴァちんは…十代もだけど。
にしても、この間の取り巻きその2もマジで弱いって。
いや、そもそも強力なカードに頼ってる時点でダメダメか…
「あの3人…リーダー格が『地上目瞬』、引っ付いてるのが『酉牧貞夫』と今戦ってる『下部孝太郎』なんだが、奴等ほどエリートクラスを勘違いしている奴も居ないな。」
「其れよりもその名前はネタ!?ネタなの!?」
『取り巻き』と『しもべ』って…いや、字は違うだろうけど…
「此処まで名が体を現しとる奴も居らへんやろね…」
「まったくだ。如何やら終わりのようだな。」
だね。
「魔王ディアボロスでダイレクトアタック!『深淵のカースド・ストリーム』!」
「うごわぁぁぁぁ!!」
下部:LP2000→0
お疲れ〜〜ってね♪やるじゃん。
「今のは確か『黒野辰哉』君やったな…妙にクロノ君に似とるなぁ…。ん、まぁ扱いにくいディアボロスを見事に使いこなすモンや。」
「『エクトプラズマー』とのコンボも見事だったな。ディアボロスならば効果でリリースされる事もない。矢張り、レッド生の中にも隠れた実力者は居るものだな。」
「そ、結構居るんだよ強い人って?食後の空き時間とかでデュエルしてるから皆それなりにレベルアップしてるし。」
実戦は何よりの身になるかんね〜〜。
「ふははははは良い様だな似非エリートが!貴様などは地に這いつくばっているのがお似合いだ!」
「く〜〜早くデュエルしてぇ!!」
うん、エヴァちんにはもう何も言わないよ…そして落ち着け十代。
「偉そうだなあの子は…」
「まぁ悪役ですのでエヴァちんは…」
気にしたら負けだよ…
『それで〜は、次は地上目瞬と遊城十代です〜の。2人とも準備するノ〜ネ!』
「お、俺の出番か!よっしゃ行って来るぜ!」
やる気満々だ事…でもま、
「勝って来い、十代!」
「おう!」
さてと…十代が負けるとは思えないけど如何よ?
「まぁ負けへんやろ?」
「同感だな。地上目のデッキも当然強化されているが地力に差がありすぎる。」
「それ以前に奴が、あの程度の雑魚にやられるなどありえんだろうよ。」
だよね〜。
「レッドの屑が…身の程を教えてやる!」
「屑かどうかはやってみれば分かるぜ!」
「「デュエル!!」」
十代:LP4000
地上目:LP4000
始まった始まった〜!
「先攻は貰う!ドロー!『X−ヘッド・キャノン』を召喚!」
X−ヘッド・キャノン:ATK1800
「魔法カード『ユニオンライド』!手札のユニオンモンスターを2体まで特殊召喚する!
ただしこの効果で特殊召喚されたモンスターの攻守は0になるがな。来い『Y−ドラゴン・ヘッド』『Z−メタル・キャタピラー』!」
Y−ドラゴン・ヘッド:ATK0
Z−メタル・キャタピラー:ATK0
攻守を0…でもこの布陣て、若しかして…
「まぁ、狙いは『アレ』やろうな。」
だよね、間違いなく。
「X−ヘッド・キャノン、Y−ドラゴン・ヘッド、Z−メタル・キャタピラーを除外合体!現われろ『XYZ−ドラゴン・キャノン』!」
XYZ−ドラゴン・キャノン:ATK2800
「おぉ、スゲェ!行き成りかよ!!」
やっぱし来たか『XYZ』、1ターン目で召喚は凄いと思うけど……なんだろ、デュエリストのオーラが無いせいか全然怖くないんだよね?
こっから如何すんだろ?
「カードを1枚伏せてターンエンド。さぁ来い屑が!」
一々屑って五月蝿いっての!やっちまえ十代!!
「俺のターン!へへ、行くぜ!マジックカード『融合』!手札のワイルドマンとオーシャンを融合、来い『E・HERO ワイルド・フィッシャーマン』!」
「おぉぉぉぉぉぉ!」
E・HERO ワイルド・フィッシャーマン:ATK2500
「バトル!ワイルド・フィッシャーマンでXYZに攻撃!そしてこの瞬間ワイルド・フィッシャーマンの効果発動!
ワイルド・フィッシャーマンが相手モンスターを攻撃する時、そのモンスターの攻撃力を800ポイントダウンさせる!『フィッシャーマンバスター』!」
XYZ−ドラゴン・キャノン:ATK2800→2000
「小賢しい!カウンタートラップ『攻撃の無力化』!貴様の攻撃は此れで無効だ!」
あぁ〜〜っ、惜しい!無力化伏せてあったか〜〜。
そうなるとエンドフェイズにXYZの攻撃力は戻る訳だから…
「ちぇっ、カードを1枚伏せてターンエンド。」
XYZ−ドラゴン・キャノン:ATK2000→2800
そうなるよね。
けど問題はXYZの効果なんだよね…手札があると厄介だし。
『でもさ、何となく使いこなせないような気がする。』
「It's so.」
エフェとレイハ…ん〜〜でも流石に其処まで馬鹿じゃないとは思うよ?…多分。
「俺のターン!魔法カード『天よりの宝札』!互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにデッキからカードをドローする。
…ふふふ良い物を見せてやるぞ!『V−タイガー・ジェット』を召喚!」
V−タイガー・ジェット:ATK1600
「更に永続魔法『前線基地』発動。この効果で手札のユニオンモンスター1体を特殊召喚できる!『W−ウィング・カタパルト』を特殊召喚!」
W−ウィング・カタパルト:ATK1300
「そしてこの2体を除外合体!現われろ『VW−タイガー・カタパルト』!」
VW−タイガー・カタパルト:ATK2000
!!やばっ!此れでXYZの効果使われたら…!
「見るが良い、VW−タイガー・カタパルトとXYZ−ドラゴン・キャノンを除外合体!ふははははは!現われろ『VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン』!」
「ゴォォォォォン!」
VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン:ATK3000
…はい?
「ちょっ、何で其処で合体するの!?」
「明らかに戦術ミスやで!?」
「あぁ、今の場面なら合体せずにXYZの効果を発動し2体で攻撃すべきだ。其れで勝ちだったのだからな。」
やべぇ、あいつ思った以上に馬鹿だ。
てか私に『馬鹿』とか言われたらぶちゃけお終いだっつーの…
『大丈夫、裕奈は馬鹿でも『面白い馬鹿』だから。』
フェイト、アンタ其れは誉めてんのか貶してんのかワカンネ…しっかし此れでどうなんだろ?
「VWXYZの効果発動!1ターンに1度相手フィールド上のカード1枚を除外できる!消えろ、ワイルド・フィッシャーマン!」
――バシュゥゥン!
「く、ワイルド・フィッシャーマン…!」
「更に速攻魔法『サイクロン』!その伏せカードを破壊……『ドレイン・シールド』だったか。
此れで貴様を護るカードは無いな!VWXYZでダイレクトアタック、『VWXYZ−アルティメット・デストラクション』!」
――ドォォォォン!
「おわぁぁぁ!」
十代:LP4000→1000
「更に速攻魔法『トラッシュ・バスター』!機械族モンスターがダイレクトアタックで相手に戦闘ダメージを与えた時相手の手札をランダムに2枚墓地に送る!」
うっわ〜〜…ミスったとは言え、3000のダイレクトに加えて手札破壊とかやりたい放題だ〜。
でもま、此れで発動したでしょ?
「したやろ、間違いなく。」
「「??」」
「見てりゃ分かるって。」
今回はどんなかにゃ〜?
「ターンエンド。もうお前に成す術などあるまい。大人しくサレンダーしろ。」
「冗談じゃないぜ!俺のターン。……!!!スパークマンを守備表示で召喚。カードを2枚セットしてターンエンド!」
E・HERO スパークマン:DEF1400
「ふん、結局は雑魚で時間稼ぎか?VWXYZの前では無駄な事だ!俺のターン!VWXYZの効果発動!スパークマンを除外する!
此れで貴様のフィールドはがら空きだ!VWXYZでダイレクトアタック!!」
「そうは行かないぜ!速攻魔法『クリボーを呼ぶ笛』!デッキから『ハネクリボー』を守備表示で特殊召喚!」
「クリクリ〜〜!」
ハネクリボー:DEF200
「破壊時にダメージを無効にする毛玉か!だが、VWXYZは攻撃する時、相手モンスターの表示形式を変更できる。残念だったな!」
ハネクリボー:DEF200→ATK300
「其れは如何かな?速攻魔法『進化する翼』!フィールドのハネクリボーと手札2枚を墓地に送り、デッキから『ハネクリボー LV10』を特殊召喚!」
「クリクリクリ〜〜〜〜!」
ハネクリボー LV10:ATK300
「ハネクリボー LV10!?」
「何だあのモンスターは?」
「ハネクリボーの進化した姿や。」
「そ。で、その効果は…物凄いよ?」
今回はハネクリボーだったか。よっし、アンタの力見せてやれ!
「ハネクリボー LV10の効果発動!このカードをリリースする事で相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの元々の攻撃力の合計分のダメージを与えるぜ!」
「ク〜〜〜〜〜〜リッ〜〜〜〜〜!!!」
――ドガバァァァァァァァン!!
「うおぉぉお…!馬鹿な、俺の超強力モンスターがそんな雑魚に…!」
地上目:LP4000→1000
よっし決まった〜〜!!
「やっぱし引き当てたね、逆転のカード!」
「そら当然やろ?」
「この局面で…なんて奴だ。」
「くくく…魅せてくれるじゃないか遊城十代。」
今ので手札は0なったけど、きっと次のターンで…
「引くやろな、攻撃力1000以上のモンスターか其れを出す為のカードを。」
「くそ、ターンエンドだ!」
「俺のターン!お互いにフィールドのカードは0でライフは1000。地上目、此処で俺が攻撃力1000以上のモンスターを引いたら面白いよな?」
「ふん、そんな幸運が起こるものか!」
「でも引いたら面白いよな?ドロー!……俺の勝ちだ!来い『E・HERO ボルテック』!」
「はぁぁぁぁぁ!」
E・HERO ボルテック:ATK1000
「な!そんな馬鹿な…!」
「行くぜ!ボルテックでダイレクトアタック!『ボルテック・サンダー』!」
――バリバリバリバリ!!
「ごわぁぁぁぁぁ!!!ば、馬鹿なレッドの屑如きにこの俺が…!」
地上目:LP1000→0
「よっしゃーーーーー!」
「あの局面から逆転…凄まじいまでの引きの強さだな。」
「成程、発動するといっていたのは奴のドロー力の事だったか…中々良いものを見せてもらったぞ。」
そゆ事、十代の引きの強さはハンパ無いからね〜。
にしても、皆驚いてるみたいじゃん?
「そら最下級のレッド生が3連続で最上級のブルー生倒せば驚くやろなぁ?」
「ですよね〜。だったらさ、もっと驚かせてやろっか?」
「せやな。」
さぁて、次は私等の番!
全力で行こっか〜〜〜!!
「ふん、今の見事なデュエルの後につまらんデュエルは見せてくれるなよ?」
わ〜かってるよ、エヴァちん!
私の相手は『藤原雪乃』か…気合入れますか!!
*補足
ユニオンライド
通常魔法
手札のユニオンモンスターを2体まで自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターの攻撃力と守備力は0になる。
トラッシュ・バスター(制限カード)
速攻魔法
自分フィールド上の機械族モンスターがダイレクトアタックで相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動できる。
相手の手札をランダムに2枚墓地に送る。
表裏一体
速攻魔法
自分フィールド上の光属性または闇属性モンスター1体をリリースして発動する。
リリースしたモンスターが光属性なら闇属性の、闇属性なら光属性のモンスターを手札から特殊召喚する。
To Be Continued… 