Side:みほ


新入部員は、まさかの五十人と言う大所帯……此れなら、補欠要員も充分に確保出来たって思うのが普通なんだろうけど、そうはならないのが戦車
道なんだよねぇ。
私は全員入部させるけど、だからと言って五十人のうち何人が残るかは分からないからね――明光大付属中学校出身の子達は全員が残ると思うけ
ど、それ以外の中学からやって来た子達は、果たしてどれだけ残る事が出来るからね。



「優秀な人材を残すための振るい落としは必要だと思うけど、みぽりんはどんな振るいに掛ける心算なの?」

「あは、其れは簡単だよ沙織さん――新入部員全員に『西住流フィジカルトレーニング・お試し版』を体験して貰おうと思ってるんだよ。」

「え゛、あれをやらせるのぉ!?
 ちょ、考え直そうよみぽりん!戦車道の経験がある子でもあんなのやったらタダじゃ済まないって!って言うか、私達が去年生き残れたのだって奇
 跡だと思ってるんだけど!!」

「大丈夫だよ沙織さん、新入部員の大半は中学時代の私の後輩だから西住流フィジカルトレーニングのフルバージョンが出来るようになってるからお
 試し版でへこたれる事はないと思うから。
 そうじゃない子も、戦車道をやってた子なら多分お試し版なら付いて来られるだろうし、戦車道をやった事が無い子でも多分大丈夫じゃないかな?」

「その心は?」

「大洗女子学園に入学してくる子が普通である筈が無い。」

「何それ!?
 って言いたい所だけど否定出来ない上に物凄く説得力があるよ~~!やだも~~~!!」



もうホントに大洗女子学園は有り得ないかなぁ?
私とエリカさんと小梅さんと梓ちゃん、クロエちゃん以外は去年から戦車道を始めたのに、ドラゴンボールのフリーザ編からの戦闘力のインフレも吃驚
な急成長を遂げて、今や全員が高校戦車道屈指の選手になっちゃってるからねぇ。
特にあんこうチームのメンバーはヤバい。其の中でも麻子さんと華さんは可成りヤバい……麻子さんの操縦技術は私の無茶振りに全部応えてくれる
し、華さんの砲手としての腕前はサンダースのナオミさんと並んで高校戦車道の2トップとまで言われてるからね。(去年まではノンナさんを加えた3ト
ップだったけど、ノンナさん卒業しちゃったから。)
だから、そんな大洗女子学園に入学してくる子なら、きっとあの『地獄みたいなトレーニング』にだって耐えられる筈だよ♪



「みほ、貴女ってそのトレーニングを何時からやってた訳?」

「エミちゃんと出会った頃には既にやってたけど?」

「地獄みたいなトレーニングを小学生の時から!?……そう言えば、スポーツテストでもあり得ない記録連発してたわね――こんな事言ったらアレか
 も知れないけど、貴女が本気を出したら短距離で世界記録出せるんじゃない?」

「そうだね、パラ陸上の世界記録は行けるかも。」

「そっちだけじゃなくて、普通の陸上の方でも。ボルトにも勝てるんじゃないの?」

「ウサイン・ボルトのニックネームは、サンダー・ボルト……ノーコストの相手フィールド壊滅魔法は物騒だよね。」

「そっちのサンダー・ボルトじゃないと思うけどね。」

まぁ、振るい落としはやるけど、先ずは新入部員の歓迎会だね。初日で行き成り地獄を見せるのも如何かと思うからね。










ガールズ&パンツァー~隻腕の軍神~ Panzer202
歓迎会と地獄のトレーニングです』









戦車道部の初日、私の前には新たに入部した五十人の新入生の姿が――その多くは明光大付属中学出身の私の後輩だけど、明光大付属中学以
外の子達も少なくない。
中学の全国大会に出場してた子も居るみたい――恐らくだけど、黒森峰やサンダースからの推薦を蹴って大洗に来た子も居るかもだね。
あのド派手な部活勧誘で興味を持った未経験者も居るみたいだけど、その子達だって鍛えればきっとモノになるダイヤの原石だと思うから、研磨した
結果がどうなるか楽しみだよ。
先ずは部長兼隊長としての挨拶で、パンツァージャケット姿なんだけど、何時ものパンツァージャケットじゃないんだよね此れが。
グリーンのインナーはワインレッドで、濃紺の上着は黒になって、襟も黒くなって赤いラインはシルバーに。
スカートは白からグレーになって、上着の背中のあんこうマークにはラメ加工が施された上に、メタリックシルバーで『T-OARAI』の文字が入った新バ
ージョン。
て言っても、此れが標準になる訳じゃなくて、全国大会とか特別な時のみに着るモノみたいだね……色とデザインに黒のカリスマの影響がバッリバリ
なのは否めないけどね。『T-OARAI』は如何考えても『T-2000』のオマージュだから。

「皆さん、ようこそ大洗女子学園の戦車隊へ!大洗女子学園戦車隊隊長の西住みほです。
 まさか、此れだけの人数が集まってくれるとは思ってなかったので素直に驚いています……此れまで戦車道をやってた人、戦車道は初めてだって
 言う人、何方も居ると思いますが、先ず最初に言っておきたい事は、私は余程の事情が無い限り、勝つ為の戦車道はしません。」

「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」



イキナリの爆弾投下に明光大出身者以外は驚いてるけど、其れは当然かな?――だって彼女達は此れまで『勝つ為の戦車道』をやって来た筈だか
らね。
だから、戦車道に『勝利』以外の価値を見出せなくなってる……それじゃあ、戦車道の本当の楽しさは分からないのにね。
戦車道未経験者の子も、『勝つ以外に何が有るんだろう』って感じだけど、其れも仕方ないのかな……非常に嘆かわしい事だけど、戦車道だけじゃな
く、今のスポーツ界には『勝ってなんぼ』って風潮があるからね。
だけど、只勝つ事に意味は無いんだよ。

「全国制覇、無限軌道杯制覇、話は前後するけど他校の協力があったとは言え大学選抜に勝った私がこんな事を言うのは意外と思うだろうけど、私
 は生まれてこの方、只の一度も勝つ為の戦車道をした事はありません。
 だって、只勝利のみを求めてしまったら、其れは戦争と変わりないからね……私の戦車道、其れは仲間達と共に心底楽しむ事が出来るモノです。
 そして、本気で楽しんで戦車道に臨めば、勝利と言う結果は自ずと付いて来るモノなんです――勝利至上主義なんてクソ喰らえですよ。」

「で、でも西住隊長、試合に出るにはやっぱり勝ちたいですよ?」



うん、其の気持ちは分かるし、勝ちたいと思うのは大事だと思うよ?
だけど、勝利のみを追い求めたらどうなるか……一昨年の高校戦車道全国大会の決勝戦を見てた子なら知ってるよね?



「其れって、西住隊長と逸見先輩と赤星先輩が、濁流に滑落した戦車の乗員を助けたって言うアレですよね?――あの決勝戦の後に西住隊長達は
 大洗に転校してるんですよね?
 ネットとかの噂では、西住流との軋轢があったのかとか言われてますけど……」

「其れは大体合ってる。
 当時は戦車道の暗黒面に堕ちてたお祖母ちゃんと真っ向から対立しちゃったんだよ――黒森峰は十連覇を達成したけど、当時のお祖母ちゃんは、
 私達がプラウダの生徒も助けたのが気に入らなかったみたいだからね。
 『敵に情けは不要』って事だったけど、戦場なら未だしも、スポーツの世界では其れは間違いだと思うんだよ……確かに試合中は敵かも知れないけ
 ど、試合が終われば志を同じにする友なんだから、其れを見殺しにするのは絶対に間違ってる。
 そんな私の考えと当時のお祖母ちゃんの考えが真っ向から衝突した結果、私とエリカさんと小梅さんは黒森峰を去る事を選択したんだよ。
 勝利のみを追い求めた先にあるのは、人としての大切なものを失う道だけだから、皆にはその道を歩ませたくないんだよ――だからこそ、私の戦車
 道は勝利を第一にしない。
 勝つ事よりも楽しむ事を重視します。
 『絶対に勝て!』って言われるよりも、『試合を楽しめ』って言われる方が、言われた側からしても楽でしょ?」

「「「「「「「「「「確かに。」」」」」」」」」」



だから、先ずは楽しむ事を第一にね。楽しんだ上で、勝つ事が出来たら、其れはもう最高だと思うから――楽しい戦車道を、やって行こうね!



――轟!!



「軍神招来、キタコレ。」

「今回の英雄は……お市の方ですね。」

「戦国一の美女を宿すとは、流石ねみほ。」



あはは……まさか、お市の方を宿すとは思ってなかったよ――まぁ、其れは兎も角今日は歓迎会を楽しんでほしいかな?歓迎会の御持て成しとして
アンツィオから本格イタリアンをデリバリーしたからね。
ペパロニさんから『どうやったら資金集めが出来るか』って相談されたから、『アンツィオの料理はミシュラン三ツ星レベルだから、デリバリーとかインス
タント品を作って売ったらどうかな』って言ったんだけど、デリバリーを即時実装するとは流石だよペパロニさん――中学時代に、私の隻腕を馬鹿にし
た輩にドロップキックをブチかまして、更に戦車道部の新入部員を集めて来ただけの事はあるね。
其の中には、今や高校戦車道界隈でトップクラスの選手と言われてるナオミさんとローズヒップさんが居るんだから、ペパロニさんの人を見る目って言
うのは確かなモノがあるんだろうね。
其れは其れとして、この熱々ほかほかの鉄板ナポリタンやアンチョビが乗ったマルゲリータピザを前に食欲を抑える事が出来るだろうか?……ぶっち
ゃけ無理です!
食欲中枢へのダイレクトアタックに抗う術はないからね……だから、思い切り楽しんじゃってくれるかな?



「「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」」

「良い返事は大好きだよ♪」

其処からは、大盛り上がりの歓迎会。
歓迎会の空気に乗せられたのか、明光大付属中出身じゃない子も私や梓ちゃんに結構話し掛けて来てくれたし、エリカさんとエミちゃんのドイツ系混
血コンビは若干日本人離れした容姿から早くも人気が出てるみたい……尤も、二人とも私のだからあげないけどね?
小梅さんと優花里さんの天然くせ毛コンビは、なんか親しみ易いみたいでそっちにも割と新入生が……優花里さんが魂の戦車講義をしてるのは良い
として、其れに確り喰い付いて行けてる子が居る事に驚きだよ。



「そして、この大洗女子学園は、VK3002DBを有しているのでありますよ!」

「あの激レアを通り越したアルティメット爆レア戦車を!?試作車輛が一輌しか存在しない戦車があるとは、大洗女子学園マジパネェっす!!」



ま、楽しそうだから良いって事にしておこうか。
別の場所では、沙織さんが新入生に『恋愛のイロハ』を言ってるけど、其処に麻子さんと華さんの容赦が一切ない突っ込みが炸裂してるのは、ある意
味で大洗女子学園の名物かな?
と言うか、男性と付き合った事が無いのに次々と男性との交際に必要な彼是が出てくる沙織さんってある意味で凄いと思う……一体ドレだけ其の手
の雑誌を読み漁ったのかだよ。

「梓ちゃん、鉄板ナポリタンをパニーニに挟んでくれるかな?」

「パニーニも良いかも知れませんけど、デザート用に取り寄せたクレープ生地で包んだらどうでしょう?結構イケるんじゃないかと思うんですけれど。」

「其れは確かにイケるかもしれないね?ちょっと変わったタコスみたいな感じで。……梓ちゃん、やっちゃって。」

「了解です西住隊長!」



ってな訳で、鉄板ナポリタンのクレープ包みが出来上がった訳なんだけど、此れが予想以上に美味しかった!
ほんのり甘いクレープ生地に、鉄板ナポリタンのしょっぱさがベストマッチだったからね!……此れは、是非ともペパロニさんに伝えて、新たなメニュー
として加えて貰わないとだよ!

それで、私の所に集まった皆は私に聞きたい事があるんじゃないのかな?まぁ、大体予想は付くけど。



「はい……あの、西住隊長は如何して左腕を失くしちゃったんですか?もしかして戦車道で……」

「いや、違うよ。
 此れは単純に交通事故でね……十二歳の時に、猛スピードで突っ込んで来た車と接触して、その時にね。
 まぁ、不幸中の幸いって言うか、車は左腕に直撃したから腕を失うだけで済んだんだよ……もしも胴体に直撃してたら、私は今此処に居なかった筈
 だからね。」

警察の現場検証では、あの車の速度は80kmを超えてたみたいだからね……本当に左腕一本で済んだのは奇跡としか言いようがないかもだよ。



「そうだったんですか……でも、どうしてそんな身体になっても戦車道を続けたんですか?片腕じゃ、戦車道で出来る事は限られてますよね?」

「其れは戦車道が好きだったから。
 大好きな戦車道を続ける為に、車長専任免許も取ったからね……其れに何より、左腕を失った程度で大好きな戦車道を辞めるなんて絶対に嫌だっ
 たから。」

寧ろ、隻腕だからって負けて堪るかって思ってたからね……私が戦車道を続けてる理由なんて、割と単純なモノなんだよ。
だけど、単純な理由って言うのは意外と強いモノだから、皆も自分が如何して戦車道をやろうと思ったのか、その原初の思いだけは絶対に忘れない
でね?其れを忘れちゃったら、何の意味もないからさ。



「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」



うん、良い返事だね。
その後も歓迎会は続いて、誰かが持ち込んだカラオケマシンでカラオケ大会が始まって、エミちゃんが歌った『エアーマンが倒せない』の替え歌の『西
住みほが倒せない』が意外な程に盛り上がった。
『戦車プレスが何回やっても避けれない。』『策を色々講じてみたけど西住相手じゃ意味がない』とか、可成りの言われようだったけど大体事実だから
否定出来ないのが悲しいね。
歓迎会の最後は、私の音頭の三本締めでお開きだった。



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で、翌日の放課後は……予想通りの死屍累々状態。
新入部員全員に『西住流フィジカルトレーニング・お試し版』をやらせてみたら、明光大付属中出身者以外は、モノの見事に完全KOされちゃったね?
其れでも、一人の脱落者も出なかったのは、流石の大洗女子学園って感じだけど――本気で変人(褒め言葉)が集まってくるみたいだね大洗女子学
園には。
でも、だからこそ確信した……この子達は鍛えれば可成りなレベルになるってね。戦車道未経験者ですら、お試し版とは言えやり切った訳だからね。
フッフッフ、此れは鍛え甲斐があるから、徹底的に鍛えて研磨するよ?ダイヤにルビーにサファイアに、宝石の原石がどっさりあるんだから、磨かない
って言う選択肢はないからね。



「其れに関しては賛成ね……だけど、どうやって磨き上げる心算なのみほ?」

「取り敢えず一週間は経験者には戦車を使っての訓練をして貰って、未経験者には基礎を徹底的に叩き込む心算だよ……まぁ、習うより慣れろって
 部分があるのは否めない事になると思うけどね。」

「いえ、それで良いと思うわ……戦車道は、習うよりも慣れろな部分があるのは否めないもの――だけど何で一週間なの?一週間後に何をする心算
 なのか、是非とも教えて欲しいわね?」



一週間後に何をするかって?……そんなの決まってるじゃないですかエリカさん、練習試合だよ。
それも、隊長車と副隊長車以外の戦車に乗るのは、全員新入部員で、明光大付属中出身じゃない子達にしてね。



「はぁ!?正気なの貴女!?
 明光大付属中出身者で固めるなら未だしも、他校の出身者や今年から始めた素人で固めるとか、幾ら何でも無謀が過ぎるんじゃないの?
 貴女が負けるなんて言うのは想像も出来ないけど、兆に一つ貴女が負けたら、試合に出た連中は自信を喪失するんじゃないの?……自分達が足
 を引っ張ってしまったって。」

「かもね……でも逆に言うなら勝てば自信に繋がるって思わない?」

「其れは確かにそうかも知れないけど、その自信を持たせるにはソコソコ力のある所に勝たないとでしょ?そんな相手に当てがあるの?」



其れがあるんだよ。
新学期が始まってそれほど時間を置かずに戦車道の全国大会は開催されるから、大抵の学校はこの時期の練習試合は敬遠する傾向にあるんだけ
ど、どんな時期でも練習試合を必ず受けてくれる学校が一つだけあるんだよね此れが。



「ちょっと待ってみほ、其れってまさか……!」

「そのまさかだよエリカさん。」

新生大洗女子学園戦車隊の最初の相手は去年も練習試合を行った聖グロリアーナ女学院――去年戦った学校で、唯一私が勝つ事が出来なかった
相手だよ。
去年の夏のエキシビジョンでは勝ったけど、聖グロとの練習試合は引き分けだったから、今度こそ勝ちたいって思うのは仕方ないよ……其れこそ、思
い切り楽しんだ上で勝ちたい相手だからね。



「貴女に目を付けられた聖グロの隊長に同情するわ。」

「同情するなら金をくれ!」

「ネタが古いわ!」



凡そ三十年前のネタだからね。
まぁ、其れは兎も角として、ダージリンさんが直々に指名した新隊長のオレンジペコさん、其の力をタップリと拝ませて貰うとしようかな?……あのダー
ジリンさんが隊長に選ぶって言うのは、相当にオレンジペコさんを買ってる証拠だだろうからね。
楽しませて貰うよ、オレンジペコさん。








――――――








Side:オレンジペコ


大洗女子学園から練習試合の申し込みがあったので、其れは受託して練習試合は決まったのですが……私なんかがみほ様の相手を務める事が出
来るのか、些か不安ですね。
みほ様は、ダージリン様が『生涯唯一にして最大のライバル』と言ったほどの相手……正直、私で勝てるとは思えません。



「お~っほっほ!みほさんに勝とうだなんて、思い上がりも甚だしいですわよオレンジペコさん!みほさんに勝つ事が出来る戦車乗りなんて、最大限
 ぶっちゃけると存在してないですわ!
 まほさんがワンチャンっていうとこでしょうけど、最低でもまほさんレベルの実力が無ければみほさんに勝つのは不可能ですわよマジで!!」



ローズヒップ様、相変わらずアホ全開ですけれど、言ってる事は何となく分かります……みほさんに勝ちたいのならば、常識の殻を破れと言う事でしょ
うね。
ならば、其れを成すだけです――私と言う殻を破るのは、みほさん率いる大洗女子学園との練習試合の時になりそうですね……ですが、申し込まれ
た以上は受けるのが聖グロの流儀。
私の聖グロリアーナの力、見て貰いますよ……西住みほさん!!












 To Be Continued… 





キャラクター補足