何処かに有るとある小学校。(行き成り適当でスマン)
 此の小学校に1人の有名な先生が居る。

 クールながらも熱いハートを持ちルックスは最高で頭脳明晰。
 おまけに手先まで器用で授業は分りやすい。

 校内の女子と女性教師のハートをがっちり掴んでいる其の教師の名は不動遊星。
 其の遊星は…


 「リミットオーバー・アクセルシンクロォォォォ!!」

 本日、光の速さを超えてのご出勤であった…法廷速度は守ろうね…








 『4年3組不動先生』








 「新たな進化『シューティング・クェーサー・ドラゴン』!」
 「キョシャァァァァァ!」
 シューティング・クェーサー・ドラゴンATK4000



 自身の最強モンスターを従えてのご出勤、実に迫力がある。

 「…大丈夫かはやて?」

 「光の速さを超えるってドンだけやねん!今日のは流石にちと来たわ…」

 D・ホイールの後ろに乗せていたはやてに問い掛けるもはやてはグロッキー。
 まぁ幾ら何でも光の速さを超えたスピードに当てられれば当然だろう、寧ろ何も障害が出ずアクセルシンクロを体得した遊星の方が異常なのだと思いたい。

 「リミットオーバーのスピードにはまだ早かったか。」

 此の2人学校では教師と生徒と言う間柄だが、実は一緒に暮らしている。
 詳細は割愛するが、『遊星と暮らしている』と言うだけではやてを羨む存在が多いのは想像できると思う。

 「せめて『普通』のアクセル・シンクロにしてや。デルタやリミットオーバーには着いていけへん。」

 「すまない、時間がギリギリだったからと言ってやりすぎた。」

 「えぇよ。私が遅刻しないようにしてくれたんやもん。文句言ったら罰当たりや。ほな教室に行くわ、又後でな遊星。」

 「あぁ、又後でな。」

 軽くハイタッチを交わし、遊星は職員室へ、はやては自分の教室へ。
 今日も慌しい1日が幕を上げた!








 ――――――








 「今日は何時も以上に派手な出勤だな遊星。」

 「シグナムか。遅刻はしたくないからな。」

 話しかけてきたのは同僚のシグナムと、

 「光の速度を超えて何故平気なのか非常に聞きたいのだが…」

 これまた同僚のリインフォース。
 男子生徒から絶大な支持を受けている女性教師でも有る。
 まぁ彼女達の心は目の前の蟹男に捕らわれているのだが…

 「実はスターダストがヴィクティム・サンクチュアリでガードしてくれているんだ。」

 「そうなのか!?」
 「初耳だぞ!」

 「…冗談だ。」

 冗談でした。
 真顔で冗談を言うから有る意味では性質が悪い。

 「じょ、冗談か…」
 「だとすると何故平気なんだ?」

 「謎だな。」

 使ってる本人にも分らなかった。

 「まぁ気にしちゃ駄目よ2人とも。だって遊星君ですもの。不可能なんて無いわ。」

 話に入ってきたのはシャマル。
 柔らかい物腰が印象的な此の学園の保険医だ…当然彼女も遊星に魅かれている。

 「シャマルか、おはよう。」

 此処で炸裂『遊星スマイル』!
 職員室の女性教師は100%此の一撃で戦闘不能に陥った。

 「?どうかしたのか?」

 「遊星…お前少しは…いや言っても無駄だな…」

 「?」

 さて此処までくると大抵割ってはいる者が居る。

 「遊星!法廷速度くらい守れ、君は此の学園の名を地に落すつもりか!?」

 やってきたのはクロノ・ハラオウン、此の学園の教頭を務める男で何故か遊星を敵視している。

 「クロノか…はやてを遅刻させないためだ大目に見てくれ。」
 「其れで通じると思ってるのか君は!!」
 「融通が利かないな…そんな事だと妹に嫌われるぞ?」
 「はうあ!!」

 クロノ撃沈。
 何を隠そう彼の義妹フェイト・T・ハラオウンは遊星のクラスなのだ。
 そしてフェイトも遊星に好意を寄せている。
 もし此のことをフェイトが知ったら…

 「こ、今回は目を瞑る!」

 はい、遊星の勝ち。
 まぁ実質此の学校の女性全員を(無自覚ながら)味方につけている遊星に勝てるものなど居ないだろう。

 「そうか…それじゃあ俺はそろそろクラスに行く。皆今日も1日頑張ろう。」

 遊星の掛け声に女性教師は…いや、言うまでもないな…








 ――――――








 4年3組――此処が遊星の受け持っているクラスだ。
 其の教室内で…


 「良いな〜はやて。今日も遊星に送ってもらえて。」
 「羨ましいの。」

 言うのははやての親友であるなのはとフェイト。
 なのはも遊星好きな1人である。

 「いやいや…今日のは流石にきつかったで?なんで無事に教室におるのか自分でも謎や。」

 到着から30分近く経った今もはやては弱グロッキー。
 生身で成層圏まで上り詰める男に送ってもらうのも楽ではないらしい。

 「リミットオーバー・アクセル・シンクロだっけ?…なんで遊星は光の速さ超えて平気なんだろ?」
 「か、完璧超人に疑問を投げかけちゃいけないよフェイトちゃん。」

 なのはの言うこことは至極当然。
 何にせよ不動遊星と言う男、文系がちょっと苦手な事をのぞけば弱点なし。
 其の文系もはやてのおかげで大分出来るように成ってきた…遊星最強?

 さて雑談が続くところで…

 「おはよう。皆席についてくれ。」


 担任・遊星参上。
 因みに勤務時は白衣着用である。


 皆一斉に自分の席に戻る。

 「欠席者は…居ないな。具合の悪い者は居るか?」

 遊星の問いに答えるものはない。
 ようするに全員元気一杯。

 「全員元気か。良いことだ。それじゃあ…」


 出欠確認もソコソコに遊星の先生としての1日が始まった。








 ――――――








 さて、只今は午前の最後である4時間目。
 遊星の4−3はテストの真っ最中(本日の4時間目は理科)

 だが、此のテスト普通のテストではない。
 何を隠そう遊星が『勉強だけじゃ息が詰まる』と作ったデュエルモンスターズに関するテスト。

 その内容は…

 ・○○のイラストが使われているカードを全て答えよ。
 ・次のコンボで間違っているものは何か?
 ・此のターンで相手のライフを0にせよ(詰めデュエル)


 と言ったもの。
 普通ならテストは生徒に嫌われるモノだが、此のテストだけは別。
 遊び感覚で出来るのではやてやなのは、フェイトを筆頭に幅広い生徒から指示を受けている。

 で、皆がテストに励んでいる最中遊星はと言うと…


 「此の扉も随分ガタが来てるな…」

 教室の整備をしていた!


 ――はやてちゃん、遊星さん放っておいて良いの?

 ――言ったところで無駄やて。整備・修理は遊星の趣味みたいなもんやから…

 ――でも遊星が直したのって確かに壊れないよね…


 念話通信である。
 4時間目が終わる頃には扉は新品同様に整備されているだろう。
 今更なので気にするのをやめはやて達は目の前のテストに取り組んだ。

 まぁ、此の3人がトップ3の成績を収めることに成るんだけどね…








 ――――――








 昼休み――売店


 昼休みともなると学園全体が慌しくなる。
 給食ではなく弁当の此の学園には売店と食堂が(小学校なのに)有る

 其の食堂で…



 「今日のAランチを頼む。」

 「はいは〜い。飲み物は?」

 「ミルクでも貰おうか。」

 本日の昼食はAランチ。
 メニューはサンドイッチとサラダ、そしてポタージュスープ。
 飲み物はミルク…牛乳好きなのか?


 「待たせたな。」

 頼んだメニューをトレイに乗せやってきた席には、はやて、なのは、フェイト。
 そしてシグナム、シャマル、リインフォースとヴィータ。
 遊星に好意を寄せている女性陣の代表格が集まった。

 「はやてが食堂って珍しいよね?」
 「仕方ないやん。寝坊してまったんやもん。」
 「その結果が光の速度越えかよ…なんつーかすげぇな…」

 「だが、アレで終わりだとは思わない。俺には『オーバートップ・クリア・マインド』を超えた更なる境地が有る気がしてならない。」
 「…遊星、お前何処まで行くんだ?」

 何処まで行くんだろうねホントに!!

 「にしても遊星、また飲み物ミルクなん?」
 「あぁ好きだからな。」

 やっぱ好きだったんだ。

 「其れに栄養価も高い。理想的な飲み物だと思うんだが…」
 「否定はしないわ。」
 「日々の栄養価まで考えているとは流石は遊星。」

 君達…(汗)
 てか両手に花を超えてハーレムだな遊星よぉ!!

 「でもさ其れで足りるの遊星?」
 「少し少ねぇんじゃねぇか?」

 フェイトとヴィータから投げかけられた疑問。
 確かに此の量、成人男性の食事量としては少々物足りない感じがしなくも無い。

 「充分さ。それに午後の授業は何からだった?」

 「えっと…体育?…あ、そう言うことなの?」

 言われてなのはが真っ先に気付く。

 「そう言うことだ。余り満腹で動くのは身体に悪い。」

 正論だけどさ、生身で光速超える人間が言っても…

 「確かに其の通りだ。」

 説得力あるんだな、此のメンバーには!!

 「さぁ冷めない内に食べよう。」
 「そやね。」

 で、全員で声を合わせて…

 「「「「「「「「いただきます。」」」」」」」」

 今日も今日とて楽しい昼食ではあった。








 ――――――








 午後の授業1発目!
 5時間目は体育、場所は体育館!

 で、本日はバスケットボールなのだが…

 「「「「「きゃ〜不動先生〜♪」」」」」
 「「「「「うぉぉ凄ぇ!さすが遊星!!!」」」」」


 女生徒からの黄色い声援と男子生徒からの尊敬の声。
 其れを受けているのは勿論遊星なのだが…

 「はっ!」

 華麗にダンク決めてました…何してんだお前?

 「生徒からの要望だ。応えない訳には行かない!」

 際ですか…

 「此れで決めるで遊星!」
 「来いはやて!」

 掛け声一発、はやてより放たれた放物線のパス。
 其れを追いかけ…

 「アクセルシンクロォォォォ!!」

 …其の掛け声は如何よ!?
 ともあれ決まった見事なアリウープ!
 難易度Sの技を決めるとは、マジで限界無しだね…

 「さて、此れくらいで良いだろう?そろそろ始めようか?」

 でだ、此の体育の時間、これまた生徒からの要望なのだが遊星のモンスターとのバスケの試合となった。
 そして召喚されるのは…

 「来い、スピード・ウォリアー、エフェクト・ヴェーラー、ジャンク・ウォリアー、ライトニング・ウォリアー、ロード・ウォリアー!」

 全部人型だった所に常識を感じる。
 これがニートキングだったら『紅蓮の悪魔』とか召喚してることだろう。

 「さぁ試合開始だ!」

 こうして始まったデュエルモンスターズVS4年3組。
 結局勝てたのが魔法少女3人組が一緒になったチームのみだったのはまぁ想像通りだと思う…








 ――――――








 「シューティング・ブラスター・ソニック!!」
 「のわああぁぁ!!」
 クロノ:LP0


 放課後の職員室にて遊星の一撃がクロノに炸裂していた。

 「おい、仕事しろよ。」

 クロノを起き上がらせた遊星の手には大量の書類の束。
 此れ全部クロノが処理すべき書類である。
 何故にこれほどの書類があるのか?全てクロノ個人のせい。
 如何言う訳か勤務時間であるPM5:00を迎えると其の日の仕事を終わりにしてしまうのだクロノは。
 で、此の量。

 「勤務時間はおわりだろう!?」
 「アサルト・ソニック・バーン!」
 「どわぁぁぁ!!」
 クロノ:LP0


 「おい、仕事しろよ。」
 「だから勤務時間は…」
 「スターダスト・ミラージュ!!」(5回攻撃)
 「ぬわあぁぁぁ!」
 クロノ:LP0


 「おい、仕事しろよ。」

 例え上司であっても遊星は容赦ない。
 これ以上仕事を溜め込まれてはたまったものじゃないのだ。

 「そ、その辺にしておけ遊星!クロノのライフはもう0だ!」
 「だがコイツが仕事を残したまま定時で帰ったら残された教師は如何なる!?答えろ!答えてみろクロノォォォ!」

 答えるどころかお前の攻撃で消し炭寸前だぞクロノは…
 えらい事になってる職員室、其処に…


 「先生〜」
 「遊星〜!」

 青い髪の少女と赤い髪の少女来襲。
 2年生の『スバル・ナカジマ』と『ノーヴェ・ナカジマ』の双子姉妹。
 双子たら双子、似て無くても一卵性!

 「スバルとノーヴェか…如何した?」

 「スピード・ウォリアー出してください!」

 「スピード・ウォリアーを?」

 「今日こそぶち抜いてやんだ!」

 成程、ローラーブーツを操る者としての血が(幼いながらも)騒ぐのね…

 「構わないが…」

 ちらりと中年の男性教師に目を向ける。
 其れはゲンヤ・ナカジマ…スバルとノーヴェの父親で此の4年の学年主任。


 ――良いのか?

 ――かまわんよ。

 ――なら遠慮はしない。
 「来いスピード・ウォリアー!」
 「ヘァ!」
 スピード・ウォリアー:ATK900


 「あの2人とスピード勝負をしてやってくれ。」
 「…(コクリ)」

 召喚されたスピードウォリアーに2人とも大喜び。
 勢い良く飛び出そうとしたので…

 「…3人とも廊下は走るなよ?」

 「あ、は〜い。」
 「お、おう。」
 「コ〜ホ〜…」

 一応釘をさしておいた。

 「?クロノは如何した?」
 「今のやり取りの間に校長(リンディ)が連れてったぜ。」
 「そうか…自業自得だが、クロノよ…」


 ――合掌!×教員全員


 「さて、そろそろ帰るか。」
 「終わったの遊星君?」
 「テストの採点と明日のプリントは作り終わった。残りは家でやる。それに…「遊星〜終わったん〜?」…な?」
 「成程…」

 はやて乱入。
 遊星もどちらかと言えば定時+30分ほどで帰宅する…学校ですべきことは全て終わらせてな!
 で、大抵終わるまでははやてが待っている(図書館等で暇つぶししながら。)

 「そう言う訳だ。それと、俺が帰ってから何か壊れたら詳細をメモにして机の上に置いといてくれ。明日中に直す。
  それじゃあ、又明日な。」

 「「「「「「「「!!!!!!!!!!」」」」」」」」

 もう言うまい…去り際にやりやがったよ『遊星スマイル』
 此れに…

 「「諸君…」」

 あの、リインさん、シグナムさん?

 「「明日も頑張るぞ〜〜〜〜!!」」

 「「「「「「「おぉぉぉぉ!!!!!」」」」」」




 「皆若いな…」


 頑張れ学年主任(ゲンヤ)







 ――――――








 「…?何か有ったのか?」
 「気にせんでええと思うよ。先生達の絆が深まっただけやし。」
 「?」
 「其れよか急いでスーパー行かんと!」
 「あぁ、タイムセールに遅れるな。」

 恐ろしいほど所帯じみてるな此の2人。
 D・ホイールに乗り込み…

 「レベル6のターボウォリアーとレベル4のアームズエイドにレベル2のフォーミュラシンクロンをチューニング!」
 「!!ちょ、遊星待ってや、それは…!」

 あ〜…急がせちゃ駄目だって…ま、頑張れ…

 「集いし星が一つになるとき、新たな絆が未来を照らす。光指す道となれ!リミットオーバー・アクセル・シンクロォォォォ!!」
 「いやや〜〜〜!後で覚えとれよ作者〜〜!!」

 いや、タイムセールに間に合うんだろうから大目に見ろ。
 てか、何で俺なんだ?遊星じゃねO・SHI・O・KIされるのは…

 「遊星はえぇんやぁぁぁぁぁぁぁぁ…」(エコ〜)

 消えちゃった。
 山も無ければ落ちも無いが…まぁ概ね平和だね此の学校は。
 そして明日も頑張れ不動遊星…主に君を慕うもの達の為に!!








 お終い







 *おまけ


 「は、早い…」
 「も、もう1回勝負だスピード・ウォリアー!」
 「コ〜ホ〜…」

 「スバルもノーヴェもその辺にしたら?過労死しちゃうわよ?」

 「コ〜ホ〜」(大丈夫だ此れくらい。ボマー戦の比ではない。)

 …一部で過労死耐性を強化している者がいたことは誰も知らない…








 


 後書き座談会



 遊星「Sp−ファイナル・アタック!はやての攻撃力を2倍にする!」

 はやて「デアボリック・エミション!」

 吉良「トラップ発動!ミラー・フォース!」

 遊星「トラップ発動!スターライト・ロード!!」

 ミラフォ無効→星屑招来。

 吉良「ぐほあぁぁぁ!!」

 遊星&はやて「「良し!!」」

 吉良「つ、強い…流石当サイトのクロスに於ける主役とヒロイン…」

 はやて「騎士達やなのはちゃんとフェイトちゃんおらんだけ手加減したで。」

 吉良「ですよね。」

 遊星「時に今回…学校である必要はあったのか?」

 吉良「リクですから大いにありますよ!?てか何リクの根底崩すようなこと言ってんだお前は!!」

 遊星「いや…それにしても俺が教師とは…」

 吉良「適任じゃね?少なくとも俺はそう思う。」

 はやて「リインとシグナムのセリフが若干大目なんは?」

 吉良「俺が好きだからだ!!そしてクロスが1話しか出来てないのに此れをリクしたkou氏に感謝&脱帽!無茶振り乙!!」

 はやて「大丈夫なんやろか作者…」

 遊星「ダークシグナーになる日も近いかもしれない…」




 座談会終了


 PS.此れが限界だったスマン。