Side:裕奈
十代のネオスペーシアンも全部見つかって、後は寮に戻れば万事OKだね!
十代、エドへのリベンジ戦――負けんなよ?
「おう!今度は勝って見せるぜ!!」
「そう来なくちゃ!」
さてと、レッド寮はもう直ぐ…
『ゆーな、何か面倒ごとっぽい。』
「は?どしたの朝倉?」
『何か妙な力場が……次元ホールかな?』
ユベルも?
つーか次元ホールって何!?
――ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
待てコラブラックホール!?
って、吸い込まれるって!逃げられないって!!十代!!
「お〜〜、何か凄い事になってるな?」
「少しは慌ててよ、このデュエル脳!!」
あ〜もうどうなる事やら!!
取り敢えず行ってきま〜〜す!!
って、誰に挨拶してんだろうね私は?
『決闘決闘寧ろ決闘!』
――ドンガラガッシャ〜〜ン!!
いって〜〜…何処に出た?
此処は…なんか室内?誰かの部屋?
「「…………」」
「あ。」
目の前に、若い男女が二人きり。
男の方が女性の肩を抱いてる所をみると…え〜と、お邪魔でした?
お邪魔でしたね……失礼しましt――ガキィ!!はいぃ!?
「待てコラ、テメェ等…俺と霧恵の激ラブタイムを邪魔するたぁ良い度胸じゃねぇか。
しかも空間ぶち破って登場とは恐れ入るぜ…取り敢えず名を名乗れや…」
痛い!痛いから!頭割れるから!
取り敢えずアイアンクローを外して貰えないっすかね!?
「落ち着きなさいよ遊哉…」
「俺は冷静だ!クールだ!ニュージェネ第1話の時くらいクールだ!!」
「嘘吐くな、そしてメタ発言すんな、取り敢えず放しなさい。」
「しゃーねぇな…」
うお〜〜…いてぇ…ったく頭悪くなったら如何してくれんのよ!?
十代は大丈夫?
「え?全然平気だぜ?」
「…アンタの身体強度ってどうなってる訳!?」
「いや、遊戯王の主人公たる者此れくらいの肉体強度は必須だ!!」
お兄さんソレ意味分らないから!
って、ソレより此処何処ッすか!?
次元ホールとか言う訳分らないのに吸い込まれて放り出されてぶっちゃけ意味分らないんですけど!!
「20XX年の南米ブラジルのコンドミニアムよ。
次元ホールって…また不思議なものに吸い込まれたわね?」
「神隠しの原因の1つだったか?まぁ、戻れる事も多いらしいけどな。」
マジで?てか未来に来るとは予想外だよ流石に。
あ、そのお取り込み中のところ失礼しました!
私、明石裕奈…デュエルアカデミアオシリスレッドの2年です。
「遊城十代、同じくレッドの2年だぜ!」
「デュエリストか!ま、ディスクつけてるから若しかしてとは思ったけどよ。
緋渡遊哉、見てのとおりデュエリストだ。」
「緋渡霧恵よ、宜しくね。」
どうも。
ん?同じ姓って事は2人は…
「おう、霧恵は俺の嫁だ。」
「やっぱし。」
それで…私等タイミング悪すぎだね。
ってどうかした、霧恵さん?
「いえ、貴女は兎も角…十代ってあの遊城十代よね?
デュエルアカデミア最強と言われたヒーロー使いの十代…」
「お?言われてみりゃそうだな?こりゃついてるぜ!まさか伝説のデュエリストと出会えるとはな。
取り敢えずサインくれ、え〜〜と…8枚ほど。」
「は?」
「待て遊哉、ソレやばいからね?色々問題だからね?」
「ち…残念。」
何だろうこの夫婦…メッチャ息があってんだけど。
ソレよりもさ、戻れる事も多いって言ってたけど、私等元の世界に戻れるのかな?
「戻れる!」
「即答!?」
して其の心は?
「お前等精霊持ちだろ?なら大丈夫だ。俺も以前に時間移動をやった事があるしな。
カードの精霊の力を最大限に使えば元の世界に戻る事は出来る!…と言う事でデュエルだ!」
「何で!?」
「精霊の力を最大に引き出すにはデュエルしかないだろうが!!
デュエル、デュエれば、デュエル時!大概の事はデュエルで解決出来る!!
時空間を越えたタッグデュエル、燃えるだろ!燃えるよなぁ!!」
「あぁ、ワクワクしてきたぜ!!」
「十代!?」
ったくこの国産デュエル脳!
まぁ、良いけどさ……私も遊哉さんと霧恵さんの実力は見てみたくなったしね!
このメンバーだとやっぱタッグデュエル?
「ソレが無難ね、室内じゃ狭いし外に出ましょうか?」
「確かに外の方が広いっすね。」
つー事で外に〜〜。
お〜〜、流石は南米広いねこりゃ!
家の前にこんだけの空き地が有ればデュエルもし放題ってか?
まぁ、アカデミア島も似たようなもんだけど。
「本音を言うならライディングデュエルと行きてぇところだが、ソレは無理っぽいからスタンディングデュエルだな。」
「「ライディングデュエル?」」
「Dホイールって言うデュエルディスクの発展型のバイクを使ってやる超高速のデュエルよ。
専用のフィールド魔法と、スピードスペルって言う特殊な魔法カードを使うのが特徴ね。」
へ〜〜、未来にはそんなのがあるんだ。
帰ったら店長に相談してDホイール検討して貰おうかな?
ま、先ずは戻らないとだからねデュエルだぜ!
ソレと十代、アンタ『アカデミア最強』らしいから確りね?
「へへ、そう呼ばれちゃ頑張るしかないぜ!!
遊哉さん、霧恵さん、未来のデュエルを見せてもらうぜ!」
「おう、こっちも伝説の力ってのを見せてもらうぜ!」
「それじゃあ始めましょうか…」
うっす!せ〜〜〜の…
「「「「デュエル!!」」」」
遊哉&霧恵:LP4000
裕奈&十代:LP4000
「先攻は俺から行くぜ!」
「うん、任せた十代!」
「おう!俺のターン!手札から魔法カード『エレメンタル・ドロー』を発動。
手札の『ウェイブマン』を捨てて2枚ドローし、ウェイブマンの効果でデッキから『融合』を手札に加える。
そして、『E・HERO エアーマン』を攻撃表示で召喚!」
E・HERO エアーマン:ATK1800
「エアーマンの効果でデッキから『フォレストマン』を手札に加え……『融合』発動!手札のオーシャンとフォレストマンを融合!
大地と海をその身に宿す奇跡の地球にE・HEROが降臨する!融合召喚、現れろ『E・HERO ジ・アース』!」
『行くぞ、十代。』
E・HERO ジ・アース:ATK2500
流石融合マスター、滅茶苦茶速いぜ!
って、如何したの遊哉さんに霧恵さん、不思議な顔して。
「いや、ジ・アース?フレイム・ウィングマンじゃなくて?
俺が知ってる遊城十代のフェイバリットモンスターはフレイム・ウィングマンだったんだが…」
「え?フレイム・ウィングはゆまのカードだぜ?」
…どゆこと?
「此れは…若しかしたら2人は私達の世界とは微妙に異なる『平行世界』のアカデミアから来たのかも知れないわね。
それなら私達の知る十代のデッキと、貴方のデッキが違うのも納得行くわ。」
「ま、ソレはソレで良いけどな。
平行世界の住人とのデュエルなんざ早々出来るもんじゃねぇからよ!」
確かに。
へへ、でも此れは私等もテンション上がるよね十代!
「おう!平行世界の未来で未来のデュエリストとのデュエルなんてワクワクするじゃないか!
全力で行くぜ!魔法カード『アース・コンタクト』!
ジ・アースが存在する時に、デッキか手札から『E・HERO ネオス』を特殊召喚する!
頼むぜ、俺の新たな仲間!『E・HERO ネオス』!!」
『オォォォ…ハァ!!』
E・HERO ネオス:ATK2500
ネオス…十代の新たな仲間の1人!
1ターンで上級2体なら結構良いね。
「カードを2枚伏せてターンエンド。」
「こっちは俺から行くぜ!俺のターン!!」
さてとちょっと悪者入ってる遊哉さんの実力は如何程かにゃ〜〜?
――――――
Side:遊哉
ったく、まさか平行世界の過去からとは恐れ入るぜ。
けどまぁやる以上は負けたくねぇし、全力出さなきゃ次元ホールとやらも開かねぇだろ。開かねぇ筈だ!
つー事で全力で飛ばす!!
相手フィールドにのみモンスターが存在するとき、手札の『シルバー・ドラグーン』は特殊召喚出来る!
シルバー・ドラグーン:ATK2000
「更に、俺の墓地にモンスターが存在しない時、『ガーディアン・エアトス』を特殊召喚出来る!」
『久しぶりの出番ですね。』
ガーディアン・エアトス:ATK2500
頼りにしてるぜ!
さぁらに!チューナーモンスター『慈愛の守護龍』を守備表示で特殊召喚!
コイツはエアトスが居る時に特殊召喚出来るモンスターだ!
慈愛の守護龍:DEF0
「マダマダ!俺のフィールドにドラゴンが特殊召喚されたとき、手札の『コイル・ドラグーン』を特殊召喚出来る!」
コイル・ドラグーン:DEF1500
「いぃ!?なに其の光速展開!いや、私も人の事言えねぇけどさ…」
光速展開は俺も得意なモンでな!
行くぜ、レベル8のガーディアン・エアトスに、レベル1の慈愛の守護龍をチューニング!
全ての命を守護する女神よ、その身の真なる力を今こそ解き放て!シンクロ召喚!舞い降りろ『守護女神−エアトス』!
『さて、頑張りましょう。』
守護女神−エアトス:ATK3000
「おぉスゲェ!シンクロ召喚か!!」
「シンクロは俺の十八番だからな。
けど此れで終りじゃねぇ、俺はまだこのターン通常召喚をしてねぇからな、チューナーの『ブロンズ・ドラグーン』を召喚!」
ブロンズ・ドラグーン:ATK1400
「レベル5のシルバー・ドラグーンに、レベル3のブロンズ・ドラグーンをチューニング!
燃え盛る紅蓮の双眸、そして灼熱の牙よ、全てを焼き払い此処に降臨せよ!シンクロ召喚!烈火の化神『炎龍皇−アグニ』!」
『うむ、中々楽しめそうな相手ではないか!炎が滾るわ!!』
炎龍皇−アグニ:ATK2900
おう、全力で行こうぜダチ公!
ブロンズ・ドラグーンを素材にした事でアグニの攻撃力は300ポイントアップする!
炎龍皇−アグニ:ATK2900→3200
「すげ…残り手札が1枚つっても此れだけ展開できりゃお釣りが来るんじゃね?」
ん?残り手札1枚?
確かにそうだが、実は全然大丈夫なんだな此れがよぉ!
何故かって?『天よりの宝札』が初期手札にあるからだ!!
「マジで!?引き良過ぎじゃね!?」
「主人公補正と言うやつだ!まぁ、コイツで全員手札が6枚になるわけだ!
でもって、手札の『クイン・ドラグーン』を墓地に送って、『ヘブンズ・ドラグーン』を特殊召喚!」
ヘブンズ・ドラグーン:ATK1900
「相変わらずねアンタも…」
「また展開…若しかしてまたシンクロか!?くぅ、楽しいぜ!!」
俺は何時も通りだぜ霧恵!
それと…ガンガン行こうぜ十代!
レベル4のヘブンズ・ドラグーンに、レベル4のコイル・ドラグーンをチューニング!
凍てつく氷の翼よ、絶対零度の力を纏いてこの地に降り立て!シンクロ召喚、氷河の化神『氷龍皇−ミヅチ』!
『私の出番か…!』
氷龍皇−ミヅチ:ATK2500
「い、1ターンで…」
「レベル8以上のシンクロが3体…!」
おうよ、コイツが超高速展開のデュエルだ!
バトル行くぜ!炎龍皇−アグニで、ジ・アースに攻撃!『インペリアル・ストライク・バスター』!!
「そうは行かないぜ!カウンタートラップ『攻撃の無力化』!此れで攻撃を無効にしてバトルを終了する!」
「なる…流石に簡単にはやらせてくれねぇか…カードを3枚セットしてターンエンド。」
さて、次は如何来る裕奈嬢ちゃん?
――――――
Side:裕奈
なんつー奴ですかこの人!
私もシンクロ得意だけど此処まで展開するか1ターン目から!?
展開力ははやてといい勝負じゃん…!
けど、私等だって負けないぜ!
「私のターン!…マジックカード『調律』発動!
デッキから『ジャンク・シンクロン』を手札に加えて、デッキトップを墓地に送る!」
よし、毎度の事だけどチューサポ行った!
此れで行けるぜ!
手札の『レベル・スティーラー』を墓地に送って、『ラミネート・シンクロン』を特殊召喚!
ラミネート・シンクロン:DEF0
「でもってジャンクロンを召喚して、効果でチューサポを墓地から呼ぶぜ!」
ジャンク・シンクロン:ATK1300
チューニング・サポーター:DEF100
「ジャンク・シンクロン…ソレに其のカード達は…まるで遊星ね。」
遊星?霧恵さん達のお仲間?
私みたいなカードを使うんだ……残念ちょっとデュエルしてみたかった。
まぁ、ソレは良いとして、ラミネートのレベルを1つ下げて、墓地から『レベル・スティーラー』を特殊召喚!
レベル・スティーラー:DEF0
「チューニング・サポーターとレベル・スティーラーに、ジャンク・シンクロンをチューニング!
集いし思いが、新たな勇気を呼び覚ます。光射す道となれ!シンクロ召喚、導け『ジャンク・ライブラリアン』!」
『頑張ります!』
ジャンク・ライブラリアン:ATK2100→2400
「シンクロ口上も遊星と似てるってか…なんつーかあれだが攻撃力上昇効果持ちか?」
YES!
本屋ちゃんが居る限り、私のシンクロは攻撃力が300アップするぜ!
序でにチューサポの効果で1ドローだぜ!
更に、十代のエアーマンに、レベル4になったラミネート・シンクロンをチューニング!
「疾風に思いが集う時、その思いは天に輝く星となる。光射す道となれ!シンクロ召喚、飛翔せよ『天星龍 スターダスト』!」
『クァァァァア!!』
天星龍 スターダスト:ATK2500→3100
「此れは…!!」
「スターダスト・ドラゴン…!いえ、良く似てるけど違うモンスター?…平行世界ゆえのことね。」
ん?スターダストはいるっぽい?
あ、若しかして遊星って人のエースだったり…
「「する。」」
やっぱし。
こんな事もあると面白いねマジで。
先ずは本屋ちゃんの効果で1ドロー。
ラミネートと本屋ちゃんの効果でスターダストの攻撃力は600アップだけど…押し切るには足りねー。
つー事で、マジックカード『パワー・オブザーバー』発動!
エンドフェイズまで私等のモンスターの攻撃力は1000ポイントアップするぜ!
天星龍 スターダスト:ATK3100→4100
ジャンク・ライブラリアン:ATK2400→3400
E・HERO ジ・アース:ATK2500→3500
E・HERO ネオス:ATK2500→3500
「此れで攻撃力はこっちが上!スターダストでアグニに攻撃!『シューティング・ストライク』!!」
「ところがギッチョン、早々やらせはしねぇンだな此れが!
トラップカード『覇竜の咆哮』!俺の場にドラゴンシンクロが存在するときバトルフェイズを強制終了する!」
マジで?
やってくれんじゃん…カードを1枚伏せてターンエンド
天星龍 スターダスト:ATK4100→3100
ジャンク・ライブラリアン:ATK3400→2400
E・HERO ジ・アース:ATK3500→2500
E・HERO ネオス:ATK3500→2500
次の霧恵さんのターンで決着が付く気がする…いや、何となくだけどね。
――――――
Side:霧恵
裕奈も十代も強いわね流石に。
特に裕奈…まさか遊星と同じデッキとは驚きだわ。
ソレにスターダストまで…ホント楽しませてくれるわね。
だったらアタシもソレに応えなきゃ。
アタシのターン!
「手札の星砕く魔導師を捨て『THE トリッキー』を特殊召喚!」
THE トリッキー:ATK2000
カードを1枚伏せ、このカードを破壊して墓地から『星砕く魔導師』を特殊召喚!
『私ですか?また物好きな…』
星砕く魔導師:ATK1400
更に破壊した『ダブル・トリック』の効果で1枚ドロー。
「レベル5のトリッキーに、レベル3の星砕く魔導師をチューニング!
聖なる魂を受け継ぎし水の魔導師よ、清き力を我が前に示せ。シンクロ召喚!不浄を流せ『聖水霊魔導師−エリア』!」
『此れは楽しそうだね♪』
聖水霊魔導師−エリア:ATK2500
えぇ、楽しもうエリア。
星砕く魔導師の効果で、デッキから『蒼雷の魔導戦士』を手札に加える。
遊哉の墓地の『クイン・ドラグーン』の効果発動!
デッキトップのカード2枚を墓地に送り、墓地のこのカードを特殊召喚するわ。
クイン・ドラグーン:DEF0
そして『蒼雷の魔導戦士』を通常召喚。
蒼雷の魔導戦士:ATK1300
「またチューナーが?でも2体ともチューナーだぜ?」
「だよね?意味なくね?」
そう思う?だけど此れがアタシの全力の布石!
砕け得ぬ我が魂、『ダイヤモンド・ソウル』!!
――轟!!
「「!?」」
「おぉ、来たか!スタンディングじゃ俺の最強戦術は使えないが、霧恵は問題ねぇもんな!」
「あるはず無いでしょ?
レベル8のエリアに、レベル1のクイン・ドラグーンと蒼雷の魔導戦士をダブルチューニング!!」
「「ダブルチューニング!?」」
行くわよ!
大いなる魔導と優しき心が今此処に交わる。砕け得ぬ魂よ、無限の力を我が前に示せ!シンクロ召喚、清き流れ『神水霊魔導師−エリア・ヘカーテ』!
『これぞ全力!!』
神水霊魔導師−エリア・ヘカーテ:ATK3200
蒼雷の効果でデッキから『闇総べる魔導王』を手札に加える。
そしてエリア・ヘカーテの攻撃力はアタシの墓地の魔法使いチューナー1体に付き700ポイントアップする!
神水霊魔導師−エリア・ヘカーテ:ATK3200→4600
更に『死者蘇生』を発動!
墓地のエリアを特殊召喚!
聖水霊魔導師−エリア:ATK2500
そして『融合』発動!
エリアとミヅチを融合するわ!
水と氷を其の身に宿し、龍と魔導の交わりを今此処に!融合召喚『氷魔導龍騎士−クリア』!!
『うん、全力で!!』
氷魔導龍騎士−クリア:ATK3200
「墓地のシンクロが増えたことで、エアトスの攻撃力もアップする。」
守護女神−エアトス:ATK3000→3400
「次いで永続トラップ『輪廻独断』!コイツで墓地のモンスターの種族を1種類に統一する!
俺が選ぶのは『魔法使い族』!!」
流石ね遊哉…此れで墓地のモンスターは全て魔法使い!
よって遊哉の墓地の3体のチューナーも魔法使いとなり、エリア・ヘカーテの攻撃力は更にアップする!
神水霊魔導師−エリア・ヘカーテ:ATK4600→6700
「攻撃力6700…!」
「スゲェ…スゲェよ2人とも!!」
満足してくれた?
このターンで決着を付けるわ!
バトル!エリア・ヘカーテでジャンク・ライブラリアンに攻撃!『激流のダイヤモンド・スプラッシュ』!!
「そうはさせないぜ!速攻魔法『エレメンタル・オーバードライブ』!
俺の場のE・HEROの攻撃力の合計値をのどかに上乗せするぜ!!」
『ありがとうございます、十代さん!』
ジャンク・ライブラリアン:ATK2400→7400
此処で!!
けど、こっちには天下無敵の攻撃力馬鹿が居るのよ?
「遊哉、お願い!」
「おうよ!!トラップカード『皇の決断〜力の増長〜』!
俺の場に龍皇が存在する場合、フィールド上のモンスター1体の攻撃力を倍にする!
アグニ、エリアの攻撃力を倍にしてやれ!!」
『うむ!其の力を増せ水の魔導師よ!』
『助かるよアグニさん♪』
神水霊魔導師−エリア・ヘカーテ:ATK6700→13400
「「攻撃力1万オーバー!?」」
「これでも大人しいほうよ?コイツは前に150万近い攻撃力たたき出してるから。」
「「嘘だぁ!?」」
ソレがホントなのよね…ビバ攻撃力馬鹿。
兎に角此れで終りよ!!
――バガァァァン!!!
え?なんで…
遊哉&霧恵:LP0
裕奈&十代:LP0
「あっぶね〜〜…こいつを発動したぜ!トラップカード『星屑の残響』!
私の場に『天星龍 スターダスト』が存在する場合に発動可能なカードだけどね。
このカードの効果でこのターン互いのモンスターは戦闘で破壊されず、私等が受ける戦闘ダメージは相手も受ける!」
「此処でそんなカードを…!」
やられたわね。
アタシをトリックで嵌めてくれるとは参ったわ。
けどまぁ引き分けとは言え良いデュエルだったわよね?
それにどうやら…
――ゴゴゴゴゴゴ…
「次元ホールってのも精霊達の力に呼応して開いたみたいだしね…って少し小さい?」
「ちゃんと開けコラ!!」
――ガスッ!…パカリ
「蹴りで広げた!?」
「おぉ、スッゲェ!!」
…常識は何処に?
まぁ遊哉ならアリね。
何かあっという間だったけど、戻っても元気でね、裕奈、十代!
「うっす!霧恵さんと遊哉さんもお幸せに!」
「機会があったらまたデュエルしようぜ!」
「おうよ、今度は引き分けじゃすまさねぇからな!」
「またね!」
――キュウ…バチン…!
行っちゃった。
ホントに短い時間だったけど楽しかったね。
「だな…時に霧恵。」
「ん?」
――ちゅ♪
「んな!?」
「さっきの続きな。」
ふ、不意打ちは無しじゃない?
マッタク…本当に――素敵な旦那様だわ///
――――――
Side:十代
――ドスン!
ってぇ〜〜…戻ってきたみたいだなぁ!?
――メキ!!
ぐえ!!ゆ、裕奈悪いけど退いてくれ…苦しい!
「ご、ゴメン十代!大丈夫!?」
「な、何とか…裕奈が軽くて助かったぜ…」
校長先生レベルだったらダメージハンパ無いかもな。
取り敢えず戻ってこれたけど…時間は如何だぁ?
「っとね…あ、問題ない。私等が消えてから1秒もたってねーわ。」
「なら問題なさそうだな。」
けど、平行世界の未来でのデュエル…1人1ターンだったけど楽しかったぜ!
く〜〜〜興奮が冷めないぜ!!
行こうぜ裕奈!
早く戻ってエドにリベンジだぜ!!
「だね!このテンションなら行けるっしょ!」
おう!
へへ、遊哉さんと霧恵さんに誓って再戦は絶対勝って見せる!
待ってろよ、エド!!!
Fin………To be GX78
登場カード補足
パワー・オブザーバー
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで1000ポイントアップする。
エレメンタル・オーバードライブ
通常魔法
自分フィールド上に「E・HERO」と名の付くモンスターが表側表示で存在する場合に自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで自分フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO」と名の付くモンスターの攻撃力の合計値分アップする。
覇竜の咆哮
通常罠
自分フィールド上にドラゴン族のシンクロモンスターが表側表示で存在する場合に発動できる。
相手モンスターの攻撃を無効にしバトルフェイズを終了する。
皇の決断〜力の増長〜
通常罠
自分フィールド上に「龍皇」と名の付くモンスターが表側表示で存在する時に発動できる。
自分フィールド上のモンスター1体を選択し、其のモンスターの攻撃力をエンドフェイズまで2倍にする。
星屑の残響
通常罠
自分フィールド上に「天星龍 スターダスト」が表側表示で存在する場合にのみ発動できる。
このターン互いのモンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは相手も受ける。
後書き座談会
吉良「難産でした!!」
遊哉「行き成りだなオイ。」
裕奈「まぁ結構なアレだよねぇ…どうやってクロスするかで悩んだってトコ?」
吉良「正に!遊哉達を飛ばすか十代達を飛ばすかで!
でも遊哉達飛ばすともっと面倒なことになるから十代達に!」
十代「楽しかったけどな♪」
霧恵「アタシ等も久々の出番だったしね。」
吉良「やっぱ自分で生んだオリキャラ動かすのは楽しいわ〜〜。
まぁ優劣つけられないんで今回は引き分けってことにしたけどね。」
裕奈「此れは本編と繋がりがあるんだよねぇ?」
吉良「一応な。ただ『こういうことがあった』レベルであんまり深くは触れない心算。」
遊哉「成程な。
まぁ、良いんじゃねぇか?俺達の連載は終ったわけだし。」
霧恵「ソレを言ったら元も子も無いから!」
吉良「あはは〜〜。ま、この辺にしとくか!llednarさん、リクありがとうございました!」
裕奈「んじゃ、またね〜〜〜♪」
座談会終了