Side:はやて
「オーガドラグーンでソリッドロイドαに攻撃!『インフェルニティ・カオス・バースト』!」
「でもってこの瞬間にトラップ発動『シンクロ・ストライク』!」
ナイスや裕奈!
オーガ・ドラグーンのシンクロ召喚に使用したモンスターは3体!
攻撃力は1500ポイントアップや!
煉獄龍 オーガ・ドラグーン:ATK3500→5000
「攻撃力5000っすか!?」
「まさか、此れを狙っていたって言うの!?」
オーガ・ドラグーンも効果発動しとるから攻撃力は超弩級やで?
ほな、此れで終いや!
「うわぁぁぁ!!」
「きゃぁぁ!!」
翔&明日香:LP1700→0
「へっへ〜、私とはやてのタッグに敵は無いぜ!」
「今回は私等の勝ちやな♪」
遊戯王×リリカルなのは×ネギま 夜天と勇気と決闘者 GX43
『3人目はアマゾネス』
セブンスターズの襲撃に備えて、放課後は皆で集まってデュエルの腕を磨くのが最近の日課や。
ドナイなデュエルにも対応出来る様に、タッグやチームにバトルロイヤル…色々やってるなぁ。
翔君も鍵護る者やないけど参加してるから相当にレベルアップしとるわ。
其れこそ今のタッグデュエルでも明日香ちゃんに引け取らんレベルやったで?
「本当に驚いたわよ翔君?入学試験の時からは信じられないくらい。」
「確かに成長しているな翔。この分なら、お前とのデュエルを楽しめる日もそう遠くは無いかもしれないな。」
うんうん、明日香ちゃんもカイザーも絶賛や♪
「お兄さん…明日香さん…うん、僕もっと頑張るっす!」
その意気や♪
さて、準と三沢君のデュエルはと…
「光と闇の究極龍でウォーター・ドラゴンを攻撃!『シャインクロスダーク・ブラスター』!」
「ぐあぁぁぁ!!…く、流石に強いな万丈目…」
三沢:LP2000→0
「準の勝ちだね〜…つーかマジ強えぇ。」
「せやけど、三沢君も決して引けは取ってないで?」
「だよね〜。皆強いったらねーでしょ?な〜〜んかセブンスターズに負ける気しねーんだけど?」
其れは同感やな。
皆元々強いのに、毎日の放課後デュエルで更に強くなってるからなぁ。
「ま、早々負けはせぇへんやろ?デュエルに絶対は無いけど。」
「まぁ本より負ける心算は毛頭ねーからね♪矢でも鉄砲でも火炎放射器でも何でも来いってのよ。」
来るならガーンとってか?
なんにせよ満足に足りる相手に来て欲しいモンやで。
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・・・
で、数日後。
「…何や此れ?」
「アレじゃね?え〜とホラ、ローマにある円形闘技場…」
「『コロッセオ』か?」
「そうソレ。」
正にやな。
闇の気配感じて来てみれば、何時出来たのか『コロッセオ』!
先ず間違いなくセブンスターズの仕業やろうけど、何出現させてんねん!!
まぁ、校舎や寮がある場所に出てこんかっただけましか…
「で…どないする?」
「進むしかないだろう?と言うか十代が…」
「よ〜し!待ってろよセブンスターズ!!」
十代〜〜!!少しは考えて進まんかい、こないな怪しさ抜群の建物は〜〜!!
罠とか有ったらドナイすんねん!!
「…ユベルが何とかすっと思う。」
「裕奈……言われてみれば確かに…」
やったら大丈夫やな。
って言うても、私等が傍観てはいかへんやろ?…ほな突入しよか?
「確認するまでも無いだろう?」
「突入上等!突っ込むぜ〜〜!」
突撃や!
で、あっという間に闘技場内部。
罠は微塵も無かったな〜…おかげさんで楽やったけど。
「待っていたぞ、強きデュエリストたちよ。」
お、お出ましか?…ってちょお待てや。
何やねんその『色んな意味』で凄まじい体格は!
全身筋肉凄い事なってる上に、胸にはスイカ2つやと!?
鍛え上げられた大胸筋の上にスイカ付いてたら100cm越えは間違いない!
てか自分何処の女子プロレスラーやねん!!
そないに腹筋割れてたら怖くて仕方ないわ!!
鍛えるにしてもシグナムやアインスみたいに『女性らしい曲線』は残しとかなあかんやろ!!
おまけに良く見れば、顔に傷痕あっても美人さん!
ワイルド系イケメンならぬワイルド系美人さん!?
やったら、ワイルド系イケメンのザフィーラ出して対抗したろかこらぁぁ!!
「もちつけはやて。」
「はぁ、はぁ…アカン、余りのヴィジュアルインパクトに興奮してもうたわ……コホン…改めて、アンタはセブンスターズの刺客か?」
「…偉く強引かつ普通に戻したな…」
「はやてスゲェ♪」
此れ出来へんと大凡部隊運営なんて無理やで?
其れは兎も角として、多分間違いないやろうけど一応は確認しとかなアカンよね。
「如何にも。セブンスターズのタニヤだ。」
やっぱしそうか。
てことは、狙いは『七星門の鍵』やろ?
「う〜む…其れも目的ではあるのだが、一番の目的は別だな。」
「へ、そうなん?」
意外やな。
何やねん一番の目的て?
「婿。」
「「「「「「「「は?」」」」」」」」
「婿探しだ。」
はい〜〜〜!?
どう言う事〜?
「強い男こそが私の婿には相応しい!…其処の黄色い服の奴は特に私好みでもある。」
三沢君と来たか!中々の渋好みなんやな。
となると、このタニヤさんとデュエルするのは三沢君?
どないする?
「態々指名を受けたんなら断りはしないさ。良いだろう、このデュエル受けて立つぞ!」
「そう来なくては。…さて、私のデッキは2つある『知恵のデッキ』と『力のデッキ』…どちらと闘いたい?」
「勿論『知恵のデッキ』だ。」
まぁ、三沢君ならそうやろな。
私や裕奈、十代やったら『力のデッキ』選ぶやろうけどな。
「分った。」
「ならお前も選べ。俺には地、風、水、炎、闇、光の6つのデッキがある。どのデッキでお前の知恵のデッキと闘えば良い?」
「知恵は人が原初の闇に堕ちる事になった禁断の果実…闇のデッキで相手を願おうか。」
三沢君は闇のデッキか。
なんにせよ、頑張ってや三沢君!
さて、タニヤさんはどんなデッキ使うんやろ?
――――――
Side:裕奈
「「デュエル!!」」
三沢:LP4000
タニヤ:LP4000
つー事でデュエル開始〜。
そういや此れはアレか?もし三沢は負けたらタニヤの婿?
「あ〜〜〜…そうなるかもな。まぁええんやない?タニヤさん美人やし、命に別状あることにはならへんやろ?」
「だよね〜。」
あの顔色悪い吸血オバサンと違ってタニヤからは『デュエリストの魂』を感じるからね。
「そうだ、お前の名を聞いていなかったな?」
「そう言えばそうだな…失礼した。俺は三沢大地だ!」
「三沢大地……やだカッコイイ♪」
!?キャラが崩壊した!?如何したタニヤ?
「三沢っちとタニヤっちがデュエルして結ばれる……最高じゃない♪」
こ、こっちが素なの!?それともキャラなの!?
つーか、若しかしてガチで三沢が好み!?
「かもなぁ…こら勝っても負けても三沢君は覚悟決めた方がえぇわ…」
「うわぉ…」
あ〜〜…三沢も微妙に気圧されてるし――大丈夫か此れ?
「結果は天のみぞ知るだな。」
「やっぱし其れか…」
「く…そんな陽動には乗らないぞ!俺のターン!」
お、結構冷静?
いや、ギリギリかにゃ〜〜…
「『終末の騎士』を召喚!」
終末の騎士:ATK1400
「終末の騎士の効果発動。このカードの召喚に成功したときデッキから闇属性モンスター1体を墓地に送れる。
この効果で、デッキから『ダーク・ホルス・ドラゴン』を墓地に送る。
カードを2枚セットしてターンエンド。」
ダーク・ホルスって事は蘇生コンボかな?
リバース2枚のうち、1枚はリビデだねこりゃ。
さて、タニヤは如何来るか?
「私のターン。『アマゾネスの聖戦士』を召喚!」
アマゾネスの聖戦士:ATK1700
タニヤはアマゾネスデッキ…微妙に厄介だね?
アマゾネスは攻撃力低いけど効果とサポートが強いからね〜。
「アマゾネスの聖戦士は私のフィールド上のアマゾネス1体に付き攻撃力が100ポイントアップする。
聖戦士自身が『アマゾネス』であるため、攻撃力は100ポイントアップ。」
アマゾネスの聖戦士:ATK1700→1800
「バトル!アマゾネスの聖戦士で終末の騎士に攻撃!」
「トラップ発動!永続トラップ『リビングデッドの呼び声』!此れで墓地の『ダーク・ホルス・ドラゴン』を蘇生させる!」
ダーク・ホルス・ドラゴン:ATK3000
やっぱしリビデだったか。
此れで攻撃の巻き戻しが発生だけど…タニヤは如何来る?
「やん、そんな大型モンスターを簡単に出すなんて、胸がドキドキ♪」
ま〜たキャラ崩壊起こしてるし…
けど如何するんだろ?
「三沢っちが本気できてくれるなら応えないと〜♪速攻魔法『アマゾネス・クラッシュ』発動〜。
私の場に『アマゾネス』が存在する時、相手モンスター1体を破壊してその攻撃力分のダメージを与える〜♪
この効果でダーク・ホルスを破壊!」
「ぐぬ…!」
折角の上級モンスターが…つーかなんつーカード使うのよ…
アマゾネス限定でも反則級のカードでしょうに…
「やけど、何故か野放しにされると言うルールの不思議やな。」
「ほんと、意味分んねーよね…」
何を基準に禁止・制限を決めてるのやら…ま、其れは今は言ってもしょうがないか。
折角の上級モンスターはやられちゃった訳だけど…
三沢:LP4000→1000
「く…やるな。ならば俺もトラップ発動、『ダークスプラッシュ』!
俺の場の闇属性モンスターが戦闘以外で破壊されたとき、破壊されたモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!
ダーク・ホルスの攻撃力は3000!よってその半分、1500ポイントのダメージを受けてもらう!」
三沢もやるね!
此れならマダいける。
「あん…激しいなぁ三沢っちは♪」
タニヤ:LP4000→2500
あ〜…タニヤのキャラが分らなくなってきた…三沢〜大丈夫?
「う…あぁ、多分…」
の割りに顔赤くねーっすかね?
「う〜ん…タニヤさんの今の一手は中々に見事やったからなぁ?…若しかしたら三沢君もタニヤさんに…」
「戦術見て魅了されたって?マジですかい…」
ん〜〜けど、今のターン見ると如何にもタニヤは吹雪兄ちゃんに近い感じがするかな?
少なくとも吸血オバサンみたいな卑怯な一手を使うとは思えないんだよね〜。
今のキャラも、ガチで三沢に好意持ってるように見えるし…どうなるんだろ?
「私はカードを1枚伏せてターンエンド。」
つってもたった2ターンで三沢のライフは一気に1000ポイントまで減らされたからね〜。
下手すっと一撃でやられるかも……落ち着いていけよ、三沢…!
「俺のターン!…タニヤ、君は本物のデュエリストだな…カミューラのような邪悪さを感じない。
其れに…もしも俺に向けるその好意が本物ならば、光栄だ!俺も全力で応えよう――『ブラッド・ヴォルス』を召喚!」
ブラッド・ヴォルス:ATK1900
「更に手札の『ダーク・ネフティス』を捨て、『ダーク・グレファー』を特殊召喚!」
ダーク・グレファー:ATK1700
一気に大量展開…!
レベル4以下のモンスターだけつっても此れは…
「あぁ、全ての攻撃が通れば三沢の勝ちだ。」
「やっちまえ三沢!」
確かに通れば勝ちだけど……スッゲーやな予感がすんだけど…
「バトル!ブラッド・ヴォルスで、アマゾネスの聖戦士に攻撃!!」
「その燃える闘志…矢張り私の目に狂いは無かった!トラップ発動『アマゾネスの弩弓隊』!」
拙い!そのカードは!!
「私の場にアマゾネスが存在する時、相手モンスターを全て攻撃表示にし、その攻撃力を500ポイントダウンさせる。
そして相手モンスターは全て攻撃しなくてはならない!」
「なに!?」
ブラッド・ヴォルス:ATK1900→1400
ダーク・グレファー:ATK1700→1200
終末の騎士:ATK1400→900
三沢のモンスターは大きく弱体化して、攻撃を中断するカードもない…
「こんなことが…だが、俺の魂は届かせる!全てのモンスターで攻撃だぁぁ!!」
――ドガァァァン!!
まぁ、攻撃強要だからね〜…仕方ないか。
「せやなぁ…なんや、タニヤさんは相当な腕前見たいやね。」
「だね。合計3ターンで決着つけるとか、可也の実力者でしょ?」
デュエリストの魂感じたしね。
「く…見事だタニヤぁぁぁ!!」
三沢:LP1000→0
あ〜あ…やられちゃったか。
大丈夫か三沢?
「うぅぅん…」
…ダメっぽいねこりゃ。
「では約束どおり三沢は貰う。
…今日はもうデュエルはしないが、明日以降ならば何時でも相手になる――遠慮せずに挑んでくると良い。」
「言ってくれんじゃん…なら明日にでも挑ませてもらうぜ!」
「良い闘気だ…楽しみにしているぞ。…それではな!」
…あ、三沢拉致られちった…まぁ、危険は無いだろうから大丈夫…だよね?
「大丈夫やろ。あったとしても精々『大人の階段』上るくらいや。実害はな〜〜んもあらへん。」
「いや、其れは其れで問題だとは思うんだけどさ…」
「何れにせよ、アイツはもう居ない。明日にならなければデュエルの申し込みも出来ん…今は退くか。」
「準…」
だね。
下手に三沢を救出しようとしてタニヤのご機嫌損ねるのは悪手だろうしね〜…寮に戻りますか。
「え〜戻っちゃうのか?」
「十代、今日はもうアイツとデュエルすることは出来ん。ならば今は退くしかない…三沢の無事を信じてな。」
「カイザー……仕方ねぇ、そうするか。」
カイザー、流石だね。
まぁ、明日は幸い日曜日で授業ねーから速攻でデュエル申し込んでやるっての!
「お、裕奈が挑むか?」
「此処はやらせてもらうよ?絶対に勝つ!」
で、序でに三沢も返してもらう!
…まぁ、三沢が戻るかどうかは三沢本人の意思なんだけどね〜〜(汗)
To Be Continued… 
*登場カード補足
アマゾネス・クラッシュ
通常魔法
自分フィールド上に「アマゾネス」と名の付くモンスターが表側表示で存在する場合にのみ発動できる。
相手フィールド上のモンスター1体を選択して破壊し、相手のライフに破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える。
ダークスプラッシュ
カウンター罠
自分フィールド上に表側表示で存在する闇属性モンスターが相手のカード効果で破壊された時に発動できる。
相手に破壊されたモンスターの元々の攻撃力の半分の数値のダメージを与える。